そりゃメタルゾーンが順当だけどさ!(歓喜)
まさかのMT-2 Metal Zoneが技クラフト化されました。BD-2 BluesDriverが出た時点でなんとなくそんな予感はありましたが……
いい音も悪い音もわからず、そもそも音が潰れてることすら気づかない初心者ギタリストが、だんだんゲインを絞って洗練されていくように。
メタゾーもまた成長して一皮むけた。甥っこの成長を見守るおじさんのような気分です。
機能面・サウンド面ともに順当な技クラフト化。通常版MT-2本来の音をベースにしたスタンダードモードに加え、新サウンドのカスタムモードの搭載。
くわえてディスクリート回路化によるサウンドのハイファイ化。後述しますが、スタンダードモードも含めて全体的に音がよくなったと感じられます。
そしてメイドインジャパン。日本製です。
ディスクリートとは抵抗やコンデンサ、トランジスタなどが細かいパーツを小さなチップの中にまとめてある集積回路(IC)を使わず、ひとつひとつの回路を必要なパーツだけで構成した回路です。
ハイファイなサウンドに仕上がるメリットがある一方、本来ICひとつで済むところに複数のパーツが必要になるため設計や組み込みコストが高くなるデメリットもあります。
ベースモデル本来のサウンドをベースにしているスタンダードモードでも通常版のMT-2に比べ音が圧があり、倍音やひずみが全体的にリッチになっているように感じます。
さすがディスクリート。中音域が豊かなのかな。私のナローレンジ耳が低音域と高音域を認識できてないだけかもですけど、特に中音域に若干の特徴があるような。
とはいえ、ベース機であるMT-2とサウンドの方向性に大きな違いはありません。
ハイゲインに設定すれば意味でギターの個性を潰してくれるメタゾーサウンドから非メタルなディストーションサウンドまで幅広く使える「 これぞメタゾー 」感は変わらず。
スタンダードモードや通常版MT-2はどうしても音が潰れちゃう領域がありました。
BOSSのディストーションらしくコンプレッション感の強いサウンドで、特にゲインを上げるともこもこした潰れた感じがどうしても出てしまうんです。
MT-2Wのカスタムモードでは全体的にレンジが広がり、メタルゾーンの個性は活かしつつもよりいまどきのディストーションサウンドにも対応できるようになった感じ。
歪みはより深い低音まで対応し、ローダウンチューニングにも問題なく使えます。メタゾーが出たころに比べれば多弦ギターの弦も増えてるし、これは実用性の高いうれしいカスタマイズですね。
もともと、High / Mid / Lowの3バンドイコライザーと非メタルディストーションからメタルまでいける広いゲイン範囲を持ち音作りの幅がめちゃくちゃ広かったメタゾーのサウンドバリエーションがさらに倍に。
通常版のMT-2に増して一台持っとけばかなりいろいろな歪みサウンドに対応可能な優秀な歪みペダルに仕上がっています。
MT-2が技クラフトとしてセルフモディファイされたところに、もう後継機種としてのMT-3は出さない流れがみえているように思えます。
もしMT-3を出す気があるならMT-2廃番 → MT-3発売 → しばらくしてMT-2W発売って流れが順当ですから。
この流れならMT-3がコケてもカバーできるし、なんならMT-3をデジタルでディストーションで出すなど思い切ったこともできたはず。
実質MT-3ともいえるMT-2W(のカスタムモード)が登場した以上、MT-3の登場はかなり遠のいたと考えていいでしょう。
もし出すにしてもいまさらBOSSがアナログの新作ペダルを出すとは考えにくい。となるとデジタルになるかもですが、そうなるとML-2 Metal Coreのラインもありますし。
そういえばこの辺の事情、BD-2WとBD-3Wも一緒だなぁ。
そりゃあいいですよ。悪いワケないですよね。だってBOSS史上2番目に売れたディストーションペダルをBOSSが本気で手直ししたんですから。
(※1位はDS-1 Distortion)
メタルディストーションはBOSSが開祖みたいなものなのに、近年増えまくったメタルディストーションブームにイマイチ乗り切れていなかったBOSS。そのBOSSがようやく本気出した、って感じです。
ちょっと遅かった感はあるといえ、いまやメタルブームも落ち着いてメタルディストーションの需要は「 メタル 」よりも「 メタルサウンド 」に移りつつあると思うんですよね。
そこにメタルの名を冠しつつも広い音作りの幅を持つMT-2を技クラフト化で持ってくるとはさすがBOSSって感じ。
メタルそのもの道を往く方に単にメタルサウンドを欲するギタリストにも、選択肢のひとつとして強く推したい名メタルディストーションペダルです。
DC-2 DimensionCがまさかの技クラフトの仲間入り。
なんとなんとなんと、DC-2 ディメンションCが技クラフト化され、DC-2W DimensionCとして復刻されました。
DC-2はわれわれエフェクターフリークスやBOSSファンにとっては延髄もの。独特なコントロールパネルでなにかとネタにされがちなDC-2ですが、実際には個性的ながらもとても使い勝手もいいエフェクターなのです。
そんなエフェクターはBOSS自身の手によってモディファイされて復刻されるのだから、うれしくないわけがない。
DC-2も後継機種のDC-3も、BOSSらしくないことにディメンションCだのスペースDだのモデル名から効果がわかりにくいですね。
ひとことでいってしまえば「 揺れないコーラス 」です。揺れてる感はないのにコーラス特有のコーティング感と広がりのある不思議な感じ。
実はもともとDC-2自体がRolandにはラックエフェクターの名器、SDD-320をコンパクトエフェクター化したものです。
SDD-320はその不思議な心地よくもさわやかなサウンドからギターに限らずボーカルやベースなどいろいろな楽器で愛用され、数多くの名曲のレコーディングに使用されました。
技クラフトとしてBOSSによりセルフモディファイされたDC-2Wの最大の特徴は、ボタンの同時押しができるようになった点。
オリジナルのDC-2は4つあるボタンをそれぞれを押すだけのサウンドバリエーションで、出せる音は4種類だけでした。これに対し、本機DC-2Wはボタン2の同時押しに対応。全部で10通りのサウンドバリエーションに。
もともと同時押し機能はRolandもBOSSも想定していたものではなく、SDD-320のユーザーらが裏技として使い始めたものです。その後出たDC-2では使えなかったのですが、DC-2Wを出すにあたって正式な機能のひとつとして採用されました。
