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「御社、AI活用が進んでますよね」
最近、そう言っていただくことが増えました。
ありがたい話です。
ありがたいんですが、正直に打ち明けると、毎回ちょっとだけ申し訳ない気持ちでいます。
インクデザインがやったことって、実はラッキーパンチだったりします。
AI導入というと
専用システムを組んで、開発費をかけて、プロジェクトを立ち上げて・・・・
もしくは
社長が「◯万行書いた!」などとXでドヤるように、バイブコーディングで手軽に実装。
というイメージがあるかもしれません。
でも、インクデザインがやったのは実は一つだけ!
もともとNotionに貯めていた会社の情報に、Notion AIを「乗せた」。
それだけで特別なことは何もやっていないです。
それだけでも、インクデザインのAI環境は大きく前進しました。
この記事では、40人規模のデザイン・コンサルティング会社が、特別な開発をせず、どうやって「AIを日々の業務に溶け込ませた」のか?
実際の使い方とあわせて書いてみます。
まず、インクデザインについて、どんな会社かをザックリと。
一言でいうと「IR領域に特化したデザイン・コンサルティングファーム」。

つまり、「一人ひとりの創造性と生産性を両立すること」が求められるという・・・
真のクリエイティブ組織です!
だからこそ、創造性を失わないように仕組み化して、情報とオペレーションの土台をどう整えるかが、経営の肝でした。
インクデザインは全員テレワーク。
この案件の説明とクライアントの説明お願いします。
今、ちょっとバタバタしていてちょっと待ってて・・・・
このように、「情報が人の頭やローカルPCの中だけにある」状態では業務が回りませんでした。
そこで数年かけて、「会社の情報をとにかくNotionに集約」してきました。

そんな現在のNotionは、ざっくり次の5つのデータベースが軸になっています。
さらに、これらに紐づく形で予実管理(年間目標)DBや工数管理DBがあり、
「案件 × 人 × 時間 × お金」がひとつながりになっています。
これらの仕組みを社内のリソースだけで作れたのはNotionだからこそですね。
ここで大事なポイント、
「AIのために情報を貯め始めたわけではない」ということ。
テレワークで仕事を回すために自然と貯めてきた情報が、たまたまAI時代になって、そのままAIの「資産」になった・・・というなんともラッキーな状況だと思っています。
そしてNotion AIを導入したら世界が変わった・・・
経営者としてNotion AIを導入して一番大きかったのは、
バラバラだった経営情報がNotion上でひとつに可視化され、しかもAIでそのまま扱えるようになったこと。
売上・粗利・案件の進捗・メンバーの稼働・工数・・・
こうした数字はどの会社にもあります。
でも・・・特に中小企業では、Excelや各人の頭の中に散らばっていて、
その情報を「集めて・整えて・見比べる」だけで膨大な労力が必要になり、そのために1人採用するか??なんて状況も。
また、重要な経営情報を見られるようになるのにもタイムラグが生まれ、
それが、そのまま経営判断のボトルネックになっていたわけです。

そこにAIが乗ったことで、
経営者にとって、このメリットはプライスレスですね!
これから、もうちょっと具体的にどう使っているかを紹介します。
案件DBには、売上・粗利・売上日・見込みといった数字が入っています。これを予実管理DBと紐づけているので、
といった問いに、Excelに書き出さなくても、その場でAIが答えてくれるようになりました。
予算と達成度は、ダッシュボード的に全員が見られるようにしています。
「統合報告書案件を期ごとに集計して、1案件あたりの稼働メンバー数や売上を分析する」
これまで手作業で丸一日かかっていた集計も、AIに投げればざっくりの解析が出てきます。
数字を作る時間ではなく、「数字から“次の一手”を考える時間」に使えるようになったのが大きいですね。

インクデザインでは毎日の業務日報を「日報型の工数管理」としてNotionに移行しました。仕組みはとてもアナログで、
ざっくり、これだけ。
するとNotion AIが工数管理を自動で行ってくれるので面倒な表計算の入力や集計がいりません。
この工数データが案件DBと紐づくことで、
この2つが同時に見えるのは、地味ですが経営的にはものすごく便利!!
「この案件、実は赤字ギリギリだったんだ」「来週このチームは受けられそうだ」
このような判断が、野生の勘ではなくデータでできる。
しかもこの「チームの余力」は、毎朝の朝礼でNotionの「稼働状況ページ」を見ながら確認しています。
「実際どうなの?」
「なにか課題は?」
など、データや数字では測れないことを確認するのは、テレワークにおいては重要です。

この稼働状況ページを開けば、案件のタイムライン、班ごとの稼働、個人の休み、未アサインの新規案件までが一覧できる。
「誰がヘルプを出せて、誰が助けられるか」を毎朝ここで見ます。
かつてはチャットの報告をExcelに毎回コピペして管理していたことを思うと、隔世の感がありますね。
社内ライブラリには、社内ルール・制作マニュアル・お客様ごとの対応メモ・過去の議事録がどんどん貯まっています。
これまでの課題は、「ナレッジは“ある”けど、探すのが大変」でした。せっかくのマニュアルも、存在を知らないメンバーが多かった。
そこにAIが入ると、「探す」から「聞く」へ変わったのは革命的だと思いました。
こうした“今さら聞きづらいこと”も、AIに聞けば貯めたナレッジから答えが返ってくる。
新入社員のオンボーディングが、これだけで一気に楽になりました。

そして、いままさにこの記事がそうです(笑)
Notionには、朝礼メモ・議事録・社内MTGの記録・改善の試行錯誤まで、日々の細かいエピソードがログとして残っています。
普通こういう記録は「書いたきり」で終わりがちですが、AIはこれらを横断的に拾ってくれる。
と頼むと、点在していた事実を1本のストーリーに編んでくれます。
“書く”ためのネタ集めと構成が、ほぼ自動になる。発信のハードルが劇的に下がりました。
リアルな独自エピソードを交えられるからAIライティングでも独自性は保たれますね!

