<2025年>鳥取県の移住支援金・補助金情報まとめ|地域の魅力とメリットデメリットは【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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鳥取県は、日本で最も人口が少ない県ですが、豊かな自然環境と温かな県民性に恵まれています。
山陰海岸や中国山地に囲まれ、夏は海水浴やサーフィン、冬はスキーを楽しめる環境が魅力です。
日々の暮らしでも、新鮮な海の幸や採れたての野菜が近所のスーパーや直売所に並び、都市部では考えられない手頃な価格で手に入ります。
また、子育て世帯や高齢者への福祉が充実しており、各種全国ランキングでも上位に入るなど「理想の移住先」として注目されています。
気候も比較的温暖で、春から秋にかけて天候に恵まれ、台風などの大規模災害も少ないため暮らしやすい地域と言えるでしょう。
こうした環境から、近年は幅広い世代で鳥取県へのUIターンや移住を検討する人が増えています。
リモートワークの普及も後押しし、都市の喧騒を離れて自然体でのびのび暮らしたい人々にとって、鳥取県は大きな魅力を持つ地域です。
もちろん都会と比べて娯楽施設や交通の便は劣りますが、その分ストレスの少ないスローライフを実現できるでしょう。
満員電車や渋滞に悩まされることもなく、通勤ラッシュから解放された穏やかな日常は地方移住の大きなメリットです。
今回は、そんな鳥取県への移住を検討中の方に向けて、令和7年度(2025年度)に利用できる移住支援金・補助金制度の情報を中心に、鳥取県での暮らしのメリット・デメリット、移住成功のコツや人気の移住先市町村の特徴、さらに移住イベント情報や相談窓口まで幅広く紹介します。

鳥取県への移住を検討する際に知っておきたいメリットとデメリットを整理します。
良い面ばかりでなく課題も理解しておくことで、移住後のギャップを減らし“失敗しない移住”につなげましょう。
日本海の海岸美や大山をはじめとする山々、雄大な砂丘など、多彩な自然を身近に感じながら暮らせます。
四季折々のレジャーを楽しめるため、アウトドア好きには理想的な環境です。
釣りや登山、キャンプやスキーなど、日常的にアウトドアアクティビティに打ち込めるでしょう。
海の幸・山の幸が豊富で、食材が安く美味しいのは鳥取移住の大きな魅力です。
漁港に近いため魚介類は新鮮そのものですし、野菜や果物、お米も地元産が安価で手に入ります。
外食産業も海鮮はじめ地域グルメが充実し、“食”の満足度が高い暮らしになるでしょう。
鳥取県は全体的に物価が安く、家賃相場も主要都市に比べ格段に低いです。
広めの家や庭付き一軒家に手が届きやすく、家庭菜園やDIYなどゆとりのある住環境を実現できます。
前述のように医療費助成や保育所整備など行政の子育て支援はトックラスで、待機児童もゼロです。
自然の中でのびのび子育てできる環境もあり、子どもにとって安全安心な暮らしを提供できます。
共働き世帯にも配慮した施策が多く、ワークライフバランスも取りやすいでしょう。
人口が少ない分、コミュニティの結びつきが強く、人付き合いが温かいという声が多いです。
困ったときに助け合える風土や、防犯面でも犯罪発生率が低く治安が良い点は精神的な安心につながります。
顔見知りが増えることで孤独感が少なく、移住者にも親切に接してくれる人が多いでしょう。
都市部と比べ交通渋滞や満員電車とは無縁で、車通勤でも大抵スムーズです。
移住者からは「時間の流れがゆっくりに感じる」「通勤時間が短くなり自分の時間が増えた」といった声もあります。
ゆとりあるライフスタイルを実感できるのは、鳥取移住の醍醐味です。

鳥取県内の公共交通機関は本数が少なく、地域によっては車なしでは生活が成り立ちません。
鉄道やバスの減便・運行時間短縮が進んでおり、自家用車は必須と考えた方が良いです。また県外へのアクセスも、大都市圏から距離があるため高速バスや特急で数時間、車で大阪まで3時間以上かかります。
頻繁に都市と行き来したい人にとっては移動コスト・時間が負担になるでしょう。
大企業の支社や工場が少なく、産業構造は中小企業や農林水産業、公務員などが中心です。他県に比べ求人の母数自体が限られるため、特に専門職や高収入求人を求めると難航しがち。
結果として平均給与水準も低めにはなりますが、リモートワークで都会の仕事を続けるか、起業や地域に密着した仕事に挑戦するか、事前にしっかり検討が必要です。
買い物は日常品なら困りませんが、都会のように多種多様な店が揃っているわけではありません。
ファッションやカルチャー面での刺激は少なく、コンサートや大規模イベントもほとんどありません。
築年数の経った空き家を安く借りられる反面、断熱が不十分で冬寒かったり、虫や小動物が出たりといった田舎特有の問題もあります。
また、地域によってはスーパーや病院まで車で1時間といった場所もあり、高齢になると生活に支障が出る場合も。
自治体によっては移動販売や巡回診療でカバーしていますが、将来的な暮らしやすさまで見据えて地域選びをするのが望ましいです。

鳥取県では移住者を積極的に受け入れるため、経済的支援策や相談体制を県と市町村が連携して整えています。
ここからは、令和7年度(2025年度)に利用可能な代表的な移住支援金・補助金制度をピックアップしてご紹介します。
支援制度ごとに概要・申請期限・支援内容・要件をまとめますので、条件に合うものがないかチェックしてみましょう。
東京圏から鳥取県への移住者に対し、就業または起業による定住を促進するため支給される支援金です。
国のデジタル田園都市国家構想交付金(旧地方創生推進交付金)を活用し、県と県内全市町村が共同実施しています。
支給対象者は東京23区在住者または通勤者で、鳥取県内に移住して一定の就業・起業要件を満たした方です。
支援金額
単身世帯で移住した場合は最大60万円、2人以上の世帯の場合は最大100万円が支給されます。
さらに、令和5年4月以降の転入で18歳未満の子どもを帯同した場合、子ども一人につき追加で最大100万円が支給されます。
例:夫婦+子ども2人で移住した場合、最大で100万円+100万円×2=300万円の支援金(※支給上限については各市町村に要確認)。
要件(抜粋)
支給対象となるには主に以下の条件をすべて満たす必要があります。
移住元要件:移住直前までの10年間のうち通算5年以上、東京23区内に在住、または東京圏※で23区内へ通勤していたこと(直前1年以上は連続して該当すること)。
移住先要件:令和元年8月5日以降に鳥取県内の市町村へ転入し、申請時点で転入後1年以内であること。また、転入先の市町村に5年以上継続居住する意思があること。
就業要件:移住支援金の対象となる求人に応募・就業し、週20時間以上の無期雇用契約で勤務していること(家族経営の企業への就職や、転勤・出向等による移住は対象外)。
求人への応募日はマッチングサイト掲載日以降である必要があります。
起業要件:鳥取県の起業支援補助金(後述)による交付決定を受けて起業すること。
その他:日本国籍または一定の在留資格を有し、暴力団等の反社会的勢力でないこと。過去に同様の移住支援金を受給していないこと 等。
申請方法・期間
移住支援金の申請先は転入先の市町村役場です。転入後3か月以上住民登録し、かつ就業先で3か月以上継続勤務した上で申請できます。
各市町村によって年度内の申請受付人数に上限がある場合があるため、転入予定先の市町村窓口に早めに問い合わせてください。
令和7年度分は、概ね令和8年3月末まで(自治体によって締切日設定あり)となっています。
なお、鳥取県内の全19市町村すべてがこの移住支援金事業の実施団体となっており、対象要件を満たせば県内どの地域へ移住しても支援金の申請が可能です。
支給決定までの流れや必要書類については、鳥取県公式サイトの案内ページや転入先自治体のホームページをご確認ください。
鳥取県独自の制度で、県外在住で鳥取県への移住を具体的に検討している方が現地を訪問する際の交通費・宿泊費を補助するものです。
移住相談窓口やイベントで相談実績のある方(※県や市町村、NPO等の移住相談員に事前相談した方)が対象となります。
令和7年度の実施期間は 2025年4月8日~2026年3月10日までの来県 が補助対象で、申請受付は2025年4月1日~2026年3月3日です。
※訪問の7日前までに申請が必要なので計画的に手続きを行ってください。
補助内容
鳥取県内での移住下見や就職活動のための旅費・宿泊費を補助
交通費:自宅最寄りから鳥取県内訪問先までの往復交通費の1/2を補助(公共交通機関の場合。飛行機・JR・バス・フェリー等の実費半額)。
マイカー利用の場合は高速道路料金実費+距離に応じたガソリン代(1kmあたり25円)相当額の1/2補助、レンタカーの場合はレンタカー代等の1/2補助があります。
宿泊費:鳥取県内のホテル・旅館・民泊等の宿泊費を全額(10/10)補助。市町村が提供するお試し住宅を利用する場合も対象です。
補助には一部上限額の設定があり、遠方から車で来る場合などは別途定める額が上限となります。
また、事前に県の承認(認定手続き)を受ける必要があり、無断で来県して後から申請しても補助は受けられません
要件
鳥取県内への移住を本気で検討している県外在住者で、県や市町村等の移住相談窓口に相談実績があること(相談担当者の種類は問わないが、公的な移住相談員への相談履歴が必要)。
実際に来県した際には、市町村役場や企業訪問、移住ツアー参加、物件下見など移住目的の行動を行うこと。
申請方法
希望日の7日前までに所定の申請書を提出→県から認定を受け→来県→帰宅後に実績報告&振込。
申請窓口は鳥取県地域づくり推進部など県庁内の担当課になります(最新の要領は県HPからダウンロード可能)。

上記のほかにも、鳥取県や市町村は移住者支援のため様々なメニューを用意しています。その中から特徴的なものをいくつか紹介します。
鳥取県では、東京圏からの若者のUIJターン就職を後押しするため、就職後の生活支援策も整えています。
例えば奨学金返還支援では、県が認定した対象業種に県内就職した場合に奨学金返済の一部を助成する「未来人材育成奨学金支援助成金」があり、令和7年度は対象者を全業種に拡大して450名募集しています。
交付決定を受け県内企業に正規就職した方に対し、奨学金返還総額の1/4相当額を助成する内容です(既卒者は残額の1/4)。
また、市町村独自の施策として、倉吉市ではUIJターン就職した35歳以下の若者に対し、奨学金返還を最長8年間支援する制度を設けています。
このように、経済的ハンデを減らし若い世代の移住定着を図る取り組みが進んでいます。
鳥取県は住まい確保の支援にも力を入れています。
県と市町村が連携する「移住定住推進交付金」により、市町村が空き家の改修費補助や家財処分支援、新築住宅取得補助金などを用意。
例えば岩美町では、UIJターン者が空き家を改修して定住する場合に最大200万円(県外移住者)の補助金を交付しています。
また、琴浦町では、空き家リフォーム補助(最大50万円)や空き家購入者への奨励金(40万円)、新築・中古住宅取得時の固定資産税減免(最大60万円)など、独自の住宅支援策が豊富です。
移住の際には各市町村の空き家バンクを活用し、こうした補助制度と組み合わせることで、格安で理想の住まいを手に入れることも可能です。
子育て環境整備は移住支援の重要な柱です。
鳥取県では多くの市町村で18歳まで医療費無料化、保育料軽減、第3子以降の保育料無償化、小中学校給食費の補助などを行っています。
例えば大山町では高校卒業まで医療費助成、多子世帯の保育料減免、放課後児童クラブの利用支援、さらに小中学校の給食費全額補助まで実施し、子育て家庭の経済負担を徹底的に減らしています。
琴浦町でも0~2歳児のいる家庭に月額3万円を給付する制度や、不育症治療・チャイルドシート購入補助などきめ細かな支援があります。
鳥取県全体でも待機児童ゼロを達成するなど子育て支援に力を入れており、移住後に安心して子育てできる体制が整っています。
鳥取県への移住を促進するユニークな施策として、移住応援メンバーズカードの発行があります。
これは県外から移住する方を全県で応援するための会員制度で、登録すると移住前後に利用できる様々なサービスの優待特典を受けられます。
提携している県内企業・店舗で割引や特典が提供される仕組みで、例えば引越し料金割引、住宅リフォーム割引、レンタカー割引、温泉入浴券プレゼントなど、多岐にわたる特典があります。
会員登録はオンライン(ふるさと鳥取県定住機構のサイト)から可能で、年会費等は無料です。
移住前の下見旅行の際に使えるサービスもあるため、鳥取移住を決めたら早めに入会しておくとお得でしょう。
上記のように、鳥取県と各自治体は移住希望者の状況に応じた支援制度を数多く用意しています。
支援内容は年度によって変更・更新されることもありますので、最新情報は鳥取県公式サイトや各市町村の移住支援情報ページを確認するようにしてください。

鳥取県では移住検討者向けのサイトや相談窓口を解説しています。
移住前には以下のサービスを活用して情報を収集しましょう。
東京・有楽町のふるさと回帰支援センター内には、公益財団法人ふるさと鳥取県定住機構が運営する「とっとり暮らサポートセンター」が設置されています。
専任の移住相談員が常駐し、鳥取県内へのUIJターンに関するあらゆる相談を受け付けています。
遠方にお住まいの場合や対面が難しい場合、オンライン(Zoom等)での個別相談にも対応。
予約制で夜間や土日相談を受け付けることもありますので、仕事で平日昼間に時間を取れない方も安心です。
仕事探しや住まい情報、支援制度の紹介、現地案内の調整など幅広くサポートしてもらえるので、鳥取移住を検討中の方は気軽に訪れてみてください。
住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8F
開設時間:10:00−18:00(定休: 月・祝)
お問い合わせ先:090-1657-7470
tottori@furusatokaiki.net
鳥取県定住機構は情報発信にSNSを活用しており、公式Instagramアカウントでは移住や田舎暮らし、就職・就農などに関する旬な情報が日々投稿されています。
支援制度の募集開始やイベント告知、地域の日常風景まで幅広く紹介されていますので、ぜひフォローして最新情報をキャッチしましょう。
希望する移住先が具体的に決まっている場合は、各市町村役場の移住定住担当課に直接問い合わせるのも有効です。
鳥取県内の全市町村に移住相談窓口や移住受入担当者が配置されており、地域の細かな暮らしぶりや空き家情報まで教えてくれます。
UIターン経験者を「地域おこし協力隊」として採用し、移住者目線で相談に乗ってくれる自治体もあります。地元ならではの生の情報を得るためにも、積極的にコンタクトを取ってみましょう。
鳥取市:とっとり移住定住推進室
電話:0857-30-8171
メール:iju@city.tottori.lg.jp
米子市:地域生活部 地域政策課
電話:0859-23-5374
メール:chiiki-seisaku@city.yonago.lg.jp
倉吉市:企画課
電話:0858-22-8159
メール:kikaku@city.kurayoshi.lg.jp
境港市:企画政策課
電話:0859-47-1010
メール:kikaku@city.sakaiminato.lg.jp
岩美町:企画財政課
電話:0857-73-1412
メール:kikaku@town.iwami.lg.jp
若桜町:まちづくり推進課
電話:0858-82-2238
メール:machidukuri@town.wakasa.tottori.jp
智頭町:政策推進課
電話:0858-75-4112
メール:seisaku@town.chizu.tottori.jp
八頭町:総合政策課
電話:0858-72-0301
メール:sogoseisaku@town.yazu.tottori.jp
三朝町:企画課
電話:0858-43-3512
メール:kikaku@town.misasa.tottori.jp
湯梨浜町:企画課
電話:0858-35-5311
メール:kikaku@town.yurihama.lg.jp
琴浦町:企画政策課
電話:0858-52-1708
メール:kikaku@town.kotoura.tottori.jp
北栄町:企画財政課
電話:0858-37-3111
メール:kikaku@e-hokuei.net
日吉津村:産業建設課
電話:0859-27-5955
メール:sangyo@village.hiezu.lg.jp
大山町:まちづくり推進課
電話:0859-54-5205
メール:machidukuri@daisen.jp
南部町:まちづくり推進課
電話:0859-66-3113
メール:machidukuri@town.nanbu.tottori.jp
伯耆町:まちづくり推進課
電話:0859-68-5533
メール:machizukuri@town.houki.tottori.jp
日南町:まちづくり推進課
電話:0859-82-1111
メール:machidukuri@town.nichinan.lg.jp
日野町:企画課
電話:0859-72-0332
メール:kikaku@town.hino.tottori.jp
江府町:地域振興課
電話:0859-75-3222
メール:chiikishinko@town.kofu.tottori.jp

鳥取県での暮らしと一口に言っても、地域によって環境や利便性、雰囲気はさまざまです。
ここでは移住先として特に人気のある5つの市町村をピックアップし、それぞれの特徴や魅力を紹介します。
都市部の利便性を求めるか、自然に囲まれた田舎暮らしを求めるか、自分や家族の希望に合った地域選びの参考にしてください。

鳥取市は鳥取県の県庁所在地であり、約18万人が暮らす中核市。
城下町としての歴史を持ち、市街地から少し足を伸ばせば鳥取砂丘や日本海など雄大な自然にも触れられる環境です。
都市機能と自然が調和した暮らしやすい街で、医療機関や商業施設も県内最多の規模で整っています。
特に子育て支援や教育環境が充実しており、「子育て王国」を掲げる県の中心として、こどもの遊び場や学びの場が豊富です。
市内には大型児童館「わらべ館」や広大な児童公園「チュウブ鳥取砂丘こどもの国」などがあり、いずれも子どもの入館料が無料で気軽に利用できます。
医療費も高校卒業まで無料化されているため、経済的負担を気にせず子どもを育てられるでしょう。
また、鳥取市内には大学キャンパスもあり、高校卒業後の地元進学も可能です。
生活インフラ面でも、中心市街地には百貨店やショッピングモール、映画館など都市的な施設が揃い、地方ながら不便さは少ないと言えます。
県内最大の病院である鳥取大学医学部附属病院も市内にあり、医療体制も万全です。
一方で市街地を離れれば田園風景や里山の自然が広がり、少し郊外に住めば静かでゆとりある暮らしが可能です。
「便利すぎず田舎すぎない」ほどよい暮らしやすさが鳥取市の魅力であり、UIJターン者からの人気も高い地域です。

倉吉市は鳥取県中部に位置する人口4万5千人ほどの地方都市。
白壁土蔵群や赤瓦の町並みなど歴史的景観が美しく、「小京都」とも称される情緒ある街です。
市街地はコンパクトにまとまり、買い物施設や医療機関も一通り揃っているため日常生活に困ることはありません。
適度な都市機能と落ち着いた雰囲気で、のんびりとした地方都市暮らしを送りたい方に向いています。
また、倉吉市は移住者支援にも熱心で、先述の奨学金返還支援をはじめ、UIターン就職者への住宅支援金、新規就農者への補助など独自制度が充実しています。
特に奨学金返還支援事業では、UIJターンで市内企業に就職・転入した35歳以下の若者に対し、奨学金の返済額を最長8年間補助する全国的にも手厚い制度を実施しています。
こうした政策も奏功し、近年は倉吉市へUターンする若者も増えています。
倉吉市の周辺には三朝温泉など有名な温泉地や、大山隠岐国立公園の山岳エリアも近く、週末のレジャーも楽しめます。
海こそ遠いものの、車で1時間ほど行けば日本海にもアクセス可能です。
都市的な便利さと田舎のゆったり感のバランスが良い倉吉市は、「地方都市で穏やかに暮らしたい」というファミリー層におすすめの移住先と言えるでしょう。