さらに、技クラフトシリーズのカスタムモードとしてSDD-320のサウンドを再現したSDD-320モードが搭載されています。
こちらもサウンドバリエーションが10通りあるので、全部で20種類のサウンドバリエーションがあることになります。
楽器や出したいサウンドに合わせていろいろな組み合わせをカチャカチャと試してみるといいでしょう。
しかも各ボタンにはオリジナルにはなかったインジゲーターがつき、現在のセッティング状況がわかるようになっています。
同時押しはSDD-320の再現としても、このインジゲーターで本気で使えるエフェクターとして仕上げるつもりと知れます。
率直なところDC-2Wの音とかサウンドについて深く語るのは野暮な感じがします。私のなかでディメンションCはエフェクターではなく、そういうガジェットって認識です。
スイッチをカチャカチャやるとあら不思議、音が変わるガジェット(決してネタ枠って意味ではなく)。
音自体はYouTubeなどでも聴けますが、やはり自分で弾いてみないとなんともいえない部分も大きいエフェクターです。
実際に弾いたときの心地よさはただ音を聴いただけではわからないぜひ店頭で試してみてください。
なんならもう買っちゃえ。試奏とかいらないから。絶対面白いからこのガジェット。
三代目Angry Charlie V3。
前回、BOSSが初の他社エフェクターとのコラボ・共同開発で生まれたJB-2 Angry Driverをご紹介しました。
(その時の記事は → JB-2 Angry Driver アングリードライバー。)
でもそもそもコラボ元であるJHSのAngry Charlieがどんなディストーションかイマイチピンとこない方も多いかと。
管理人も以前評判を聴いてちょっと弾いたことがある程度ですが、せっかくなので軽くご紹介します。
JHSはアメリカはカンザスでハンドメイドエフェクターメーカーです。
2007年頃にJHSブランドを立ち上げたったの10年で世界的な知名度を獲得し、JB-2でBOSSとのコラボまでこぎつけました。
(2007年といえばちょうど管理人がエフェクターの自作にはまっていた頃。欲しいものだけガーッと造ってやめちゃったけどすっごいジェラシー。)
ホントマジですっごい嫉妬もしてますけどそもそもそんなレベルじゃないのは自覚してるし素直に敬服してます。
今後もぜひエフェクター業界を盛り上げてくださるといちエフェクターフリークとしては非常にうれしいです。
Angry CharlesはJHS中でも主力ともいうべき歪みペダルで、バージョンアップを繰り返しすでにバージョン3としてV3モデルが現行品となっています(※2017年11月現在)。
サウンドキャラクターとしてはロックギタリストにとってはド定番のMarshall JCM800を意識した王道ハイゲインディストーション。
モデル名であるAngry Charlie(アングリー・チャーリー)のチャーリーはMarshallの創始者である通称ジム・マーシャルのミドルネーム、チャールズから来ています。
怒ったチャーリー。
「 JCM800の音はもっと怒りに満ちたような激しいサウンドであるべきだ! 」
だとか
「 違う違う、本当のJCM800のサウンドはこうだ!チャーリーは怒ってるぞ~! 」
とかいう意味が込められているのでしょうか。とりあえず、関係ないところでジョブズはの今のAppleに怒っていそうではありますけれど。
ちなみに、よくジム・マーシャルといいますが、彼の本名はジェイムズ・チャールズ・マーシャル。JCM45の頃からMarshallアンプで型番に使われているJCMはジェイムズ・チャールズ・マーシャルのイニシャルJCMからきています。
管理人が試走した時のアンプの特性も手伝ってかもですが本家JCM800よりも安定してよく歪んでくれたような印象。確かにMarshallっぽいリッチで中音域の粘りのあるディストーションでとても好印象でした。
管理人自身はMarshall Guv’nor(ガバナー)が大好きでMarshallサウンド系のディストーションはわざわざ使おうとも思いませんでしたが、これはなかなかのヒット。
Angry Charles V3ではTreble、Middle、Bassの3バンドイコライザーも搭載しかなり細かいコントロールも可能。なお、さすがのBOSSでも2台分のツマミを全部載せる無理があってか、JB-2では3バンドイコライザーまでは再現されていません。
唯一気になるのはちょっと高価な点でしょうか……
(現在の価格は下記の通り。)
BD-2 ブルースドライバーも収まった2 in 1のJB-2より高い。しかしこのクラスのハンドメイドエフェクターなら妥当な価格かなと。
しかしまさかBOSSマニア共和国でBOSS以外のエフェクターを紹介する日がこようとは。や、やるじゃないかJHC。
「 ビッグマフゥー!早く来てくれーっ! 」と叫ぶクリリンの気分。
ともかく、BOSSとビッグマフが大好きな管理人個人としては次はぜひともBigMuffもコラボして頂きたいところです。
]]>エフェクターメーカーJHSとのコラボで生まれたJB-2 Angry Driver
BOSS40周年を記念し、まさかの他社エフェクターとコラボしたBOSSコンパクトエフェクターが誕生しました。
主にMOD、カスタム系エフェクターを製作するJHS社の人気ディストーションペダル Angry Charlie とみんな大好き BOSS BD-2 Blues Driver が合体。
爆誕、JB-2 Angry Driver。
JB-2 Angry Driverのツマミ。
JHSのAngry Charlieに合わせて完全に新しい形のノブパーツまで採用した模様。
型番はJHSの頭文字JとBOSSのBを取ったのでしょう。モデル名はそれぞれからそのまんま Angry と Driver を取ってくっつけ。
(以下JB-2、Angry Charlie、ブルースドライバーと表記します。)
歪みペダルを二つ合わせていたSD-2。
本機JB-2、全体の構造はBOSSから以前出ていた SD-2 Dual OverDriveと非常に似ています。
どちらも2台分の歪みがそれぞれ独立したレベル、トーン、ゲインツマミを持ち、本体のスイッチorリモートペダルでどちらを使うか切り替え可能。
(ちなみに2連2軸ポットの上側がAngry Charlieで下側がブルースドライバー。)
SD-2からJB-2で更に進化しているのは、Angry Charlieもブルースドライバーも同時にオンにできる点。
スイッチ切り替えによって順番・つなぎ方とオン / オフの挙動もコントロール可能で、