ここからは「すでにやっている/やり始めている/これからやりたい」が入り混じったリスト。
会社のシステムは私一人が全部把握しているわけではなく、メンバーがどんどん新しい使い方を見つけてくれています。

【営業・経営で効くもの】
【進行管理で効くもの】
【ナレッジで効くもの】
可能性は無限大ですね!
ここまで読むと、「AIさえ入れれば全部解決」に見えるかもしれません。
そんなわけはない。実際にぶつかった壁も、隠さず書いておきます。
それでも、「情報をNotionに貯める」という文化さえ根づいていれば、AIは後からいくらでも効いてくる。これが一番の学びでした。
世の中的に、最近は、AIと対話しながらコードを書く“バイブコーディング”で、自分たちの業務にぴったり合った独自システムを作ることも増えてきました。
用途によっては、既存のSaaSを一つ“卒業”することも起こります。
それでも、インクデザインでは、会社の情報の“基幹システム”としてNotionを使い続けているのには、はっきりした理由があります。
つまり、独自開発とNotionは対立ではなく役割分担!
尖った処理は自作ツールに任せ、情報の一元管理と全社の土台はNotionが担う。
この組み合わせが、今のところ一番しっくりきています。
さて、まとめの前に、一番大事な思想の話をさせてください。
ここまで読むと、「売上も稼働も工数も全部見える化=ガチガチに管理される会社」に見えるかもしれません。
でも、私たちが目指しているのは、むしろその逆です。
インクデザインはデザイン集団です。
良いアウトプットは、ぎちぎちに管理・監視された環境からは生まれません。
だからこのシステムは、「意図的な“余白”」を残し、ある種のファジーさを許容・内包するように設計しています。
根っこにあるのは、「心理的な安心・安全を前提にする」という考え方。
可視化は監視のためではなく、安心して働くための土台。
スタッフを管理することが目的ではなく、スタッフが仕事をしやすくするためのシステムです。
と、書いていて自分でもちょっと理想論くさいなと思うんですが、でも本気でそう考えています。
情報を貯めることも、AIに任せることも、最終的には「人が、創造的な仕事にちゃんと集中できる状態」をつくるための手段にすぎません。
意図的な余白があるからこそ、デザインの発想も、新しいAIの使い方も、メンバーの側から自然に生まれてくる。そう思っています。
さて、ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました!
私たちがやったことを一言でまとめると、こうです。
特別な開発をしたのではなく、「Notionに情報を一元化する」という当たり前がテレワークによりたまたまできて、そこにAIを乗せただけ。
テレワークで情報を貯める必然性があったのは、結果的にラッキーでした。
でも裏を返せば、
どんな会社でも「まず情報を一箇所に貯める」ところから、自社独自のAIドリブン環境は作れる
ということでもあります。
連絡はチャットで、情報はNotionに。
AIは、その貯めた情報を“使える形”に変えてくれる相棒です。
冒頭で「特別なことは、何もしていない」と書きました。
本当にその通りで、地味なことの積み重ねだけ。
でも、その“何もしていない”を何年も続けてきた土台こそが、たぶん一番の資産なんだと思います!!
まだ道半ばですが、インクデザインではAIによって確実に「探す・転記する・集計する」時間を減らし、「考える・つくる・提案する」時間を増やせていますし、これからもAI時代のデザイン会社の在り方を模索していきたいと思います。
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]]>The post 結成!統合報告書向上委員会 first appeared on incdesign inc.(インクデザイン株式会社).
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統合報告書向上委員会。
統合報告書の質・デザイン・効率の向上のために結成された、タスクフォースである。
——と、大真面目に名乗ってみましたが、要するにインクデザインの統合報告書チームのことです(笑)
今回は、一冊の統合報告書に実際どんなメンバーが関わっているのかを、委員名簿の形式でご紹介します。

大きな目線でプロジェクトを仕切る立場であり、責任者。
企画もすれば、予算管理なども行います。
統合報告書の制作実績やビジネス知識も豊富なので、社内でわからないことがあればプロデューサーに質問したり、指示を仰いだりします。
たとえば、統合報告書のコンペや新規案件の入り口はプロデューサーが旗振り役。
「PowerPointを活用した内製化・効率化」といった提案・見積りの座組みを描くのもこのポジションです。
お互いのタスクや進行を管理します。統合報告書では進行管理が超重要!!
管理ツールなどを使い、遅延や齟齬がないように進行します。
プロジェクトの最初から最後まで伴走する役割。
統合報告書は「原稿支給のライトなもの」から「企画・インタビュー・撮影あり」「和英同時開示」「印刷まで」と要件が幅広いため、社内では進行管理フローの型(ひな型)を整備して対応しています。
実際にとある案件では、後半のスケジュール圧迫や色校正後の修正増加を、印刷会社・社内メンバーと調整して何とかオンスケに戻した——
そんな粘りが光る仕事もこのポジションの見せ場です。
その名の通り統合報告書の企画を行います。
プロデューサーやアートディレクターとともにコンペに臨んだり、コンセプトや伝えたいメッセージ、ストーリーを考え、台割やサムネイルに落とし込んでいきます。
つまり内容に関しての責任者。
たとえばA社様の案件では、理念体系の整理という企画の原点から入り、「A社らしさ」を可視化するところまで設計しました。
B社様のコンペでは、昨年版のレビューを企画確定後の台割と照らし合わせて実施し、価値創造プロセスとビジネスモデルを連動させる改善提案を行うなど、「ただ作る」のではなく中身の質を上げる動きをします。
社長やCFO、社外取締役のインタビューの骨子作成から、実際のインタビュー、ライティングまで行います。もちろんその過程でのリサーチも含みますし、座談会のファシリテーションも行います。
企画のポジションと兼ねることも多いですね。
C社様の案件では、会長・社長のトップインタビューに加え、社外取締役の座談会や単独インタビューの骨子づくり・ファシリテーションまで担当。場合によっては書面での対応に切り替えるなど、相手に合わせて柔軟に段取りするのも腕の見せどころです。
デザインのコンセプトや方向性を決める役目。
お客様や社内の企画・プロデューサーと話し、目指すビジュアルイメージのコンセプトを作成。
プロジェクトを通じてぶれないアウトプットができるよう、社内デザイナーに指示をします。
撮影のディレクションなどもアートディレクターが主に行います。
ビジュアル面での責任者ですね。
D社様の撮影では、当日の撮影予定時間に合わせて光の状況を確認したり、社外取締役の座談会撮影では前年使ったソファーを指定したりと、細部まで詰めてから当日に臨みます。
実際にページをデザインするポジション。
アートディレクターと話をして、決まった方向性のもとデザインを作っていきます。
統合報告書の場合は2〜3人がアサインされることが多いです。
通常は情報量の多い統合報告書をInDesignで組みますが、インクデザインはPowerPointでの制作を推進しているのが強み。
「これがパワポで統合報告書?」と驚かれるクオリティを実現しています!!
事前のリサーチや、企画段階での優良事例との比較、原稿の誤字脱字チェックなどをAIを使って行います。
まだまだこれから磨きがいのあるポジション!