米子市は鳥取県西部の中心都市で、人口約15万人を擁します。
山陰地方随一の商業都市として発展してきた歴史があり、大型ショッピングモールや百貨店、飲食店街など商業施設が充実しています。
同時に、北に日本海、南に中国地方最高峰の大山(だいせん)を望み、温泉やスキー場、ゴルフ場、サイクリングロードなどレジャー資源も豊富な土地柄です。
海水浴やマリンスポーツも楽しめ、山も海も身近にある贅沢な環境が米子市最大の魅力でしょう。
鳥取県内の中では交通利便性も高く、山陰地方のハブ都市として高速道路や鉄道が整備されています。
米子自動車道・山陰道を使えば大阪・神戸・広島へは車で約3時間、JR特急で岡山まで約2時間半で出ることができます。
米子鬼太郎空港から東京(羽田)へは1日2~3便の直行便があり、空路なら約1時間で東京にアクセス可能。
一方、県庁所在地の鳥取市へはJRで約2時間(距離約150km)かかりますが、隣接する島根県松江市ならJRで30分ほどと近接しています。
広域移動の利便性という点では、鳥取県内で最も恵まれているといっても過言ではありません。
生活環境を見ると、米子市内のスーパーには地元産の新鮮な魚介・野菜が豊富に並び、その価格の安さに都会からの移住者は驚くと言われます
幹線道路沿いにはドラッグストアや大型店が立ち並び、車さえあれば日常の買い物に不自由はありません。
中心部には老舗百貨店の高島屋や商店街があり、ショッピングや外食も楽しめます。
米子市内に小中高校はもちろん大学キャンパスも所在し、保育所は60か所以上あって待機児童ゼロと、教育・子育て環境も良好です。
このように「地方の中の小さな都会」ともいえる米子市は、一人暮らしからファミリーまで幅広い層にとって住みやすい移住先です。
特に「地方に移り住みたいが、あまり不便すぎるのは困る」という方には最適でしょう。
利便性と自然環境のバランスが良いため、移住後も都会的な快適さをある程度保持しつつ、週末はアウトドアに繰り出すような充実した暮らしが実現できます。

美しい海に面した岩美町(いわみちょう)は鳥取県の東端、兵庫県との県境に位置する人口約1万人の町です。
日本海に面した約15kmのリアス式海岸は「山陰海岸ジオパーク」に指定されており、中でも浦富海岸は大小の岩礁が点在する風光明媚な景勝地。
透明度の高い海水は全国トップクラスで、東浜海水浴場は旅行情報サイトの海水浴場ランキングで全国1位に選ばれた実績もあります。
夏にはシュノーケリングやSUPなどマリンスポーツを楽しむ人も多く、「海のある田舎暮らし」を求める移住者に人気です。
岩美町は海だけでなく山や温泉の恵みもあります。
町内には開湯1200年の歴史を持つ岩井温泉があり、古くは京都の都にも知られた名湯として知られています。
また、松葉ガニをはじめ四季折々の海産物が水揚げされる漁港があり、新鮮な海の幸を日常的に味わえるのも大きな魅力。
冬の漁期には日本一の漁獲量を誇る松葉ガニが市場に並び、海産物で賑わう様子はこの町ならではの光景です。
生活面では、岩美町は鳥取市に隣接しているため、車さえあれば利便性も確保しやすいです。
鳥取市中心部までは約17kmと近く、車で30~40分程度で通勤・通学圏内です。
また、鳥取砂丘コナン空港から岩美町までは車で25分ほどとアクセス良好で、東京方面との往来もしやすい位置にあります。
町内にはスーパーやコンビニも最低限あり、生活必需品の買い物はできますが、大型の買い物や専門的な医療は隣の鳥取市に頼る場面もあるでしょう。
そのため、自家用車はほぼ必須ですが、裏を返せば「車で鳥取市にもすぐ行ける田舎」としてデュアルライフ(二拠点生活)にも適したポジションと言えます。
美しい海と山に囲まれ、温かい住民気質にも恵まれる岩美町は、「せっかく移り住むなら絶景と共に暮らしたい」という方にとって理想的な移住先でしょう。

大山町(だいせんちょう)は鳥取県西部、大山(標高1,729m)と日本海に挟まれた人口約1.5万人の町です。
中国地方の最高峰・大山の北麓に位置し、町内には大山隠岐国立公園の豊かな自然が広がります。
肥沃な大地を活かした農業が盛んで、高原野菜や果物など多くの農作物が生産されています。
また、北側は日本海に面して漁業も行われ、新鮮な海の幸にも恵まれています。
まさに「山の幸」と「海の幸」両方を享受できる土地であり、夕日は日本海に沈む絶景、背景には雄大な大山という贅沢な景観を日常で楽しめます。
大山町は自然景観だけでなく、歴史文化も感じられる町です。
古くから山岳信仰の霊場である大山への登山口として栄えた歴史があり、寺社や祭礼など文化遺産も残っています。
アウトドア派の移住者には魅力満載で、登山やトレッキング、冬のスキーはもちろん、夏は海水浴にキャンプと一年中アクティブに過ごせるのも大きな魅力。
町民も移住者も関係なく、自然の中でのアクティビティを通じてすぐ打ち解けられるフレンドリーな雰囲気に満ちています。
生活環境については、町内にスーパーやコンビニは一応あるものの店舗数は限られるため、日常の買い物には車で町内を回る必要があるでしょう。
医療機関も診療所が数件と歯科医院がある程度で、総合病院は無いため大きな治療は隣接する米子市に頼る必要があります。
また、大山の山裾から海岸まで高低差の大きい地形のため、住宅適地が限られるエリアもあります。
そうした不便さや制約はあるものの、「夏は海、冬は山」を日常的に楽しめる環境は西日本ではなかなか得難く、自然好きには代えがたい魅力となっています。
交通アクセスは、JR御来屋(みくりや)駅から鳥取市方面へ電車で約1時間、米子空港へも約1時間と、そこまで隔絶された場所ではありません。
大阪・広島方面からも車で3時間程度で来られる立地で、高速道路を使えば最寄りの米子ICまで車で20分ほどで出られます。
都市部との往来もしやすいため、定期的に都会にも出かけながら田舎暮らしを楽しむというライフスタイルも実現可能です。
大山町も移住支援に積極的で、移住支援金の対象地域となっているほか、子育て支援では高校卒業まで医療費無料、多子世帯保育料軽減、放課後児童クラブや給食費補助などを実施しています。
住宅を新築した場合の助成金制度もあり、若い世代の定住を後押ししています。
地域ぐるみで移住者を歓迎する風土があり、移住者と地元住民をつなぐ受け入れ団体「やらいや(歓迎の意味)交流会」などの活動も盛んです。
アウトドアライフを満喫しながら地域に溶け込みたいという方には、大山町はうってつけの移住先と言えるでしょう。

以上、鳥取県への移住に関する情報を総合的にお届けしました。
雄大な自然と温かい人々に囲まれた鳥取での暮らしは、きっとあなたに新しいライフステージの充実をもたらしてくれるはずです。
移住支援制度やイベントを活用しながら、ぜひ理想の「とっとり暮らし」を実現してください。
<2025年>鳥取県の移住支援金・補助金情報まとめ|地域の魅力とメリットデメリットは【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>和歌山移住に役立つ支援金・補助金まとめ 移住・UIターンにおすすめエリアとイベントを紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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近年、「地方移住」への関心が高まる中で、和歌山県も移住希望者の注目度が上昇しています。
都会の喧騒から離れて暮らしたい移住希望者はもちろん、地元にUターンしたい和歌山出身者や、ゆかりのない地域へIターンしたい若年層の相談が増加中。
2023年の統計では、和歌山県の移住先相談件数が全国11位、移住セミナーの参加者数は全国で3位になるなど、移住地として注目を集めています。
和歌山県への移住・UIターンは、「田舎過ぎず都会過ぎない」ほど良い暮らしや、ワークライフバランス重視の働き方を求める人に魅力的な選択肢となっているようです。

和歌山県の人口は依然として転出超過の状況が続いていますが、移住相談やお試し移住の取り組み強化により徐々に改善の兆しがあります。
直近の統計(令和5年度)では県外から和歌山県への転入者が約14,157人、転出者は約15,643人と依然として流出超過ではあるものの、その差は年々縮小傾向です。
特に若い世代の地方志向が追い風となり、和歌山県は移住希望者からの問い合わせ・相談件数ランキングで全国11位に浮上しました。
また移住関連セミナーへの参加者数では全国3位を記録し、コロナ禍以降に都会の喧騒を離れて自然豊かな和歌山への関心が大きく高まっています。
自治体別に見ると、県庁所在地の和歌山市や高速交通網のある橋本市など都市近郊エリアでは社会増(転入超過)に転じる動きも出ています。
また、移住支援金制度の利用件数も県全体で増加傾向にあり、2023年度は初めて予算枠が満額近くまで執行されたとも報じられています。
こうしたデータから、「和歌山に人が集まりつつある」という明るい兆しが見て取れるでしょう。

和歌山移住にはさまざまなメリット(良い点)があります。
おもなポイントをまとめると、以下の通りです。
和歌山県は地価が総じて安く、広い土地を手頃な価格で取得できます。
大阪府と比べても住宅購入費は格段に低く、広い庭付き一戸建ての夢も叶えやすいと言えるでしょう。
年間平均気温は16〜17℃前後と温暖な気候で、冬でも比較的過ごしやすく夏も極端な猛暑日は少なめです。
日照時間が長く空気が澄んでおり、「喘息など持病改善のため移住した」ケースもあるほど健康的な環境です。
海・山・川のすべてが揃う和歌山では、四季折々の自然を満喫できます。
海釣りや川遊び、登山にキャンプなどアウトドアも充実し、新鮮な海の幸・山の幸を日常的に味わえるのも魅力です。
和歌山市をはじめとした紀北地域は大阪市内へ電車や高速道路で1~2時間圏内と近く、「田舎暮らし+都市の利便性」を両立できます。
実際に大阪へ新幹線通勤する人もおり、二地域居住や週末だけ都会に出るライフスタイルも可能です。
和歌山県は待機児童数が非常に少なく(令和6年4月時点で22人)、希望する保育園・幼稚園に入園しやすい傾向があります。
医療費助成など各種子育て支援制度も充実しており、犯罪発生率が減少傾向で治安が良いこともあって、ファミリー層には安心して暮らせる地域です。
みかん・梅・柿など和歌山は全国一の果樹生産県として知られ、農業や林業、水産業で新規就業する移住者への支援も手厚いです。
地方創生起業支援金を活用し、地方ならではのビジネスに挑戦する人も増えており、起業・副業を通じて地域活性化に貢献できるフィールドがあります。
以上のように、和歌山県は「自然環境と暮らしやすさのバランスが取れた土地」と言えます。
広い土地でのびのび子育てしたい方や、豊かな自然の中でスローライフを送りたい方には特に大きなメリットがあるでしょう。

一方、移住後に感じるデメリット(課題)も把握しておくことが大切です。おもな注意点を挙げます。
和歌山市内には大型ショッピングモール(キーノ和歌山、イオンモールなど)がありますが店舗数は限られており、郊外や田舎では日用品以外の買い物施設が少ないエリアも多いです。
都会では当たり前のデパートが和歌山には少ないこともあり、ショッピング好きな方には物足りなさを感じるかもしれません。
和歌山県の最低賃金は2023年度で929円(全国47都道府県中27位)と大阪より136円低く、中小企業が多い分だけ平均年収も都市圏より下回りがちです。
都市ほど高収入の求人は多くないため、収入面では「稼ぐ」よりも生活コストを抑えて豊かに暮らすという発想が求められます。
しかし、和歌山県外の企業に勤めてのテレワーク移住、家賃や物価などが安い地域への移住であれば、給与水準をさほど気にすることなく生活できるでしょう。
地域によりますが、鉄道やバス等の本数は都市部と比べ少なく、日常の移動は自家用車頼みになるエリアが多いです。
特に紀中・紀南の山間部から市街地に出るには時間がかかるため、運転免許がないと生活の自由度が下がります。
こうしたデメリットはありますが、「静かで穏やかな環境」という裏返しでもあります。買い物はネットで代替し、収入も生活費の安さで補える部分がありますし、移動の不便さも慣れてしまえば気にならないとの声も。
都会の喧騒よりもゆったりした暮らしを求める方にとっては、総合的に見れば和歌山移住のメリットが上回るでしょう。

和歌山県では、移住希望者に対して経済面や住まい、起業などさまざまな側面から支援制度を用意しています。
ここでは令和7年度(2025年度)に利用できるおもな移住支援制度を5つ紹介します。
東京23区に在住または通勤する人が和歌山県内へ移住・就業または起業した場合、単身60万円・世帯100万円の移住支援金(引っ越し支度金)が支給されます。
18歳未満の子どもを帯同する世帯は1人につき100万円を加算され、子育て世帯なら合計200万円以上の支給も可能です。
令和7年度の申請受付期間は2025年4月1日から2026年2月末頃まで(市町村により異なる)で、転入後1年以内に申請し、5年以上定住する意思が必要など細かな要件があります。
<対象となる市町村>
和歌山市/海南市/橋本市/有田市/御坊市/田辺市/新宮市/紀の川市/岩出市/紀美野町/かつらぎ町/九度山町/高野町/湯浅町/広川町/有田川町/美浜町/日高町/由良町/印南町/みなべ町/日高川町/白浜町/上富田町/すさみ町/那智勝浦町/太地町/古座川町/北山村/串本町
県外からの移住者が和歌山県内の空き家を購入または賃借して居住するために改修工事を行う場合、その改修費の一部を補助する制度を設けています。
補助額は改修工事にかかる経費の1/2。(上限100万円)県内事業者の契約仲介が必要であり、そのほかの要件を満たす必要があるため、まずは市町村に相談しましょう。
<対象となる市町村>
和歌山市/海南市/橋本市/有田市/御坊市/田辺市/新宮市/紀の川市/岩出市/紀美野町/かつらぎ町/九度山町/高野町/湯浅町/広川町/有田川町/美浜町/日高町/由良町/印南町/みなべ町/日高川町/白浜町/上富田町/すさみ町/那智勝浦町/太地町/古座川町/北山村/串本町
和歌山市への移住者向けの市独自支援金です。直近5年間県外在住で、事前に和歌山市へ相談後に移住・就職した場合、単身10万円、世帯20万円を支給します。
さらに、移住推進要件に2つ以上該当する場合は10万円を加算。
東京圏からの移住支援金(国の制度)との併給は不可ですが、より幅広い移住者を支援する目的で令和7年度より受付が開始されました。
申請は転入後1年以内、5年以上定住意思などの条件があります。
詳しい要件は以下のリンクからご確認ください。

移住前に移住のイメージを掴みたい人は、お試し移住制度の利用がおすすめ。
和歌山県全体では、1泊2日程度で地域での仕事と暮らしを体験できるプログラムを実施しており、現地の移住相談窓口と連携して移住イメージを具体化することができます。
さらに、各市町村ごとにもお試し移住制度を設けており、たとえば田辺市の移住希望者向け短期滞在住宅では、低料金で数日~数週間の試住が可能です。
橋本市でも首都圏在住者を対象に、現地案内ツアーやお試し住宅の補助制度を整備しています。
実際に現地の暮らしを経験することで、気候や買い物環境、人間関係などリアルな暮らしぶりを確認できるでしょう。
「移住希望者に地域の仕事と暮らしを一定期間体験してもらう機会」を県全体で提供しており、興味がある方はぜひ積極的に参加してみてください。

地方移住を考える際に重要な「仕事」ですが、和歌山県ではU・Iターン人材を歓迎する企業や就労支援サービスが充実しています。
県内には製造業(化学・機械など)や農林水産業、観光業まで幅広い産業があり、地域の中小企業がUIターン就職に積極的に人材を募集中。
実際、和歌山県主催の移住者向け就職イベントでは県内企業30社が一堂に会し、県外在住者とのマッチングが行われています。
こうしたイベントには「いつかは和歌山で暮らしたい」「情報収集だけしたい」という段階の人でも気軽に参加でき、暮らしの相談ブースも同時併設されています。
求人探しの面では、和歌山県公式の就職マッチングサイト「はたらコーデわかやま」が役立つでしょう。
IJターン希望者向け求人や移住支援金対象求人が多数掲載されており、移住支援金の受給に必要な求人検索もワンストップで可能です。
たとえばIT企業のサテライトオフィス求人や地域医療・福祉の求人など、幅広い職種の募集情報を確認できます。
近年はテレワーク・リモートワークの浸透もあり、和歌山県でも在宅勤務可能な職に就きながら移住する人が増えています。
特に白浜町は東京のIT企業がサテライトオフィスを構える「リモートワーク先進地」で、真っ青な海を眺めながら都市のIT業務を行える環境が整っています。
光ファイバー網も県内各地で整備が進んでおり、田辺市では市内ほぼ全域で高速通信インフラが利用できテレワークに最適です。
そのため「普段は和歌山でリモート勤務し、必要に応じて大阪や東京へ出張」という働き方も十分可能です。
平均的な給与水準は都市部より低めである点は留意が必要ですが、収入よりも暮らしの充実を重視し、副業や家庭菜園で自給自足を楽しむなど生活コストを抑える工夫をしている移住者も多く見られます。
一方で地方創生の追い風からか、県内企業の賃金も緩やかに上昇傾向にあるそうです。
和歌山での仕事探しは、行政や移住支援団体のサポートを活用しつつ、自身のスキルを地域でどう生かすかを考えることがポイント。
移住前に求人情報をリサーチしたり、インターンやお試し就業を経験したりしておくと安心でしょう。

和歌山県や各市町村では、移住希望者向けのイベントや相談会が定期的に開催されています。
2025年11月以降に予定されているおもな移住イベント・移住フェアを3件ピックアップして紹介します。
和歌山県市町村合同移住相談会(大阪開催)
2025年11月15日(土)、大阪市のシティプラザ大阪で和歌山県内10市町村の移住担当者が集結する大規模相談会が開催されます。
当日は各市町の個別相談ブースのほか、「空き家の利活用とかかるお金」をテーマにしたミニセミナーも実施予定。
予約優先制で13:30~16:30の間に25分×最大3枠の相談が可能です。
移住後の住まいや仕事、子育てのことまで直接質問できる貴重な機会となっています。
2025年11月22日(土)・23日(日) に東京ビッグサイトで開催される、日本最大級の移住フェアです。
全国から300以上の自治体・団体が参加し、移住相談や地域おこし協力隊募集案内など盛りだくさんの内容となっています。
和歌山県からも複数のブースが出展予定で、たとえば和歌山県ブース(23日のみ)や御坊市・新宮市・田辺市など各市の相談ブースが設置されます。
事前登録制・入場無料で、両日で参加自治体が一部異なるため公式案内を確認して足を運んでみましょう。
2025年11月30日(日) 17:00~18:30に、「天下分け目の鈴木VS佐藤合戦」と題したユニークなコラボセミナーが開催されます。
和歌山県海南市(鈴木姓発祥の地)と栃木県佐野市(佐藤姓発祥の地)がタッグを組み、それぞれの魅力をプレゼン対決形式で紹介するイベントです。
当日は東京有楽町のふるさと回帰支援センター会場(定員30名)とZoomウェビナー(オンライン無制限)のハイブリッド開催。
対象者である「鈴木さん」「佐藤さん」には会場参加で記念品プレゼントもあるなど遊び心満載ですが、内容は両市の暮らし情報がしっかり学べるものになっています。
和歌山への移住を検討している方は他地域の移住事情との比較にもなり、有益なセミナーとなるでしょう。
この他にも、和歌山県は大阪や東京の移住相談センターで毎月定例の相談デスクを設けたり、各市町村が独自に体験ツアーや移住フェアを開催したりしています。
最新のイベント情報は和歌山県移住ポータルサイト「わかやまLIFE」内のイベント情報ページで随時更新されているので要チェックです。