ブルースドライバーをゲインブースターとして使ったりボリュ―ムブースターとして使ったりできるわけです。
そして、普通につないだだけではできない並列ミックスのサウンドも楽しめます。
もちろんAngry Charlie、ブルースドライバー単体としても使えるのでモード切替で5つのサウンドバリエーションを楽しめるわけです。
ちなみにリモートペダルで切り替える時のことを考慮し、選ばれているモードはLEDインジゲーターでわかるようになっています。
それぞれ筐体の色にあわせブルースドライバーの時は青、Angry Charlieの時は赤、両方のオンの時は紫に光ります。とてもわかりやすくていい機能。(この辺りもSD-2と同じ。)
Angry Charlieはマーシャル系のサウンドを意識した、かなり深いところまで歪んでくれるディストーションです。
そしてブルースドライバーもオーバードライブながらまたディストーションか、ってくらい深く歪んでくれます。
そんなこんなで全体的なゲインの高さと歪みの深さはなかなかのもの。
ですが、どちらも軽くかけても無理なく良い音で歪んでくれますし、5種類のサウンドバリエーションも相まって音作りの幅はかなり広い点が魅力。
サウンドキャラクター的にはどちらも中音域を重視した音で、吸いつくような粘り感のあるギターロックにピッタリな歪み。
管理人個人的なオススメな使い方はBOSS > JSHモードでアングリーチャールズをメインの歪みにし、ブルーストライバーをブースターとする王道ロック系ディストーションとして使うこと。
まさにマーシャルJCM800を鳴らしているような、非常に気持ちよく鳴ってくれます。
本機JB-2 アングリードライバー、価格は一般的なBOSSコン2台分くらいとちょい高いですけど、2台分入ってることと音作り幅の広さを考えれば気にならないでしょう。
ちなみにJB-2の現在の価格の目安はこんな感じ。
むしろJHSのAngry Charlieは2万円台と結構お高いんです。
そんなAngry Charlieにブルースドライバーまで入ってると考えれば、JB-2はかなり安い。
本家JHS Angry Charlieの現在の価格。
唯一残念なところでいえば、3バンドイコライザー付きであるオリジナルのAngry Charlie(Ver3)に対し、本機JB-2はイコライザーがTONEの1バンドのみである点。
ツマミの内1つはスイッチだし3つは2連2軸ポットだし、さすがのBOSSコンでもちょっと無理ですわ…
いやぁ、素晴らしいの一言ですね。普通に第一線でガシガシ使えるサウンドで実用性もあるし、汎用性も高い。
実のところ本機JB-2、他社のコラボとしてはFenderレジェンドシリーズに続き第二弾ながら、ガッツリ他社のエフェクターそのものとコラボするのはJB-2が初。
(更にいえばJで始まる型番もBOSSコン初。)
初めての歪みペダルを買うんでオーバードライブとディストーションとで迷ってる初心者な方から、マーシャル系の王道ロック系、ロキノン系ギタリストまで幅広く対応できる超優秀ペダルかと。
古くはオーバードライブっから近年ではループステーションまで新しいジャンルのエフェクターを世に送り出しているBOSSですが、さすがに新製品もある程度落ち着いた感はあります。
特にフランジャーとかフェイザーとか、現行品でもう十分過ぎる完成度なので入れ替える必要性も感じないし。そこにこういったコラボや技クラフトシリーズでマンネリ感を払拭する路線、とても好き。
次はぜひXtortion or PowerDriver + BigMuffのコラボで。
]]>オススメしきれないほど名機揃いのBOSSのオーバードライブ。
今回は独断と偏見と偏愛に満ちたBOSSコンパクトエフェクターのオーバードライブの選び方、オススメ機種を解説します。
最後にも語らせていただきますが、まず最初に一言だけ言っておきます。
オーバードライブが欲しいと思ってBOSSを検討した時点で。いや、BOSSのオーバードライブを検討した時点でアナタは全面的に正しい。
それくらい自信をもってオススメできます。どの機種もメインのオーバードライブとしてもブースターとしても超優秀なんです。
BOSS史上最長の記録を誇るロングセラーペダル SD-1 スーパーオーバードライブ。
SD-1 Super OverDrive(スーパーオーバードライブ)はBOSSコンパクトエフェクターの中でも最も長い販売期間を誇る超ロングセラーモデル。
型番こそSD-1ながら実質名機OD-1の直径後継機種です。実際、OD-2やOD-3よりもOD-1らしいサウンドと特徴を持っています。
スーパーなんて言いつつ別段そんなスーパーえげつない歪み方がするわけではありません。むしろ比較的と軽めのクランチ~普通のオーバードライブくらいの歪ませ方が向いています。
音自体はちょっと硬めで明るい感じで、どちらかといえば中音域が強くダークで深く歪ませやすいBD-2 Blues Driver(ブルースドライバー)とは対極的といえます。
クランチ程度の歪みのノリが非常によく、軽めのロックや歯切れの良いカッティングプレイなんかによく合うサウンドキャラクターです。
回路がシンプルでSD-1の味付け、キャラ付けが薄く、歪みも深すぎない分ブースターとしても使いやすい点もGOOD。
SD-1 スーパーオーバードライブ、管理人オススメ筆頭の一つです。
SD-1W 技クラフト スーパーオーバードライブのモード切替スイッチ。
実はSD-1には技クラフトシリーズとしてBOSSがセルフモディファイしたSD-1W Super OverDirve WAZA Craftもあります。
基本的なサウンドキャラクターは通常のSD-1と同じ。ですが、
などなど回路が高品位になり、サウンドバリエーション&機能面でもパワーアップ。
カスタムモードではより通常のSD-1と比較してより音圧がよく出て今風のオーバードライブサウンドに。
ちょっと高価なのが難点ではありますが、SD-1を検討中で予算に余裕のある方はSD-1Wもあわせて検討するといでしょう。
ブルースよりもロックによく使われるBD-2 ブルースドライバー。
ブルースドライバーはBOSSのオーバードライブの中でも唯一黄色系ではなく青色系である紺色の筐体を持つオーバードライブペダルです。
BD-2 Blues Driver(ブルースドライバー)なんて名前ですが、別にブルース専用ってわけではなくむしろロックでよく使われています。
(落ち着いた音なのでブルースにも全然使えますけど、BOSSのオーバードライブらしく汎用性は高い。)