社長様や役員様の写真を撮影します。
実は社長の写真撮影は難易度が高く、時間がないことも多いので、段取りが大切。ロケハンを行い、アートディレクターと相談して構図や画角、ライティングなどを決め、当日に臨みます。
E社様では、海外メンバーの来日に合わせての集合撮影を組むなど、限られた時間で複数カットを収める段取り力が求められました。
外部の協力カメラマンにお願いすることがほとんどですが、実績のある信頼できる方にお願いしています。
主に日本語から英語への翻訳をお願いしています。
直訳ではなく意訳が必要なIR業界。なので経験が豊富で信頼できる翻訳会社にお願いしています。
最近は日英同時開示も多くスピード感も求められます。
校了が近づいてきたら、外部の校正会社に内容をチェックしてもらいます。
素読み(誤字・脱字、表記ゆれ、図版・グラフ・数値の整合性チェック)から、表記ルールや参考資料に基づく事実確認まで、信頼できるプロの外部目線でチェックすることでクオリティを保ちます。
財務関係やサステナビリティ、ガバナンスなど、専門的な知識の深掘りが必要な際には、外部の有識者と連携をとることもあります。
日経統合報告書アワードやGPIFの基準に準じたレビュー・改善提案を行った案件もあり、デザイン会社なので専門性にご不安の場合でもご安心ください。
以上、統合報告書向上委員会の委員名簿でした!!
一冊の統合報告書には、これだけの専門家が関わっています。
インクデザインでは企画からデザインまでを内製しているため、平均5〜6名がひとつのプロジェクトに伴走します。
「質・デザイン・効率の向上」——冒頭で大真面目に掲げた設立趣意は、実はそのまま、私たちが日々の制作で本気で取り組んでいることでもあります。
統合報告書向上委員会は本日も、どこかの統合報告書を向上させるべく活動中です!!
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]]>The post 2026年決定版 IR資料のAI対応ガイドライン first appeared on incdesign inc.(インクデザイン株式会社).
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最近多い相談ナンバー1。
それは、「資料のAI対応どうすればいいの?」ってやつ。
悩ましいですよね!
AIは怖くない。ともだちだよ!
AIの進歩は日進月歩、何をすればいいのか?
テキストベースの方がいいのか?
そんな疑問に応えるべく、当社独自のガイドラインを提案します。
まず、前提です。
AI対応と言っても大きく2パターン考えられます。
「AIが自律的に読むのか」「人がAIに読ませるのか」

検索エンジンに組み込まれたAIや、エージェント型のAIが、企業サイトをクローリングして情報を収集するケース。
この場合はそもそもPDFである資料は分が悪いです。
ちゃんと、成長戦略やつよみ、事業内容など、業績や株主還元の開示以外の情報を丁寧にウェブサイトにHTMLコンテンツとして掲載するのがベストです。
投資家やアナリストが、ClaudeやChatGPT、Gemini Notebookに統合報告書を放り込んで「この会社の資本政策の変化を要約して」「競合と比較して」と分析させるケース。
そして、いまIRの現場で実際に起きているのは、圧倒的にこちらであり、
資料のAI対応として想定されている使われ方なのではないでしょうか??
企業の決算資料、短信、有価証券報告書、統合報告書などまとめて、Gemini Notebookに読ませたりしますね。
AI対応はテクニックだけではありません。
やっぱりハートが大切です!!
ちょっと大げさですが、内容に「ひっかかり」があると、AIも人も気になります。
例えば、
「SpaceXへの投資方針を表明」とか逆に「業績が悪く中計を取り下げて反省」など、
異常値があるとAIは気が付きやすいです。
そういっても、どの会社もそんなセンセーショナルなトピックが四半期ごとに起こるわけはないでしょう??
それはそうです。
ただ、
「PBR改善に向けてROEを高めます」「DXで業務効率化を進めます」「人的資本に投資します」
のような内容だと、どの会社も同じことを言っているので、AIも分析が難しくなります。
では、何を書けばいいのか?
Why「なぜ」やHow「どうやって」を書きましょう。
会社の独自性を伝えるなら、必ずしもSpaceXやNVIDIAとの関係を書く必要はありません(笑)
例えばこんな感じ。
Before
「PBR改善に向けてROEを高めます」
↓
After
「PBR1倍割れの主因は、総資産の2割を占める政策保有株式です。3年で半減させ、売却資金を設備投資と自己株式取得に振り向けます」
Before
「DXで業務効率化を進めます」
↓
After
「営業利益率が同業比3ポイント低いのは、受注処理の7割が手作業だからです。来期までにシステム化し、営業時間を新規開拓に充てます」
Before
「人的資本に投資します」
↓
After
「成長のボトルネックは施工管理技士の不足です。資格取得支援に年2億円を投じ、3年で有資格者を1.5倍にします」
このように書けば、人もAIもより興味がわきます。

さて、そろそろデザインの話かと期待されていた方々も多いのではないでしょうか?
では本番です。
といいたいところですが、まずは文章。
AI対応の本質は文章!これ、めちゃくちゃ大切です。
AIも人も「これ」が何を指すのか読み解くのが大変です。
人はまだ感覚やリズムで補完しますが、AIにおいては指示語が間違う原因になります。
例えばこんな感じ。
Before
「この施策により、前述の課題は解消される見込みです」
↓
After
「物流拠点の統合により、配送コストの高止まりは解消される見込みです」
Before
「先ほどの通り、これらを重点領域と位置付け、その強化に取り組みます」
↓
After
「当社は半導体材料と医療機器部材を重点領域と位置付け、両事業の営業体制強化に取り組みます」
ちゃんと、主語と述語を書く。それだけでもAI対応は十分です。