和歌山への移住を検討する際に参考になる、公式の情報発信サイトを5つご紹介します。
それぞれ信頼できる最新情報が掲載されていますので、ぜひ活用してください。
「わかやまLIFE」は和歌山県が運営する移住総合ポータルサイトです。
県内各地域の暮らし情報や支援制度、移住者インタビュー記事、イベント告知など幅広いコンテンツを発信しています 。
たとえば「移住支援制度」ページでは県と市町村の支援策をまとめて紹介しており、「大事な4つの要素(仕事・住まい・暮らし・人)」それぞれに対するサポートが整理されています。
またイベント情報や移住相談窓口の案内、空き家バンク物件検索、地域おこし協力隊の募集情報まで網羅されており、和歌山移住の公式ハブサイトとしてまず最初に訪れるべきサイトです。
LINEやFacebook、Instagramでも情報発信しているので、最新ニュースを見逃したくない人はフォローすると良いでしょう。
和歌山県庁の公式サイトも移住関連情報を掲載しています。
トップページから「暮らし・教育」→「定住・移住支援」のカテゴリに進むと、移住支援金や起業支援金の概要、統計資料などが確認できます。
特に地域振興課のページでは和歌山県移住支援事業(移住支援金)について詳しい説明があり、支給額(世帯100万円・単身60万円)や対象要件チェックリストのPDFが公開されています 。
市町村ごとの担当窓口一覧も掲載されているため、具体的な相談先を探す際に役立ちます。また和歌山県の人口動態や移住ニーズに関する調査報告も閲覧でき、客観データから移住を検討したい人にも参考になるでしょう。
「和歌山市移住定住支援サイト」では、UIターン希望者向けのきめ細かい情報を提供しています。
サイト内ではオンライン移住相談窓口の予約フォームや、和歌山市のお試し居住体験施設の案内、移住支援金や就職支援プロジェクトの紹介などコンテンツが豊富です 。
「わかやま暮らし応援金」の詳細ページでは、支給額(単身10万円・世帯20万円)や要件が図解付きで解説されており、市独自施策も分かりやすくまとめられています。
また、子育て環境や地域の特色紹介、移住者インタビュー記事も掲載されており、県庁所在地・和歌山市での暮らしを具体的にイメージするのに最適なサイトです。
行政の公式サイトながらSNS感覚で閲覧できるデザインになっているので、和歌山市へのUIターンを検討中の方はぜひチェックしてみてください。
移住後の仕事探しには、和歌山県公式の求人サイト「わかやま就職マッチングサイト」が強力な味方です。
このサイトでは移住支援金対象求人が一覧でき、UIJターン希望者向けの求人情報をワンストップで探せます。
掲載企業は県内各地の中小企業や医療機関、IT企業など多岐にわたり、求人票には移住支援金の対象可否も明記されています。
移住希望者は事前に登録しておき、興味のある求人があれば早めに問い合わせてみるのがおすすめです。
和歌山県への移住先として人気上位に挙がる田辺市では、専用の移住情報サイト「たなべ暮らし」を公開しています 。
田辺市の生活環境や支援制度を網羅したサイトで、「山・海・まち・世界遺産 選べる暮らし田辺市へ」というキャッチコピー通り、田辺市ならではの多彩な暮らし方を紹介しています。
サイト内では空き家バンク物件情報や移住者の声、イベント情報のほか、田辺市独自の支援制度一覧も掲載されています。
たとえば空き家活用補助金(改修費1/2補助・最大80万円)、移住者起業補助金(経費1/2補助・最大50万円)、移住支援金(単身60万円・世帯100万円+子ども加算)など充実した支援メニューがひと目でわかります。
さらに新規就農支援や漁業担い手育成支援、出産・子育て応援ギフトなど地域ならではの助成も網羅されており、田辺市で受けられる支援策の全体像を把握することができます。
UIターン希望者向け相談窓口(「たなべ営業室」)の担当者連絡先も明記されているため、田辺市に興味がある方は直接問い合わせてみると良いでしょう。
和歌山県には、個性豊かな19の市町村があります。
そのなかでも、移住地として人気のエリアをピックアップして紹介します。

田辺市は海・山・川に囲まれ、世界遺産「熊野古道」や温泉を有する自然豊かなまち。
紀伊半島の温暖な気候に恵まれ、冬も比較的過ごしやすい地域です。白浜や熊野古道が近く、休日のレジャーにも事欠きません。
市内中心部には大型スーパーや病院が揃い、山間地域にもコミュニティバスが運行され生活インフラは充実しています。
海と山が近接する環境でありながら、日常の買い物施設や公共交通もしっかり整っています。
市全域に光ファイバー網が整備されており、街中にはコワーキングスペースが点在しているので、テレワークがしやすい環境となっています。
大阪から特急電車や高速道路で約2時間とアクセスがよく、通勤通学もしやすいでしょう。
田辺市内には保育施設のほか、小学校、中学校、高校があり、待機児童も少なく安心です。
地域子育て支援センター「あいあい」などで親子の交流支援も行われています。
また、多子世帯やひとり親家庭への育児支援助成制度があり、ベビーシッターや病児保育利用料の一部補助(上限1万5千円)も提供されています。
出生時には記念品「たなっこ応援ギフト」も贈呈されるなど、家庭をあたたかく応援する体制が整っています。
田辺市では国の制度に連動した「移住支援金」を支給中です。
東京圏からの移住者で県内企業に就職または起業した場合、単身60万円・2人以上世帯100万円に加え、18歳未満の子ども1人につき100万円を加算支給(申請期限:転入後1年以内、継続居住意思5年以上等)。
田辺市は新規就農支援制度による資金・技術サポートも充実。
市内には企業誘致も進み、地域おこし協力隊の募集や創業支援補助金(創業・事業拡大経費の1/2補助、最大50万円)も利用可能です。
さらに、田辺市は空き家バンクを通じて豊富な物件情報を提供しており、移住希望者は古民家から市街地の家屋まで選べます。
購入または賃貸した空き家の改修費用の2/3(上限80万円)を補助する、空き家改修補助も実施しています。
こちらは市街地向けと山間部向けの2種類があり、条件に合えば県補助と併用して最大180万円ほどの補助が受けられます。
住宅費自体も都市部に比べ抑えられるため、理想の住まいを実現しやすいでしょう。

本州最南端ならではの雄大な自然が魅力の串本町は、ラムサール条約湿地に登録された透明度の高い海があり、年間を通じダイビングや釣りを楽しむ人で賑わいます。
黒潮が育む海は透き通り、冬暖かく夏も過ごしやすい温暖な気候です。
生活面では、百貨店や大きな商業施設こそないものの、スーパーやドラッグストア、ホームセンターが町内に複数あり日常の買い物に不便はありません。
路線バスや町営のコミュニティバスも運行され、車がなくても主要エリアを移動できます。温暖な気候で雪の心配がほとんどないため、冬場の生活ストレスも少ないでしょう。
串本町は子育て支援に注力しており、学校給食費補助や就学援助制度が充実しているため、経済面の負担を抑えて子どもを育てられる環境です。
医療費助成も高校卒業まで拡充されていて、第3子以降の出産には出産祝い金(第3子10万円、第4子以降30万円)を支給し、子育て世帯を町全体で応援しています。
仕事の特徴としては、漁業の町としてカツオ漁や伊勢海老漁、マグロ養殖が盛んなため、水産業に関わる仕事があります。
また近年、串本には日本初の民間ロケット発射場が開設され、関連する雇用創出も期待されています。
「宇宙に一番近い町」として宇宙関連イベントも増え、地域おこし協力隊など観光・PR分野の求人も増えてきました。
農業希望者向けには遊休農地の斡旋や農地活用補助金(10aあたり2万円)で新規就農を支援するなど、地方でチャレンジしたい人に魅力的です。
串本町では東京圏からの移住者に対し「移住支援金」を交付しています(単身60万円、世帯100万円)。
18歳未満の子どもがいる場合は、1人につき100万円を加算。申請は移住後1年以内、5年以上の定住意思が条件です。
さらに、空き家活用や地元就業を促す独自支援も充実。
たとえば空き家取得補助として、町の空き家バンク物件を購入した際に最大20万円の補助金が交付される制度があります(若年夫婦世帯は加算あり)。
串本町はお試し移住施設を町内に整備しており、移住希望者は1泊1,650円(2人目以降1,100円)という格安料金で最長1週間まで宿泊可能。
空き家バンクにも多数の物件が登録され、海が見える一軒家や田舎暮らし向き古民家など選択肢が豊富です。
なお、木造住宅を建築する場合、地元産材を使うと「紀州材利用定住促進住宅建築補助」として最大80万円の補助を用意しています。

日本三古湯の一つ白浜温泉を有する白浜町は、白浜海岸、千畳敷、三段壁、円月島などの名勝地がすぐそばにあり、美しい自然を身近に感じながら生活したい人におすすめの移住地です。
生活面においては、町内にスーパーやホームセンター、コンビニが揃い日常の買い物に不自由はないでしょう。
高速道路の日置川ICが開通し、田辺市街地へ車で20分程度、大阪方面へも高速経由で行きやすくなりました。
観光シーズンの混雑を除けば、暮らしやすいインフラが整っています。
白浜町の日置川地区では地域ぐるみで子育てを支援しており、自然体験学習や農業体験が学校教育に取り入れられています。
町内には高校がないため高校進学時は近隣市への通学となりますが、その際の定期代補助など支援もあります。
医療費は中学生まで無料化されており、子どもの病気にも安心です。
子育て世帯には家賃補助制度(条件により家賃の一部を補助)も用意され、移住家族の定住をバックアップしています。
仕事としては、南紀随一の観光地である白浜温泉郷を抱え、ホテル・旅館業やレジャー関連の仕事が豊富です。
加えて、世界的にも有名なパンダで有名な「アドベンチャーワールド」があり、関連するサービス業の求人もあります。
観光以外では日置川地区での農業(みかん・梅など)、漁業(しらす漁等)が盛んで、移住者向けに農漁業の見習い制度もあります。
創業希望者にはチャレンジショップ(シェアキッチン)を活用でき、自分の店を小さく始めることも可能です。
町は起業支援相談窓口を設け、移住者の新規ビジネスにも親身に対応しています。
東京23区等からの移住者に「移住支援金」を支給しています(単身60万円、世帯100万円+子ども1人につき100万円の加算あり)。
申請には東京圏からの移住・就業等の要件を満たす必要があり、受付は随時受け付けています。
さらに、白浜町では移住希望者滞在費補助を実施しており、事前に町内にお試し滞在する場合、宿泊費の半額(1人1泊あたり上限4,000円)を3回まで補助してくれます(令和7年度現在、申請期限は利用宿泊の翌年度末まで)。
空き家バンクにも田舎暮らし向け住宅が登録されており、特に日置川地区は「移住推進地域」に指定され手厚い支援があります。
たとえば日置川地区に移住し空き家を購入する場合、リフォーム費用補助や家財処分費補助など独自の助成が受けられる制度があります(予算枠あり、要事前相談)。
リゾートの華やかさと田舎の静けさを併せ持つ住環境で、自分に合った住まいを見つけられるでしょう。

橋本市は、和歌山県の東北端に位置し、雄大な紀の川が東西に流れる風光明媚なエリアです。
北側には世界遺産・高野山の山並みが迫り、南側には果樹園が広がる田園風景と、四季折々の自然を楽しめます。
市街地には大型スーパーや専門店、医療機関が集積し買い物や生活利便性も高いです。
橋本市は南海高野線・JR和歌山線が通じ、大阪市内へ電車で約50分と通勤圏内のため、大阪の仕事に就きつつ橋本から通う「住居は田舎、仕事は都会」という生活も可能です。
また、橋本市は「はぴもと」という子育て情報サイトを運営し、妊娠・出産から学校教育まで切れ目ない支援情報を提供しています。
待機児童ゼロを維持するため定員拡充や保育士支援策にも取り組んでいるほか、医療費助成は18歳まで拡充され、さらに子どもの医療費無料(18歳まで)や給食費無料(こども園~中学校まで)を実現するなど、経済的負担の少ない子育て環境です。
高校卒業まで医療費負担がない自治体は珍しく、橋本市の大きな魅力でしょう。
一方、市内にも製造業の工場団地や物流拠点があり、地元雇用もあります。
地場産品では柿・卵・ぶどうの農業が盛んで、新規就農者には研修制度や販路支援も用意されています。
さらに、伝統工芸の紀州へら竿(高級釣り竿)やタオルなど繊維産業の中小企業も健在で、ものづくりに携わる仕事に就きたい人にもおすすめのエリア。
創業希望者には移住者起業安定化補助金(最大50万円)を用意し、開業後の経営安定を支援します。
Uターン・Iターンで企業就職する方への就職支援窓口も市が積極的に展開しており、仕事探しのサポート体制も万全です。
橋本市は多彩な移住支援策を用意しています。
和歌山県が実施している「移住支援金」の対象であり、東京圏からの移住就業者等に単身60万円・世帯100万円を支給(条件を満たせば18歳未満子ども1人につき+100万円加算)。申請期限は転入後1年以内です。
さらに、市独自に「個別現地訪問支援補助金」として移住検討者が橋本市に下見訪問する際の旅費を一人あたり2万円まで補助。
「お試し滞在支援補助金」では体験滞在施設等の宿泊費を1泊最大3千円(年間上限4万5千円)補助します。
移住後も、就業・起業支援金や空き家リフォーム補助など継続的なサポートがあります。
たとえば子育て支援策では、前述の医療費・給食費無償化のほか、紙おむつ用ごみ袋無料配布や子育て世帯向け地域ポイント制度などユニークな支援が充実。
「転入夫婦新築住宅取得補助金」では、新婚または転入夫婦が市内で新築住宅を取得する際に30万円を補助するほか、結婚新生活支援補助金(最大30万円)で新婚世帯の住宅費用も支援しています。
空き家については空き家バンクに登録された物件のお試し暮らし家賃補助(家賃の1/2補助×3ヶ月、最大16万円)や購入時の空き家取得補助(価格の1/2、最大20万円)があります。
これらは現在令和9年3月末までの契約が対象で、移住前に賃貸で試してみたい人や空き家を安く購入したい人には大きな助けとなるでしょう。
橋本市の住宅費相場は大阪に比べ格段に安く、庭付き一戸建ても手が届きやすいため、のびのびとした住環境が手に入ります。
充実の制度は公式サイト「はしっこ暮らし」でも公開されていますので、活用できるものをチェックしてみてください。

美浜町は紀伊日ノ御埼を望む海沿いに位置し、夕日が美しく「日本の夕陽百選」にも選ばれたスポットがあります。
南北に約4kmとコンパクトな町域で、自転車があれば町内ほぼ移動可能。
南部には近畿最大級の松林が広がり、防風・防砂の役割を果たすとともに町のシンボルとなっています。
町内にはコンビニや産直市場、個人商店があり日常の買い物はできますが、大型スーパーや病院は隣の御坊市の方が充実しています。
御坊市中心部へ車で15分程度なので不便は少ないですが、買い出しや通院には車があると望ましいでしょう。
高速道路の御坊ICからも近く、和歌山市や大阪方面へも車での移動がスムーズです。
美浜町は人口約6千人の小さな町ですが、保育園や学校のクラス規模が小さい分、先生の目が行き届き、アットホームな教育環境です。
美浜町は給食費を3歳児(幼稚園年少)から中学3年生まで完全無償化しており、兄弟が多い家庭も安心して通わせられます。
さらに、未就園児と保護者が集える「子育てつどいの部屋」を設置し、育児相談や親同士の交流の場を提供しているほか、医療費も高校卒業まで助成され、経済的負担が少ない子育てが可能です。
自然体験も豊富で、海辺の砂遊びや松林の探検など、都会では得られない豊かな幼少期を過ごせるでしょう。
美浜町は農業(みかんや野菜)、漁業(しらす漁など)といった一次産業が主力です。
小規模でも家族経営の農家が多く、新規就農には地域のベテラン農家がメンターについてくれることもあります。
また、町内に工業団地はありませんが、隣接する御坊市に製造業の事業所が集積しており、美浜町から車で通勤している人も少なくありません。
御坊市の工場や商業施設への就職支援も含め、広域的な雇用マッチングが行われています。創業面では、町がシェアキッチンを備えた交流拠点を整備し、移住者がカフェや飲食店を気軽に始められる環境を用意しました。
都会ほど職種は多くありませんが、少人数の町だからこそ一人ひとりに必要なサポートを行政や商工会が寄り添って提供してくれます。
美浜町は移住者への経済支援も行っています。
和歌山県の移住支援金制度に参加しており、東京圏から移住し地元企業に就職または起業した場合に単身60万円・世帯100万円(子ども加算あり)の支援金を交付しています。
申請期限は転入後1年以内で、詳細条件は県と町が定める要件チェックリストで確認できます。
公式的には空き家バンクを運営しており、登録物件を購入・賃貸して移住する場合に空き家改修補助を利用可能です。
補助額は改修費用の1/4(上限50万円)で、さらに県の補助金(1/2・上限100万円)と併用できます。
つまり最大で改修費の3/4、合計150万円程度の補助も受けられる仕組みです(令和7年度現在、申請期限は改修工事完了後年度末まで)。
住宅耐震診断や耐震改修への補助金制度もあり、古い家でも安心して暮らせるよう支援が手厚いのが、美浜町の魅力でしょう。
生活排水については下水道が未整備地域もあるため合併浄化槽を設置しますが、その設置費用も一部助成されます。
海沿いの物件は人気ですが、松林近くの高台エリアなど掘り出し物もあるので、空き家バンクや地元不動産に相談してみてください。
家賃相場・物件価格ともに安価で、海の見える家も夢ではありません。
このほか、生ごみ処理機購入補助(費用の1/2、上限2万円)など環境に優しい暮らしへの支援や、移住者交流イベントの開催などのサポートもあります。
美浜町防災まちづくりみらい課がワンストップ窓口となっているので、移住希望者は補助金の問い合わせから暮らしの相談まで気軽に連絡してみましょう。

町の北部には世界遺産の高野山へ続く麓の山々、南部には紀ノ川の清流と田園地帯が広がり、まさに歴史と自然が豊かなかつらぎ町。
春には桃源郷のような桃畑の花、秋には柿すだれが風物詩となり、季節ごとの絶景が楽しめます。
生活面では、主要エリアにスーパーやドラッグストアが複数あり日常の買物には困りません。
車社会ではありますが、和歌山市方面への高速道路網が整備されており車での移動時間が大幅短縮されています。
町内を走るJR和歌山線・南海高野線を利用すれば橋本市や和歌山市へ電車通勤・通学も可能です。
コミュニティバスも循環しており、高齢者の移動手段も確保されています。
自然災害も比較的少ないエリアで、穏やかな気候のもと四季折々のフルーツを味わいながら、ゆったりとした田舎暮らしが送れるでしょう。
かつらぎ町は0歳~高校3年生まで医療費が完全無料で、さらにこども園(保育所)保育料も全額無料と、子育て支援が非常に手厚いことで知られています。
さらに、町内全ての幼稚園・小中学校で給食費が無償となっており、教育にかかる経済的負担を大幅に軽減しています。
おむつ代の負担にも配慮し、3歳未満児のいる家庭にはおむつ用ごみ袋を無料配布するユニークな施策も実施。
これほど子育てに優しい施策が揃う自治体は全国的にも貴重で、「子育てするならかつらぎ町」と言われるほどです。
また、かつらぎ町は「フルーツの里」の名の通り、年間を通じて柿・桃・ブドウ・梨・イチゴ等の果物を生産する一大フルーツ産地です。
観光農園も多数あり、収穫期には観光客相手の農業体験ビジネスや直売所の運営など仕事の幅があります。
農業以外にも世界遺産・丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)や高野山町石道など観光資源があり、観光業や宿坊での業務など地域ならではの職も見つかるでしょう。
近年は道路網の整備で和歌山市や大阪府泉南地域へ車で30分程度と通勤圏が拡大したため、近隣都市への通勤者も増えており、地元に住みつつ都市部の仕事に就く選択も広がりました。
町内の主要産業として製造業は少ないですが、小規模事業者向けに起業支援補助や商工会の創業相談も行われています。
地域おこし協力隊の受け入れも積極的で、移住者が地域ビジネスを興せるような土壌がつくられているため、農業に興味がある方や自然の中で働きたい方には、多彩なチャンスが待っているでしょう。
かつらぎ町は子育て支援策に加え、移住者への経済的サポートも充実しています。
東京圏からのUIJターン者には和歌山県と共同の「移住支援金」(単身60万円、世帯100万円+子ども加算)を支給中。
申請は転入後1年以内、5年以上の定住意思などが条件です。
さらに町独自に「かつらぎ暮らし定住支援施策2025」として各種補助制度をまとめたガイドブックを公表しています。
そこには空き家バンク活用者への補助、定住促進住宅の家賃補助、住宅リフォーム補助など移住者が利用できる施策が網羅されています。
特に子育て世帯には前述の医療費・給食費完全無料化という最大級のメリットがあり、経済的インセンティブは計り知れません。
また、かつらぎ町は、山あいから平地まで広い町域の中に、多様な空き家が存在します。
町では「かつらぎ町空き家バンク」を運営し、使われなくなった古民家などを移住者向けに紹介しています。
リフォームが必要な場合、費用の一部を補助する制度(たとえば空き家改修補助金:改修費の1/3、上限60万円程度※要件あり)も用意されています。
町営の定住促進住宅(桜ヶ丘団地)もあり、新たに移住する方は家賃補助(最大月1万円~5千円を3年間)を受けながら公的賃貸住宅に住むことも可能です。
住宅取得には、県の制度に加えて町独自の定住支援奨励金が交付されることもあり、移住者の住まい確保を積極的に支援しています(令和7年度も継続実施確認済み)。
地価・家賃は都市部の半分以下で、広い庭付き一戸建てや菜園付き物件も見つかります。
特に果樹園付きの農家住宅は人気で、空き家バンク掲載後すぐ成約することも。
興味がある方は早めの情報チェックがおすすめです。