特にBump of Chickenの藤原基央さんをはじめとした日本のロック勢に非常よく使われて大人気。もうこれはロキノンドライバーに改名した方がいいんじゃないかってくらいロキノン系ロックバンドギタリストの御用達です。
サウンドは全体的に中音域が強く落ち着いたトーンのオーバードライブ。
ある意味SD-1とは正反対のサウンドキャラクターです。比較的歪みやすく、ゲインを上げるとディストーションかってくらい深くまで歪む点が特徴です。
が、あまり歪ませすぎるとぶわぶわと音がぼやけるので注意が必要です。
ピッキングニュアンスも割と素直に出ますし、ゲインブースターとしてもボリュ―ムブースターとしてもなかなか優秀。管理人が最もオススメするBOSSオーバードライブペダルの一つです。
技クラフト版ブルースドライバー BD-2W。
SD-1Wだけなく、ブルースドライバーも技クラフト版のBD-2W BluesDriver WAZA Craftがあります。
SD-1Wの項を読み飛ばした方向けに解説しておくと、技クラフトシリーズとはBOSSが特定のモデルを自らモディファイ(改造)したモデル。
2017年8月現在6機種出ている技クラフトシリーズのうち2機種が本機ブルースドライバーとSD-1で占めており、BOSSがオーバードライブにいかに注力し、人気があるかうかがい知れます。
オペアンプ(集積回路)を使わずこまごまとしたパーツを使ったディスクリート回路で設計され、しかも一台一台職人さんが手ではんだ付けするハンドワイヤード。
通常版のブルースドライバーと比較して中身はより高品位な設計。
また、モード切替スイッチはついており、2つのオーバードライブサウンドを搭載しています。
カスタムモードは通常のBD-2と比較してより中音域に粘りのあるオーバードライブで、特にギターロックサウンドにオススメ。
スタンダードモードでは通常版のBD-2を準拠としたサウンド。
サウンドも音作りの幅の広さもまさに一線級。管理人オススメオーバードライブです。
ODシリーズの正当後継者にして王道オーバードライブ OD-3。
OD-3は世界初のオーバードライブペダルOD-1と同じOverDriveの名を持つ直系のオーバードライブペダルです。
ザ・オーバードライブたる全体的にバランスの取れたサウンドでクセが少なく扱いやすいので様々なジャンルのサウンドに対応させやすい>のが特徴。
サウンドキャラクターとしては暗めのブルースドライバーと明るめのSD-1に対し、間を縫ったような中庸バランス系。
あまりダークな感触はありませんが、歪みの深さなどはブルースドライバーに近いものがありリッチで豊かなオーバードライブが得られます。
設計時期が近くシンプルなOD-1やSD-1と、もう少し複雑な回路設計をしたブルースドライバーと本機OD-3とでキャラクターが分かれている感じ。
OD-3も歪みの領域が広いからとブルースドライバーと同じくあまりゲインを上げすぎるとボケボケの音になるので注意。王道的な分ちょっと個性が無すぎる面もあり、管理人個人的にはあまり好きではありません。
SD-1やブルースドライバーの方がオススメですが、逆にいえば王道のオーバードライブサウンドが欲しいといえば本機OD-3の方がいいでしょう。
世にも珍しい2 in 1歪み系ペダル。
OS-2 OverDrive / Distortionはオーバードライブとディストーションが一緒になった斬新な歪み系ペダルです。
ただ切り替えられるだけでなくオーバードライブとディストーションを任意の割合でミックスすることも可能。
このミックスはオーバードライブとディストーションの回路を並列につないでミックスしており、普通に2台の歪み系ペダルをつないだ時とはまた違う独特なサウンドに仕上がります。
サウンドとしてはオーバードライブもディストーションもミックスサウンドも、BOSSらしくまとまりがありクセの使いやすいサウンド。
どちらの歪みサウンドも同種の他のペダルと比較してもちょっと違うサウンドになっている点も特徴です。
「 初めての歪み系ペダルが欲しいけど、オーバードライブとディストーションどっちがいいんだろう 」なんて迷っている初心者の方に特にオススメです。
デジタル歪みペダルの新時代を開いたXシリーズオーバードライブOD-1X
OD-1XはBOSSのオーバードライブではちょっと珍しいデジタルオーバードライブペダルです。
これ本当にビックリするほど音がいいんです。デジタルなのに(失礼)。
少し前に出ていたDN-2 DynaDriveもデジタルオーバードライブで、「 最近のデジタルはもうアナログと区別つかないなぁ。 」なんて思っていたのですが…
OD-1Xは各社が追い求めていた「 デジタルっぽさをなくしてアナログに近づける 」なんて段階は軽々と飛び越えて、「 デジタルでしか出せないサウンド 」に仕上がっています。
キャラクターとしてはもうレコーディングされた音みたいな、まるでCDのギターサウンドをそのまま聴いてるようなサウンド。ザ・期待通りの王道ながら他のオーバードライブペダルとは一線を画しています。
BOSSコンパクトエフェクターの初期時代を彷彿とさせる銀ネジを使っていたり、パネルやツマミなど鏡面仕上げになっていて見た目もカッコいい。
(個人的にはこのフェイスはオーバードライブの黄色よりもディストーションのオレンジの方が似あってると思う。)
オーバードライブ 永遠の名機 OD-1 OverDrive。
ご存じOD-1 OverDriveは世界初のオーバードライブペダルの名機です。
BOSS初のオーバードライブエフェクターなんて触れこみが先行しがちですが、実は歪みジャンルとしてのオーバードライブの名はBOSS OD-1のモデル名から採られたもの。
新品はありませんが出回っている数はそれなりで、御茶ノ水などで中古を扱う楽器店を回ったりネットで探せば意外と普通に手に入ります。
(2017年数量限定発売のBOSSコン40周年セットで新品として再登場してたりするので絶対無理ってわけではないけれど。)
他と比較して粗削りながら、オーバードライブらしい暖かみのある歪みサウンドを持っています。
ただ、サウンドバリエーションはツマミがゲインとレベルの2つだけなのでちょっと狭いのが難点。さすがに最近のロックサウンドにはちょっとついていけない感が強いです。
ハイファイな歪みにはない雰囲気があるので古いギターロックやなんかを演奏する時にはオススメです。ツマミが少ない点も反対にいえば初心者でも扱いやすいメリットともいえるでしょう。
プレミアがついており、製造時期や使われているオペアンプICによっても価格がかなりバラつきます。(大体1万円後半~5万円程度が多い?)