次に、このスライドタイトルとリードを入れることができればAI対応は、ほぼ完成と言ってもいいです。
スライドタイトルを入れないことはないと思いますので、タイトルにはやや詳細を書く。
リードにこのスライドで言いたいことを明確に書きましょう。
リードに魂をこめて、このスライドで言いたいことを明確に、端的に言い切る!!
Before
タイトル:「業績」
(リードなし、グラフと数表のみ)
↓
After
タイトル:「2Q業績(PL)」
リード:「売上高は3期連続で過去最高を更新。一方、原材料高により営業利益率は1.2ポイント低下し、価格改定が来期の課題」
Before
タイトル:「中期経営計画の進捗」
(リードなし、施策一覧の表のみ)
↓
After
タイトル:「2026年3月期 第2四半期までの中期経営計画の進捗」
リード:「主要12施策のうち10件が計画通り進捗。遅延している海外2拠点の立ち上げは、来期上期への完了見直しを行いました」

AIは構造化された文章が大好きです。
構造化されたとは、このページのタイトルがどこか、リードがどこか、本文がどこか、を明確にしてあることです。
資料を読み進めていくと、タイトルと思ったところに、言いたいことが書かれているスライドが登場することをたまに見かけます。
スライド1〜9のタイトル
「会社概要」
「2Q業績(PL)」
「セグメント別売上高」
…
スライド10のタイトル
「原材料高の影響は価格改定で吸収し、下期は増益基調に回帰します」
スライド10だけ、タイトルの位置に突然メッセージが入っている、というパターン。人が「ここは強調したいから」とやりがちなやつですね。
人なら文脈で理解できますが、AIは混乱します。
なので、下記のように記載しましょう。
Before
タイトル:「原材料高の影響は価格改定で吸収し、下期は増益基調に回帰します」
↓
After
タイトル:「下期業績見通し」
リード:「原材料高の影響は価格改定で吸収し、下期は増益基調に回帰します」
やっと本番!と思った方も多いかと思いますが、実はAI対応の肝は「文章」。
デザインに関しては、いかに優しく伝えるかってことを重視してください。
デザインとは人がわかりやすく理解するために行う手法です。ただ、AIにとっては非常に難解。
デザインは人のため、AIには文章と割り切ってハイブリッド型を目指すのがよいと思います。
人にもAIにも優しい令和型ハイブリッドデザイン!
そのうえで、デザインがAIにとってのノイズにならないように気を付けるのが基本的な考えになります。
1.色だけで情報を仕分けない
「赤字が課題、青字が強み」のような色だけの意味づけは、AIには伝わらないことがあります。色分けに加えて「課題」「強み」などのラベルをテキストで併記しましょう。色覚多様性への配慮にもなり一石二鳥です。

2.縦書き横書きを混ぜない
AIはテキストを一定の方向で読み取るため、縦書きが混ざると文字の順序を誤認することがあります。デザイン上のアクセントとしての縦書きは、AIには文字化けと同じ。横書きに統一するのが安全です。

3.ナビゲーションは設置しない
全ページに目次タブやセクション表示を置くと、AIには毎ページ繰り返されるノイズとして読み込まれます。本文より先にナビの文字列を拾い、要約の精度が下がることも。現在地表示はPDFの目次機能に任せましょう。

4.不要な英語は使わない
「Growth Strategy」「Value Creation」のような装飾的な英語見出しは、日本語本文との対応関係をAIが取り違える原因になります。英語を使うなら装飾ではなく、日本語と1対1で対応する翻訳として使いましょう。

5.単語の間に無駄なスペースを入れない
「売 上 高」のような字間調整のスペースは、AIには「売」「上」「高」という別々の単語に見えます。字間はデザインソフトのトラッキング機能で調整し、テキストデータ上はスペースを入れないのが鉄則です。

6.図や表にはタイトルと数値を入れる
タイトルのない図表は、AIには「何のデータかわからない数字の塊」です。対象と期間がわかるタイトルを付け、グラフには数値ラベルを併記しましょう。図版の読解に失敗しても、テキストとして確実に拾えます。

7.文字を画像で表現しない
画像化された文字は、AIからは「文字が書いてあるらしい絵」にしか見えません。アウトライン化・画像化したテキストは、検索も抽出もできなくなります。文字は必ずテキストデータのまま残しましょう。

8.読みやすいフォントと配色を選ぶ
装飾性の高いフォントはPDF化の過程で文字情報が正しく埋め込まれないことがあり、低コントラストの配色はOCRの精度を落とします。「おしゃれだが読みにくい」は、人にもAIにも届きません。

9.PDFの目次を設定する
PDFのしおり(ブックマーク)機能で目次を設定すると、AIは資料の全体構造を把握してから読み始められます。人にとってもページ移動が楽になる、コストほぼゼロで効果の大きい設定です。

10.リンクには明確な文言を使う
「こちら」「詳細はこちら」では、AIはリンク先に何があるかわかりません。「2026年3月期 決算短信(PDF)」のように、リンク先の内容がわかる文言にしましょう。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
まとめとしてお伝えしたいことは、
「AI対応はテクニックではなく気持ちである」
ということ。
人であれAIであれ、
独自性や具体性のある興味深い内容が
わかりやすく、ノイズがない整理されたドキュメントに掲載されていたら、
読みたくなるし、正しく読まれると思います。
そんなデザインの本質ともいえることが、このAI時代再認識されているのではないでしょうか。
AI対応とは突き詰めると『誠実な開示』そのものだと僕は考えます。
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こんにちは!
最近、統合報告書でこんな相談が増えています。
「AI時代に対応するために、統合報告書はウェブ版(HTML版)にすべきでしょうか?」
実は10年くらい前に、統合報告書は、冊子(印刷)版から、HTML版にちょっとだけトレンドが移った時もありました。
以降、スライド版として定着しつつあるのはご存じのとおりです。
そして令和の今、生成AIが企業情報を読む時代になり、「AIに読まれやすい形式はHTMLなのでは」という発想から、ウェブ版への移行を検討する企業が増えていて、弊社でも相談が多くなっています。
実は、僕はこの流れは懐疑的なんです!!
正確に言うと、「HTMLかPDFか」という問いの立て方そのものが、AI対応の本質を見誤っているのではないか?と考えています。
今回は、日々統合報告書を制作し、同時にAIを使った企業分析も実践している立場から、この論点を整理してみたいと思います!!!
まず前提の整理からです。「AIが統合報告書を読む」と一口に言っても、実は2つのまったく異なるシーンがあると思っています。

