国際経済オリンピック(IEO)は、2018年から始まった1年に1度開催される、高校生が経済学、ビジネス、金融の知識を競う国際大会。国際数学オリンピックなどと同じ国際科学オリンピックのひとつで、日本代表は認定NPO法人金融知力普及協会を日本代表派遣機関として5名の高校生が大会へ参加しています。
筆記試験のほかに団体戦のビジネスケースのプレゼンテーションも行われるのが特徴で、いずれの種目も英語で行われるため、経済学の知識のみならず、英語やプレゼンテーションスキルも求められる大会となっています。
今大会も経済学と金融リテラシーが問われる筆記試験(択一解答、小論文)、ビジネスケーススタディ(団体戦のプレゼンテーション)で競われました。
■IEO日本代表について
今年の日本代表は、認定NPO法人金融知力普及協会が主催する「全国高校生金融経済クイズ選手権 エコノミクス甲子園」やオンラインで行われた「国際経済オリンピック(IEO)特別選考」の試験の優秀者から日本代表選考合宿を経て選出され、世界大会で実力を発揮できるよう、毎週勉強会を開催するなどして準備を行ってきました。
■IEO2026中国・深圳大会の結果
7月19日に閉会式が行われ、日本代表5名のうち、増島楷さん(St.Mary’s International School 2年)が金メダルを獲得するなど、日本代表5名全員がメダル獲得をしました。日本代表の参加は4大会目で、日本代表全員のメダル獲得は去年のアゼルバイジャン・バクー大会に続き2回目、金メダルの獲得は日本代表初の快挙となりました。
増島 楷 (St.Mary’s International School 2年): 金メダル
袴田 康介 (ラ・サール高等学校 3年): 銀メダル
新藤 光一郎 (早稲田大学高等学院卒): 銅メダル
古賀 美怜 (AICJ高等学校 3年): 銅メダル
瀬戸 龍哉 (Milton Academy 1年): 銅メダル
国際経済オリンピック(IEO)では、国際数学オリンピックなどと同様に、上位12分の1に金メダル、次の上位12分の2に銀メダル、次の上位12分の3に銅メダルが授与されます。
さらに増島さんは、経済学の試験の成績上位10名にのみ送られる「Honorable mention(奨励賞)」も獲得しました。
]]>大会概要および結果
日本代表チームは、シンガポールに本部を置くNEXGEN EDUCATION HUBが主催した国際大会「Singapore Invitational Meet 2026」にオンラインで参戦いたしました。
今回は現地への渡航はせず、全編英語でのプレゼンテーションが求められる「ビジネスケース部門」のみの限定参加となりましたが、強豪がひしめく中で素晴らしい成果を上げています。
参加部門: ビジネスケース部門(Business Case Competition)
大会結果: 銅賞(Bronze Award)獲得
順位: 参加 8カ国・40チーム中 第8位
本番の「IEO 2026 深圳大会」に向けて
世界各国の優秀な学生が集う中、英語での高度なビジネス提案が評価され、40チーム中8位(銅賞)という堂々の結果を残したことは、日本代表選手たちにとって大きな自信となりました。
選手5名は、今回の経験と手応えを胸に、間もなく開幕する「国際経済オリンピック(IEO)2026 深圳大会」の本戦へと挑みます。世界の舞台で全力を尽くす日本代表チームへ、引き続き温かい応援をよろしくお願いいたします!
