Advertise with Googlier.com BLOGOLA川崎F – BLOGOLA https://blogola.jp サッカー専門新聞ELGOLAZO web版 Tue, 30 Jun 2026 11:28:53 +0000 hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.11 “多摩川クラシコ”に向けて、脇坂泰斗と仲川輝人が特別対談! 「クラシコを機に…」 https://blogola.jp/p/85930 Wed, 27 Mar 2024 12:54:38 +0000 BLOGOLA https://blogola.jp/?p=85930

3月30日に行われるJ1第5節、“多摩川クラシコ”、川崎フロンターレvsFC東京に向け、スペシャル対談が行われた。

Jリーグで43回目(うちJ2リーグ4試合)となる伝統の一戦を前に、両チームを代表して川崎Fからキャプテンの脇坂泰斗、FC東京からは川崎Fの育成組織(スクールからU-18まで)出身の仲川輝人が今回の試合会場となるUvanceとどろきスタジアム by Fujitsuで“前哨戦”を行った。

両者ともに川崎フロンターレU-18出身ながら、年齢は3歳差。脇坂が川崎フロンターレU-18への入団が内定した中学3年のときに練習に参加したものの、当時高校3年生だった仲川は「全然覚えていない」という程度の関係性の両者。開始当初はやや不安な様子をのぞかせながらも、徐々に盛り上がりを見せていった。

今季のJ1リーグ5試合目で迎える多摩川クラシコ。これまでのお互いの戦いぶりについてはどういう印象を持っているのだろうか。

脇坂「タイムリーなネタでいうと、(長友)佑都さんが日本代表に復帰しましたし、U-23日本代表にも4人くらい入りましたよね?」

仲川「4人だね」

脇坂「そういう若手選手の勢いもありますし、一人ひとりがフォーカスされているという印象です。荒木(遼太郎)くんも期限付き移籍で来て結果を残していますよね?」

仲川「そうだね」

脇坂「いろいろなところに目の付けどころがある印象ですね」

仲川「フロンターレさんは人が抜けても力があるチームですよね。今季もだいぶ抜けてきついだろうなと思いますけど、力はあるし、ベースの底上げがあるので強いと感じます。結果はあんまり?」

脇坂「そうですね。まだそんなに出せていないです」

仲川「僕らも最初は全然勝てていなくて、前節で福岡に勝って、『やっと勝てた』という感じだった」

脇坂「お互いに波に乗れていないので」

仲川「まだ、ね」

脇坂「クラシコなので、このゲームを機に、みたいなところはお互いにあると思うので、そういった意味でも大事なゲームになると思います」

仲川「そうだね」

脇坂「さらにここから連戦なので、どう弾みをつけるか大事な試合になります。34試合のうちの1試合ではありますけど、勢いは大事なので、本当に大事な試合になります」

仲川「僕らは福岡戦が内容的にも満足いく試合だったので、またアウェイになるけど、勢いをどう継続していくか。素晴らしい雰囲気の中、自分たちのサッカーをどう展開していくかも大事。それが自分たちの優勝できるかできないかということにも関わってくるので、今年一番大事な試合と言っても過言ではないくらいの多摩川クラシコだと思う」

 

また、警戒したい選手の話になると、お互いがお互いを意識しながら、昨季の国立競技場での一戦の話にもなり…

仲川「どの選手も危険ですけどね」

脇坂「本当にそうですね」

仲川「でも中盤を支配されたくないと思っているので、相手にとって一番重要なのは脇坂選手だと思っています。止めるために僕は削りにいきますよ」

脇坂「仕返しですか?」

仲川「去年のクラシコで、国立で削られているので、うまく削りにいこうと思います」

脇坂「うまく削るなんてことあるんですか?」

仲川「退場にならないように」

脇坂「僕も退場にならないようにしっかり止めたいと思っています。東京さんもポゼッションを志向されている中で、目線がそこにばかり言ってしまうとテルさんの一瞬の速さ、緩急はすごく嫌なので、そこに入らせないために奪い切りたい、中盤でフリーで持たせるとテルさんのランニングが脅威になるので、守備陣のマークも大事ですけど、自分たちがどれだけ寄せられるか、出させないかということも大事になってくると思います」

 

お互いがお互いを意識する中、脇坂からすれば育成出身である仲川に活躍させたくない、仲川からすれば育成出身のチームだからこそ活躍したい、という気持ちはあるのだろうか。

脇坂「それは僕よりテルさんの方があるかもしれないですね」

仲川「どうなんだろう? でも僕は(横浜F・)マリノスにいたときもそうですけど、等々力での試合は点を取っていていい印象はあるし、また点を取りたいです」

脇坂「僕はフロンターレにいる者として、アカデミー出身者には点を取らせないように頑張ります。でも冗談抜きで一番取らせたくない選手ではあるので、チームとしても点を取らせないようにしたいです」

仲川「僕はボールを握らせないようにします。激しくいきます」

今対戦するからこそ注目してほしいことはあるのか。両者ともにチーム状況があるからこそ、多摩川クラシコにかける思いは強いようだ。

脇坂「まだお互いに望んでいる結果が出ていないので、僕らとしてはシーズンが終わったときに『多摩川クラシコからだったね』という試合にしたいです」

仲川「それはしたいね。僕らは福岡戦でポゼッションやパスワークに兆しが見えたので、それを川崎さん相手にどれだけできるかというところも大事になってくると思います。お互いにいろいろな意地やプライドがあるので、早く試合がしたいという思いが強いです」