が、サウンドキャラクター自体はそこまで極端には変わりません。実用性重視であれば安く手に入る個体を手に入れると良いでしょう。
繰り返します。BOSSのオーバードライブを検討している時点でアナタは全面的に正しい。
BOSSのディストーションはコンプレッション感があって初心者でもアラが出にくく、誰でもそれっぽい音が出せるので特徴があります。
が、反面ダイナミックさに欠ける面があり、全体的な強弱やメリハリがつけづらいのも事実。そんなディストーションと違い、BOSSのオーバードライブは一生ものとして使えます。
また比較的ピッキングニュアンスや強弱をつけやすい機種が多く、何よりオーバードライブとしてのサウンドが非常に優秀。そしてブースターとしてもかなり優秀。
ディストーションはBOSS以外でいいエフェクターを見つけると売られてしまう方も多いのですが、オーバードライブは取っておく方も多かったり。
BOSS以外のオーバードライブでいいペダルが見つかっても、結局BOSSのも一線級で使いたくなることがあるので手放せなくなるのです。ちなみに管理人の場合はそれがBOSSコンの中で起こってます。
ブルースドライバーもいいけどSD-1もスゴイいいなぁ。ああっ、でもたまにダイナドライブでしっぽりしたい……
といっても一度に出せるオーバードライブのサウンドは一つだけですからね。ベストな一台をぜひ見つけてください。
]]>BOSSコン ディストーションの特徴と選び方とオススメ。
コンパクトエフェクターのスタンダードとして君臨する我らがBOSS。
オーバードライブからピッチシフター、果てにはループステーションまでほぼすべてのエフェクターを網羅しており、現行、廃番品も含めてモデル数は数知れず。(知ってるけど)
特にディストーションペダルとオーバードライブは数が多く、歪み系のエフェクターを使った経験の浅い初心者のみなさんを悩ませていることでしょう。
今回はBOSSマニア共和国の管理人が私見による各ディストーションの特徴と偏見と偏愛に満ちた選び方、オススメを述べます。
さすがに新旧全機種挙げるとちょっとした数なので現行品か中古でもある程度手に入りやすいものを一部抜粋にて。
だれが言ったかペヤングディストーション。
誰が言ったかペヤング、それがDS-1 Distortionです。
安定感あるサウンド、この安さ。そしてどこでも売ってる安心感。まさしくペヤング。
DS-2が出るにあたって一度廃番になりました。原則的にBOSSは一度廃番になったモデルが復活することはないのですが、その後ロックバンドNIRVANAのカート・コバーンに使われたことから人気が沸騰。
多くのギタリストたちの声におされ、40年を誇るBOSSコンパクトエフェクターの歴史において唯一レギュラーラインで復活を果たした機種です。
(※2017年8月現在)
音としては全体的にバランスのとれたクセのないディストーションサウンド。
歪み感の深さは深すぎず浅すぎず、牛丼並盛って感じ。ダイナミックさには少々かけますが、程よいコンプレッション感があり安定感と、扱いやすさは抜群。
(BOSSの歪みは大人しいって評価はDS-1やDS-2のこのコンプレッションがかかったような演奏感とサウンドからきています。)
ピッキング、サウンドの強弱のバラつきをある程度揃えてくれてアラが目立たないので、まさに初心者にうってつけのディストーションといえるでしょう。
ごく軽い歪みからそれなりに深めのディストーションサウンドまでカバーできます。
他のBOSSコンと比べ価格が安い点もエレキギター初心者にうれしいポイントです。
音作りの幅はピカ一のターボモード付きディストーション DS-2。
DS-2 Turbo Distortionの特徴は軽めのディストーションと深めのディストーションの2サウンドを切り替えるられるターボスイッチ。
どちらのサウンドもDS-1やMD-2など他のディストーションペダルとはちょっと違うキャラクターです。
DS-1ばかりもてはやされますが、実はNIRVANAのカート・コバーンはDS-2も使ってたりします。(あとProcoのRATとかも)
DS-1を牛丼並盛とすると、
ポイントなのはモード2が牛丼大盛とか特盛じゃないところですね。
そこまですごく突き抜けているわけではないので、よりふっかーいディストーションが欲しい場合の選び方としてはMD-2かMT-2などメタル系に走った方がいいかなと。
サウンドキャラクター自体はDS-1と同じく、コンプ感があり音のバラつきが出にくいので、初心者でもアラの少ないいい音が出やすい点が特徴。
BOSS史上最強クラスのメガ盛りハイゲインディストーション。
MD-2 Mega Distortionは実はBOSSコンのディストーションペダル史上最もゲインが高いモデル。
(※2017年8月現在。デジタルディストーションは計測が難しいため除外。)
MT-2 Metal Zone 通称メタゾーよりもゲイン量自体は高く設計されています。ゲインを上げると牛丼メガ盛りって感じの歪み方になっていきます。
が、あくまでもハイゲインなディストーションなのでジャキッと切れ味のあるクールなメタルサウンドは出しにくいので注意。
ゲインツマミが二つある&2バンドイコライザーにより音作りの幅は広い。
メガ盛りのくせに、実は他のBOSSペダルに比べ価格はちょっと安め。ぶっちゃけ他の歪み系ペダルに比べればあまり人気はありません。
そこまで深い歪みだと最近はメタルサウンドの需要がほとんどで、BOSSでもMT-2 メタルゾーンなどメタル系ディストーションがあるし、メタル以外でダーティーな歪みが欲しい人はファズ使うし。
ゲイン量のインパクトの割には存在感の薄いディストーションペダルです。が、一定の需要はあるのか地味に売れ続けていて、なかなか廃番になったりはしない。
逆にいえば最近この方向性のディストーションはあまり出ていないので、MD-2の歪みが好みな方や他とは違った個性が欲しい方にはオススメです。
オーバードライブとディストーションが両方入ったOS-2。
一つで二度おいしい異色のオーバードライブ & ディストーションの2 in 1タイプ。
しかもオーバードライブとディストーションをただ切り替えるだけでなく、無段階でミックスさせることも可能で、なかなか斬新なサウンドが楽しめます。
牛丼でいえばあいもりカレーって感じ?(もはや牛丼ではないけれど)
そもそもオーバードライブとディストーションとで迷ってるって方にはコレ一択。実際、管理人が高校生で軽音部だったころ新入生ギタリストは結構こぞって買っていました。
カッチリ出したい音が決まってるロック少年はDS-1、ちょっと今後どういう曲やるかわかんないし、な子は本機OS-2。
ちなみにディストーションもオーバードライブもDS-1やSD-1など他のディストーション、オーバードライブとは似てはいながらもやはりちょっと違う味付けがなされています。