和歌山県への移住は、自然豊かな環境と安心の子育て、そして手厚い支援制度によって、幅広い世代にとって魅力的な選択肢となっています。
メリット・デメリットを踏まえつつ、ぜひ今回紹介した公式情報源を活用して移住を検討してみてください。
和歌山で新たな暮らしをスタートさせるみなさんが、充実した「わかやまライフ」を送れることを応援しています!
和歌山移住に役立つ支援金・補助金まとめ 移住・UIターンにおすすめエリアとイベントを紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>奈良県の移住支援金・補助金|お試し体験制度とイベント・セミナー、おすすめ地域を紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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自然豊かで歴史ある奈良県は、一人暮らしを楽しみたい単身者、ファミリー層、リモートワーカー、そして奈良県出身でUIターンを考える方まで、多くの人にとって魅力的な移住先です。
この記事では奈良県移住のメリット・デメリットや、UIターン向けの移住支援金・補助金制度、移住体験や空き家活用、仕事探しのポイント、そして人気の移住先市町村まで詳しく解説します。

奈良県に移住する最大のメリットは、豊かな自然と歴史文化に囲まれた落ち着いた暮らしが実現できることです。
世界遺産の寺社や古墳群が身近にあり、休日には気軽に散策してリフレッシュできます。
都会過ぎず田舎過ぎないほどよい環境で、観光地でありながら人混みが京都や大阪ほど多くないため、日常生活は落ち着いています。
また、奈良盆地周辺は大阪や京都へ電車で1時間圏内とアクセスが良く、関西の都市部に通勤・通学しやすいのも魅力です。
さらに、生活コストの安さも奈良移住の利点です。
特に住宅費が比較的安く、同じ家賃でも大阪市内より広い部屋に住めるケースが多いでしょう。
子育て環境も穏やかで治安が良い地域が多く、のびのびとした教育環境を求めるファミリー層にも人気です。
例えば奈良市や生駒市などでは大型商業施設や医療機関も充実しており、車がなくても生活に困らない便利なエリアもあります。

一方、奈良県への移住にはいくつか注意すべき点(デメリット)もあります。
まず、奈良県内では仕事の選択肢が少なく賃金が低めであることです。
都市部に比べると求人の数が限られ、平均給与も大阪や京都より低い傾向にあります。
実際、奈良県の最低賃金は大阪府より100円以上低く設定されており、収入面で都市部との差を感じることがあるかもしれません。
そのため「収入を下げたくない」という方は、現在の仕事をリモートで継続するか、大阪・京都方面への通勤も検討するとよいでしょう。
次に、交通の便が地域によっては不便な点です。
奈良市中心部や郡部の主要駅周辺は電車・バスが発達していますが、郊外に入ると公共交通の本数が少なく、車がないと生活しにくい地域が多くなります。
特に山間部では、車が必須となるでしょう。
免許を持っていない方は、移住前に取得を検討すると安心です。
さらに、奈良市を含む北部の盆地は内陸性気候で、夏は蒸し暑く冬は底冷えする寒さになるといわれています。
南部の山間地域では冬季に雪が積もることも珍しくありません。
気候への備え(暖房機器やスタッドレスタイヤなど)は万全にしておくと安心です。
道路事情においては、道幅が狭いところが多いため、車移動の際は注意して運転しましょう。
以上のように、奈良移住を成功させるためにはデメリットも理解し、事前に対策を考えておくことが大切です。
「UIターン」とは、生まれ育った地域へ戻るUターン、または都会から縁もゆかりもない地方へ移住するIターンを総称した言葉です。
奈良県では、このUIターン希望者を積極的に受け入れる施策を展開しています。
例えば、東京圏や関西圏在住の方を対象に、気軽に相談できる窓口として「奈良県移住サポートデスク」を東京(有楽町のふるさと回帰支援センター内等)と大阪(大阪市内)に開設しています。
この移住サポートデスクでは、奈良県での暮らしや仕事に関する相談に丁寧に対応し、奈良の魅力発信や情報提供を行っています。
また、奈良県は「関係人口」の創出にも力を入れており、UIターン希望者が地域に馴染めるようサポートする取り組みを実施しています。
地域おこし協力隊の募集や、奈良で働く人同士の交流イベントなども各地で行われています。
こうした制度やイベントを活用しながら、UIターンの第一歩を踏み出してみましょう。

奈良県移住支援として、相談体制や情報提供の仕組みが充実しています。
前述の「奈良県移住サポートデスク」(東京・大阪)では対面やオンラインでの個別相談が可能で、移住希望者の疑問や不安に経験豊富な相談員が答えてくれます。
例えば「仕事は見つかる?」「子育て環境は?」「住まい探しはどうするの?」といった質問に対し、奈良県の制度紹介や具体的な地域の特徴説明など、きめ細やかな対応を受けることができます。
「Local Life in Nara Okuyamato(奈良に暮らす)」は、奈良県南部・東部=“奥大和”エリアへの移住・定住を支援する奈良県公式の移住ポータルサイトです。
移住検討者と地域をつなぐことを目的に、奥大和の暮らしの魅力紹介、各市町村の支援制度や相談窓口、仕事・住まい探し情報、イベント告知などをワンストップで提供しています。
運営は奈良県(総務部知事公室 奥大和地域活力推進課)で、サイト内に電話窓口も掲載。
地域のリアルな日常を伝える「奥大和ライフジャーナル」や空撮・映像コンテンツ、19市町村の支援施策を横断で見られる「市町村支援制度」など、移住に役立つ情報がまとめてあります。
また、就職情報「ジョブならnet」への導線、住まい探し(空き家バンク等)など、移住生活に欠かせない衣食住の情報まで網羅しており、移住相談の拠点「奥大和移住定住交流センター〈engawa〉」の案内や、ワーケーション施設紹介へのリンクも整備されています。
「ならりずむ。」は、奈良市が運営する移住・定住希望者向けの公式ポータルサイト。
「田舎暮らし」「子育て」などのカテゴリごとに奈良市での暮らしを詳しく知ることができ、移住後の生活がイメージしやすいコンテンツを展開しています。
また、移住希望者向けに「移住支援・住まい」「しごと」「移住者の声」などのページがあり、住まいや仕事探しのヒント、先輩移住者の体験紹介も掲載。
お試し移住制度など、実際に奈良市で暮らしを試せる支援プログラムの案内も掲載されており、奈良市への移住を検討している人はぜひチェックしておきたいところ。
資料請求・LINE配信のお知らせもあり、移住希望者が気軽に情報を取得できる仕組みが整っています。
主要スポットへのアクセス情報や「奈良市で暮らす魅力3選」「歴史文化都市」「田舎暮らし可能エリア」など、移住検討者にとって重要な“まちづくり”や“暮らしの質”に関する紹介も豊富です。
さらに、奈良市で「暮らす」魅力がたっぷり詰まった移住ガイドブック「ならりずむ。」を無料配布しており、ネット上ではWebブック版として公開しています。
このように奈良県では、移住前の相談から移住後のフォローまで、一貫した支援体制を整えています。
ぜひ県の窓口やオンライン資源を活用し、不安や疑問を解消しながら計画を進めてください。必要に応じて現地訪問やお試し移住で実際の暮らしを体験し、奈良での新生活のイメージを具体化していきましょう。

奈良県では、それぞれの市町村が移住の支援・補助金制度を実施しています。
代表的な制度をまとめてみました。
奈良県吉野郡川上村が、都市にはない豊かな暮らしを実現し定住定着を図る目的で実施する住宅取得支援制度です。
村内に自ら居住する目的で住宅を新築・リフォーム・購入する方に対し費用の一部を補助します。
とくに空き家バンク「川上住まいるネット」登録物件の活用や、地元産材の利用を促進する特色ある制度になっています。
補助額は対象経費に対する定率補助で、条件により上限額が異なります。
【一般住宅の場合】補助率1/2、上限100万円
【空き家バンク登録物件を活用する場合】補助率2/3、上限200万円
さらに川上村産の吉野材を一定量使用した場合は追加補助があり、経費の全額(10/10)補助で上限100万円まで加算可能です。
例えば空き家バンク物件を地元材で改修する場合、合計で最大300万円の補助金が受けられます。
通年受付(予算の範囲内で実施)
着工前に申請が必要で、事前申請せずに工事を開始した場合は補助対象となりません。
制度に明確な終了期限は定められておらず、令和7年10月時点も実施中です。
居住要件
補助を受ける住宅に10年以上定住する意思があること(取得後10年以内に世帯全員が村外転出した場合は補助金返還)。
施工要件
新築・リフォームは村内業者が施工すること(DIYの場合は材料を村内業者から購入)。
補助対象は住宅部分に限られ、土地取得費や外構費用等は対象外。
申請資格
村外在住者も申請可ですが、補助事業完了時までに川上村へ転入手続きを行うことが条件。不動産の相続や贈与による取得は対象外です。
奈良県宇陀市が地域経済の活性化を目的に、空き家や空き店舗を活用して新たに事業を始める事業者を支援する補助金制度です。
市内の空き物件を事業用途に改修・活用する際の経費の一部を補助し、空き家の有効活用と起業・創業を促進しています。
住宅リフォーム支援ではなく、店舗・事業向けの起業支援金の位置づけです。
補助対象経費は①施設改修費(物件の修繕・模様替え等、施工業者は市内業者に限る)、②設備投資費(事業に用いる機器類の購入費)、③残置物処分費、④家賃(賃貸利用時の12か月分)です。
補助率は市外からの事業者は経費の3分の2、市内元々在住の事業者は2分の1。
経費区分ごとに上限額が設定されており、改修+設備は最大200万円、残置物処理は最大10万円、家賃補助は最大18万円(12か月分合計)まで。
例えば市外から宇陀市に移住して事業を始める場合、改修費等の2/3が補助され、200万円に達するまで支援が受けられます。
原則として各年度ごとに予算の範囲内で随時受付。
令和7年度(2025年度)については、空き家活用分の予算が早期に消化されたため受付終了となりました(受付開始後わずか数週間で予算上限に達したため4月中旬に締切)。
一方、空き「店舗」活用分は令和7年10月現在も引き続き申請受付中です。制度自体は毎年継続予定ですが、申請は各年度の予算状況により早期終了する可能性があります。
希望者は年度当初に宇陀市商工産業課へ問い合わせ・申請するのが望ましいでしょう。
対象事業市内の空き家・空き店舗等を購入または賃借し、それらを活用して新規事業を実施すること。
物件取得前に宇陀市内に住所または本社があったか否かで補助率が変わります(市内在住企業者:補助率1/2、市外からの移住企業者:補助率2/3)。
改修工事は市内業者に発注すること。
改修+設備経費の合計が50万円以上でないと申請できません。
補助金交付後一定期間内(原則1年以上)は事業を継続することが求められます。
宇陀市への人口流入と定住促進、市内経済の活性化や自治会の活性化を図るため、宇陀市が平成23年度(2011年)から実施している定住促進制度です。
宇陀市内で自己居住用の住宅を新築または購入し、定住する人に対し、現金同様に使える市内商品券(宇陀市地域通貨「ウッピー商品券」)を支給。
平成27年からは子育て世帯への加算制度も導入され、移住してくる若年・子育て世帯を経済的に後押ししています。
支給される奨励金(商品券)の額は基本額+子育て加算額で決まります。
基本額は転入者(市外から移住)10万円分、宇陀市民(市内在住で住宅取得)5万円分。
子育て支援加算額は、申請世帯に18歳以下の子どもがいる場合に上乗せされます。
子ども1人なら5万円分、2人なら10万円分、3人以上は一律20万円分が加算されます。
例えば大阪府から宇陀市に転入し子ども2人を育てる世帯が住宅を購入した場合、基本10万円+加算10万円で合計20万円分の商品券が支給されます。
住宅取得日(登記日)から1年以内に申請が必要です。
転入後に住宅取得した場合は、転入日から1年以内に取得を済ませて申請する必要があります。
制度は令和7年度も継続しており、予算がある限り随時申請可能ですが、住宅取得から時間が経ちすぎると受付できない点に注意が必要です。
交付対象者区分
(1)転入者=住宅取得に合わせ市外から宇陀市に転入した方(転入前1年間は宇陀市に居住していないこと。転入から1年以内に住宅取得すること)。
(2)宇陀市民=元から宇陀市に居住し住宅を新築・購入した方(市内での建て替えも対象)。
いずれの場合も取得住宅の登記上の所有者となること、取得した住宅の所在地の自治会に加入すること、市税等の滞納がないことが必要です。
なお増改築のみや、相続・贈与による取得は対象外です。
交付後に一定期間内で転出した場合は返還義務が生じる場合があります。
奈良県大和郡山市が、大学等を卒業後に奨学金を返還している若者の経済的負担を軽減し、同市への移住・定住と地元就職を促進する目的で実施する制度です。
奨学金を借りて進学した働く若者を対象に、その奨学金返済の一部を自治体が支援します。
全国的にも若者の地方定着策として注目される取り組みで、大和郡山市は令和5年度より奈良県内で先駆けて導入しました。
日本学生支援機構などからの貸与型奨学金の返還金の一部を補助します。
具体的には、月額上限1万5,000円を最長36か月(3年間)補助し、トータル支給額は最大54万円までとなります。
支援は半年ごとに申請者へ支給されます(年間上限18万円×3年)。
例えば、大和郡山市に移住し市内企業に就職した35歳以下の若者が月2万円の奨学金を返済している場合、毎月1.5万円×36か月=54万円の支援を受けられ、自身の負担は月5,000円に軽減されます。
毎年度ごとに新規募集枠を設定し、所定の申請期間内に応募します(例年4~5月頃に受付)。
令和7年10月現在、令和5年度開始分の支援対象者が決定しており、翌年度以降も制度継続見込みです。
支援期間(最長3年間)に達するまで毎年継続申請が必要です。
詳しい募集時期・手続きは市公式サイトで告知されます。
大和郡山市に定住意思をもって居住し、市内に就業しているおおむね39歳以下の若者が対象(申請時の年齢制限あり)。
奨学金の貸与を受けて大学・大学院等を卒業し、現在その返還を行っていること。
市税等の滞納がないこと。
原則として市内企業等へ就職していること(市外勤務の場合は対象外または支援額減額の可能性があります)。
支援期間中も継続して市内に居住し就労する意思が求められます。

奈良県では、移住後のギャップや現状把握のため、移住体験プログラムを用意しています。
以下でその一例を紹介します。
奈良県南部・東部の奥大和エリアでは、県主催の移住体験プログラム「暮らす奥大和」が実施されています。
このプログラムでは、事前にオンラインで現地のメンターやホスト(地域住民)と交流した後、実際に地域に数日間滞在するローカルステイを体験できます。
ホストとなる地元の方が地域を案内してくれるため、単なる観光ではわからない暮らしのリアルを五感で感じることができます。
例えば「買い物はどこでする?」「仕事はある?」「子どもの学校や医療は?」といった移住の際に気になる疑問を、滞在中に直接教えてもらえるのが大きな魅力です。
参加者にとっては現地の人との交流を通じて不安を解消でき、受け入れる地域側も移住希望者を知る機会となるため、双方にとって「幸せな移住」につながるご縁を育む取り組みとなっています。
奈良の田舎暮らしに興味がある方は、このような移住体験プログラムに参加してみると良いでしょう。
募集情報は「暮らす奥大和」公式サイトや奈良県の広報で告知されます。
このほか、一部自治体では移住体験住宅を用意しています。
例えば吉野郡上北山村には体験滞在用の古民家「ことちのいえ」があり、希望者は安価に宿泊して山村での暮らしを試すことができます。
実際に現地を見ることで、移住後のギャップを埋めて後悔するリスクを軽減できるはずです。
積極的にこうした体験機会を活用して、「奈良で暮らすイメージ」を具体的に描いてみましょう。

移住を考える上で「仕事」は重要な要素です。
奈良県で仕事を見つける方法や、移住者に適した働き方について解説します。
奈良県ではUIターン希望者向けの就職マッチングサイト「ジョブならnet(ジョブならネット)」を運営しています。
このサイトには奈良県が移住支援金の対象として認定した県内企業の求人情報が掲載されており、UIターン人材を積極的に求める求人を探すことができます。
一部の移住支援金を受け取るにはこのサイト経由の就職が条件になりますが、掲載求人は正社員(無期雇用・週20時間以上)で転勤等ではない新規採用のポジションに限られるため、安定した職が見つかりやすいメリットがあります。
IT・製造業から福祉・サービス業まで幅広い業種が掲載されていますので、「奈良で働きたい」という方はまずジョブならnetをチェックしてみましょう。
奈良県内には地元で長年愛される中小企業や観光・伝統産業関連の企業が多く存在します。こうした企業はUIターン人材に期待を寄せており、県や商工団体が仲介して移住希望者とのマッチング面談会を開くこともあります。
また、「奈良で起業したい」という方向けには前述の起業支援金に加え、各地の商工会議所・商工会が創業相談を受け付けています。
奈良市や橿原市などでは創業支援セミナーやインキュベーション施設も整っており、起業の下地もあります。
特に観光地の多い奈良では、ゲストハウス開業やカフェなど地方ならではのビジネスに挑戦する移住者も増えています。
「地方で何か自分で始めたい」という夢がある人にとって、奈良はポテンシャルのある土地と言えるでしょう。
近年はリモートワークの普及で、「仕事は都会の会社に属しつつ居住は奈良」という選択肢も現実的になりました。
大阪や東京の会社に在籍しテレワークで奈良から働く人や、週末だけ奈良の古民家で過ごすデュアルライフ(二地域居住)を実践する人もいます。
奈良県もテレワーク移住を歓迎しており、高速通信インフラの整備やコワーキングスペースの開設が進んでいます。
例えば吉野町では移住者や地元フリーランス向けにコワーキングスペース「YOSHINO GATEWAY」をオープンしました。
美しい吉野川を眺めながら仕事ができる環境で、都心にはない快適さが得られると評判です。
リモートワーク主体の方は、こうした施設やカフェを活用しながら奈良ならではのゆったりしたワークライフを送ることができます。
地方移住で人気の国策プログラムに「地域おこし協力隊」があります。
奈良県内でも多くの市町村が協力隊を募集しており、農業振興や観光PR、空き家活用などさまざまなテーマで隊員を受け入れています。
協力隊は原則として給与や住居支援を受けながら最大3年間地域で活動し、その後の定住・起業を目指す制度です。
移住と仕事の両方を一度に実現できる魅力的な制度ですが、募集人数が限られ競争率が高い場合もあります。
興味のある方は奈良県内の募集情報をチェックし、早めに応募準備をすると良いでしょう。