そして、脇坂が「『多摩川クラシコのベストゲームだね』と言われるくらいのプレーをしなければいけない。ホームなので受けることなく積極的にプレーしたい」と言えば、仲川が「このスタンドが満員になってくれることを願っている。お互いが面白い試合ができるように、僕らは全力でプレーするだけだと思うし、本当に楽しみ」という今回の多摩川クラシコ。Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuのピッチで熱く激しい戦いが展開されることになりそうだ。

文・写真:菊地正典(エル・ゴラッソ川崎F担当)

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[川崎F]「川崎F×JICAベトナム連携事業」。川崎Fの算数ドリルがベトナム国内で展開へ https://blogola.jp/p/85425 Sat, 08 Jul 2023 09:12:27 +0000 川崎F担当 田中直希 https://blogola.jp/?p=85425

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 7月8日、明治安田J1第20節・川崎Fvs横浜FCの試合前に『日越外交関係樹立50周年 川崎フロンターレベトナム事業 川崎フロンターレ×JICAベトナム連携事業説明会』が行われた。
 この連携事業は、JICA(国際協力機構)とJリーグによる共同事業『SDGs及び社会課題に挑むスクール事業の海外展開―ボールでつなぐ、人、まち、信頼―』の一環。Jリーグが日本国内で推進している社会・地域貢献の事業モデルは開発途上国(ベトナムは中進国とも言われる)にも展開可能か、調査及びパイロット事業を実施することを目的としている。川崎Fはすでに2013年からベトナムで活動を進めており、『健康推進事業』として現在も地域活動で行っているサッカースクール事業、ポールウォーキングや陸上教室など試みをベトナムで実施するほか、『ベトナム語版 川崎フロンターレ算数ドリル』を作成してベトナム国内及び日本在住のベトナム人への提供を検討していくという。
 JICAの橘秀治事務局長(写真左から2人目)は「健康増進、平和構築、民族融和といったJICAの活動を、スポーツを通じて促進していきたい」と話した。
 すでにパイロット活動はベトナム国内で3回活動しており、今後も9月、12月と2回の活動を予定しているという。「ベトナムだけでなく、Jリーグがアジアにとって欠かせない存在になっていけるようにしたい」とJリーグ事業本部海外事業部の大矢丈之氏(写真左端)も期待を寄せた。

↓ベトナム語版算数ドリル表紙デザイン

文・写真:田中直希(エル・ゴラッソ川崎F担当)

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[川崎F]ホームゲームにNHKのカメラ100台が潜入! 「100カメ 川崎フロンターレ」が31日23時よりNHK総合で放送 https://blogola.jp/p/85305 Mon, 29 May 2023 14:15:44 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=85305

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毎週火曜23時よりNHK総合で全国放送されている、オードリーが司会を務める「100カメ」。気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー番組で、川崎Fのホームゲームが舞台となった。クラブスタッフ、サポーター、選手……。日本代表・森保一監督も視察に訪れた3月4日開催の湘南戦での、試合前後の姿が浮き彫りになる!これまでカメラが踏み入れなかった場所での撮影で、思わぬ実像が見えてくる──。

 

 

22年9月に川崎Fへ対して番組側から話があり、放送の実現まで約8カ月。NHKの担当ディレクターは沖縄キャンプやクラブ事務所、試合会場に何度も訪れてスタッフを説得したといい、最終的にクラブは「フロンターレの事業のPRやサッカークラブの仕事について多くの方に理解してもらえる良い機会と判断」して実現に至った。カメラ100台、撮影時間は合計1600時間! 主要なスタッフや関係者が小型マイクを装着するなど徹底され、映像確認には2カ月以上を擁したという。

 

クラブに関わるあらゆる人間が協力して作り上げる等々力陸上競技場の雰囲気を、余すことなく映し出した。これまで「救急病院」「少年ジャンプ編集部」「Twitter社」「オールナイトニッポン」などにカメラが入ってきたが、プロスポーツクラブは初。オードリーの二人も「おじさんになると選手だけじゃなくて運営のほうが気になるよね」と話していたとか。放送日時は30日(火)23時~23時29分。「100カメ 川崎フロンターレ」をお楽しみに。

なお、◇配信サービス「NHKプラス」でも配信される。https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023053030253
※配信期限:5月30日(火)午後11:00~6月6日(火)午後11:28 まで。

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[川崎F]チョン・テセもテセ母も参加! OB多数参加の「川崎OutBreakers」を開催 https://blogola.jp/p/85290 Sat, 27 May 2023 10:15:41 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=85290

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 5月28日(日)に等々力陸上競技場でのJ1第15節・柏戦で、川崎Fは「川崎OutBreakers」を開催。フロンターレOBのいまに迫るさまざまな企画を実施する。
 会場にも登場するのは、06~10年在籍のチョン・テセさん、06~17年在籍の井川祐輔さん、11~14年在籍の田中裕介さん、14~18年在籍の武岡優斗さん、10~16年在籍の小宮山尊信さん、12~13年在籍の田中パウロ淳一選手(栃木シティ)。さらに97~00年在籍のクラブ特命大使・中西哲生さん、03~20年在籍の中村憲剛FROも参加。
 試合前にはトークショーや、「鄭大世・田中裕介引退あいさつ&川崎OutBreakers始球式」、非売品OBキーホルダー争奪の「OB選手とじゃんけん」、「テセ母コリアンフード屋台村」、「人間ブルドーザー・テセゲーム」、「レアル間取りどう?ゲーム」など多彩なブースが出店。
 また、OB選手たちの密着ドキュメンタリー映像「2nd leg – Documentary of Kawasaki Out Breakers」も川崎フロンターレ公式You Tubeチャンネルで順次公開中。イベント終了後にも公開される予定で、こちらも要チェックだ。