弊協会は、今後も金融・経済教育の普及、および未来を担う若き才能の育成と国際舞台への挑戦を支援してまいります。
]]>第20回エコノミクス甲子園全国大会は2月20日から22日にかけて開催いたしました。全国大会に出場したのは、850チーム1700人が参加し、各都道府県で行われた39の地方大会およびインターネット大会を制した40チームと、中国代表の1チームの計41チーム82名。大会の模様はYouTubeで生放送も行いました。
全国大会では駆け引きがある様々なルールによるクイズを行い、高校生たちは金融経済の知識で熱い戦いを繰り広げました。
開会あいさつは片山さつき財務大臣に務めていただき、第1問の出題も行っていただきました。
決勝ラウンド進出チームとその結果は下記のとおり。
| 順位 | 代表地方大会 | 地方大会主催金融機関 | 代表高校 |
| 優勝 | 神奈川 | 横浜銀行 | 浅野高等学校 |
| 準優勝 | 滋賀 | 関西みらい銀行 | 滋賀県立守山高等学校 |
| 第3位 | インターネット | 住信SBIネット銀行 | ラ・サール高等学校 |
| 第4位 | 香川 | 百十四銀行 | 香川県立高松高等学校 |
| 第5位 | 岐阜 | 十六銀行 | 岐阜県立岐阜高等学校 |
参加してくれた高校生の皆さんありがとうございました! また、ご後援・ご協力・ご協賛いただきました企業・団体の皆様のお力添えのお陰で今大会を無事に終了することができました。ありがとうございました。
今後ともエコノミクス甲子園をどうぞよろしくお願いいたします。
]]>
近年、若者のほとんどがSNSを利用しているために、SNSで「簡単に稼げる」「必ず儲かる」といった話騙されて、金銭や個人情報を取られてしまうという被害が相次いでいます。
詐欺の具体例や対策を学んで、騙されないためにはどのようにしたら良いのかを学んでいきましょう。まず、一番重要なのは、安易に個人情報やお金を送らないことです。
個人情報が犯罪者の手に渡ることで、「家に押し掛けるぞ」や「個人情報をばらまくぞ」といった脅しにつながります。
また、犯罪者に写真や動画を送ってしまうことも、身元を特定されたり、写真を公開すると脅されたりすることに繋がり、非常に危険です。
今のSNSでは、誰でも簡単に情報を発信できます。
それは良い面もありますが、「本当に正しい情報かどうか」を見分けるのが難しいという問題もあります。
フォロワーが多い人、有名そうな人が言っているからといって、その内容が正しいとは限りません。
名前や経歴がはっきりしないまま、「儲かる話」だけが広がっていくことも珍しくありません。
高校生や若い世代は、
と感じることがあります。
こうした自然な気持ちに対して、
「若いうちから始めれば勝てる」
「今やらないと損をする」
といった言葉で近づいてくるケースが多いのです。
見た目が本物そっくりな偽サイトに誘導して個人情報やクレジットカードの情報を盗んで悪用する詐欺です。

「即日高収入」などと謳い、前払いや身分証提出を要求します。
脅されて闇バイトに巻き込まれる危険もあります。
入手困難なチケットを売りますと言ってきた人に送金してもチケットが送られてこない。
公式販売以外は認められていないケースもありますし、どのような送金方法でもリスクが大きいです。
SNSで関係を築き、信頼後に大金を振り込ませる手口です。
恋愛感情を用いて「会いに行くから飛行機代を出して欲しい」などと言って送金させます。
様々なパターンがありますが、典型例は、「絶対に儲かる方法を○万円で教えます」と言って送金させるものや、「今○万円を私に投資してくれたら1か月後に20%増やしてお返しします」などのパターンです。
組織的な犯罪なことも多く、世界中で広く行われている詐欺です。
注意したいのは、
お金が増える、という話です。
現実の社会で、リスクも努力もなくお金が増える仕組みは、ほぼ存在しません。
こうした言葉が並ぶ場合は、まず疑って考えることが大切です。
SNSでは、
がよく使われます。
しかし、画像は簡単に作ったり、加工したりできます。
また、本当に稼げたとしても「一部の成功例」だけを見せている可能性もあります。
画像がある=本当とは限らない、という意識を持ちましょう。
よくある流れは次のようなものです。
情報商材、コミュニティ参加費、ツール代などの名目でお金を請求されることがあります。
一度払うと、さらにお金を求められるケースもあります。
中学生・高校生が金融や投資に詳しくないのは、当たり前のことです。
問題なのは、よく分からないまま判断してしまうことです。
分からないことを分からないままにしない。
これが、とても大切な考え方です。
お金の話は、
と感じて、ひとりで決めてしまいがちです。
しかし、だまされるケースの多くは「誰にも相談しなかった」ことが原因です。
少しでも不安を感じたら、信頼できる大人に相談しましょう。
まず考えてほしいのは、
という点です。
理由がはっきりしない場合、その話は注意が必要です。