奈良県での住まい探しにおいて、空き家の活用は大きなテーマです。
古民家や空き家を上手に活用できれば、安価に広い住居を確保できるだけでなく、趣ある奈良の暮らしを楽しめるでしょう。
奈良県や各市町村は、空き家バンク制度を通じて移住者の住宅探しを支援しています。
空き家バンクは、各自治体が管轄する空き家情報登録制度です。
物件を所有する方が自治体に登録し、移住希望者はそれを閲覧・問い合わせできる仕組みになっています。
奈良市では古民家を含む空き家情報を掲載した「奈良市空き家・町家バンク」の専用ホームページを開設し、物件情報の閲覧から利用者登録までオンラインで可能です。
空き家バンクには古民家、郊外住宅地の一軒家、農村部の平屋など多彩な物件が掲載されているので、理想の住まい探しに役立ちます。
前述したように、多くの自治体で空き家バンク物件の取得や改修に補助金が出ます。
住宅費の大幅軽減につながるケースもあり、例えば「家賃月1万円で住める」「数十万円の改修費補助が受けられる」といった制度もあります。
空き家バンク制度自体の利用は無料であり、自治体職員が内覧に同行してくれたり、契約交渉をサポートしてくれることもあります。
物件オーナーとの橋渡し役になってもらえるので、個人で不動産屋を通すより安心感があるでしょう。
奈良県は特に古民家の宝庫です。
吉野地域などでは築100年以上の伝統的な町家や農家が残っており、移住者がDIYやリノベーションをして暮らす例も増えています。
吉野町では「歴史的古民家再生プロジェクト」として、移住希望者と地元大工さんが協力して古民家を改修するワークショップも開催中です。
こうした取り組みに参加すれば空き家への愛着も湧くだけでなく、地域の人とのつながりも生まれるでしょう。
空き家バンクは主に売買物件が多いですが、奈良市や生駒市など都市部では通常の賃貸アパート・マンションも豊富です。
家賃相場は奈良市中心部で1Kが4~5万円台、郊外ならもう少し安くなるイメージといえます。
築浅の物件は大阪ほど多くありませんが、その分家賃が割安なので、収入に対する住居費負担は軽めに抑えやすいでしょう。
移住当初は賃貸で様子を見て、気に入った地域で空き家を購入・改修して永住、というステップを踏む移住者もいます。

単身で奈良県に移住し、一人暮らしを始めるケースも増えています。
特に20~30代の若者や単身赴任・リモートワーカーなど「自分の好きな土地で生活したい」というニーズから奈良を選ぶ方もいるようです。
奈良県は単身向け物件の家賃相場が首都圏や京阪神に比べるとかなり割安です。
例えば奈良市内中心部で駅近の1Kマンションでも月4~5万円台から探すことができ、大阪市内の同等物件より数万円安いこともあります。
収入がそれほど多くなくても、家計に占める住居費負担を軽く抑えられるのは大きなメリットでしょう。
一人暮らしの場合、生活の利便性が高いエリアを選ぶと安心です。
奈良市の近鉄奈良駅周辺やJR奈良駅周辺はスーパー、飲食店、病院などが徒歩圏内に揃い、車がなくても生活できます。
終電も遅くまであるので大阪方面への飲み会からの帰宅も可能です。
生駒市や大和西大寺(奈良市西部)なども商業施設が充実しており、一人でも不便を感じにくいでしょう。
逆に田舎の方は夜間に店が閉まるのが早く娯楽も限られるため、都会的な便利さを求める単身者はある程度街中を選ぶのが無難です。
一人暮らしだと孤独になりがちですが、奈良では地域のイベントやサークルに参加して友人を作るチャンスがあります。
趣味の合う仲間を見つけたいなら、奈良クラブ(Jリーグを目指すサッカーチーム)を応援する会や、ハイキング同好会などに顔を出してみるのもいいでしょう。
地方だからこそ人との距離が近く、人情味あふれる交流ができるのも奈良の良さです。
奈良県は全般的に治安が良好で、一人暮らしでも安心して暮らせる地域です。
ひとり親家庭の女性が奈良に移住するケースもありますが、そうした場合も周囲のサポートが得やすく、行政の見守り体制も整っています。
困ったときに頼れる近所付き合いが残っているのは、都会にはない心強さでしょう。
一人暮らしの場合、引越し作業や車の運転などを全て自分でこなす必要があります。
地方では家具家電付き物件は少ないため、引越し費用は多めに見積もって準備しましょう。
また、単身者ゆえに地域によっては賃貸の保証人探しがネックになることもあります(最近は保証会社利用が主流なので大きな問題ではありません)。
いずれにせよ、単身でも移住支援制度はしっかり利用できるので、支援金や家賃補助などは遠慮なく活用して生活基盤を整えることをおすすめします。

奈良県での「働く・暮らす」ことをテーマに、セミナーと相談会を開催するイベントです。
前半は奈良県職員によるセミナー形式で、奈良県の暮らしや就職情報、奈良での暮らし、移住支援金制度といった内容を紹介します。
後半は座談会形式で、奈良県職員や移住相談員と自由に対話できる時間が設けられ、移住希望者が気軽に疑問や不安を相談可能です。
同時に個別就労相談会も開催されており、奈良県での仕事について専門の就職相談員が先着順・予約制(40分×4枠)で個別相談に応じます。
さらに、今回は農業分野に特化した企画も併催され、奈良県職員による農業セミナーが行われ、農業担当者との座談会も用意されています。いずれも参加費は無料です。
開催形式:対面セミナー&相談会(現地参加)
開催日時:2025年11月16日(日)11:00~14:40(受付開始11:00)
会場:ふるさと回帰支援センター・東京 セミナールームD(東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階)
申込方法:事前申込制(奈良県公式サイト上のフォームから要申込)。
定員は特に明記されていませんが、個別相談会は申込先着順で時間枠が決定されます。
奈良県北西部エリア(奈良市・天理市・平群町・上牧町)の4市町が合同で初めて開催する移住・就労イベント。
内容は大きく分けてプレゼンテーションと相談会の二部構成です。
前半のセミナー部分では、奈良県北西部地域全体の魅力紹介(13:00~13:10)に続き、参加4市町それぞれの特色ある暮らしや最新移住情報のプレゼンテーション(13:15~13:50)が行われます。
後半は個別相談会の形式で、14:00~16:00の間、会場内に各市町ごとの移住相談ブースが設置されます。
移住希望者は興味のある市町のブースを訪れて、その自治体の移住担当者と直接相談が可能です。
加えて、同じ時間帯には奈良県の就職相談ブースも併設され、奈良で仕事探しをしたい方向けに企業情報提供やキャリア相談も実施予定。
複数の自治体の話を一度に聞ける貴重な機会となっており、「あなたにぴったりの暮らしや仕事」が見つかる場になることが期待されています。
開催形式:対面セミナー&相談会(現地参加)
開催日時:2025年11月22日(土)13:00~16:00
会場:ふるさと回帰支援センター・大阪 セミナー室(大阪市中央区本町橋2-31 シティプラザ大阪4階)
申込方法:参加費無料、事前申込制(奈良県公式サイト上の専用フォームより事前申し込み)。申込締切は11月17日(月)となっています。
ただし当日飛び入りの参加も歓迎されており、予約がなくても参加は可能です。
奈良県南東部の山間地域「奥大和」エリア(奈良県の約80%の面積を占める19市町村からなる地域)の複数自治体が一堂に会し、移住希望者に情報提供と相談対応を行うイベントです。
本セミナーシリーズは「なんで奈良なん?」と題した連続企画で、毎回テーマを変えて開催されています。
トークセッション(セミナー)では奥大和地域の紹介や移住に関する特定テーマ(例:空き家探しのコツ、ローカルな仕事事情など)について専門家や先輩移住者を交えて語り、後半には個別移住相談会が設けられています。
相談会では奥大和地域から複数の市町村が参加し、それぞれのブースで地域の担当者が移住希望者の相談に応じます。
普段は一度に接する機会の少ない複数自治体の担当者と直接話せる滅多にない機会となっており、奥大和ならではの多様な暮らしの情報収集や疑問解消ができる場です。
参加費は無料で、事前に申込みをしていなくても当日飛び込みで参加可能。(※事前申込者には当日スムーズに案内があります)。
開催形式:対面セミナー&相談会(現地参加)
開催日時:2025年12月13日(土)13:00~16:30 (※予定)
会場:ふるさと回帰支援センター・大阪 セミナー室(大阪市中央区本町橋2-31 シティプラザ大阪4階)
申込方法:事前申込優先(当日参加も可)。主催団体の案内するオンライン申込フォーム(Googleフォーム)から事前予約が可能です。
予約なしでも参加できますが、事前に申し込んでおくと当日の案内が円滑になります。

奈良県内にはそれぞれ個性豊かな市町村があり、移住先として人気の地域もいくつか挙げられます。
ここでは特に移住者から評判の良い吉野町、王寺町、生駒市、橿原市、葛城市、川上村の特徴を紹介します。自分に合った地域選びの参考にしてください。

桜の名所「吉野山」で全国に知られる山あいの町です。
豊かな森林と清流に囲まれ、春は一目千本と称される桜景色、夏は川遊びやキャンプ、秋は紅葉、冬は静寂な雪景色と四季折々の自然美が楽しめます。
世界遺産の金峯山寺をはじめ歴史文化も深く、自然と文化が調和した暮らしが送れます。
吉野町は移住支援に非常に熱心で、「住んでよしのナビ」という移住情報サイトを独自運営するほか、町内に移住交流拠点施設を設けています。
空き家バンク経由で住宅を確保した移住者への補助金や、子育て支援も充実しています。
特に子育て世帯には町独自の出産祝金(第3子20万円など)や医療費高校卒業まで無償化など手厚い制度があります。
また仕事面では林業や観光業の求人もあり、テレワーク希望者には町内コワーキングスペース「YOSHINO GATEWAY」で快適な作業環境を提供しています。
自然が好きでアウトドアや田舎暮らしを満喫したい人には理想的です。
近年は移住者によるゲストハウス開業やカフェ創業も相次いでおり、新しい風を町が歓迎するムードがあります。
町ぐるみで移住者を支える体制が整っているため、地方初心者でも安心して飛び込めるでしょう。

奈良県の西端、大阪府との県境に位置するベッドタウンです。
JR王寺駅は奈良から大阪天王寺まで約20~30分と通勤圏内で、町民の多くが大阪方面に通勤・通学しています。
人口約2万8千人のコンパクトな町ですが、スーパーや病院、公共施設が駅前に集積し日常生活の利便性は高いです。
もともと大阪のベッドタウンとして発展した経緯もあり、特別な移住施策は多くありませんが、住宅取得支援として若年ファミリー世帯向け補助(町内で住宅購入または新築した40歳以下世帯に最大30万円補助)を行っています。
また、子育てでは中学生まで医療費無料、第三子以降の保育料無料など定住者に優しい制度が整っています。
空き家バンクも開設しており、町内の中古住宅情報を提供しています。老朽危険空き家の除却補助もあるため、古家を買って建て替える際にも活用できます。
とにかく大阪へのアクセスが良いのが最大の魅力です。
都会での仕事を続けながら落ち着いた住環境を得たい人にはピッタリでしょう。
奈良市や郡山市方面へも電車1本で行ける交通結節点なので、生活圏が広がります。
町自体はフラットな地形で道路も整備され、買い物や通院に困らないスマートな郊外生活が送れるので、利便性重視の人におすすめです。

奈良県北西端に位置し、大阪府と接する都市です。
人口約12万人で奈良県内第3位。生駒山の麓に広がり、近鉄奈良線・生駒線・けいはんな線が通る交通の要所です。
大阪難波まで電車で最速20分台と通勤至便ながら、美しい生駒山の緑や落ち着いた住宅街が魅力で、「関西で住みたい町」上位に挙がることもあります。
教育熱心な地域としても知られ、学研都市エリアにも近いです。
生駒市は子育て支援と創業支援が充実しています。
待機児童ゼロを目指し保育施設を整備、児童医療費も中学卒業まで助成。
移住者向けには特段の金銭補助はありませんが、移住相談窓口を市役所内に設けて親身に対応しています。
また、2023年度には空き家バンク成約者への改修費補助事業(上限50万円)を試行的に実施し、移住者のリノベを後押ししました。
市独自の施策としては、テレワーク補助金があり、市外IT企業に勤めテレワーク移住する人へ最大10万円補助(通信設備費等)する取り組みも行っています。起業したい人には「生駒スタートアップオフィス」等で支援が受けられます。
生駒市は治安が良く生活水準が高い印象の街で、都会と田舎の良いとこ取りをしたい人におすすめです。
閑静な住宅街は閑居するにも子育てするにも適しており、公園や図書館など公共施設も整っています。
大阪・奈良市どちらへもアクセスしやすいため、夫婦で勤務先が違う場合などでも利便性を感じられるでしょう。
山沿いの自然環境と都市機能が両立した、生駒ならではの快適ライフが実現できます。

奈良盆地の中央部に位置する人口約12.4万人の市で、奈良県第2の都市です。
古代日本の初代天皇が都を築いた「橿原の宮」があった地として知られ、橿原神宮や藤原京跡など歴史的スポットが点在します。
一方で県内有数の商業地でもあり、近鉄大和八木駅周辺は百貨店やショッピングモール、官公庁が集まる繁華街です。大阪阿部野橋駅まで特急で約40分とアクセスも良好です。
橿原市は全世帯向けの施策が多く、移住者限定の制度はあまりありませんが、住宅取得支援として新築住宅の固定資産税減免やリフォーム補助を用意しています。
また、子育て支援では第3子以降保育料無料、小中学校給食費無償化(2023年度)など家計応援策が充実。
空き家バンク物件数も多く、民間業者と連携したマイホーム紹介にも力を入れています。
奈良県内で便利さを求めるなら橿原市が第一候補になるでしょう。
大規模商業施設(イオンモール橿原など)があり、病院や学校も数多く揃っていますので、車があれば日常生活に不足はありません。
盆地の中央に位置するため他市への移動も容易で、奈良市・大阪・京都いずれにも1時間程度で行けるフットワークの良さも魅力です。
歴史好きな人には、身近に古代史スポットがある環境もたまりません。
都会過ぎず田舎過ぎない絶妙な住みやすさで、幅広い世代にフィットする街と言えます。

奈良盆地の西南部に位置する人口約3万3千人の葛城市は、2004年に當麻町と新庄町が合併して誕生しました。
二上山や葛城山の麓に広がり、田園と住宅地が混在するのどかな地域です。
世界遺産の當麻寺があり、「當麻曼荼羅」の里として有名。大阪府境に近く、近鉄新庄駅やJR大和新庄駅から大阪市内へ電車で1時間前後です。
葛城市はファミリー世帯の定住促進に注力しています。
近年導入された「若年世帯住宅取得補助金」では、40歳以下夫婦が市内に新築・中古住宅を取得すると最大30万円を補助します。
さらに、3世代同居・近居の場合は加算ありと、実家近くにUターンしてくる人にもメリットがあります。
子育て関係では、第2子以降保育料無料や紙おむつ購入券支給など独自支援もあります。
移住者向けの空き家バンクも運営中で、物件成約者には改修費補助(上限30万円)が出る制度が令和5年度に実施されました。
UIターン就職者に10万円奨励金を支給する市内企業もあり、人材誘致に積極的な姿勢が見られます。
葛城市は穏やかな田園都市で、奈良盆地の南西寄りで気候は比較的温暖、平地が多く暮らしやすい環境です。
イオンモールなど大型店はありませんが、日常の買物はスーパーで事足りますし、足りなければ橿原市や大阪方面へ出ればOKという距離感。
自然と街のバランスを求める人や、実家が奈良・大阪にあってUターンIターンで子育てしたい人には向いています。
地元住民の結びつきも強すぎず弱すぎず、よそからの移住者も受け入れられやすい雰囲気があります。

奈良県の東南部、吉野杉の産地として名高い川上村は、吉野川(紀の川)の源流域に位置し、清流と美しい山並みが広がります。
人口は約1,200人と県内でも有数の小規模自治体ですが、その分アットホームで自然と共生する暮らしが営まれています。
村域の97%を森林が占める林業の村で、川上産の杉・桧はブランド木材「吉野材」として全国に出荷されています。
川上村は移住者を歓迎する村で、ユニークな施策を打ち出しています。
例えばUIターン者を地域で育てる「川上村株式会社プロジェクト(通称:カワカミング)」では、村全体を一つの会社と見立てて人材を受け入れ、村内企業やNPO等とマッチングするという試みを実施。
「川上-ing」という移住交流イベントブランドも立ち上げ、移住希望の家族向け体験ツアーやお試し住宅提供など積極的です。
また、子育て面でも中学生まで医療費無料、第3子出産祝い金30万円など、小さい村ながら充実した支援で移住者を呼び込んでいます。
なんといっても大自然の中でのスローライフが手に入る点です。
川のせせらぎや鳥の声をBGMに、釣りやキャンプ、ガーデニング等を存分に楽しめます。
飲料水も美味しく、空気も澄んでおり、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
車での移動が必須だったり、市街地まで遠かったりと不便もありますが、それを補って余りある魅力があります。
本格的な田舎暮らしをしたい人にとって、川上村は奈良県随一の穴場と言えるでしょう。

奈良県は歴史遺産と豊かな自然に恵まれた土地でありながら、京都や大阪方面へのアクセスも良いという絶妙なポジションにあります。
移住支援制度もしっかり整っていますので、あとはあなたの一歩踏み出す勇気次第です。
「古都・奈良で暮らしてみたい」「子どもを自然の中で育てたい」「第二の人生は静かな場所で」そんな思いをお持ちなら、奈良県移住という選択肢はきっとあなたの期待に応えてくれるはずです。
ぜひ本記事の情報や制度を活用し、奈良での移住定住に向けた準備を進めてみてください。
奈良県の移住支援金・補助金|お試し体験制度とイベント・セミナー、おすすめ地域を紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]><2025年>大阪府の移住支援金・補助金情報まとめ 人気移住エリアも紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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日本の近畿地方に位置し、経済・文化・交通の中心として発展してきた大阪府。
府庁所在地である大阪市をはじめ、堺市、吹田市、高槻市、八尾市などの中核都市が連携し、関西全体を牽引しています。
東京に次ぐ大都市圏でありながら、府北部や南部には自然環境が多く残っており、都市と田舎の要素を兼ね備えている点が、移住先として人気を集めています。

生活の利便性という観点では、大阪府は全国屈指の交通インフラを誇ります。
JRや私鉄、地下鉄などの鉄道路線が密に張り巡らされており、通勤や通学、日常生活での移動のストレスが少ない環境だと言えるでしょう。
新幹線が発着する新大阪駅や、関西国際空港、大阪国際空港(伊丹空港)などもあり、国内外へのアクセスも非常に良好です。
こうした利便性の高さは、移住後も仕事を続けたい方や、都市型の暮らしを維持したい方にとって大きな魅力となります。
大阪府は大阪府は製造業や商業、IT、医療、物流など多様な産業が集まっており、中小企業から大企業まで幅広い職種がそろっています。
なかでも大阪市は上場企業本社数が東京に次ぐ規模で、ビジネスの中心地として平均年収も高めの傾向があります。
現在東京圏で働いている人でも、関西に転職して大幅に収入が下がる心配は少なく、むしろ同等レベルの給与で地元に近い環境へUターンできる可能性が高いでしょう。
大企業の大阪支社も多く、勤務地を大阪に希望して社内異動するケースも見られます。
とくに大阪市や堺市には全国的にも知名度の高い企業が多く、UIJターン希望者にとっても転職先を見つけやすい環境といえます。
さらに、大阪府は、府内企業と都市圏人材のマッチング支援を強化しており、移住支援金制度やUIJターン就職支援を通じて地方回帰を後押ししています。
収入水準も比較的高く、東京圏からの移住でも大きな収入格差を感じにくい点も移住地として人気を集める理由の一つでしょう。