川崎OB_ティザー


 当日のイベントはこちらから→https://www.frontale.co.jp/info/2023/0508_7.html

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13日放送「名探偵コナン」に川崎F・橘田健人、FC東京・松木玖生らが本人役で登場。アフレコでも「真実はいつも一つ?!」 https://blogola.jp/p/85246 Sat, 06 May 2023 14:30:19 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=85246

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 5月13日(土)に読売テレビ・日本テレビ系で18時から放送される「名探偵コナン」第 1083話『Jリーグ決戦の舞台裏』のアフレコに、川崎F・橘田健人、同FRO・中村憲剛(やむをえない理由で収録に参加できなかった大島僚太役として)、そしてFC東京の松木玖生がアフレコに参加した。

 慣れない収録を終えて、橘田は「難しかった」と苦笑い。対して松木は余裕顔? で「経験できて楽しかった」と話した。二人は本人役での登場。「Jリーグ30周年記念マッチ」の多摩川クラシコが12日(金)に国立競技場で行われるが、本アニメでもその試合を舞台に事件が起こるという…。

 「真実はいつも一つ」ポーズを披露した二人の声優っぷりにも注目だ。

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[川崎F]小林悠が『eパラスポーツ』イベントに参加。「素晴らしさを感じた。今度はフロンターレの選手と…」 https://blogola.jp/p/85081 Tue, 07 Feb 2023 17:27:36 +0000 川崎F担当 田中直希 https://blogola.jp/?p=85081 ]]>

  

7日、川崎市コンベンションホールにて、「11人制eサッカースタジアム-車椅子イレブンがプロサッカー選手と創る『新しい景色』」が行われ、川崎Fの小林悠が参加した。

5年前、川崎Fの選手たちが地元の商店街めぐりをしていた際に小林と一緒に写真を撮ったのが、当時高校生だった石井健瑠さん。脳性麻痺で車椅子生活を送っているが、「車椅子で生きていると、いいことがあるんだ」と感銘を受けた。

たけちゃんこと石井さんは、昨年に結成された車椅子eサッカーチーム「ePARAユナイテッド」のメンバーだ。チームが2シーズン目に突入したこのタイミングで、縁のあった小林悠も加わって本イベントが行われた。

一人が一人を操作する『EA SPORTS™ FIFA 23』のプロクラブモードを使用。今回はCPUと対戦した。システムは川崎Fもおなじみの[4-3-3]だ。小林悠は1トップに入る。

1試合目は攻め込みながらもなかなか点が決まらず。33分、39分と失点して、0-2と敗戦。気を取り直して臨んだ2試合目も先制を許す展開となったが、40分に小林が右サイドから持ち込んで左足で決めて同点とする。60分にはクロスに小林が合わせて逆転すると、さらに2点を加えて4-1で勝利した。小林はゴールを決めるごとに立ち上がって喜び、「めちゃくちゃうれしい」と笑顔。徐々にチームワークも生まれ、「初めてのeスポーツだったが、その素晴らしさを感じた」と小林も感激していた。

片手でプレーする者、足で操作する者…。全員がなんらかの障がいをもつ。中には、前日に退院して参加することができた者もいた。その全員が前向きで、チームとしてプレーしていた。「みんなが一つになって遊べた。障がいがある、ないは関係なく、みんなで一つのことをやるというのは素晴らしいこと。感動した。今度は自分がサッカーで元気や勇気を与えられたらいい」と小林。また、「次はフロンターレの選手たちや、ほかのJリーグのチームの選手たちでもいい。いろいろと考えていきたい」と話すと、会場は沸いた。

今後の展開にも注目だ。

 

 

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[号外]「反撃の狼煙を上げろ」。川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌の見どころを掲載 https://blogola.jp/p/84518 Sat, 18 Jun 2022 04:00:00 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=84518

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本日(6月17日)、川崎フロンターレvsコンサドーレ札幌の試合のみどころを掲載した号外を配布します。
場所:武蔵小杉駅北口ロータリー付近
時間:16:00〜19:00予定
※無くなり次第、終了します。

電子版号外はコチラ↓

https://bit.ly/gogai220618ks

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[川崎F]中村憲剛FROがチームにメッセージ。「僕がこうあってほしいと思っていたとおりになっている。頼もしい」 https://blogola.jp/p/83989 Tue, 02 Nov 2021 13:22:57 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=83989 ]]>


 1日、『ONE FOUR KENGO THE MOVIE ~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~』の先行公開&舞台挨拶を終えた川崎Fの中村憲剛FROに、J1優勝決定の可能性をもって3日の浦和戦を迎えるチームに“エール”を送ってもらった。

「エ、エール?!」と戸惑いながらも、きっちりコメントしてくださった内容をここで紹介する。

「自分がいなくなってより強くなる、よりよいクラブになれるということ(を考えて)で僕は引退している。

 もちろん、いろいろな大会を落としたことはあったにせよ、なんの心配もないまま、結果的にリーグ戦も天皇杯(準決勝進出)もここまできている。予想通りというか、想定内というか。僕がこうあってほしいと思っていたとおりなので、頼もしいなと思います。