検索エンジンに組み込まれたAIや、エージェント型のAIが、企業サイトをクローリングして情報を収集するケース。
この場合、HTML版に分があります。AIに発見されやすく、リンク構造をたどれ、構造化されているので、内容が理解しやすい。「AI対応=ウェブ版」論は、このシーンを想定しています。
投資家やアナリストが、ClaudeやChatGPT、notebookLMに統合報告書を放り込んで「この会社の資本政策の変化を要約して」「競合と比較して」と分析させるケース。
そして、いまIRの現場で実際に起きているのは、圧倒的にこちらなのでは??
個人投資家も機関投資家も、PDFファイルをAIに食わせ、AIと対話しながら企業を読み解いています。私自身、企業分析にAIを使わない日はありませんが、その使い方はほぼすべて「ファイルを渡す」スタイルです。
このシーン2において、PDFとHTML、どちらが扱いやすいか?
答えは1ファイルとしてパッケージされたPDFです。
PDFには始まりと終わりがあります。1ファイルをAIに渡せば、経営者メッセージから価値創造プロセス、財務データまでが、ひとつの文脈としてまるごと渡ります。言ったら、冊子全体でのストーリーを伝えられる。
そしてここが重要なのですが、統合報告書の価値は情報の羅列ではなく、『編集されたストーリー』にあります。

パーパスから始まり、価値創造モデルを経て、戦略と資本政策につながる。この順序そのものが、企業の思考の設計図であり、ストーリー。
PDFのページネーションは、しばしば「紙の時代の遺産」と言われますが、僕は逆に考え抜かれたパッケージだと思っています。
ページの順序とは「読む順序の設計」であって、作り手の「この順番で理解してほしい!!」という願いが込められているのではないでしょうか?
一方、ウェブ版はどうでしょう?
多くのIRサイトでは、コンテンツがページごとに分割されています。「どこからどこまでが統合報告書なのか」という境界すら曖昧で、AIに全体を渡すことが構造的に難しい。さらにHTMLのリンク構造は、読者に読み方の自由を与える代わりに、読む順序を解体します。
つまりウェブ版では、範囲も、順序も、自由。
人間の読者ならまだ自分で文脈を再構成できますが、断片的にページを渡されたAIには、企業が設計したストーリーが伝わらないと思います。
極論、AIが自律的に読む対策なら「ウェブサイトのコンテンツを手厚くすればいいだけ」の話になってしまいます。
ここまでPDF擁護論を展開してきましたが、AI時代においてPDFがベストではないこともあります。
AIにとって読みにくいPDFもある。
こうしたPDFは、見た目は美しくても、AIから見れば「読めない本」です。
僕たちの、図解でわかりやすく見せていくという表現方法も転換期だと感じています。
つまり本当の論点は「HTMLかPDFか」ではなく、「人もAIもわかりやすい、可読なテキスト構造を持っているか」なのです。
デザインの現場では、ここが腕の見せどころだと思っています。
人間にとっての美しさ・読みやすさと、AIにとっての構造の明瞭さ。
この両方を満たすPDFを設計することは、十分に可能です。むしろこれからの統合報告書デザインの必須要件になっていくでしょう。
「AI対応のためにHTML版にすべきか?」
この問いへの私の答えは、こうなります。
AI対応は、フォーマットの選択の問題ではなく、編集と設計の問題です。
そう考えたとき、始まりと終わりがあり、読む順序が設計されている——
つまりパッケージとして編集されたPDFは、AI時代においてむしろ価値が上がっているのではないでしょうか。
統合報告書は、これから人間とAIの両方に読まれます。
そして、有価証券報告書との差別化も求められます。
しかしどちらの読者に対しても、求められることは変わりません。
思想の深さと、伝達のシンプルさの両立。
それを一つのパッケージにまとめることこそ、統合報告書というメディアの本質であり、デザインの仕事だと私たちは考えています!!
長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。 これからの統合報告書のあり方を考えるうえで、参考にしていただければ幸いです!
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]]>The post 2026年6月の主な実績紹介 first appeared on incdesign inc.(インクデザイン株式会社).
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インクデザインではIR関連のデザイン実績は未公開の案件も多いために、全てが公開出来るような実績ではありませんが、参考として月ごとの主な実績をご案内します。
ひとえにデザイン会社といっても得意不得意な分野があります。
インクデザインではおもに統合報告書・株主通信などのIR分野のデザインやコーポレートコミュニケーション分野、資料(IR資料、中期経営計画、決算説明資料、パワーポイント)のデザイン等に実績がございます。
ご検討の際に、お役立ていただければ幸いです。
ページ構成や盛り込む内容の整理が必要な場合にも、構成や提案の段階からご相談いただけます。
また、チャレンジングな試みや新しいトライについても、ぜひ一度ご相談いただければと存じます。
※実績の一部になります。詳細がわからないように多少アレンジして記載しています。
等、企業に必要なデザインやIR関係のデザインを提供してます。
ご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせフォームからお問い合わせください!
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]]>The post 小さな会社でも上場できるの?TOKYO PRO Marketとは? first appeared on incdesign inc.(インクデザイン株式会社).
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最近、TOKYO PRO Market(TPM)という市場が伸びている、という話をあちこちで聞く。調べているうちに、ふと、よからぬ考えが浮かんだ。