例によって、ディストーションはコンプ感があり初心者が雑に弾いてもそれなりのサウンドに聴こえる不思議。
全てサウンドを黒くメタル色に塗りつぶすMT-2 メタルゾーン。
MT-2 メタルゾーンはメタルサウンドを目指したアナログ設計のディストーションペダルです。モデル名そのまんま。
最近ではさすがに落ち着いてきていますが、発売されてから数年間は売れに売れまくったベストセラーモデル。
発売当時まだ珍しかったメタルディストーションの中でもかなりのヒット作で、メタルディストーションブームの火付け役。
サウンドキャラクターとしてはアナログながらかなーり深いところまで無理なく歪みます。
ゲインを上げるとどこかサウンドがぶわぶわと丸くなる他のディストーションペダルとは違い、ジャキっとした切れ味があるのが特徴。
アメリカ人がBBQでテキトーに焼いてソースぶっかけたようなとにかく濃ゆい歪みサウンドが魅力。
この辺りがメタル用として、あくまでもハイゲインディストーションであるMD-2とは一線を画しています。
ゲインを最大までに近づけていくにつれてあふれるほどのつゆだく感が出てくる特盛牛丼ってな感じ。
HIGH、MIDDLE、LOWの3バンドイコライザーを搭載し、更にMIDDLEはパライコで自分で中音域野中でどの辺りの周波数を調整するかを設定可能。
BOSSの歪みペダルの中でも最高レベルの音作りの幅広さを持っています。
ゲインを絞れば軽めの普通のディストーションとしても問題なく使えます。
ただ、発売が年とちょっとメタル系のディストーションとしてはちょっと古めなので、スラッシュメタルとかなんとか細分化されたメタルまでは対応が難しいかも。
最近よく聴くようなダークでクールなキレイ目のメタルにも悪くないのですが、ハードロックやハードロック派生のダーティーなメタルによく合うサウンドです。
弱点としては音が全部MT-2ナイズされる点。ギターの個性なんてなんのその、全てメタルゾーンの音に塗りつぶされます。
が、これはある意味強みでもあります。タルタルソースとかマヨネーズみたいなもんで、好きな人は本当に大好きになれるペダルなんです。
エレキギターを鳴らしたいんじゃない。ディストーションの音が欲しいんじゃない。メタルゾーンの音を出したいんだ。
濃い目のサウンドが好きな人買え。絶対。
ノイズレスなハイゲインメタルディストーション ML-2 メタルコア。
ML-2 Metal Core(メタルコア)はデジタル設計のメタルディストーションです。
デジタルなだけあって極小ノイズで超深い領域のディストーションまで出すことが可能。
深く深く静かな深海に沈み込んでいくようなただただクールで金属感のあるメタルサウンドを出すことができます。
メタルゾーンより後に発売されただけあって、より最近のメタルシーンに寄せたサウンド。
今どきのメタルのギターサウンドが出したい方にはメタルゾーンよりもML-2の方がオススメです。
ただ、メタルゾーンといいつつ普通のディストーションとしても使えるMT-2に対し、本機ML-2 メタルコアは本当にメタルのみに特化しているので、メタル以外では逆に使いづらい点が弱点でもあります。
基本はメタルだけど色々なジャンルにある程度合わせていきたい場合はメタルゾーンの方がオススメ。見た目といい中のチップといいXシリーズの前身とも言えるモデルの一種。
デジタルディストーションの概念が変えるDS-1X ディストーション。
DS-1X DistortionはXシリーズのデジタルディストーションペダルです。
鏡面パネルに鏡面のツマミのフェイスに銀ネジのルックスが非常にかっこいいですね。
アナログひいきの管理人が、初めてデジタルの歪みがアナログを超えた感じたデジタルディストーション。
デジタルなためお値段がちょっとお高めなのがネックですが、音は本当にいいです。
ノイズがどうとか歪みがどうとかじゃない。レコーディングされたCDで聴くディストーションの音がギターアンプから飛び出します。
デジタルの歪みといえばノイズはないし音も無難だけどなんだか奥に引っ込んだようなサウンドで、ダイナミックさにかけて強弱もつけづらい…なんてのが定説でしたが…
いまだに「 デジタルの歪みは音がうさんくさい 」なんて思ってる方、買えとは言いませんので一回試奏してみてください。
デジタルディストーションへの認識が変わりますよ。本当に。
真っ赤なラメ筐体がカッコいい、ダイナミックディストーション XT-2。
DS-1やDS-2など特にアナログペダルのBOSSディストーションってよくも悪くもコンプレッサーがかかったような感じがあります。
初心者にとってはアラが目立たないし使いやすいことこの上ないんですけど、演奏にメリハリをつけづらくダイナミックさに欠けてしまうデメリットが。
その辺の評判を気にして出したものと思われるのが、本機XT-2 エクストーションです。
コンプレッションがかった感じがほとんどなく、ピッキングの強弱がもろに出るダイナミックなディストーション。
MAXのゲイン量はかなり高く設定されており、軽いディストーションからかなり深いディストーションまで対応可能です。
BOSSコンのくせに扱いが難しい。とりあえずディストーションが欲しい初心者にはあまりオススメしません(ある意味練習にはなるけれど)。
反対に、DS-1に代表されるようなBOSSのディストーションの音には不満ってな方には本当にエクストーションがオススメ。
本当に全く違います。ただし下手くそなのがめっちゃバレるの注意。既に廃番になっているため新品はもう手に入りませんが、中古品がそれなりに出回っているので探せば手に入ります。
この中でどれか一個だけ使って演奏しろと言われたら、管理なら間違いなくXシリーズのDS-1Xを選びます。
歪みペダルに関してはアナログの方が好きではあるのですが、DS-1Xは別格です。
初めてDS-1Xの音を出した時には「 ついにデジタルがアナログを超えた瞬間 」を味わいました。
今まで「 デジタルはうさんくさい 」だのなんだの言ってましたけど、それって結局「 デジタルでアナログの歪みの音を再現しようとしている 」からだったんです。
が、DS-1Xはアナログの再現うんぬんは軽く飛び越えていきなり「 デジタルの歪み系でしか出せない音 」を聴かせてくれました。
これはもうすでにアナログディストーションでは届かない領域ですね。今でもアナログにはアナログの良さがあるとは思っています。しかし、デジタルの歪み系に偏見を持つのはやめにしました。
そんなわけで、現在管理人のBOSSコンディストーションのオススメNo.1はDS-1Xです。
もちろんみなさん色々好みもあるかとは思いますので、一度いろいろ試奏もしてみて決めてください。ご参考になれば幸いです。
]]>JC120 JazzChorus 通称ジャズコの音をよくする方法。
スタジオやライブハウスでは定番のRoland JC120 JazzChorus、通称ジャズコ。