大阪府は都会的な利便性の一方で、地域によっては自然に恵まれた穏やかな生活も実現できます。
北部の能勢町や豊能町は里山や森林が多く、静かな環境を求める移住者に人気があるほか、南部の泉州地域では海沿いの暮らしが可能で、漁業や農業を中心に地域に根ざした生活が営まれています。
こうしたエリアに住めば、都市から離れすぎず自然環境を享受できるでしょう。
近年は古民家を改修してカフェや宿泊施設を開業する移住者も増えており、地域資源を活かしたライフスタイルの実現が可能です。
教育や子育て支援の面でも、大阪府は充実しています。
多くの自治体が独自の子育て支援策を展開しており、医療費助成や保育料軽減などの制度が整っています。
都市部では教育機関の選択肢も多く、私立・公立を問わず通学の便が良いことも特徴です。
一方で、郊外部や自然豊かな地域では、のびのびとした子育て環境が得られます。
都会的な利便性と自然環境の両方を求める家庭にとって、理想的な環境が整っているといえるでしょう。
住まいに関しては府内でも地域差があるものの、大阪市中心部や北摂地域(吹田市・豊中市など)は地価が高く、マンション中心の居住環境であるのに対し、南部や東部の郊外では一戸建て住宅が比較的安価に手に入ります。
自治体によっては、空き家バンク制度や住宅取得補助、リフォーム支援を行っており、移住者が安心して住まいを確保できる支援体制が整っています。
とくに高槻市や堺市では、若年夫婦や子育て世帯に向けた住宅支援が充実しているため、うまく利用すれば都内に比べて安く手に入るでしょう。

大阪府は江戸時代から商人の町として栄えた歴史を背景に、人々は明るく開放的で、会話を大切にする文化が根づいています。
食文化も豊かであり、たこ焼きやお好み焼きに代表される「粉もん」文化はもちろん、伝統的な和食から国際色豊かな料理まで幅広く楽しめます。
商業施設や劇場、美術館なども多く、日常生活の中で多様な文化に触れられる環境です。
大阪府は都会的な生活を望む方にも、自然と調和した暮らしを求める方にも、それぞれのスタイルに合った選択肢がそろっています。
交通や仕事、教育、文化といった生活基盤が整っているため、他府県から移住しても生活の不便さを感じにくいです。
また、関西圏全体とのつながりも強く、京都や神戸へのアクセスが容易なことも利便性の高さを支えています。
大阪府は、都市型移住にも地方移住にも対応できる「懐の深い地域」です。
経済的な安定、文化的な充実、人とのつながりを重視する方にとって、暮らしやすさと活気が共存するバランスの取れた移住先だといえるでしょう。

大阪府では、UIJターンによる人材還流を積極的に支援するため、移住者本人への支援金交付はもちろん、移住希望者の相談窓口設置やUIJターン就職マッチング支援など、多方面からサポートしています。
ここからは、各市町村が令和7年度(2025年度)に実施している支援金・補助金制度をピックアップしてまとめてみました。
新型コロナ禍でテレワークが普及したことを受け、大阪都市圏郊外の河内長野市へテレワーク目的で転入する世帯に引越費用の一部を補助する制度です。
河内長野市の移住・定住促進施策に協力(市の魅力発信など)できる世帯が対象となります。令和4年4月に創設され、現在も運用されています。
1世帯あたり10万円を一括支給。
補助金の申請受付は毎年度設定され、令和7年度は2025年4月1日から2026年2月末までとなっています。
令和4年3月1日以降に河内長野市外から転入した世帯で、市内でテレワークを行っていること、かつ市の移住・定住施策に積極的に協力できることが条件です。
また、転入前に世帯員全員が1年以上継続して市外在住であったこと、市内定住後1か月以上経過していること、市税の滞納がないことなども求められます。
対象自治体: 河内長野市(大阪府南河内地域)
大阪府豊能郡豊能町では、町内の空き家バンクに登録された空き家の成約後の活用を促進するため、リフォーム費用の一部を補助しています。
老朽化した空き家の流通を促し、町外からの移住者増加による定住促進が目的です。
この補助制度は令和5年度に創設され、2025年度も継続実施されています。
リフォーム工事費用の 1/2(上限30万円)を補助。
予算額に達し次第受付終了となります。2025年度は令和7年4月7日から申請受付を開始しました。
豊能町空き家バンクに登録された空き家が対象です。購入者向けでは、その空き家を購入し転入後3年以上継続居住する意思があることが条件となります(3年未満で転出した場合は補助金返還)。
賃貸オーナー向けには、自身の空き家をバンクに登録して賃貸提供する場合も補助対象です。違法建築物でないこと、町税の滞納がないことなども要件に含まれます。
対象自治体: 豊能町(大阪府豊能地域)
四條畷市が令和7年9月に開始した市独自の起業支援制度です。
意欲ある事業者の自主的な取り組み(創業、販路開拓、人材確保等)を支援し、地域経済の好循環を創出することを目的としています。
特に、市内で新規創業する起業希望者への支援として、店舗改修費や法人設立費用等の補助メニューを用意しています。
創業支援補助金として、新規創業者が事業計画に基づき行う店舗改装や設備導入費用の 75%(上限150万円) を補助します。
このほか、既存事業者向けの設備導入補助や企業価値向上(PR・人材確保等)補助など、複数のメニューがあります(総額が予算に達し次第受付終了)。
市内で新規創業予定の者で、四條畷市商工会が実施する特定創業支援等事業による支援認定を受けていることが必要です。
さらに、中小企業診断士や税理士などの専門機関が認定した事業計画に基づいて店舗の改修・設備導入を行うことが条件となります。
補助申請時点で市税の滞納がないこと、暴力団等と無関係であることなど一般的な要件も課されています。
対象自治体: 四條畷市(大阪府北河内地域)
貝塚市が人口減少対策・定住促進のために実施する住宅取得支援制度です。
市内外の若年世帯や子育て世帯が貝塚市内でマイホームを取得し転入・転居する際に、その費用の一部を補助します。
住宅取得を契機に若い世代の定住を促し、将来的な生産年齢人口の維持を図る狙いがあります。制度は予算上限に達し次第終了となります。
住宅取得費用に対し最大40万円(地域要件による基本補助+政策要件による加算の合計)を補助。
具体的には、市外から居住誘導区域内へ転入する場合に基本20万円を支給し、さらに「中古住宅取得」「市内業者との契約」「子育て世帯」「新婚世帯」「U30世帯(30歳未満)」といった条件に該当するとそれぞれ定額加算されます(政策要件の加算上限は計20万円まで、合計最大40万円)。
例えば、市外から誘導区域内に転入し中古住宅を市内業者から購入した子育て新婚世帯の場合、最大額の40万円が支給されます。
補助対象となるのは住宅取得時点で世帯全員が40歳未満の夫婦世帯(または18歳未満の子どもがいる世帯)で、2人以上の世帯であること。
取得した住宅に実際に居住し、その所有者になることが必要です。また、転入世帯の場合は転入前に1年以上継続して市外に居住していたこと、市内転居の場合も一定の住所要件を満たすことが求められます。
申請は住宅取得後6か月以内に行い、5年以上の定住意思(3年以内に転出した場合は補助金返還対象)も条件となります。
市税の未納がないことや、世帯全員が同時に転入・転居していることも要件に含まれます。
対象自治体: 貝塚市(大阪府泉南地域)
高槻市が市内への企業の社宅整備を促進するために独自実施している補助制度。
「新たな社宅は高槻市に!」をキャッチフレーズに、市内に従業員向けの社宅を新設・取得・改修または賃借した法人に対し、その費用の一部を補助します。
企業の本社機能や従業員の居住拠点を高槻市内に誘導し、定住人口の増加と地域経済の活性化を図ることが狙いです。
補助額は企業規模と社宅戸数に応じて異なります。中小企業(従業員300人以下)の場合、市内に社宅を3戸以上新築・購入・改修すれば1戸あたり20万円(最大50戸・1,000万円まで)、社宅を3戸以上賃借すれば1戸あたり10万円(最大50戸・500万円まで)が支給されます。
大企業(従業員300人超)の場合は、市内に5戸以上の社宅を新築・購入したケースのみ対象で1戸あたり10万円(最大50戸・500万円まで)の補助となります。
※1~2戸のみの社宅整備や、大企業による賃貸社宅の取得は補助対象外です。
補助対象経費は建設工事費・購入費、リフォーム費(50%が対象、上限20万円/戸)、賃借料など多岐にわたります。
補助対象者は法人格を有する企業で、市税を滞納しておらず破産手続き中でないことなど。
補助対象社宅は令和7年(2025年)1月1日~12月31日に新たに整備(新築建設・建売購入・増改築リフォーム・賃借)されたものに限られます。
また、その社宅には補助対象期間中に企業の常用従業員が入居し住民登録していることが必要です(新築の場合は入居前でも可)。
入居する従業員は期間の定めのない雇用契約者であること、そして入居後原則2年以上継続して居住する見込みであることも条件となっています。
万一2年以内に退去者が出た場合は、代わりの従業員を入居させる努力義務があります。
申請には事前相談が必要で、毎年定められた申請期間内(令和8年1~3月など)に必要書類を提出必須です。
対象自治体: 高槻市(大阪府三島地域)
各自治体とも、最新の募集状況や詳細な条件については公式ウェブサイトで公開されています。
申請の際は必ず最新情報を確認し、条件を満たしていることをご確認ください(本回答で紹介した制度はいずれも2025年度時点で実施中のものです)。

大阪府内で移住先として人気の市町村の特徴や支援策をいくつか紹介します。都市部から自然豊かな地域まで多彩な選択肢があるのも大阪府の魅力です。
自分のライフスタイルに合った地域選びの参考にしてください。

大阪府の府庁所在地であり、西日本最大の大都市・大阪市。
都会の利便性や刺激を求める人に最適な移住先と言えます。
人口約276万人の政令指定都市だけあって、移住者向けの補助金制度は特に用意されていません(大阪府の移住支援金制度も大阪市は対象外です)。
しかし、大阪市は求人数が非常に多く平均年収も高めで、東京圏から移住しても収入を維持しやすい土地柄です。
実際、大阪府に本社を置く上場企業数は東京に次ぐ全国第2位で、ビジネスの中心地である大阪市では安定した雇用機会が期待できます。
移住支援策こそありませんが、全市民対象の生活支援制度はいくつか存在します。
例えば大阪市新婚・子育て世帯向け分譲住宅購入融資利子補給制度では、市内で初めて住宅を取得する新婚世帯または子育て世帯を対象に、住宅ローンの利子を年0.5%・最長5年間補給する支援を行っています。
大都市ならではの手厚い子育て支援(医療費助成や保育サービス)も充実しています。また、大阪市は交通インフラが発達しており、地下鉄・私鉄・JRに加えて新幹線の発着する新大阪駅や阪神高速道路網、近隣の空港へのアクセスも良好です。
都市生活の便利さを享受しつつ働きたい方には、大阪市は有力な選択肢になるでしょう。

能勢町は大阪府最北端に位置し、豊かな緑と里山の風景が残る町です。
四方を深山や剣尾山(けんぴさん)などの山々に囲まれ、清流が田園を潤す自然あふれる環境は、「緑豊かな場所で暮らしたい」と願う人にぴったりの移住先でしょう。
大阪市内からのアクセスは車で1時間強と程よい距離で、自然と都市の両方を享受できます。
能勢町では、移住希望者向けの相談窓口を町役場内に開設し、きめ細かな支援を行っています。
地元の不動産事業者と連携して空き家の売却相談会を開催する取り組みもあり、空き家の所有者と移住希望者のマッチングを積極的にサポートしています。
補助金等の金銭支援は目立ちませんが、NPO法人と協働した「住まいの相談窓口」や空き家バンク運営により、移住後の住まい探しをバックアップしています。
雄大な自然の中で田舎暮らしをしたい方には、能勢町は大阪府内でも有力な移住候補地と言えるでしょう。

高槻市は大阪市と京都市のほぼ中間に位置する中核市で、人口約35万人を擁します。
市中心部には百貨店が立地し、カフェやレストランなどの飲食店も数多く、買い物や外食に便利な都市です。
一方で市域北部にはのどかな山間地域も抱えており、都会の便利さと自然の落ち着きを併せ持つ暮らしができます。
交通の利便性も高く、JR東海道線・阪急京都線の特急停車駅があり大阪・京都の両方面へ快適にアクセス可能です。
市内移動は市営バス網が発達しており、生活圏をカバーしています。
高槻市は移住者向け支援策にも積極的で、先述の3世代ファミリー定住支援事業では、市外から転入して親世帯(高槻市在住)と同居または近居する子育て世帯が、市内で新たに持ち家を取得する際に最大20万円の補助金を受け取れます。
また、市公式サイト「MY LIFE, MORE LIFE」などを通じて、高槻市での暮らしや仕事の魅力を情報発信し、UIJターン希望者を歓迎する姿勢を打ち出しています。
郊外の落ち着きと都市の便利さを両立させたいファミリー層に、高槻市は人気の移住先となっています。
なお、高槻市北部の樫田地区など山間部への移住希望者には、前述の空き家情報バンクや空き家改修補助の制度も用意されています。
古民家リフォーム等に関心がある方はこうした制度も活用できるでしょう。

吹田市は大阪府北部に位置し、大阪市のベッドタウンとして発展した中核市です。
市内から半径10km圏内に新大阪駅(新幹線)や大阪国際空港(伊丹空港)があり、JR・阪急電鉄・大阪メトロが走るため大阪市中心部や京都方面へのアクセスが良好です。
幹線道路網も整備されており、車での移動にも便利な地域と言えます。
利便性が高い一方、吹田市には万博記念公園や千里南公園など大規模な緑地も多く、自然が身近に感じられる住環境も大きな魅力。
ファミリー層に人気の落ち着いた住宅街から、再開発が進むタワーマンションエリアまで、多様な居住エリアが広がります。
吹田市独自の移住支援金や補助金は特にありませんが、住宅に関する相談窓口を設けて移住希望者の住まい探しをサポートしています。
市内の空き家情報や住まいに関する制度について相談できるため、吹田市へ転居を検討する際はまず窓口で情報収集してみるとよいでしょう。
都会の利便性と郊外の落ち着きを併せ持つ吹田市は、「便利だけれど緑も感じたい」という方におすすめの移住先です。

堺市は大阪市に次ぐ政令指定都市で、人口約82万人を抱える大阪府第二の都市です。
古くは「東洋のベネチア」と呼ばれた貿易港町で、世界遺産の百舌鳥古墳群に代表される歴史・文化資源を有しています。
一方、臨海部には工場地帯が広がり、中南部は住宅都市として発展するなど、多面的な顔を持つ街です。
堺市では若年世帯の定住促進に力を入れており、先述の子育て世帯等空き家活用定住支援事業補助金を通じて空き家取得を後押ししています。
こちらは市外から堺市へ転入する若年夫婦世帯・子育て世帯、または市内で賃貸住宅から空き家物件へ転居する場合に、空き家購入費用の一部補助が受けられる制度です。
具体的な補助額や要件は物件価格や世帯属性によりますが、空き家バンクに登録された物件を取得する場合などに適用されます。
こうした住宅支援策により、堺市は大阪府内でも屈指の移住支援制度の充実した自治体となっています。
政令指定都市だけに暮らしの利便性は高く、政令市独自の施策として子ども医療費助成(中学3年生まで無料)など福祉制度も整っています。
大阪市への通勤圏でありながら、中心部に比べ住宅コストが抑えめで一戸建て取得もしやすい傾向にあることも、堺市に移住するメリットでしょう。
都市規模が大きいため地域によって雰囲気は異なりますが、歴史の薫る閑静な街並みからニュータウンまで、多彩な暮らしが選べるのも堺市の魅力です。

八尾市は大阪府東部に位置し、中核市に指定されている人口約26万人の都市です。
中小企業の町工場が多く集まる一方、ベッドタウンとしての住宅地も広がり、下町情緒と郊外の落ち着きをあわせ持つ暮らしやすい街です。
大阪市とは隣接していないものの、近鉄大阪線や大阪メトロ谷町線で大阪都心部へのアクセスは良く、通勤圏内にあります。
移住支援策としては、八尾市も空き家バンク制度を運用しており、市内の空き家情報を提供しています。
特徴的なのは、空き家バンクに登録された物件のインスペクション(住宅診断)費用補助を行っている点で、上限5万円まで補助金が受け取れます。
中古住宅を購入・改修して移住しようとする際、専門家による建物状況調査費用を市が支援することで、安心して空き家を利活用できる環境づくりに努めています。
また、八尾市は子育て支援にも積極的で、2023年度まで実施されていた「若者・新婚世帯定住同居支援補助制度」により若年夫婦の親世帯との同居支援も行っていました(※令和7年9月終了)。
現在は残念ながら制度廃止となっていますが、こうした独自施策からもうかがえるように、八尾市は地元で世帯を継続して暮らしてもらうための環境整備に熱心です。
大阪市に近すぎず遠すぎない適度な距離感で、地元コミュニティの絆を感じながら暮らしたい方に、八尾市は魅力ある移住先と言えるでしょう。
対策を講じておけば、大阪への移住はきっと成功へと近づくでしょう。

以上、大阪府の移住支援制度と地域情報について解説しました。
大阪府は都市の活力と地方の温かさを兼ね備えた魅力的な土地ですが、どんなに魅力的な土地にも良い面と悪い面があります。
UIJターンを成功させるため、メリット・デメリットの両方を十分に把握したうえで準備を進めてください。
資金面の不安は各種支援金・補助金の活用で軽減できますし、仕事探しは大阪府のUIJターンマッチングサイトや合同企業説明会などを利用すると効率的です。
住まいに関しても、空き家バンクや自治体窓口で情報収集すれば、自分に合った物件や支援策が見つかるでしょう。何より不安なことがあれば、遠慮なく専門の移住相談センターに相談してみてください。
<2025年>大阪府の移住支援金・補助金情報まとめ 人気移住エリアも紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>兵庫県移住の支援金・補助金まとめ|人気のおすすめ移住エリアや注意点も紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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兵庫県は日本のほぼ中央に位置し、都会の利便性と豊かな自然環境の両方を備えた魅力的なエリアです。
近年は地方移住への関心が高まり、兵庫県でもUIJターン(※Uターン・Iターン・Jターン)による移住者が増えつつあります。
そこで本記事では、兵庫県の移住支援に関する最新情報をまとめます。
移住のメリット・デメリットから、支援金や補助金制度(令和7年度対応)、仕事探しのサポート、体験ツアーや移住フェア情報、そして人気の移住先となっている市町の特徴まで網羅しました。
20代の就活生から30〜50代の家族世帯、リモートワーカー、兵庫出身でUIJターンを考える方まで、ぜひ参考にしてください。

兵庫県移住には、さまざまなメリットがあります。
兵庫県へ移住する最大のメリットは、多彩な生活環境を選べることでしょう。
県庁所在地の神戸市を筆頭に阪神間には都市機能が集積し、大阪・京都へのアクセスも抜群です。
一方で北部の但馬地域や中部の丹波地域、播磨地域、淡路島などには雄大な自然と田舎のらしくのんびりした雰囲気があり、仕事の利便性と豊かな自然環境を両立できる点が兵庫の魅力です。
さらに、兵庫県は東西に広く、歴史的に「摂津・播磨・但馬・丹波・淡路」の五国から成り立ってきた土地柄です。
それぞれの地域で気候や文化、産業が異なるため、自分のライフスタイルに合った地域を選べます。
たとえば阪神間(摂津エリア)の西宮市は、関西の住みたい街ランキングで6年連続1位を獲得する人気の自治体です。
大阪・神戸の中間に位置し海と山に囲まれた閑静な住宅地で、梅田や三宮へ電車で約15分と通勤にも便利なうえ、商業施設や文化施設が充実していて治安も良いことが高く評価されています。
このように兵庫県は都会的な暮らしから田舎暮らしまで選択肢が広いことが、大きなメリットと言えるでしょう。
また、子育て支援や教育環境の充実度も見逃せません。県内の多くの市町が独自に子育て支援策を講じており、妊娠期から出産後、学校教育に至るまで行政のサポートが手厚い地域が多いです。
例えば三田市では妊娠中の支援から保育・教育環境の整備まで力を入れており、市内各所に大小さまざまな公園があって子どもが思い切り遊べる環境が整っています。
このように家族世帯にとって暮らしやすい環境が整っているのも兵庫県の魅力です。

