ドイツの右翼勢力が強くなってきたと、新聞で読んだ。「民族」という言葉がよく使われるようになったとか。ボーデン湖畔に独りで住むバーバラ・ベルガーはどうしているかな。イスラエルのガザ地区から逃れてきた難民を保護するボランティアをやっている、と手紙をくれてから………もう久しい。私の3つ上のお姉さん「バーバラ 無事でありますように 」と祈ることしかできない。
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今日も雨。稽古場で、今月末セッションハウス35周記念フェスティバルで発表するミツタケ作品ドヴォルザーク作曲『新世界』の稽古。山田せつ子、アキラ、なおか、ミツタケの、世代の違う四人のダンサーたち。果たして「新世界」があるのだろうか?………雨風に揺れる杏の木を眺めていると、稽古を終えたアキラが母屋に戻ってきた。
雨が止んでいる……灰色の雲の下……歩くチャンスだ!………アキラに促され、久しぶりに外の空気に触れる。秋の虫の鳴き声が一斉に私を包む。車椅子を押して歩く私の重たいカラダは……重力から離れて………自然のなかに溶けていく………。
]]>BBCニュースで、チベットの土石流の映像を観る。悲惨な状況。谷川俊太郎の「思うだけ」と言う詩を思い出した。そう、思うだけしかできない………。
nax薬局のアリワさんが三週間分の薬を届けてくれる。いっぱいある。飲み忘れがないように、日付・朝・晩・寝る前ときちんと仕分けができている。ありがたい。
大津さんのマッサージの日。二時から二時半まで。カラダから力を抜いて(完全に脱力して)すべてお任せ状態で施療を受ける。
三時半に食事介助のヘルパーさんがきてくれる。お粥さん、鮭、トマトときゅうりの酢漬け、茄子の味噌煮、卵スープ、ブルーベリーとヨーグルト。歯のない私のために刻み食を作ってくれる。
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訪問看護医の佐藤先生の月一の診察を受ける。血圧、心臓、血流………すべて異常なし……何か困ったことはないですか?……佐藤先生の言葉はいつも温かい。
先生から右のお尻の筋肉の鍛え方を教えていただいた。早速今日から練習しよう。
困ったことは、有ります、けど、ありません………。
]]>[最新公演のご案内]
出演:
浅見裕子 笠井禮示 寺﨑礁 原仁美
笠井叡
ピアノ:島岡多恵子
日時:2026年11月25日(水)
19時開演/18時半開場
会場:たましんRISURUホール
JR中央線立川駅南口より徒歩10~12分
料金:前売4,500円 当日5,000円
予約:
予約フォームもしくはメールにて、お名前・枚数を明記の上お申込み下さい。
予約メール:
torajagger@gmail.com
制作:torajagger factory
主催:天使館
今回はミツタケ×なおか企画『三島由紀をを踊る』を金沢で公演する。昨年ポーランドのアウシュビッツ=ビルケナウで始まり、澁澤邸で、天使館で、金沢で………。ヒサコサンも車椅子で出演すると言う。私であって私でない私……自分であって自分でない自分。命とカラダのあいだを行ったり来たり揺れ動いている。
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無理もない。数年前、我が愛用のiPadは電車の中で盗難に遭い、ダメ元で小金井警察に盗難届を出しておいたら、数ヶ月後(その時はすっかり諦めて忘れていたのに)私のiPadが見つかった、と新宿警察から電話をもらって、びっくり。
ローマーパレルモーニューヨークーサンフランシスコーメキシコー………いつも私と一緒に旅をしてきた強者のiPad。崩壊寸前でも共にそろりそろりと一緒に、止まらないで………。
]]>拙著『畑の中の野うさぎの〜』の記述は、2021年8月31日で終わっている。一言「明日から九月、新しい月が始まる」と付け加えて。以降、今日まで日々の想いを書き続けてきた。思い切って読み返してみる。自分でも驚く量の文章が綴られている。体が壊れていくようすが透けて見える。これを活字にしようと、とんでもないことを思いついた。壊れつつある身体と頭のなかで次第にことばが消えていく私でも、果たして本を作るという困難な作業に耐えうるだろうか?自信は全く無い。でも、シアトル行きにも奇跡が起こったのだから、全てを「何か」に委ねてやってみよう、と思っている。
誰のためでも無い。明日また生きるために。
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今回の「Salish Sea Butoh Festival 」で、日本の「舞踏」の聖霊が、北米のシアトルのポートタウンゼントの街に降りたように感じた(恰も聖霊降臨祭で聖霊が人々に降り、人々が異言を話し出したと聖書にあるように)。シアトルにはシアトルの「舞踏」があり、ことばがあり………。このフェスティバルの主催者・イヴァンさんは35歳の青年。助成金に頼らず、仲間同士で支え合って毎年フェスティバルを続けているという。頼もしい!
フェスティバルの最終日、車椅子の私もみんなの輪に入って踊った(?)。
その晩、森の一本道を車で送ってくれたシルビアさんは15歳の男の子のシングルマザー。ふっとアメリカの男性社会で生きていく辛さを呟いた。自分の内面を肉体で表現できるButohは彼女にとっての唯一の自由な世界なのかもしれない。誰もが痛みを抱えて生きている。
インターネットで送られてくる熊本県の地震。一人でも無事でありますようにと祈りながら、9時間以上空を飛んで日本に戻った。
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緑の草地のあちこちに……黄色のタンポポが咲いて……そのむこうに灰色の海が悠々と広がり………太陽の光にチラチラ輝いているのが見える。夏の青空に真っ白な雲がふわふわと形を変えながら泳いでいく。時間がとまったように静かだ。
午後、車で一時間……森を抜けてポートタウンゼントの街にむかう。街のあちこちに「Salish Sea Butoh Festival 」の会場があり……世界各地から舞踏ワークショップを受けに人々が集う。夜は舞踏公演だ。どの公演も熱気に溢れ……ダンサーたちも観客も真剣そのもの。この渦巻くエネルギーはどこから生まれてくるのだろうか?(このつづきは明日)
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