……これ、もしかして、うちみたいな小さいデザイン会社でも、上場できるのでは?
早速AIに聞いてみた。
ねえ。TPMって、数字の基準がないんだよね。ということは、うちみたいな小さいデザイン会社でも、上場できたりする?
できますよ。理屈の上では。
えっ、できるの!?やりましょう!
落ち着いてください。
あ・く・ま・で・も「理屈の上では」と言いましたよね。
でも、できるはきるんだよね?
はい。
TPMには売上・利益・株主数・時価総額みたいな数字の足切りが一切ないので身軽に上場できると言えます。
規模が小さいこと自体は、上場できない理由にはなりません。
売上や株主数の制限がないのってすごいじゃん。うちでもいけるじゃん。
その顔、嫌な予感がします。
そもそも、どれくらい小さい会社が上場してるの?
2025年にTPMへ上場した会社で、いちばん売上が小さかったのは、ゼロ円です。
これから薬を開発する創薬ベンチャーで、まだ売上が立っていないので、参考外としても、その次がSaaSの会社で1.7億円。
前の年だと、経営コンサルの会社が3.2億円で最小でした。
あれ。それくらいの規模感なら現実的かもね。
そうですね。
業種で見ても、サービス業や情報通信の会社がたくさん上場しています。
デザイン会社も、その分類と見てもいいでしょう。
やっぱり、ほんとにいけるんだ……(ニヤニヤ)
その「ニヤニヤ」、あとでちゃんと回収しますね。
じゃあ、数字が壁じゃないなら、何が壁なの?
ずばり、「ちゃんとした会社か」です。
急にふわっとしたな・・・ちゃんとした会社??
具体的に言うと、TPMは数字の基準がないかわりに、「上場適格性要件」という実質的な審査があります。
ざっくり5つ。
・事業が公正か。
・ガバナンスと内部管理の体制が整っているか。
・きちんと情報開示できるか。
・反社会的勢力と関わっていないか。
・上場後1年分の運転資金があるか。
なるほど。事業の規模や収益じゃなくて、体制を見られるのか。
そうです。
たとえば、社長の鶴の一声で何でも決まる会社とか。
経費と社長個人の財布が、うっすら混ざってる会社とか。
就業規則がなんとなくふわっとしてる会社とか。
そういうのを、ぜんぶ「会社らしく」整える必要があります。
・・・・・・。
なぜ、目をそらすんですか。
ちゃんと体制さえ整えれば、自力で申請できる?
できません。
TPMに上場するには、「J-Adviser」という東証公認のパートナーと契約するのが必須です。
審査も、上場後の面倒も、基本この「J-Adviser」の方たちが見ます。
伴走者がいるんだ。心強いね。
心強いですが、契約を切られたらそこで終わります。
あと、当然ながらタダではありません。
J-Adviserへの費用、監査法人への監査費用など、一般市場よりは安いとはいえ、それなりにかかります。
やっぱりそれなりに負担はあるんだね。
そうですね。でも一般市場に比べればかなり負担は少ないと思いますよ。
比較的簡単に上場できるのはわかった。
うち、上場したら、お金、いっぱい集められる?
ぶっちゃけ、集められません。
えっ?
TPMはプロ投資家しか売買できないので、市場での取引はとても静かです。「上場して一気に資金調達!」みたいなことは、基本、起きません。
えっ。じゃあ、なんのために上場するの?
良い質問です!やっと本題に来ましたね。
資金が目的じゃないなら、TPM上場って、結局なにが手に入るの?
「信用」と「認識の変化」です。
ふむ。
「東証の上場企業です」と言えるだけで、取引先からの見られ方も、銀行からの見られ方も、採用での見られ方も変わる。
中身が同じ会社でも、世間の“認識”がアップデートされる。
さらに、ここを足がかりにして、将来もっと大きな市場へステップアップしていく会社もいます。
それって・・・
まさに、うちが普段クライアントにやってる仕事に近いじゃん。会社の“認識”を、デザインで設計しなおす、っていう。
そうですね。あなたたちが『デザイン』やっていることを、『上場』という制度を使ってやる、とも言える。規模の勝負じゃなくて、「どう認識されるか」の勝負です。
なんか、急に、上場したくなってきたな。
では、さっきの「ニヤニヤ」、回収します。
お金は集まらない。体制づくりは大変。費用もかかる。
身軽ではあるけど、大変なのは変わらない。
それでも“認識”のために挑む価値があるか——
それを決めるのは、数字ではなく、あなたの覚悟です。
うっ、覚悟・・・・重い。
身軽な市場の話なのに、最後だけ重くして、すみません(笑)
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私たちインクデザインでは、日々IR資料のデザインを扱う中で「伝えたい情報を、直感的に誤解なく届ける」ために図解表現をよく使います。
そんなとき、意外と大学の学校案内やパンフレットがヒントになるかも!というお話しをしていこうと思います。
引用:東北大学案内パンフレット、東北大学様、北海道情報大学2026パンフレット、北海道情報大学様、聖徳大学様
※弊社の実績ではありません。
※本記事における各社IR資料の引用は、優れたIR資料を紹介し、デザイン業界の活性化に貢献することを目的としております。
インクデザインでは、週に一度チームや役割を問わずオンラインで集まる朝礼があり、そこで「デザインの話」として、持ち回りで好きなテーマを発表・共有する時間をつくっています。
今回は、その「デザインの話」でデザイナーのふうかさんが発表してくれた内容をもとに、「学校案内の図解って、IR資料にも使えそう」という視点でポイントを整理してみました。
受験生に向けて、学部・学科の特徴や学びの領域を「ひと目で理解できる形」に整理しているため、IR資料にも転用しやすい図解がたくさんあります。
今回は、学校案内でよく見る図解表現の中から、IR資料に活かしやすそうな3つの型をピックアップして紹介します。
学校案内は、情報量が多いテーマ(学部、カリキュラム、将来像、強みなど)を扱いながらも、読む人の前提知識がバラバラなことが多い媒体です。
そのため「文章で説明する前に、まず全体像を見せる」工夫が徹底されています。
IR資料でも同じで、
といった場面で、学校案内由来の図解はそのまま参考になりますね。
要素が多いテーマを、色味の濃淡やグラデーションでうまくコントロールしつつ、中心から周辺へ情報を広げていくタイプの図解です。
「どれも同じくらい重要だけど、関係性も示したい」情報に向いています。