一方で、兵庫県への移住にあたって知っておきたいデメリットや注意点もあります。
まず、地域によって生活環境や不便さに差がある点です。
兵庫県は南北に長く、南部の瀬戸内海側は比較的温暖で降雪も少ないですが、北部の日本海側(但馬地域)は冬に雪が多く降ります。
特に養父市や豊岡市など北部エリアでは、寒冷な気候や豪雪への備えが必要です。
寒さが苦手な方や雪道の運転に不安がある方は、同じ兵庫県内でも気候条件に注意して地域選びをすると良いでしょう。
また、田舎暮らしを選ぶ場合は、交通や買い物の利便性が都市部に比べて劣る可能性があります。
山間部や過疎地域では公共交通機関の本数が少なく、日常の移動に車が必須となるケースもあります。
病院やスーパーまで距離がある地域もあるため、高齢のご家族と一緒に移住する場合や車を運転しない場合は事前に生活圏をしっかり確認することが大切です。

地方への移住を考える際、「仕事」は最も重要な要素の一つです。
兵庫県ではUIターン希望者の就職支援に力を入れており、首都圏や関西圏から兵庫へ転職・就業する人を幅広くサポートする体制が整っています。
兵庫県は東京の有楽町に「ひょうご移住・しごとプラザ」という常設相談拠点を開設しています。
これは首都圏における移住情報発信とUIターン促進の拠点で、東京交通会館8階のふるさと回帰支援センター内にあります。
ここでは兵庫県への移住・就職を希望する方を対象に、専門の相談員が移住相談と就職相談をワンストップで対応しており、求人情報の紹介から履歴書の書き方相談まできめ細かくサポートしてもらえます。
首都圏在住でUIターンを検討している方は、ぜひ気軽に利用してみてください。
受付時間10:00 – 18:00 / 火 ~ 日曜日定休日月・祝
東京都千代田区有楽町 2-10-1
東京交通会館8F ふるさと回帰支援センター内 有楽町駅より徒歩1分
mail: job.hyogo@hari-match.com
また兵庫県は独自の求人マッチングサイト「ひょうごで働こう!マッチングサイト」を運営しています。
このサイトでは県内企業の求人情報を幅広く掲載し、移住希望者向けの求人には「移住支援金対象」と明記されているため、移住先での仕事探しがしやすいでしょう。
実際にこのマッチングサイト経由で求人に応募し就職した場合、後述する移住支援金の対象となるケースがあります。
掲載求人は中小企業から地元自治体・団体、さらには起業支援案件まで多彩なので、移住後のキャリアを検討する上で非常に有用です。
さらに、兵庫県はテレワーク移住や専門人材のUIターンにも対応しています。
東京の会社での勤務を続けつつ兵庫に移住する「テレワーカー」も移住支援金の対象となり得ます。
また、地域の中小企業等では人手不足解消のためにプロフェッショナル人材の受け入れも進めており、専門人材マッチング事業を活用して就職した場合も支援対象です。
リモートワーカーや専門スキルを持つ転職者であっても、兵庫で働き暮らす道は十分に開かれていると言えるでしょう。

兵庫県では国の地方創生施策の一環として、東京圏から移住する人への支援金交付事業を平成31年度(2019年)から実施しています。
令和7年度も「兵庫県移住支援事業」(東京圏からの移住支援金制度)が継続されており、移住先市町での予算内で支援金が支給されます。
ここではこの移住支援金制度の概要、申請期限、支援金額、要件についてまとめ、さらに兵庫県や市町村が実施しているその他のおもな支援策もご紹介します。
東京23区に5年以上在住または通勤していた方が、兵庫県内の指定市町へ移住し所定の就業または起業をした場合に、国・県・市町が連携して移住支援金を支給する制度です。
東京圏からの人材還流と地域企業の人材確保を目的とし、兵庫県と県内37市町(神戸市・尼崎市・明石市・芦屋市および西宮市の人口集中地域を除く)が共同実施しています。
支援金は移住先市町が予算の範囲で交付し、予算上限に達すると受付停止となる場合があるため、移住前に必ず移住予定先の市町窓口へ確認が必要です。
移住支援金は2人以上の世帯で100万円、単身世帯で60万円が基本額。
さらに18歳未満の子どもを帯同して転入する場合、1人につき最大100万円を加算。
たとえば子ども2人を含む世帯なら最大300万円(100万円+100万円×2人)を受け取れる計算です。
※子どもの加算額は移住先自治体により30万円の場合もあります
移住支援金の申請は転入後1年以内で、年度内の受付は毎年2月末までです。
手続きは移住先市町の窓口で行い、申請書類は各市町が用意しています
(1) 直近10年のうち通算5年以上および直近1年以上、東京23区内に居住または東京圏※から23区へ通勤していたこと
(2) 令和7年度の対象37市町(姫路市、豊岡市、丹波篠山市、丹波市、洲本市、淡路市、南あわじ市、宍粟市、養父市、新温泉町 など)へ転入したこと(神戸市・尼崎市・明石市・芦屋市及び西宮市中心部は対象外)
(3) 移住先で県が指定する就業または起業を行ったこと
具体的には、兵庫県の求人マッチングサイト「ひょうごで働こう!」に掲載された移住支援金対象求人に応募・就職したか、兵庫県の起業支援事業(社会的事業枠)の交付決定を受けての起業。
※自己都合のUターン移住で継続テレワークするケースも対象に含まれます
※「東京圏」とは埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県(条件不利地域を除く)を指します
応募条件の細部(例:在住期間の起算や対象求人の要件など)は各市町で微妙に異なるため、事前に各市町の窓口に相談して確認しましょう。
県の移住支援事業の対象外地域である神戸市では、若年夫婦世帯や子育て世帯の住み替えを支援する独自制度「こうべぐらし応援補助金『住みかえーる』」を実施しています。
対象要件に該当する世帯が一定の条件を満たす賃貸住宅へ転居した場合や、親世帯と直線2km未満(または同一小学校区内)に近居・同居した場合に補助金が支給されます。
新婚世帯・子育て世帯・多子世帯が神戸市営住宅シティハイツに入居する場合には家賃2割減免といった支援策も用意されています。
補助金額は住み替えの内容によって異なります。
民間賃貸への転居支援「団地ぐらし」では1世帯あたり30万円(※親世帯と近居・同居する場合は35万円)、親子世帯の近居・同居支援では神戸市外から子世帯が転入する場合20万円、それ以外の場合は10万円を支給。
例えば、神戸市外に住む若夫婦が神戸市内のエレベーター無し団地に転居し、親世帯の近くに住む場合、合計で最大35万円の補助を受けられます。
神戸市「住みかえーる」を利用できるのは、以下の条件を満たす世帯です。
若年夫婦世帯: 転居時点で夫婦の年齢合計が90歳以下であること(事実婚やパートナーシップ宣誓者含む)。
子育て世帯: 令和7年度時点で未就学児の子どもを有する世帯(妊娠中も含む)。ひとり親世帯も対象です。
補助対象の賃貸住宅は耐震基準を満たし、最低居住面積以上であること。
エレベーターの無い4階建て以上の団地など、神戸市が指定する住居への住み替えが条件です。
親子近居の場合は、親世帯が子世帯の親を含む世帯であり、子世帯が市外から転入する場合に加算対象となります。
補助金利用後は2年以上継続して神戸市内に居住する意思があること。過去に同制度の補助を受けていないことなど。
受付は2025年6月から開始されており、申請方法や必要書類の詳細は神戸市住宅政策課の公式サイトで案内されています。
兵庫県姫路市では、豊かな自然環境と歴史文化が残る市郊外地域へ移住し新生活を始める若者世帯に対し、「おかえり姫路。」若者世帯郊外UJIターン補助金という支援制度を実施しています。
都市部から姫路市の家島諸島や北部山間地域などに転入する子育て世代を積極的に支援するもので、移住に伴う経済負担を総合的に軽減します。
補助金は複数のメニューで構成されており、該当するものを合算して受け取れます。
移住支援金: 1世帯あたり最大50万円(※世帯全員がマイナンバーカード取得済の場合。未取得の場合は減額)
子育て支援金: 中学生以下の子ども1人につき最大150万円を支給(※3年間に分割支給、1世帯あたり上限500万円)
支給額は子の年齢により0歳150万円から段階的に減少し、14歳で10万円となります。
例えば小学生2人を連れて移住した場合、子育て支援金は最大で約280万円になります。
新幹線通勤助成金: 郊外部から新幹線で通勤する場合、定期代との差額の1/2(上限月額2万円)を最長24か月間補助。遠距離通勤で都市部に通う必要がある場合の負担軽減策です。
空き家取得助成金: 市の空き家バンク登録物件を購入した場合、取得費用の1/2、上限100万円を補助。移住者の住まい確保と空き家活用を促進します。
(1) 補助対象となる姫路市郊外地域(家島諸島や夢前町、安富町など都市部以外)へ転入すること。
(2) 申請者が概ね40歳以下の若年世帯であること(夫婦の場合はどちらかが該当年齢以内)。
(3) 移住後も引き続き居住し定住の意思があること。
(4) 子育て支援金を申請する場合は中学生以下の子を養育していること。
補助金は各種ごとに申請期限や書類が定められており、例えば転入から6か月以内の申請が必要なものもあります。最新情報を確認し、早めに相談・申請しましょう。
淡路島南部の南あわじ市では、島外からの転入者に対して住宅取得費用の一部を補助する「マイホーム取得事業補助金」を実施しています。
島外からの移住者が市内に定住目的でマイホームを新築・購入する際に活用できる制度で、人口定住促進と子育て世帯の呼び込みを図るものです。
補助率は経費の1/3で、新築住宅または新築建売住宅の取得費用に対して最大200万円、中古住宅の購入費用に対して最大100万円が支給されます。
さらに、中学生以下の子どもを帯同して転入した場合は、子ども1人につき30万円の加算補助があります。
例えば、小学生と幼児2人を連れて島外から南あわじ市に家を新築した場合、200万円+(30万円×2人)=最大260万円の補助金を受け取れる計算です。
補助対象となるのは 「島外から転入して住宅を取得する世帯」 で、具体的には以下の条件があります
転入前の居住要件: 補助申請者(世帯主)は転入直前に3年以上継続して淡路島外の市区町村に住民登録していたこと。
転入時期: 補助申請日時点で、転入後5年以内であること。南あわじ市に移住してから5年以内、かつ住宅の登記完了後6か月以内に申請する必要があります。
定住の意思: 取得した住宅に長期間定住する意思があること(少なくとも補助金交付後一定年数以内に転出した場合は返還義務が生じます)。
その他: 市税等の滞納がないことや、同様の住宅取得補助を過去に受けていないことなど。新築・購入する住宅の名義人が申請者本人であることも求められます。
子育て世帯には手厚い制度であり、例えば南あわじ市内で子育て支援施設に勤務する保育士として転入する場合、上述の子ども加算とは別に保育士への加算措置がある場合もあります(市独自施策)。
申請は市役所ふるさと創生課が窓口となっており、交付には市の審査があります。
補助金の予算には限りがあるため、移住を検討中の場合は早めに市に問い合わせて制度の利用可否や必要書類を確認しておきましょう。

淡路島中央の洲本市では、移住や結婚を機に新生活を始める方を支援する「おいでよ洲本新生活支援事業」を実施しています。
令和6年4月以降に淡路島外から洲本市へ転入した世帯や、新婚世帯(婚姻届出時点で夫婦とも39歳以下)を対象に、住宅取得費・引越し費・自動車購入費など新生活開始に伴う経費の一部を助成する制度です。
移住・定住のスタートアップを後押しする心強いサポートとなっています。
補助内容は住宅の購入/賃貸の別によって異なります。
住宅を取得する場合: 補助上限100万円(住宅購入費用の一部として支給)。
さらに、中学生以下の子どもや、市内の保育所等に勤務する保育士がいる場合は1人につき30万円を加算し、最大3人まで適用されます。
つまり条件を満たせば最大190万円(100万円+30万円×3人)の補助金となります。
住宅を賃貸する場合: 一律36万円を支給(家賃や引越し費用等の補助。子ども加算等は無し)。
例えば、淡路島以外から洲本市に子ども1人連れで移住し中古住宅を購入したケースでは、基本補助100万円+子ども加算30万円=130万円が支給されます。新婚世帯で賃貸住宅に入居する場合は36万円が受け取れます。
移住世帯の場合: 令和6年4月1日以降に淡路島外から洲本市へ転入した2人以上の世帯であること(単身移住者は対象外)。転入者全員が補助申請前まで継続して島外に居住していたことも条件です。
新婚世帯の場合: 令和6年4月1日以降に婚姻届を提出した夫婦で、婚姻日における双方の年齢が39歳以下であること。
新婚世帯については洲本市内・市外を問わず適用されます(市外からの転入であれば移住世帯要件と合わせて適用可能)。
定住意思: 補助金交付後、継続して洲本市に居住する意思があること(一定期間内に転出した場合は返還が求められる場合があります)。
その他: 住宅取得の場合は当該住宅に自ら居住すること、市税等の滞納がないこと、過去に同制度を利用していないことなどが求められます。新生活開始に関連する他の国・県・市の補助金と重複受給できない場合もあります。
申請期限は原則として転入または婚姻後1年以内となっており、必要書類(住民票、戸籍証明、物件の売買契約書・賃貸契約書、領収書類など)を揃えて市企画課に申請します。
制度の詳細や最新の募集状況については、洲本市公式ホームページで確認できます。
予算に限りがあるため、該当する方は早めの利用検討と手続きがおすすめです。
兵庫県北部の豊岡市では、移住希望者に対して現地下見や引越し費用を支援する独自の補助制度を用意しています。
たとえば、豊岡市へ移住を検討して住まいや仕事探しのために訪問する際には、「豊岡市移住促進支援補助金」により交通費・宿泊費の一部補助が受けられます。
伊丹空港から但馬空港までの航空運賃は片道1人あたり4,000円(年4回まで)、市内宿泊費は大人1人1泊2,000円・子ども1人1,000円(年4泊まで)、レンタカー代は1日3,000円(年6日まで)を上限に市が負担。
市外に住所を有する者であって、豊岡市に移住を希望するものであること。
豊岡市への移住を目的とする活動期間中に、職員または豊岡市が指定する者と移住に係る面談を行うこと。
移住の理由が次に掲げる事項のいずれにも該当しないこと。
転勤、出向等の職務上の理由。
進学、通学等の一時的な理由。
豊岡市が備える住民基本台帳に記録されている者との婚姻(届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含む。)
上記のほか、兵庫県内各市町村では空き家バンクの活用支援やU・Iターン奨励金、お試し移住体験の受け入れなど、多彩な移住支援策が展開されています。
支援内容や条件は自治体ごとに異なるため、最新情報は必ず各市町の公式ホームページや窓口で確認してください。移住希望地の支援制度を上手に利用し、理想の暮らしを実現しましょう。

移住に際して誰もが抱く「住んだあとギャップ」の不安に応えるため、兵庫県や各市町では移住体験ツアーやお試し移住住宅といったプログラムを提供しています。
「大人のインターンシップ」を掲げ、実際の職場での仕事体験+地域の暮らし体験を組み合わせて個別に組成するオーダーメイド型ツアー。
希望に応じて先輩移住者との面談、住まい見学、空き家の案内なども調整。体験テーマは製造、農業、林業、公共交通、かばん産業など幅広いラインナップが用意されています。
参加費は体験自体は無料(現地までの交通・宿泊・飲食・材料費等は実費)。申込→オンライン面談→実施、の流れです。
実施状況(令和7年度)
兵庫県但馬県民局が令和7年9月26日から随時、受け入れ企業・団体の拡充募集を告知。
県のバックアップのもと、但馬全域でモデルプランを増やしながら運用を継続しています。
移住検討者向けの日帰りバスツアー。観光視点ではなく“日常”を体感し、先輩移住者の体験談も聴ける内容となっています。
<起業編>は淡路市・洲本市を巡り多様な働き方と起業コミュニティに触れ、<農業編>は洲本市~南あわじ市で自然や子育てと結びついた暮らしを学ぶ内容。
各回20名・先着、参加費2,000円(昼食代)。
開催日(令和7年度)
起業編:2025年11月30日(日)
農業編:2025年12月13日(土)
申込締切:2025年11月15日(土)
空き家見学と収穫体験を組み合わせ、自然の中での暮らしを1日で体感するツアー。
先輩移住者・地域住民との接点や支援制度の案内も得やすく、子育て世帯にも参加しやすい内容です。参加費1,200円(昼食・保険含む)/先着15名。
開催日(令和7年度)
2025年11月15日(土)9:30〜16:00。
申込締切:10月31日(金)
町公式サイトに要項・申込フォームが掲載されています。
新築モデルハウスに最長6泊7日滞在し、三田の通勤・買い物・子育て環境を実地で確認できるプログラム。
1組1,000円の負担で参加可能です。
通常パッケージに加え、夏休みは保育園・学童保育の体験利用ができる特別パッケージも用意しています。
対象は市外在住で移住検討中の若年・子育て・若年独身などの世帯です。
実施枠(令和7年度)
通常パッケージ(限定5組):2025年9月1日〜2026年1月31日
夏休みパッケージ(限定3組):7/27–8/2、8/10–8/16、8/24–8/30
募集・詳細は市の移住ポータル「さんだうぇるかむ」および市公式ページから。
1か月〜の中期滞在で、城下町・農村エリアの暮らしを実地検証できる「おためし住宅」制度です。
複数の物件(例:福住わだ家/味間おためし住宅/黒岡おためし住宅)があり、令和7年度の空室枠が明示されています。
光熱費込みの物件もあり、滞在中は住まい見学やJR通勤支援・レンタカー特典など、暮らし検証に役立つ周辺メニューも案内されています。
空き状況(令和7年度の例)
福住わだ家:11〜3月に空き
味間おためし住宅:12月・3月に空き
黒岡おためし住宅:3月に空き
※最新の空室は公式ページで随時更新されています。
最後に、兵庫県内で移住先として人気の市町をいくつかピックアップし、その特徴を簡単にご紹介します。
ここでは人気の自治体(神河町、加西市、川西市、丹波市、三田市、西宮市、養父市、豊岡市)を中心に、そのおすすめポイントをまとめてみました。

人口約49万人、阪神間に位置する利便性抜群の西宮市は「住みたい街」ランキング関西エリア1位の常連。
阪急西宮北口駅を中心に商業施設や文教施設が集積し、大阪梅田・神戸三宮へ電車15分と通勤至便です。
市南部は海沿い、中北部は六甲山地の豊かな緑が広がり、夙川など桜の名所も多く環境良好。
教育水準や医療体制も高く、子育て環境・治安の良さでファミリー層から絶大な支持を獲得しています。
兵庫県移住で都市的な暮らしを望む方には、まず候補に挙がるエリアです。
なお市街地は移住支援金の対象外ですが、西宮市北部の山口町・塩瀬町エリアは対象地域であり、自然豊かな北部に移住する場合は支援金申請も可能です。

神戸市の北隣に位置し、大阪へも電車で30~40分圏という都市近郊型のベッドタウンです。
近年は大型住宅開発により若い世代が流入し、人口は約11万人。
緑が多く落ち着いた住宅地が広がり、公園の数も多く「兵庫県内屈指の子育てしやすい街」として人気を集めています。
一方で郊外には農村集落も残り、イチゴや葡萄などの観光農園もさかんなので、農業に関心のある人にもおすすめのエリアです。
大型ショッピングモールや医療機関、神戸三田プレミアムアウトレットが近くにあり、日常生活の買い物に困ることはありません。
都会すぎず田舎すぎない環境で、初めての地方移住にも向いています。

大阪平野の北端に位置し、猪名川を挟んで大阪府と接する川西市は、人口約15万人の町。能勢電鉄妙見線・日生線、阪急電鉄宝塚本線、JR宝塚線が通じ、電車を使えば梅田まで約20分でアクセス可能です。
また、大阪国際空港(伊丹空港)へ電車で約30分、車で約15分で移動できるため、出張の多い方にとっても便利なエリアと言えるでしょう。
駅前は繁華街になっており、大きな駅ビルなどもあるため都会のような利便性を享受できる反面、駅から少し離れると閑静な住宅街や豊かな自然を身近に感じられる街です。
市街地はベッドタウンとして開発されているため便利ですが、市北部の黒川地区などは里山風景が広がる自然豊かなエリアでホタルの名所もあります。
近年では市内の問題解決などを目指している「あんばい ええまち かわにしプロジェクト」が立ち上げられ、道路整備や住みやすさ向上のためさまざまな取り組みを実施しています。