「 マーシャル使いてぇ 」なんて思いながらも、もう一人のギタリストにとられてなんとなく使っている方も多いかと思います。
しかし実はジャズコにちょっとひと工夫するだけで音が劇的によくなる裏技があることを知らない方がほとんど。今回はジャズコの音を劇的によくする方法を解説します。
ちなみにこの裏技、VOX AC30 や Fender Twin Reverb など背面解放型、いわゆるオープンバックで背中部分があいているギターアンプ全般に使えます。
ジャズコの裏は開いている(実はコレJC20。)
音作りはエレキギターとエフェクター、アンプのツマミで調整すれば完了と思っている方が多くいらっしゃいます。
しかし実は「 アンプの配置や置き方 」によってもサウンドが大きく変わるのです。
特にジャズコのように後ろ側が開いている背面解放型(オープンバック)のアンプの場合は顕著。
(同じくオープンバックのVOX AC30やFender Twin Reberbも同様)
肝心のサウンドをよくする方法は、ジャズコを壁や硬めの板などの前におくこと。
実はオープンバックのアンプの裏側からは表から出ているのと同じサウンドが出ています。
この裏側から出ている音も壁や板にぶつけてやることで裏側から表へ音を回し、前面の聴衆へ集中砲火を浴びせる、ってなワケです。
これによって音が更にダイナミックで迫力のあるものになります。
オープンバックのギターアンプの後ろに壁か板が来るように配置
壁までの距離は大体30cm~1m程度が目安。反響する壁の素材や音を響かせたい距離などによっても異なるので好みの距離を探ってみましょう。
アンプの場所を固定されるライブハウスはともかく、スタジオだと大抵アンプにはキャスターがついていて配置を変えることが可能なはず。
壁に向ける角度は可能な限り壁と並行になるようにした方が均一に音が反響し、よりよいサウンドを得られるでしょう。
逆にジャズコやAC30などには壁から離して使っていると全体的に音の輪郭がぼやける&低音が弱まります。
反響するための壁や板などがなにもない状況で使うと全体的にサウンドがボヤけてしまう点がオープンバックギターアンプのデメリットなのです。
(ただし、そのお陰で空間的に広がりあるサウンドになっており、ぼやける=必ずしも悪い音とは限りません。)
オープンバックのギターアンプは裏から出た音が空間上で逆位相でサウンドが混ざったり、音の回折によって低音が減るなどの現象も起こります。
この辺の原理については姉妹サイトのなる楽器で詳しく解説していますので、詳しくお知りになりたい方は下記リンクよりどうぞ。
こんな風に書くと、なんだか背面解放型のアンプはデメリットの方が大きそう。
しかし、原理的にいえばこのデメリットはジャズコの裏に壁や板をおくことで打ち消され、むしろ音を増強してメリットとすることができます。
ジャズコやAC30、Twin Reverbといった背面解放型のギターアンプは適当に使うと音が悪くなるけれど、適切に使ってあげると音がぐっとよくなるアンプなのです。
「 ジャズコは低音が出ない 」「 音がボヤける 」など音が悪いとジャズコのサウンドに不満を持つ前に、配置をきちんと考えてみるべきではないかと思います。
そしてご存じの方も多いかと思いますが、実はBOSSがエフェクターを開発する時にメインに使っていたり。
つまりBOSSのエフェクターをより活かすためには JC120 ジャズコーラスを使うのが一番です。皆さまによきBOSSコンパクトエフェクターライフがあらんことを。
マンガン電池とアルカリ電池の違い。
エフェクターによく使われる006P型乾電池、通称9V電池にはマンガン電池とアルカリ電池の2種類があるのはみなさんご存じでしょう。
しかし、その二つにはどんな違いがあるのか、どんなエフェクターにどっちのマンガンとアルカリのどちらを使った方がいいのかは案外知らなかったり。
今回はマンガン電池とアルカリ電池の違いとメリット、デメリットについて解説します。
ちなみに、エフェクターに限らずアクティブ回路を搭載したアクティブベースやギター、バッテリー駆動のミニアンプ、モバイルアンプについてもある程度触れます。
ご参考になれば。
結論から言えば、
を使った方がいいでしょう。
詳しく解説していきます。
アルカリ電池の方が容量(電流量)に余裕があり、長持ちする特徴があります。
反面、マンガン電池は価格が安いメリットがある反面、アルカリ電池に比べ寿命が早いデメリットがあります。
「 じゃあ全部アルカリにすればいいじゃん 」と思うことでしょう。
それもある意味では正解です。が。
実はマンガン電池には「 少ない電流量で休み休み使うと電流量が少し回復する 」特徴があります。
その点を加味してもマンガン電池よりもアルカリ電池の方が長持ちすることがほとんどですが、値段を考えるとマンガン電池で十分なことが多いのです。
AMAZONだとこんな価格。
マンガン電池は1個100円前後で売られていますが、アルカリ電池は1個300円前後と約3倍。
じゃあアルカリ電池の方が3倍長持ちするか、といえばそういうわけでもありません。
なので、さして電池を消費しないアナログタイプのコンパクトエフェクターやアクティブギター・アクティブベースのプリアンプ用にはマンガン電池で十分なのです。
電池を取り換える頻度は若干増えるデメリットはありますが、経済面で考えたらアルカリを使うまでもありません。
もう一つ面白いのが、マンガン電池は使って容量が減ってくると徐々に電圧が落ちてくる特徴がある点。これは本来デメリットなのですが、電圧の変化によって音も変わります。
(良し悪しは別にして。)
特に歪み系のエフェクターの場合普段よりも歪みやすくなったり、常に一定の電圧を供給する電源アダプターとは違ったサウンドを出すことが可能です。
アルカリ電池も電圧が完全に一定ではありませんが、電圧降下はマンガンの方が顕著です。
アルカリ電池のメリットはなんといっても電圧が安定して長持ちな点。
なので、 消費電流の大きデジタル仕様のコンパクトエフェクター、マルチエフェクター、バッテリー駆動のモバイルアンプなどの機器にはアルカリ電池を使います。
別にマンガン電池でも動かないことはありませんが、電池が瞬殺過ぎて取り換えの頻度が高まり、イライラするだけかと思います。
また、アナログ系のエフェクターとは違いデジタル系の機器は一定の電圧以下になると作動しなくなります。
容量が減ってくると電圧が下がるマンガン電池に対し、アルカリ電池は長く9V電圧を保ってくれる特徴があり、デジタル機器向きといえます。
デジタルディレイなどの機器に安いマンガン電池を使うとライブ1回、レンタルスタジオでの練習、リハ1回、持たないなんてことも十分あり得ます。
なお、大型のミニアンプやマルチエフェクターにもなると角型の9V電池ではなく単3電池などを使う場合もあります。