 だから正直、僕が何か言うことはないです。自分たちで考えられる人たちがチームの先頭に立って、そこに若い人たちが付いていって、いまのチームがある。

 僕が引退したときに望んだ姿になっています。そのまま、やってほしいなと思います」

 浦和戦のキックオフは3日13時5分。チケット完売の等々力陸上競技場で行われる。①川崎Fが勝って2位の横浜FMが引き分け以下、②川崎Fが引き分けて横浜FMが敗戦で、リーグ連覇が決定する。

 なお、中村憲剛FROと川崎Fのドキュメンタリー映画『ONE FOUR KENGO THE MOVIE ~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~』は11月12日~25日まで、109シネマズ川崎、イオンシネマ新百合ヶ丘にて通常公開される。

文・写真:田中直希(エル・ゴラッソ川崎F担当)

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[Jリーグ月間表彰]Jリーグ月間ベストカット by EL GOLAZO 8月 自分がサッカー選手である意味は、ゴール 川崎フロンターレ FW小林悠インタビュー https://blogola.jp/p/83919 Fri, 01 Oct 2021 03:42:20 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=83919

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4試合ぶりの勝利に導いた熱量
 

 『DAZN・Jリーグ推進委員会』で今季からスタートしているエル・ゴラッソの月間表彰。マッチレポート紙面から、その月で一番グッとくるカットを表彰する「Jリーグ月間ベストカットbyELGOLAZO」では、J1第27節札幌vs川崎Fのマッチレポートで描かれた、小林悠選手のゴール場面を選出した。
 リーグ戦2分1敗と3戦勝ちなし、今季初めて敗れた福岡戦後に中2日で迎えたアウェイ・札幌戦で1ゴール1アシストと結果を残して2-0での勝利に貢献した小林に、その試合のことや現在のチーム状況などを聞いた。

取材日:9月8日(水) 聞き手:田中 直希

自分がサッカー選手である意味は、ゴール

 

オニさんの期待に応えたかった

 

――8月の月間ベストカット受賞、おめでとうございます。紙面に「ヒーロー」という文言があったからか、読者の方からは「SHISHAMOの『明日も』が頭の中に浮かんだ」、「川崎Fサポーターにとってはヒーローかもしれないけれど、こちらにとっては悪魔のような存在」というような反応もありました。
「たしかに、札幌戦ではずっとゴールを決めることができているので(リーグ戦9試合連続得点)、札幌サポーターからはイヤがられていると思っています(苦笑)」

――あの札幌戦に向かう際の心情を振り返ると?
「(三笘)薫と(田中)碧の移籍があり、ケガ人も出ていた中で、リーグ戦で勝てなくなっていました。しかも前節の福岡戦で久しぶりに負けてしまった(今季初、公式戦43試合ぶりの敗戦)。昨季から加入した選手や、今季加入した選手は“負け”というものを知りません。雰囲気的に結構暗くなったところはありました。そこで、もっとつらい時期や、初めて優勝したときの思いを知っている自分やノボリ(登里)がやらないといけないと感じたんです。『自分が決めて勝たせないといけない』と考えていました。連戦という側面はありましたが、そういったこともあってオニさん(鬼木監督)は僕をスタメンで使ってくれたと思っています。ここで力を発揮してくれよ、というオニさんの期待に応えたかった。結果的に1ゴール1アシストで試合にも勝てたので、本当によかったという試合でした」

――鬼木監督は「こういういときに結果を残すのが小林悠」と話していて、小林選手の表情やプレーからも強い思いは伝わってきました。一方で、若手にはどんな声掛けをしていたのですか。
「フロンターレのいいときは、前からどんどん追っていく回数が多かった。それが少なくなっていると感じていました。でも、自分だけが頑張ってもチームとしてダメ。その仲間を増やしたいと思って(遠野)大弥、(脇坂)泰斗、(橘田)健人に、『前からいこう』という話をしました。でも正直、かなりキツい試合でした。決して前半からうまくいった流れではなかったのですが、そうしたアグレッシブさが結果につながったのかなと思います」

――札幌が押していた中で、小林選手の1点目が決まります。
「オニさんも、『試合を動かすのはゴール』と言っていました。相手がチャンスを決め切れていなかったので、『ここで決められれば流れをもってこられる』と思ってプレーしていて、チャンスをものにするための準備は試合中もしていました」

――その1点目、宮城天選手のパスを受けてから素晴らしい反転をして決めたゴールでした。
「イメージできないと、ゴールはできないと思っています。試合前にはいろいろなことを考えます。どういう形ならばゴールが決められるか、そしてどういう形で決めるか。あの試合のウォーミングアップのときにターンのイメージが自分の中でできていたからこそ、あの場面で自然と体が動いたのだと思います。準備が生きたゴールでした。そのイメージができていなかったら、体の向きの作り方、ターンもできていなかったと思います。だから、試合に対する準備がすべてだったのかなと」

――そして、気持ちの入ったガッツポーズを叫びながら披露しました。
「とにかく、絶対勝って帰るぞという思いが強くて。そのために、自分のゴールで勝とうと思っていました。決めた瞬間はオニさんやベンチのみんなに『勝つぞ!』と言ったのを覚えています。自分が決めたらチームが乗る、勢いづくというのはわかっていますし、FWの選手はそういう特別な役割をもっていると自認しています。実際に、1点目を決めたあと、すぐに2点目を取れました。気迫やメンタルの部分は自分のよさ。その重要性をあらためて確認した試合になりました」