重なりを使って「領域の関係性」を見せる図解です。
しかもこの例は、背景のグレーと「濁らないグラデーション」で、軽やかに見せているのが上手いポイント。

引用:聖徳大学様
アイコン部分がクリップのような形になっていて、見出しのリズムが生まれるタイプ。
カラフルだけど落ち着いたトーンで、情報のまとまりが伝わりやすい構成です。

今回発表してくれたデザイナーのふうかさんは、今回の発表に伴い学校案内の事例を見ながら「ただ『らしさ』を表現すればいいのではなく、社会の状況や目的・ニーズに合わせて、デザインの選択肢をコントロールする必要がある」と改めて感じたそうです。
表面的な美しさに留まらず、一歩踏み込んだ『背景』までを描き出し、より説得力と効果のある提案ができるようになっていきたい——そんな気づきがあったとのことでした。
図解もまさに同じで、「それっぽく整える」ことがゴールではなく、相手が知りたいことや置かれている状況に合わせて、情報の量・並べ方・強弱を調整するのが大事なんだと思います。
今回紹介した放射・ベン図・縦並びのような型は、そのための“選択肢”のひとつ。目的に合わせて、ちょうどいい見せ方を選べるようにしていきたいですね。
今後も「デザインの話」を通じて、社内で定期的にデザインに向き合う意識を高めあったり、情報交換を行っていければと思います。
これまでにも紹介してきたデザインの話はこちら↓
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インクデザインではIR関連のデザイン実績は未公開の案件も多いために、全てが公開出来るような実績ではありませんが、参考として月ごとの主な実績をご案内します。
ひとえにデザイン会社といっても得意不得意な分野があります。
インクデザインではおもに統合報告書・株主通信などのIR分野のデザインやコーポレートコミュニケーション分野、資料(IR資料、中期経営計画、決算説明資料、パワーポイント)のデザイン等に実績がございます。
ご検討の際に、お役立ていただければ幸いです。
ページ構成や盛り込む内容の整理が必要な場合にも、構成や提案の段階からご相談いただけます。
また、チャレンジングな試みや新しいトライについても、ぜひ一度ご相談いただければと存じます。
※実績の一部になります。詳細がわからないように多少アレンジして記載しています。
等、企業に必要なデザインやIR関係のデザインを提供してます。
ご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせフォームからお問い合わせください!
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AIが世の中に広がり、各種SaaSサービスの代替えとして自社でバイブコーディングする流れも多くなってきました。
デザインの領域も例外ではなく、今後デザインは内製化へ向かうことも考えられます。
そんな環境の中、私たちデザイン会社はどんな価値を提供できるのか?
そんな課題から、今回は、『デザインが解決できる経営課題』として記事をまとめてみました。
自社の状況と照らし合わせながら読んでいただければ幸いです。
パーパス・MVV・ビジョンはあるが、部署ごとに解釈がバラバラ。
戦略資料と採用資料、営業資料で言っていることが微妙にズレている。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 部署・子会社ごとに解釈が分岐。IR・採用・広報でトーンがズレる |
| 中小企業 | 創業者の頭の中にあるが言語化されておらず、採用・営業・協業で再現できない |
| スタートアップ | ピボットや成長で前提が変わり、意思決定が毎回口頭で属人化する |
経営の意図と事業実態を往復しながら、全社でブレない「言葉の幹」と使い分けルール(誰に・何を・どう言うか)を設計します。
経営者ヒアリング・ワークショップで価値観と意思を掘り起こし、伝わる言葉と構造に再設計。
営業資料・採用資料に展開できる「型」まで落とし込みます。
主な成果物: パーパス/MVV整理、価値創造ストーリー、コーポレートメッセージ・タグライン
中計・戦略資料はつくっているが、社員も投資家も理解が深まらない。
KPIはあるが、なぜその数字なのかの因果ストーリーが追えない。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 戦略→施策→KPI→財務インパクトがつながらず、資料が情報の羅列になる |
| 中小企業 | 計画はあるが、金融機関・採用・協業相手に説明できる形になっていない |
| スタートアップ | 成長シナリオはあるが、事業・ヒト・カネの整合が取れていない |
投資家・社員の読み筋を前提に、「戦略→施策→KPI→財務インパクト」の因果ストーリーと図解を設計します。
経営計画を『説明資料』として翻訳し、営業・採用・資金調達に転用できる構成へ再設計。
成長シナリオの前提・検証項目・節目KPIも整理します。
主な成果物: 中期経営計画書(冊子/スライド)、成長可能性資料、決算説明資料のフォーマット刷新
技術・人・文化が強みなのに、資料では数値しか語れなてなく刺さらない。
競合比較で埋もれ、気づけば価格勝負になっている。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 技術・人材・文化の強みが、事業セグメントや数値の中に埋もれてしまう |
| 中小企業 | 良さはあるのに、競合比較で埋もれやすく価格勝負になりがち |
| スタートアップ | プロダクト優位性の説明が機能中心で、選ばれる理由が伝わりにくい |
強みの棚卸しと編集(何を・どの順番で見せるか)を行い、無形資産を「価値創造の因果」として整理します。
統合報告・IR・採用に一貫して使える見せ方(図解・インフォグラフィック)を設計し、理解コストを下げます。
誰のどんな課題をどう変えるかを中心に編集し、Web・ピッチ・営業資料のメッセージ体系を統一します。
主な成果物: 企業理解資料(会社紹介/事業紹介)、営業資料、価値提供モデル図、競争優位性の整理
開示が毎年のルーティンになっておりストーリーとして読まれない。
マテリアリティと戦略・KPIがつながらない。
ガバナンスやESGの情報が散らばり、一本のストーリーにならない。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 開示要件への対応で手一杯。マテリアリティと戦略・KPIがつながらない |
| 中小企業 | 取引先要請や採用の観点で必要性が増えているが、何から出せばいいかわからない |
| スタートアップ | 資金調達・採用でESGが問われ始めるが、語れる材料が散在している |
読者(投資家・従業員・求職者)ごとの読み筋を設計し、マテリアリティ起点で構成とストーリーを再設計します。
情報収集の仕組みづくり(ヒアリング設計・整理の型化)を行い、毎年改善できる「仕組み」として定着させます。
スタートアップ・中小企業には、重点論点を絞った最低限の開示と発信の土台づくりから着手します。
主な成果物: 統合報告書/サステナビリティレポート、サステナビリティサイト、開示の設計図
会議は多いが論点が定まらない。何を決める会議かが不明確で、結論が出ない。決まったことが共有されず実行がブレる。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 関係者が多く論点が拡散。会議は多いが結論が出ない |
| 中小企業 | 少人数ゆえに決まるが、決めたことが共有されず実行がブレる |
| スタートアップ | スピード優先で判断基準が暗黙知化し、採用増で齟齬が増える |
論点の見える化から意思決定資料の構造設計、合意形成の導線(会議設計・ワークショップ、グラフィックレコーディング)まで設計します。
決定事項を「伝達できる形」(1枚資料・ルール化)に整え、現場への落とし込みを支援。
判断基準と前提を可視化し、更新できる意思決定テンプレを整備します。
主な成果物: 意思決定用資料、経営会議用ファシリテーション、合意形成のための資料テンプレ
コーポレートサイトに何でも載っていても結局読まれない。
1つの資料を全員に使い回して刺さらない。
ピッチ・採用・PR・営業のメッセージが都度最適で、整合しない。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 情報過多で読まれない。各チャネルが寄せ集めで導線が弱い |
| 中小企業 | 会社案内・サイト・採用・営業がバラバラで、少ない情報が分散する |
| スタートアップ | ピッチ・採用・PR・営業のメッセージが都度最適で整合しない |
ステークホルダー別に情報設計(必要情報・順序・表現)を行い、Web・資料・開示物の役割分担と更新設計を整えます。
「まず伝えるべき核」を定義し、少ない工数で回る構成(1つの幹→相手別の枝)に整理。
メッセージ体系(コア主張・証拠・言い換え)を作り、各チャネルへ展開できる運用テンプレを整備します。
主な成果物: IRサイト/コーポレートサイトの情報設計・UI/UX、採用サイト/採用ピッチ、事業説明資料
見た目は変えたが、社内行動や発信が変わらない。
ガイドラインがない、あるいは運用できていない。コンセプトが定まらず、制作のたびに迷走する。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 多部門・多媒体で運用されるなか、ガイドラインが形骸化しやすい |
| 中小企業 | 採用・営業の印象を変えたいが、コンセプトが定まらず制作が迷走する |
| スタートアップ | 事業拡大で「らしさ」が薄まり、発信がバラつく |
ブランドの「らしさ」を言語とビジュアルで定義し、運用に耐えるガイドラインを設計します。
価値の核→見せ方→最低限の資産(提案資料・サイト等)まで優先順位をつけて刷新。
ブランドコンセプトとトーン&マナーを先に決め、スピード重視で使えるテンプレを整備します。
主な成果物: ブランドコンセプト/キーメッセージ、デザインガイドライン(資料・Web・SNS)、PowerPointテンプレート一式
担当者が変わると品質が落ちる。外注先とのやり取りが毎回ゼロから始まる。
調達局面ごとに資料を作り直し、ナレッジが資産化されない。