安全な話かどうかを見分けるポイントは、
「なぜお金が増えるのか」を説明できるか
です。
説明があいまいだったり、「とにかくやってみて」と言われる場合は、慎重になりましょう。
と急がせるのは、冷静に考えさせないためです。
本当に良い話なら、考える時間を与えてくれるはずです。
金融リテラシーとは、
お金を増やす知識だけでなく、自分を守る知識でもあります。
正しい考え方を知っていれば、多くのトラブルは避けることができます。
お金の話は、
といった形で学ぶと、理解しやすくなります。
「一人で判断しない」「みんなで考える」ことが、金融トラブルを防ぐ大きな力になります。
SNS投資や副業でだまされるのは、能力が低いからではありません。
知らなかっただけ、という場合がほとんどです。
だからこそ、
この3つを大切にしてください。
金融リテラシーは、将来の選択肢を広げ、自分の人生を守る力になります。
認定NPO法人金融知力普及協会では、エコノミクス甲子園やリアビズといったプログラムを通じて、お金の知識を楽しく高め、体験できる機会を提供しています。
興味がある方はぜひ参加してみてください。
全国高校生金融経済クイズ選手権 エコノミクス甲子園
1月30日、静岡雙葉高等学校の1年生の4クラスの生徒に対し、金融教育の出張授業を実施いたしました。「モックトレーダー」は、金融知力普及協会が投資教育や金融教育のために開発したもので、タブレットを用いて仮想的に10種類の実在株式銘柄を10年分運用します。
各銘柄は、実際の過去の値動き通りに変動し、当時のニュースを参考に売買を行います。
静岡雙葉高等学校では3年前から実施しており今回で4回目となりました。
成人年齢が18歳になったことや、金融教育が高校の家庭科の指導要領に組み込まれるなど、高校生の内から金融に対して正しい知識が求められるようになっていることを踏まえ、金融教育の一環として実施されています。
参加者は高校1年生の4クラスで、3人~4人が1チームとなり、モニターに表示されるニュースや、株価の上下を参考に、投資を行いました。
分散投資など工夫をしたり、株価の変動で一喜一憂したりする姿が見られました。
運用成績がプラスのチームよりマイナスのチームが多く、かなり苦戦しているようでしたが、投資の難しさ、iDeCoやNISAなどの制度があることや、長期・分散・積立が重要であることを学びました。
・実際に投資を模擬体験することで世界や日本国内の経済状況やニュースなどを聞き、その上で株価がどう変動するのか予想することがどれだけ難しいのかがわかりました。また、日頃からニュースを見ているだけでも国内や他国がどういう状況になるのかがわかる情報にもなるんだなと思いました
・グループで投資を10年間プレイしましたが、想像以上に売り時買い時など難しいことを実感しました。実際は何が起こるか分からないので今回プレイしたものよりも難しいんだなと思いました。投資の買い時売り時を見定めるコツを知ってみたいです。
・全部ではないが複数の企業の株を値段が下がっている時に200から500株持ち、アナウンスされた事象を確認して大幅に下がるものは売ったり、買った時よりも高値でかつ過去最高額になったものは下がり始めた瞬間売ったところクラスで1番利益を得ることができました。トヨタ楽天や建設企業などは、どういう企業かわかっており特に見通しがつきました。株を買うタイミング、株を売るタイミング、どういうことをしている企業でどの事象だと影響を受けるかを知っていることが重要なのではないかとゲームを通して考えました。外国で起こったことも日本の企業に大きな影響を及ぼしていて、トランプ関税とニュースで騒がれている理由や大統領選挙、社長のチェンジなどの事象にも影響力があってもっと事象の影響力を知っておけば売るタイミングが分かりそうです。もっと株のことや投資のプロはどういうことをしているかなどを学びたいと思いました。
・金融教育授業を通して、お金を増やすためには会社についてのニュースや情報、タイミングがとても大切だと思いました。このことから普段の会社のニュースをしっかりと知っておき、把握しておくことがコツかと思います。他にも、自分は大学の進路として経済経営の学部が気になっており、実際に自分の体で体験することによって、自分の進路のヒントとなりました。成功した時の達成感や損した時の疑問がたくさん生まれてとても興味深かったです。
株は安い時に買って高い時に売ることで利益が出るが、必ずしも成功するわけではなく、よく考えてこの後のことをしっかり予測して売買した方がいいと学びました。
実際に投資を始める場合、どのくらいの知識が必要なのか気になりました。もっと損を減らすためにはどのやうなことについて気をつければ良いのかをもっと知りたいと思いました。
今回の授業でさらに興味が湧いたため、経済や企業の仕組み、投資の基本知識についても学びたいと思いました。今のうちから少しずつ知識をつけていき、少しでも自分の将来に活かせるようにしたいです。