――出場時間で換算すれば1試合1得点以上のペースです。二ケタ得点を取っている選手の中で、一番の得点力。それにつながっているのも、メンタル面だと。
「もっと試合に出たいという気持ちが一番にありますが、チームの状況もあってなかなか継続的に試合に出られていません。でも、(同じセンターFWのレアンドロ・)ダミアンは素晴らしい選手。だから、限られた時間でどう点を取るかを研ぎ澄ませている部分はあります。出場時間が短かったら、そのぶんチャンスは少ない。試合途中から入ると難しさもあります。いろいろな側面はありますが、心の準備、体の準備は、どんな試合前も手を抜くことはありません。その準備がすべてだと思っているので、それが時間に対するゴール数につながっていると思っています」

――昨季の素晴らしい抜け出しからの得点など、札幌戦ではいいイメージがあるのではないですか。
「札幌戦と仙台戦は、周りのみんなが試合前の練習などで『次は○○キラーがいるから大丈夫だ』と冗談っぽく言ってくれますし、メディアの皆さんも持ち上げてくれる。自然と自分でも『この試合は点が取れるかもしれない』となっています。周りの人に感謝したいですね(笑)」

 

今までやってきた戦い方ではいけない

 

――主力で移籍した選手がいたり、負傷者が続出する中で鬼木監督は「我慢の時期」という表現をされています。その意味をどう解釈していますか。
「人が代われば戦い方も絶対に変わります。ネガティブな意味ではなくて、今までやってきた戦い方ではいけないと感じています。オニさんも選手みんなもそれを考えている時間であって、だから『我慢の時期』という説明なんだと思います。これを続けていけば、強いフロンターレが見せられるはずです。ただマリノスなど下から迫っているチームがある中で、結果には絶対にこだわらなければいけません。内容は少しずつ変えていけるかもしれないけれど、その中で少しでも負ければ差は縮まってしまう。だから、この時期は結果がすべてだと思っています。札幌戦にしても、先に失点していたらどうなっていたかわかりません。内容としてはあまりよくなかった。でも、“ 勝って修正ができる”というのが非常に大きいこと。だからこそ、どんな形でも結果にこだわった試合をすることが大事だと思っています」

――[4-3-3]を続けてきましたが、勝つために柔軟にシステムを変えることもあります。
「そこは、試合中にオニさんがうまくマネジメントしてくれています。もちろん、選手たちだけでできればそれに越したことはないですけど、試合中にピッチの中だけで形を変えるのは難しい。いま、最適なものを探している段階だと思いますが、相手によっても形は変えないといけないし、試合中にうまくいっていないときにポジションチェンジをすることで試合展開がガラッと変わることもある。まあ、自分としては2トップなら試合に出られる可能性が増えると思いますけどね(笑)」

――ルヴァンカップ準々決勝第2戦・浦和戦では、試合中にレアンドロ・ダミアン選手と2トップになり、二人の連係からゴールも生まれました。
「アキさん(家長)とダミアンと絡んで、久しぶりにああいう絡みで点が生まれた感覚があったので、その場面を増やしていければまた得点数が増えてくるのかなという感じはありますね」

――田邉選手から宮城選手とつながり、そこから家長選手、小林選手、ダミアン選手の連係で点が決まりましたよね。将来のフロンターレと今までのフロンターレがうまく絡んだゴールでした。
「(宮城)天が持ったときに、僕の中ではアキさんにボールが渡って、そこからのパスを受けるイメージができていました。映像で見返して気づいたんですが、僕も天に『アキさんに(パスを)当てろ』と指をさしています。アキくんは体勢があまりよくなかったのに天からのパスをダイレクトで動き出した自分に出してくれました。それを受けるときに『ダミアンいてくれ!』と思って中を見たら、本当にそこにいてくれた。全員が少しのミスもない、完璧なゴールだったと思います。決めた瞬間の気持ちよさは、いつもとまったく違うものがありましたね」

――ただ、その浦和戦は終盤に2失点して3-3。アウェイゴールの数で下回り、ショッキングな敗退になってしまいました。
「何より、後悔がありました。自分がなんとかできなかったのかと。自分が出ていたときのプレーを振り返りましたし、交代したあとに3失点目を決められてしまった。ベンチからも声を出していましたが、ピッチに最後までいたかったという悔しさはすごくありました。あの夜、家に帰ってからも全然眠りにつけなくて。本当に大きな悔しさがありました。(3-1としたあとに終盤に2失点するとは)サッカーはわからないですね。ああいうゴールを決めることは多かったですが、されると悔しいんだなとあらためて…。その日は切り替えられなかったです」

――今までは“ずっと負けていないフロンターレ”でした。ここは、雨降って地固まるポイントのような気もします。
「おっしゃるとおりですね。“勝って修正する”というのは一番いいやり方ですが、あくまでも美談だと思うんです。負けないと、その悔しさはわからない。悔しさを感じた経験は絶対に次につながると思います。ずっと勝っていたら、それに気づけない選手も多いでしょう。いい経験とは言えないですが、決して無駄にしてはいけないと感じます。もっと声を出しておけばよかったと思っている若手選手もいると思いますし、自分はもっとやれなかったかな、と思っているベテランもいるはずで、そうやってみんながチームのために何かをやろうという敗戦になればいいですね」