| 企業規模 | 起きがちな症状 |
|---|---|
| 上場企業 | 担当交代で品質が落ちる。外注先とのやり取りが毎回ゼロから |
| 中小企業 | 金融機関・株主・取引先向けの説明が担当者依存になりやすい |
| スタートアップ | 調達局面ごとに資料を作り直し、ナレッジが資産化されない |
フォーマット・制作フロー・素材管理・更新設計を整備し、再現性のある運用体制を作ります。
説明資料の型(会社概要・戦略・実績・見通し)を整え、少人数でも更新できる運用に落とし込みます。
ピッチのコア構造をテンプレ化し、数値・事例・FAQを更新し続けられる仕組みを整えます。
主な成果物: 資料テンプレート一式、制作ディレクション設計、更新運用マニュアル
経営の課題は、複雑で、関係者も多く、正解が一つではありません。
そして経営とデザインの関係は単なる制作代行や作業ではなく、企業の在り方や、情報発信、浸透などの根本的な部分なので、AIに代替えできない部分も多くあります。
だからこそ、情報を整理し、筋の通ったストーリーにし、誰にでも伝わる形にすることが、意思決定のスピードと企業価値に直結します。
インクデザインは、企画・編集・デザインの力で、貴社の「伝わらない」を「伝わる」に変え、経営の前進を支援します。まずはお気軽にご相談ください!!
The post デザインが解決できる8つの経営課題 first appeared on incdesign inc.(インクデザイン株式会社).
]]>The post 【制作事例】飯野海運株式会社様|中期経営計画|資本効率と成長投資を両立する「変革」を、一読で伝わる構造へ first appeared on incdesign inc.(インクデザイン株式会社).
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飯野海運株式会社様は、海運・不動産等事業を営んでおり、125年以上の歴史を持つ企業です。海運市況や地政学リスクなど外部環境の不確実性が高まる中で、資本市場からは収益の安定性と資本効率のさらなる向上を両立する経営がこれまで以上に期待されています。
本案件では、飯野海運様の新中期経営計画(テーマ:資本効率と成長投資を両立する「変革」)について、図式化およびデザインのブラッシュアップを担当しました。
飯野海運株式会社中期経営計画「Transformation for a Sustainable Future」
飯野海運株式会社 コーポレートサイト
それでは、内容についてご紹介します。
表紙:力強く次のステップへ向かうデザイン

表紙では、ロゴを大きく配置し、これまで築かれてきた長い歴史やお客さまとの信頼を基盤に、社員一丸となって、力強くも着実に次のステップへ進んでいく姿勢を感じてもらえるようにと作成しています。
未来を見据えて変革の必然性を伝える

新中期経営計画では、2050年長期ビジョンおよび2035年中期ビジョンからバックキャストし、その実現に向けた最初の5年間の計画として策定されています。
前中計が「挑戦」であったのに対し、本計画では資本効率と成長投資を両立する「変革」をテーマに掲げており、そこからまだ次につながっていく未来を思い描くようなイメージを具現化しました。
メッセージが読み手に過不足なく届くよう、テキスト情報の階層と、図解の役割分担の整頓も意識しています。

中期経営計画は、どうしても情報量が多くなりがちですよね。一方で、読み手は「結局どこに価値の源泉があり、何をどう変えて、どう成果につなげるのか」を短時間で理解したい。
そこで本案件では、
といった“骨格”を先に提示し、各ページの詳細が骨格のどこに位置づくかを常に追えるよう、かつそれぞれのページのカラーバランスや印象を崩さぬよう全体と合わせて調整を行いました。



「どの領域で、どの重点戦略を通じて、どのように成果へつなげるのか」
どのページでもこの流れを一目で追えるよう情報の階層を整理し、要素同士の関係性を可視化した図解で表現。
ページごとに表現がバラつかないよう、図解の型や視線誘導も揃えることで、情報量が多い中でも読み手が迷子にならずに理解できる構成を意識しています。
本案件では、図式化・図解化、デザインのブラッシュアップ、日英同時開示を見据えた進行設計まで一貫して担当しました。
今後も、企業の変革ストーリーを「わかる構造」に落とし込み、投資家・ステークホルダーとの対話を前に進める資料づくりを支援してまいります。
| 制作物 | 中期経営計画 |
| 使用ツール | PowerPoint |
| 制作 | インクデザイン株式会社 |
| 弊社担当範囲 | デザイン/進行管理 |
| 制作期間 | 約2か月 |
| 座組 | プランナー1名・エディター1名・デザイナー2名 |
こちらの事例もあわせてご覧ください。
IR資料制作や、所謂営業資料的なPowerPoint資料のデザインはオンラインでざっくり概算費用を算出できる価格シミュレーターをご用意しています。
お問い合わせ前に、ぜひこちらもご利用ください。
★制作費用の概算がわかる価格シミュレーターはこちら
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