単3電池や単4電池を使う場合も、アルカリ電池を選ぶとよいでしょう。
(実は単3や単4電池を6本直列につなげれば電圧は9Vになり、9V電池一つよりも電流量も増えるため長持ち)
(そのため、スペースがとれて消費電流の大きいマルチエフェクターやバッテリー駆動のモバイルアンプなんかだと角型9V電池ではなく単3電池を使うことも。豆知識)
実はマンガン電池よりもアルカリ電池の方が電池の液漏れを起こしやすい弱点があります。
これはマンガン電池のメリットでありアルカリ電池のデメリットでもあるといえます。なので、特にアルカリ電池は長いこと入れっぱなしにしない方が良いでしょう。
また、9V電池にも信頼性の問題がある点は憶えておいてほしいところ。
マンガン、アルカリに関わらず造りが雑だと液漏れを起こす危険があります。
管理人としては9V電池はデュラセルか国産のもの以外はなるべく使わないようにしています。
数十円~数百円をケチって大事なエフェクターをオシャカにしたくはないので……
数年レベルともう使わない、なんて時は電池自体を抜いておくかとよいでしょう。特にアルカリ電池は危険性が高いので注意。
(事故みたいなものなのでどんなに気をつけていても液漏れする時はしますけど)
もちろんアナログのエフェクターでも消費電流の大きいものもありますし一概には言えない面もあります。
その辺りは説明書などで消費電流量が何mA(ミリアンペア)かを確認するもよし、色々な電池を試してみるのもよいかと。
余談ですが、ビッグマフはビックリ全然電池を消費しません。
管理人が持ってるラムズヘッドのビッグマフ、電源アダプターのジャックがミニプラグなせいで一度も電源アダプターやパワーサプライは使ったことがありません。
しかし本当にびっくりするほど電池を取り換えたことがない。ネジがゴム足の裏にあるんだかゴム足ごと留めてるんだか足とは関係ないんだか忘れるくらいしてない。
いや、確か筐体開けるんじゃなくて電池ボックスが別にあるんだったかな?本気で電池交換してないから覚えてないレベル。
他にもBOSSのOD-1 OverDriveだとかSD-1 SUPER OverDriveだとか、回路のシンプルな歪み系のエフェクターはホント減らないですね。
同じオーバードライブでもBD-2 Blues Driverのように複雑な回路でガッツリ音作りする系はそれなりに消費電流量大きいんですけど。
話がそれましたが、もちろんエフェクターやプリアンプ、ミニアンプ、モバイルアンプの機種などによっても異なりますので、色々実際に試してみてください。
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9V電池、君の名は。
エフェクターやミニアンプなんかでよく使う9Vの四角い電池。
9ボルト電池なんて愛称で親しまれていますが、その正式名称を知る方は実は少ない。
その名も006P型乾電池。
……確かにコレは9ボルト電池って言いたくなりますね。
ちなみに9V電池(006P)にどのくらい電池のパワー(電流量)が残っているかを調べる簡単な方法があります。
特に電流計などの器具も必要ありません。健康な身ひとつあればOK。
9V電池の端子部分を舌でなめるだけでわかります。
当然ピリッと感電します。元気な電池だと結構痛かったりもします。
逆に、もう中身の少ない9V電池だとさほどピリッときません。
慣れてくるとピリッと具合で「 まだまだ使えるな 」「 この006Pはそろそろダメだな 」とわかるようになります。
正直ちょっと不衛生なのであまりオススメしません。
(管理人も数回やっただけでやめました。)
当然なめる前もですけど、なめた後はきちんと拭いておきましょう。唾液の水分で端子が錆びてしまいます。
電池は使い捨てだからまだいいにしても、エフェクター側の電池スナップが錆びると接触不良を起こしてしまいますので。
今回はなんともシンプルに終わってしまいました。が、ほかにも9Vの中でもアルカリ電池とマンガン電池の違いや使い分けについて解説しています!
下記関連記事よりどうぞー。
黒と金色がカッコイイBOSS40周年記念モデル DS-1 4A。
DS-1 Distortionの黒バージョン、ついにゲットしました!
当初北米限定で出ていたんですけどどうやら2017年内限定で日本でも販売してくれるとか。
箱にも40周年記念モデルの旨の記載が。
箱には型番はDS-1 4Aとなっていて、恐らく40th Anniversaryの略でしょう。
1977年に名機OD-1 OverDriveを含む信号機シリーズ3機種が出てから早40周年ってなわけです。
(BOSSを立ち上げた梯郁太郎氏の訃報に記念すべき40周年にして触れるとは、何の因果か)
特別カラーリングのブラックバージョン。
このブラックバージョン、実物で見るとカラーリングがホントにカッコイイ。
ただDS-1のオレンジ地に黒文字を反転させたのではなく、文字部分はもっと高級感のあるイメージのカラーリング。
ノブもBD-2 Blues Driverなどに使われる金色トップのノブが使われていて、ノブの金色とシルク印字の文字部分の色がよく合っています。
ファンには嬉しい銀ネジ仕様。
通常仕様となっている黒のサムスクリューネジではなく銀ネジ。40周年記念モデルらしく、初期の仕様である銀ネジを採用したのでしょう。
どうせならDS-1のハイフンも全角にしたらもっと感動が大きかったんですけど、さすがにそこまではサービスしてくれませんでした…
気になる音色は、結論からいえば通常版のDS-1と同じサウンドです。基本的に外観だけの違いだけで中身は同じ。
音自体は全体的にコンプレッションがかかったような歪みサウンドで、良くも悪くも扱いやすいサウンド。しかしその圧縮感のせいで少々強弱をつけづらい部分も大きい。
単純に実用性でいえば、同じBOSSのDS-1X Distortionの方がサウンドもハイファイで断然使い勝手もよく、管理人個人的にはオススメ。
DS-1、DS-1Xについて詳しくは以前記事にしていますので、詳しくはコチラより。
DS-1自体はどちらかといえば初心者向けのディストーションといえるかと思います。
価格は本家DS-1も本機DS-1 ブラックバージョンも相変わらず断然安いので、初心者の方の初めてのエフェクターにはもってこいかなと。
(ブラックバージョンは通常版より1000円ほど高いとはいえ、売価で6,500円程度)
せっかくのこのタイミングなので、DS-1の購入を考えていらっしゃる方は今の内にこのブラックバージョンを手に入れておくとよいと思います。
なお、本機DS-1 ブラックバージョンは2017年限定品。
どんなに長くても2017年いっぱいの販売でしょうし、しかも特に限定数やいつまでの販売と公表されていないので、いつ販売されなくなるか読めない状況です。
実用目的にせよコレクション目的にせよ、購入予定の方はお早めに食指を伸ばしておいたほうがいいでしょう。