 

Photo:Atsushi Tokumaru

とにかく、もっとゴールを決めたい

 

――ここからは小林選手自身のことを。今季は先発機会も少なくなり、負傷もありました。ここまでをどう振り返りますか。
「客観的に見れば、チームは強くなったと感じます。でも、移籍や負傷という試練が次々とやってくる。それを乗り越えるために必死にもがいて戦っている姿が、またチームを成長させると思いながら日々を過ごしています。個人としての思いは、悔しさが一番ありますね。若い選手たちに負けたくないですし、その思いは自分が若手のころから変わっていません。それがなくなったら引退しようかなと思っているくらいで。とにかく、もっとゴールを決めたい、もっと出たいという思いを練習からぶつけることが大事ですし、それをしっかり見てくれているのがオニさんだと思うので、続けるだけですね。あとは、若い選手にアドバイスする立場になってきたので、特にメンタルの部分は伝えていければと思っています」

――「伝える」という点では、第25節・広島戦後に旗手怜央選手が小林悠選手と話せたことが大きかったという話をしていました。
「内容はちょっと言えないですけど、強いチームの振る舞いについてですね。簡単に言えば、一喜一憂するなと。優勝するチームというのは、勝っても負けても気持ちの変動があってはいけない。それについては、ほかの若い選手にも言っていこうと思っています。怜央はいろいろなものを背負って頑張っていました。移籍した(田中)碧や(三笘)薫のこともあると思います。サッカーはチームでやっているスポーツなので、自分で背負い込みすぎないほうがいい、とにかく淡々としていたほうがいいよ、と伝えました。僕ももともと感情が外に出やすいタイプで、彼の気持ちはすごくわかります。細かくは言えないですが、まず試合後の夜にLINEしました。個人的に、会ってそういう話はできないかなと思って」

――それで旗手選手は吹っ切れたところもあったのですね。では、小林選手自身のメンタルの持ちようについて、どんなことを意識されていますか。
「真ん中でなく右サイドで出ることもあるし、試合展開によってはいろいろな役割をしなければならないときがあります。ただ、絶対に変えてはいけないのはゴールを目指すということ。ディフェンスも頑張らないといけないし、チームとして前線の選手がスイッチを入れる、コースを限定するのはすごく大事なこと。そこから自分もリズムをつかむ部分はあります。でも、それをやりすぎてゴールを奪えなくなりそうなら意味がないので、うまく休みながらやろうと思っています。もちろん、全部やれることが一番いいですが、まずゴールを決めるという考えは変えないようにしています。人にどれだけ言われても、そこだけは変えないようにしています」

――それが小林悠というサッカー選手なんですね。
「僕の価値はそこにありますね。自分がサッカー選手である意味は、ゴールだと思っています。そこは変えないように心がけています」

――今季、さまざまなことがチーム内で起こっています。移籍、負傷、過密日程、コロナ…。でも、川崎Fは川崎Fでいられていると思います。なぜだと思いますか。
「“フロンターレにいる人”じゃないですかね。スタッフや選手なども含めて、本当に意識の高い集団です。ほかのチームにいったことがないので聞いた話でしかないですが、ウチは選手一人ひとりの志が本当に高い。そこに引っ張られるように、どんどん皆の意識も高まっていきますし、私生活を含めて人間としても成長できるチームです。自分もその中の一人でいられたらいいなというのが正直な思いですね。オニさんも、ベテラン選手も若手も、うまくなりたい、強くなりたいという思いが伝わってきます。それがすべてだと思います」

――では、鬼木監督の存在については。
「僕にとってはめちゃくちゃ大きい存在です。チームのことも個人のことも考えてくれて、しっかりと会話してくれます。だから、どういうことを要求しているのかが理解できるんです。若手にどんな声掛けをしてほしいと言われることもあります。オニさんからは信頼を感じています。それは自分だけではないと思います。試合に出ていない選手たちも、オニさんは見てくれている。それが分かるから腐っていく選手がいなかったり、常に意識が高い中でやれていると思います。オニさんは、試合に負けたときや引き分けたときに、まず自分を責めるんです。まず自分に矢印を向けてから、『もっと自分がこうすればよかった』と僕らに伝えます。それを聞いた選手で監督のせいだと思う選手はいないですし、まず自分に矢印を向けることになる。自分は何かできなかったかを考えさせられるきっかけになります。それがほかのチームと一番違うところだと思います」

――「一番の違い」ですか。
「人のせいやもののせいにしていたら成長はないと思うんです。毎試合、自分とどう向き合うか。そのあとに、周りの選手との連係や、ミスに対して会話することも大事です。でも、まず自分のプレーがどうだったのかを整理しないと次の話にはいけないと思うので」

アグレッシブさをもう一度出す

――タイトルに向けた戦いがより鮮明になる終盤戦に向けての意識を教えていただけますか。
「まず、ないものねだりをしないこと。いまいるメンバーでどう戦うかが大事ですし、そのメンバーを信じてやることが一番です。自分もよくケガをするのでわかります。ケガをした本人が一番つらいし、苦しい。また、彼らがチームのために何ができるかを考えてやってくれているのも知っています。復帰する選手も含めて、いるメンバーでどう戦うか。途中から出るメンバーも含めて、選手個々の特長を出して、弱気なプレーではなくてアグレッシブにプレーしていくことがタイトルを獲るためには必要だと思います」

――それがフロンターレらしさなんでしょうか。
「そうですね。いいときは、みんなでゴールに向かって攻めて、失敗したらみんなで戻ってカバーしていました。そのアグレッシブさが少なくなってきているし、それをみんなでカバーするところも、失敗してもいいからいこうというのが少なくなっていると感じます。ミスを恐れて安パイなプレーをしてしまっているというか。もう一回、練習からそのことについて言っていこうと思っています。結局、一番相手もイヤだと思うので」

――そうなれば鬼に金棒ですね。厳しい戦いが続くと思いますが、頑張ってください。
「頑張ります。ありがとうございます!

 

小林 悠(こばやし・ゆう)
1987年9月23日生まれ、34歳。東京都出身。177cm/72kg。町田JFC.JY→麻布大附属渕野辺高→拓殖大を経て、10年に川崎Fに加入。J1通算311試合出場130得点。J2通算5試合出場。

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[ライバルウイーク特別インタビュー]相馬勇紀(名古屋)、三笘薫(川崎F)“ドリブルも勝利も譲らない” https://blogola.jp/p/83530 Wed, 28 Apr 2021 10:06:08 +0000 BLOGOLA編集部 https://blogola.jp/?p=83530

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J屈指のドリブラー、相馬勇紀と三笘薫。DAZN『Jリーグプレビューショー』とEL GOLAZOの共同企画として、ライバルウイーク特別インタビューを実施した。勝点差『3』の1位と2位が2週連続で対戦するビッグマッチを前に、大学時代からしのぎを削り合ってきた二人は互いのことをどう見ているのか。また、この試合のポイントはどこなのか。決戦を前に、存分に語ってもらった。

FW 11 相馬勇紀(名古屋グランパス)
「真っ向勝負あるのみ。
名古屋がここで叩く」

数字を支える自己改革

―直近の第11節・G大阪戦は1ゴール1アシストと素晴らしい活躍でした。
「今年は結果を大切にしています。パスの受け方とスペースの使い方、相手との駆け引きは(マッシモ・フィッカデンティ)監督からもアドバイスを受けていて、自分の中で感覚をつかめています。まだまだ満足はしていないですが、成長は実感しています」

―先発出場が昨季より増え、個人データでもここまでアシストとラストパスがチーム1位、ペナルティーエリア内のドリブル成功数もマテウス選手と並んで1位タイです。
「昨年はアシスト数がゼロでしたが、今年は点を取りにいくことでアシストも増えています。今季はVARがあり相手もファウルできないので、エリア内でも積極的にドリブルを仕掛けられています。これもプレーの意識やメンタルが変わったからです。コンディションのところでも今年は体重を6kg落としてキレが出ています。サッカーはフィジカルとメンタルの二つが本当に大切です」

―フィジカル改革以外にメンタルも昨季までと違いが?
「オフにしっかり決意したことが大きいです。プロ入り2年間を見つめ直した結果、『これじゃダメだ。このままではサッカー人生が普通に終わってしまう』と思いました。昨年末のU-24日本代表合宿では、新しく呼ばれた選手も含めてみんながメラメラしていました。今年の僕のマインドは、いろいろな選手の台頭が影響している面があると思います」

―東京五輪まであと少し。ライバルに競り勝ち、18名の枠に入らないといけません。
「家の部屋にも『絶対に出場する』という貼り紙をしています。選ばれることと、あとは五輪に出て金メダルを取らないと意味がないので、海外の選手と対戦してどれだけ活躍できるかまで考えながら日々トレーニングをしています。いまは自信がありますし、アシストとゴールを毎試合取っていくことが大切です。五輪代表には絶対に入りたいです」

薫と僕はタイプが違う

―あらためて川崎Fの印象は?
「リスペクトすべきチームです。だからといって下からぶつかるのではなく、自信を持って絶対に勝つ気持ちで戦いたいです。1対1のデュエルで負けないこと、そして、組織的にプレーできるか。相手は(三笘)薫や家長選手らいい攻撃陣がいます。さらにジェジエウ選手、谷口選手らの堅守をどう攻略するかがポイントです」

―対面する山根選手も攻めに出てくるタイプです。
「視来くんは大学のころから知っているので、上がってきたら絶対に抜かれないようにしたいですし、逆に裏を突いて先手を取りたいです。スピード勝負は絶対に負けません。ボールをどこに置いてどういうプレーをするか、去年の対戦前も分析しました。ただ今年はランニングのコースが多彩で、開幕戦で家長選手にアシストしたヒールパスも内側を走っていました。代表でも日韓戦で同じ形から点を決めていたので、離さずついていくことやマークの受け渡しが大事になります」

―あらためて三笘選手の印象は?
「大学から知っていますし、人柄も真面目です。薫はよく“ヌルヌルドリブル”と言われていますが(笑)、僕は相手の重心を見ながら緩急を使って抜くタイプ。薫はスピードに乗ったドリブルで、普通の選手より相手をはがすタイミングがワンテンポ早いです。DFが足を出したときにはもう抜いています。1、2で足を出すところを1で抜いていくのが薫のドリブルです。ちなみに僕は早稲田大学時代に分析も担当していて、筑波大学戦では薫に2、3枚マークをつけました(笑)」

―三笘選手は「根本的には相馬選手のほうが速い」と話しています。
「僕は瞬発力があるので10m競争は僕のほうが速いかもしれないですが、スピードに乗ったら薫のほうが速いと思います。代表でも“三笘か相馬か”みたいに同じくくりに見られますが、僕が初速から加速までが速いのに対して、薫は初めから加速なしで速く走り続けられるタイプだと思います」

―三笘選手を参考にすることは?
「三笘薫プレー集を普通に見ました(笑)。いいものは参考にするに越したことはないですね」

―そしていよいよ川崎Fとの連戦です。この1週間に大事な試合が二つ続きます。
「2連勝したら大きいので楽しみですね。勝ちたいです。いや、勝ちます。まだ相手は無敗なので、黒星がついたら他チームとの対戦でもブレてくることがあるかもしれません。真っ向勝負あるのみです。去年はリーグ1強になってしまったので、今年は優勝を本気で目指す名古屋がここで叩きたいです」

取材日:4月25日(日) 聞き手:DAZN、西川 結城

相馬 勇紀(そうま・ゆうき)
1997年2月25日生まれ、24歳。東京都出身。166cm/69kg。三菱養和SC調布JY→三菱養和Y→早稲田大→名古屋→鹿島を経て、昨季名古屋に復帰。J1通算73試合出場7得点。

FW 18 三笘薫(川崎フロンターレ)
「自由は、責任。
1対1は全部勝つ」

引き出しを増やすワクワク感がある

―ここまでのご自身のプレーについて。
「先発が増えて出場時間は昨季よりも延びていますが、数字はまだまだ足りないというのが実感です。先発で出られれば、サイド以外でプレーする回数も増えます。ビルドアップに参加したり、クロスに入るところ…ミドルシュートはまだまだですが、そうした部分で足りないところが多いと実感させられたり、気付きも多い。いろいろな経験をしながら、引き出しを増やそうとしている段階です。そこへのワクワク感は昨季よりあります」

―監督からは、「ドリブルでの仕掛け」についてどう言われているのでしょうか。
「監督からは毎試合前にも(『どんどん仕掛けろ』と)言われますし、自分はそういった役割を担っています。自分の中でも仕掛けることを常に念頭に置いていますが、自分だけのことを考えるのはよくありません。周囲を見ながらの判断は、まだまだ改善が必要だと思います」

―いまの川崎Fは、鬼木監督も明かしているように三笘選手などが仕掛けて、取られたとしても周りがカバーする態勢をとっています。
「自由にしてくれているのはプレーヤーとしてうれしいことで、そのぶん、やらないといけません。相手を攻略しないと『もう仕掛けちゃダメ』という場面も増えると思うので、成功数にもこだわりたいです」

―成功数にこだわっているんですね。
「攻撃の選手なので、10回中1回、(ドリブルでの仕掛けが)成功してそれがゴールになって勝てればいいという話ですけど、自分はそれでは負けだと考えていますし、全部勝てるようにしたいと思っています」

―代表活動後、例えば脇坂選手も「刺激を受けた。意識が明らかに変わった」と話していました。それは三笘選手も同様ですか。
「刺激は誰しも受けると思います。それは、いい結果であっても悪い結果であっても。その刺激を機に変われるか、継続できるかという部分があって、自分を変えていける。そうした“メラメラ感”をもっと出さないといけないと思いますし、それを維持しないとトッププレーヤーにはなれないと思います」

直接対決で勝てば、大きな意味を持つ

―2位・名古屋との試合が控えます。
「昨季、11連勝目を阻止された相手です。1位と2位の直接対決で勝利すれば、大きな意味を持つと思います。僕自身、昨季のアウェイ戦では何もできなかった印象があるので、ここでしっかりと結果を出して『フロンターレのほうが上だ』というところを見せたいです」

―相手の堅守を崩す上で意識することは?
「サイドを使うしかないと思っています。ミドルシュートで得点できれば一番ですが、そのミドルを何度も見せて相手を間延びさせたり、ボールを保持して後半に相手がキツくなってくるところで仕留められたりできればいいと思います」

―SBとの1対1は重要になる?
「名古屋のCBはゴールエリア付近からなかなか出ないイメージがあるので、そのぶん、僕から見てニアのスペース(ペナルティーエリア内、ゴールの脇)をうまく使って攻略したいと思っています。ボランチが(SBの)カバーもしてくると思うので、そこをうまく突いてもいい。1対1で勝つことができれば、数的優位になってチャンスになります。そこで自分が勝たないと意味がないと思っているので、しっかり準備したいですし、最後のクロスの質、シュートの質というところにもこだわらなければならないと考えています」

―ともに左サイドのドリブラーで、同世代でもある相馬選手の印象は?
「馬力があって、スピードがあります。初速も速いですが、そこから持続してずっと速いタイプです。カットインからのクロスやミドルもあります。以前、僕たちとの試合でもミドルシュートを決めています。全選手をケアしないといけないですが、相馬選手もしっかりとしたケアが必要です」

―この試合で名古屋の守備を破れれば、また評価が上がりそうです。
「失点があれだけ少ないチーム相手に、僕が2点や3点を取れれば、価値が出てくると思います。もちろんチームの勝利が最優先なので、そのためのプレーができればいいと思っています」

取材日:4月22日(木) 聞き手:DAZN、田中 直希

三笘 薫(みとま・かおる)
1997年5月20日生まれ、23歳。神奈川県出身。178cm/71kg。川崎F.U-15→川崎F.U-18→筑波大を経て、昨季川崎Fに加入。J1通算42試合出場17得点。

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