人口約4.2万人の加西市は、播磨平野の中央部に位置するのどかな田園都市です。
大阪・神戸から車で約1時間半、姫路市からは約40分と適度な距離感で、地価や家賃が安く駐車場にも困らないため、趣味や子育てにゆとりある暮らしが可能です。
空き家が多めなので安価に古民家を手に入れやすく、自治体も空き家改修補助を用意して移住者を後押ししています。
農業や陶芸等の里山暮らしを体験できるイベントも開催しており、自然豊かな環境に惹かれて大阪府や兵庫県内他市から移住してくる人もいます。
また、加西市は子育て支援に注力しており、子育て応援5つの無料化を推進しています。
保育所・認定こども園の保育料の無料化、全保育・学校施設の給食の無料化、乳幼児・こどもの医療費の無料化、 乳幼児を養育する世帯にオムツ等の無料化、病児病後児保育の無料化を、所得制限なしで実施している、数少ない市町村です。

兵庫県の中央、姫路市の北約30kmに位置する人口約1万人弱の小さな町です。
中国山地のふところに抱かれた自然と名水の里として知られ、夏はキャンプや川遊び、冬はスキーが楽しめるアウトドア好きにはたまらない環境です。
JR播但線で姫路まで約40分と意外にアクセスは良く、「田舎だけど都市にも近い」利点があります。
医療費無料や特定不妊治療費助成など、妊娠前後から義務教育終了まで、さまざまなサポートを用意しており、子育て世代のファミリーにも人気の移住先となっています。
移住相談体制も整備されており、地域おこし協力隊の募集やお試し住宅(1泊2,000円程度)なども用意。
農業体験や地元行事への参加など交流の場も提供されています。「便利すぎない田舎暮らし」を求める方には神河町は穴場的な存在でしょう。

兵庫県北部の但馬地域に位置し、2014年に国家戦略特区に指定されたことで注目を集めた 人口約2万人の市です。
特区の枠組みを活かした規制緩和で企業誘致や農業の担い手支援を行い、地方創生のモデルケースとして脚光を浴びました。
その成果もあり、『2017年版「日本住みたい田舎」ランキング』近畿エリアで第1位に輝くなど、移住先として全国的にも評価されています。
2015年4月~2016年11月の約1年半でUIJターンによる移住者が48世帯109名と大きな実績を残し、現在も兵庫を代表する移住地として注目を集めています。
養父市は氷ノ山など兵庫県最高峰の山々を有し、スキー場や温泉もある自然と観光資源の宝庫です。
市役所内に「やぶぐらし課」という専門部署を置き、移住相談から定住まで親身にサポートしてくれます。
移住支援金の対象地域でもあり、都会にはないスケールの大きな田舎暮らしをしたい方におすすめです。

北但馬の中心都市で、日本海に面し関西有数の温泉地・城崎温泉を擁する人口約8万人の観光都市です。
コウノトリの野生復帰に取り組んだ街としても有名で、国内で最後の野生コウノトリ生息地が残った豊岡盆地では現在、放鳥されたコウノトリが空を舞う姿が見られます。
豊岡市は自然と共生する環境都市を掲げ、2021年には国のSDGs未来都市にも選定されました。
移住者にはこのコウノトリの郷の豊かな生態系や美しい景観が大きな魅力です。
出石の城下町に代表される歴史的な町並みや、神鍋高原のキャンプ場、円山川のカヌー体験などアクティビティも多彩で、アウトドア派・観光好きの方に向いています。
移住支援も盛んで、「地域おこし協力隊」の募集や、移住者専用の低家賃住宅(移住促進住宅)の提供、子育て世帯への家賃補助など様々な制度があります。
コロナ禍ではクラウドファンディングを活用した地元産業支援策など新しい試みも行い、地域全体で移住者も交えたまちづくりに取り組んでいる活気ある自治体です。
以上、兵庫県内の代表的な移住先の特徴を紹介しました。
もちろんこの他にも魅力的なまちが兵庫県にはたくさんあります。
海の見える暮らしがしたければ淡路島や赤穂市、離島の家島町なども候補になりますし、城下町や古い町並みが好きな方には篠山市(現・丹波篠山市)やたつの市といった歴史あるまちも人気です。
ご自身のライフスタイルや価値観に合った地域をぜひ見つけてみてください。

兵庫県は都会と田舎のいいとこどりができる懐の深いエリアであり、移住支援制度も充実しています。
移住支援金や各種補助金を上手に活用すれば、引越し費用や新生活の経済的負担を軽減できるでしょう。
UIターン就職支援も整っていますので、仕事面の不安も専門窓口で相談しながら解消できます。
また、実際に現地を見て感じることも大切です。お試し移住や体験ツアーに参加し、生の兵庫を知ることで「ここなら暮らせる」という実感が湧いてくるかもしれません。
ぜひ親しみやすい移住相談のプロたちや先輩移住者の声を頼りに、理想の暮らしへの一歩を踏み出してください。
兵庫県移住の支援金・補助金まとめ|人気のおすすめ移住エリアや注意点も紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>京都府の移住支援・補助金制度まとめ|おすすめエリアやメリットデメリットを紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>
歴史と文化が息づく京都府は、近年「移住したい都道府県」として注目が高まっています。
コロナ禍を経てテレワークが普及したこともあり、京都府への移住相談件数・移住者数はこの5年間で大幅に増加しました。
京都府の発表によれば、平成26年度から令和元年度までに移住者数は約6倍に伸びています。
地方創生の潮流の中、京都府も移住促進のための条例制定や「京都移住コンシェルジュ」の設置(平成26年度~)などサポート体制を充実させ、移住希望者を現地案内から定着まで伴走支援しています。
こうした取り組みの結果、「暮らす場所としての京都」に改めて関心が集まっているのでしょう。
京都府は、世界的観光地である京都市の華やかさから、日本海や山間地域の豊かな自然まで多様な顔を持っています。
伝統とモダンが融合する環境や、古都ならではの落ち着いた街並み、人情味ある地域コミュニティは大きな魅力です。
都市部でありながら自然も身近に感じられる暮らしやすさや、教育・医療機関の充実、治安の良さも移住希望者に支持されています。
また、府内には海の京都・森の京都・お茶の京都といった特徴があり、自分のライフスタイルに合った地域を見つけやすい点も魅力でしょう。
まずは京都府へのUIJターン(後述)を検討するにあたり、そのメリットとデメリットを正しく理解し、各種の移住支援制度を有効活用することが大切です。

京都府への移住には、多くのメリットがあります。
まず一つは、文化的な暮らしを享受できることです。
京都市内をはじめ府内各地に歴史的建造物や伝統行事が数多く残り、日常生活の中で日本の豊かな文化に触れる機会に恵まれています。
季節ごとの祭りや伝統芸能、美術館・博物館の充実など、「観光客ではなく住民として」それらを楽しめる喜びは格別でしょう。
美しい海辺の暮らしを求める人は北部の日本海側エリア(丹後地方)、里山や清流に囲まれたスローライフを求める人は中部山間地域など、希望のライフスタイルに合わせて移住エリアを選択できます。
また、南部の山城地域や京都市周辺では、田園風景と都市圏へのアクセスの良さを両立した「トカイナカ」(都会と田舎の良いとこ取り)な暮らしも夢ではありません。
都会過ぎず田舎過ぎない“ちょうどいい”暮らしを選べる点は、京都府ならではのメリットです。
京都府内には大学や研究機関、企業が集積しているため、学術的・産業的な活気もあります。
京都市内には京都大学や同志社大学など多数の大学があり、学生や研究者が集まる文教都市としても注目されています。
高度な技術を持つ企業や新進気鋭のベンチャー企業も存在し、就職先の選択肢も一定程度確保できるでしょう。
また、最近ではリモートワークの広がりにより、必ずしも現地に大企業がなくとも、地方に住みながら都市部の仕事をすることも可能になりました。
つまり、京都に住みつつオンラインで全国の仕事に関わることができる環境が整いつつあるのです。
こうした柔軟な働き方も追い風となり、「暮らしやすさ」と「働きやすさ」の両立が期待できる点も京都府へ移住するメリットと言えるでしょう。
子育て世帯にとっても、京都府は非常に魅力的です。
自治体によっては保育料無償化や医療費助成など手厚い子育て支援策があり、教育環境も整備されています。
精華町などは「子育て支援・教育環境が充実した子育てしやすいまちづくり」を掲げ、新興住宅地では若い世代のコミュニティが形成されているケースもあります。
適度に都会の便利さを享受しながら、安心して子育てできる環境があるのも京都府の強みです。
総じて、京都府は多様なライフスタイルに応じた地域選択肢が豊富であり、文化・自然・利便性をバランス良く享受できる点が移住先としての大きなメリットです。
ただし一方で、「実際に暮らすとなるとどうなのか?」という心配の声も存在します。次に、京都府移住のデメリットや注意点について見てみましょう。

どんな土地にもデメリットはあります。インターネット上では「京都移住はやめとけ」「移住したら後悔する」といったネガティブな声も散見されます。
ここでは、京都府へ移り住む上で知っておくべき現実的な課題と、「失敗・後悔しないためのポイント」を整理します。
京都市内、とくに中心部は世界的観光都市であるため物価や地価が高めです。
住宅の家賃や購入費用、日常の物価にも観光地価格が反映され、中心地に近いエリアでは生活コストが割高になる傾向があります。
例えば繁華街周辺ではワンルーム賃料も地方平均より高く、築年数が古い物件でも家賃が高騰しているケースも少なくありません。
また、エリアによっては観光シーズンには市内が観光客で混雑し、通勤・通学や買い物に支障をきたすことも。
こうした環境ストレスは、「京都は住むところじゃない」と言われる一因にもなっています。
対策としては、観光エリアから少し離れた地域を選ぶことで物価の安定や静かな生活が得られます。
京都市でも中心部を外れた左京区北部や西京区の郊外などは比較的家賃が抑えられ、落ち着いた暮らしが叶えられるでしょう。
生活費を抑えたい場合はエリア選びを工夫し、観光客の多い地域を避けるだけでもだいぶ違います。
よく「京都には仕事がない」と言われることがあります。
実際、東京や大阪など大都市と比べると求人の量・種類が限られるのは事実です。
2024年1月時点の有効求人倍率を見ると京都府は約1.18倍で全国平均1.27倍をやや下回っています。
特に専門職や高収入のポストは大都市集中の傾向があり、地域によっては希望する職が見つからない可能性もあるため「せっかく移住しても仕事がなくて失敗する」リスクに注意が必要です。
しかし昨今は、リモートワークや副業など場所に縛られない働き方が広がっており、工夫次第で十分に働き口を確保することは可能です。
実際、在職のままテレワークで京都に住む「テレワーク移住」や、地方で起業・フリーランスとして働く選択肢も増えています。
職種によっては地方特有のコネクション重視の採用文化が残る部分もありますが、逆に地域ネットワークを活かせば未公開求人に出会えるチャンスもあります。
「京都でやりたい仕事がない」と嘆く前に、自治体の支援策や新しい働き方を活用して自らキャリアを設計していく姿勢が、移住成功の鍵となるでしょう。
京都市内盆地部の気候も、意外な落とし穴です。
夏は蒸し暑く、冬は底冷えする厳しい寒さになります。
特に古い木造住宅では断熱性が低く、冬場は屋内でも震える寒さを感じることも。
こうした気候は高齢の方や寒暖差が苦手な方には負担となり得ます。
雪については、北部山間や日本海側は豪雪地帯もありますが、京都市内中心部はほとんど積もりません。
ただし宮津市など北部沿岸部では冬季に雪が積もる日もありますので、移住先の気候特性を事前によく確認しましょう。
気候面のデメリットへの対策として、住宅の断熱改修や暖房設備の充実、雪道対策の装備など準備を怠らないことが大切です。

京都府では、これらUIJターンによる人材の呼び込みに積極的です。
「京都ジョブパーク」は、京都府が運営する総合就職・転職支援施設。
年齢や職業経験を問わず、仕事を探している人やキャリアに悩んでいる人が、無料で相談・講座・企業紹介などのサポートを受けられる場所です。
専門のキャリアカウンセラーが、就職・転職・再就職に関する悩みを1対1でサポートしてくれるほか、スキルアップ講座やセミナー、履歴書の書き方、面接対策、自己分析、ビジネスマナーなど、就職に役立つ内容を無料で学べます。
また、京都府内の企業と連携し、希望やスキルに合った求人を紹介。企業説明会やマッチングイベントも開催されています。
UIJターン希望者など、個々の状況に応じた専門の支援コーナーを設置し、来所が難しい方には、WEBカウンセリングやオンライン講座も用意されています。
京都府公式移住・定住情報サイト「今日と明日」は、京都府が運営する、移住や定住を考える方向けの総合サポートサイトです。
各市町村の紹介、地域別の暮らしやすさ、移住者の体験談など、多角的な情報が掲載されており、移住先を探すうえで参考になります。
オンライン相談・メール・電話での問い合わせにも対応しているので、どこに住んでいても移住相談が可能です。
移住セミナーや現地ツアー、イベントなども定期的に開催されており、移住先地域を実際に体験・見学できる機会があります。
京都府への移住を検討する際には、かならずチェックしておきたいサイトです。
Instagram のアカウント「京都府庁移住・定住情報発信(@kyotoiju)」では、京都府が運営する移住・定住の取り組みに関する情報を写真や動画で発信しています。
京都府内の市町村の魅力(自然、暮らし、文化、暮らしの場としての住まいの様子等)を見られるほか、実際に移住・定住した人々の体験ストーリーや、移住に至った背景・暮らしの変化をインタビュー形式やフォト投稿で紹介。
さらに、空き家バンクや移住相談、地域イベント、モデル移住体験プログラムなど、移住・定住を検討している人に向けた支援情報や最新情報を告知しています。
投稿を通じてフォロワーとの交流も図っており、コメント欄やストーリーズを活用して質問・相談を受け付けるケースもあります。
アカウントをフォローしておくことで、京都府内の移住・定住に関する旬の話題や実際の暮らしの様子を日常的にチェックできるでしょう。

京都府および府内各市町村では、移住・定住を促進するため経済的な支援策(支援金・補助金)を多数用意しています。
ここでは、令和7年度(2025年度)に実施が確認できる主な支援制度について、「概要・支援内容・申請期限・要件」のポイントを整理します。
実際に利用する際は詳細条件が自治体ごとに異なる場合がありますので、最新情報を各公式サイトで確認してください。
東京23区内在住者、または東京圏在住で東京23区に通勤している方が、京都府内の指定地域へ移住し就職または起業した場合に、国・府・市町村共同で移住支援金が支給されます。
支給額は世帯100万円、単身60万円で、さらに18歳未満の子どもが帯同する場合は1人あたり最大100万円を加算。
たとえば子育て世帯が移住する場合、子ども2人なら最大300万円(100万+100万×2)受け取れる計算です。
申請期限は転入後1年以内で、期間内に移住先市町村へ申請手続きを行います。
(1) 移住直前に5年以上東京23区内に在住(または通勤)していたこと
(2) 京都府が指定する移住先対象市町村(後述)へ転入したこと
(3) 京都ジョブパークの「移住支援金対象求人」に応募・就業すること
京丹後市、宮津市、舞鶴市、綾部市、京丹波町、南丹市、亀岡市、宇治田原町、井手町、和束町、木津川市(※京都市や宇治市など人口集中地区は対象外)。
支援金の財源には限りがあるため、予算状況によっては年度途中で受付終了する場合もあります。
応募条件の細部(例:転出元での在住期間計算方法、対象求人の要件など)は各市町村で微妙に異なるため、早めに移住先市町村に相談して確認しましょう。
京都府では、移住促進特別区域に指定された地域で京都府空き家情報バンクの「登録空き家」を購入または賃借し、居住目的で改修する場合に住宅改修費用の補助金が支給されます。
府と市町村が1/2ずつ負担する仕組みで、補助額は最大180万円まで(改修費用の1/2相当、府市町村合計)です。
改修工事着手前に申請が必要で、補助金交付決定後に工事を行う形となります。
なお、不動産取得税の軽減(対象物件購入時に税額1/2減免)や、改修資金の借入利子補助(借入残高の0.5%相当額補助)といった支援策も用意されています。
(1) 移住者要件: 京都府外(市外)から対象地域へ住所を移転した方で、定住意思(おおむね10年以上)を有すること
(2) 住宅要件: 京都府空き家バンクに登録された空き家物件を取得または賃借して移住すること
※親族から譲り受けた住宅など、登録物件以外は対象になりません
(3) 手続要件: 移住後に定住する住まいとして改修する場合に、工事着工前に所定の申請を行い交付決定を受けること
(4) 改修後は一定期間(市町村により5~10年程度)その住宅に居住すること
京都府が指定した「移住促進特別区域」に該当する地域(主に中山間・農山漁村部の集落)が対象です。
具体的には、京丹後市・宮津市・舞鶴市・綾部市・南丹市・亀岡市・京丹波町・伊根町・与謝野町など府北部・中部の一部地域が指定されています(市町村内でも特定の地区を指定)。
移住促進特別区域外であっても空き家バンク登録物件の活用による独自支援を設けている市町村もありますので、詳しくは各市町村窓口で確認してください。
京都府内の移住促進特別区域に移住し、その地域で起業する方に対して、事業所等の整備に要する費用の一部を補助する制度。
地域の空き店舗や古民家など既存施設を改修・増築して店舗や事務所を開設する場合に対象となり、補助額は最大300万円(補助率1/2、一部自己負担あり)と大きな支援となっています。
地域課題の解決につながるビジネスや、地域の産業振興に資する起業が想定されており、移住者の地方での新規創業を積極的に後押しする制度です。
なお、この起業支援金を受けた方が前述の移住支援金の対象となる場合(東京圏からのUIJターン起業者など)、移住支援金100万円(単身60万円)を併せて受給することも可能です。
(1) 地域要件: 京都府移住促進特別区域の指定地域内に移住して居住していること
(2) 移住要件: 移住後間もない方(例:南丹市では転入後3年以内の方が対象)
(3) 事業要件: 起業する事業が地域活性化に資する内容であること
※具体的には地域の人手不足解消や資源活用につながる中小企業事業、伝統産業の継承、農林水産業の振興、観光促進など各市町村が指定する分野である必要があります。
京都府移住促進特別区域のうち、特に農山漁村地域に区分されるエリアがおもな対象です。
例えば亀岡市では、市外からの移住者が亀岡市東部の山間地域(移住促進特別区域)で古民家等を改装して起業する場合に最大300万円の補助が受けられます。
起業支援金の公募や相談窓口は京都府および各市町村で案内されていますので、起業計画がある方は事前に地域の担当窓口へ相談してください。
京都府京丹後市が独自に実施する移住支援制度で、若者世代のUIターンによる定住を促進するための住宅取得支援策です。
市外から京丹後市へ新たに移住し住宅を確保する際に、購入費や賃貸の初期費用など住宅確保に係る経費の一部を助成します。
補助額は上限30万円で、住宅の購入・建築だけでなく賃貸物件の契約費用等も対象となる点が特徴です。
移住直後の経済的負担を軽減し、若い世代が地元で暮らしやすい環境づくりを後押しする制度となっています。
(1) 年齢要件: 移住者本人が39歳以下であること
(2) 転入要件: 京丹後市外からの転入で、転入後1年以内の新規移住者であること
または近い将来市外から京丹後市に転入する計画がある方(事前申請も可能)
(3) その他要件: 補助金申請時点で市税等の滞納がないこと、世帯全員が暴力団員でないこと
京丹後市全域。
居住する地区に制限はありませんが、同市が運営する「定住空家情報バンク」を活用して住宅を取得する場合などは別途の空き家改修補助制度も利用可能です。
類似の若年UIターン住宅支援策は京都府内の他市町村(南丹市、綾部市など)でも展開されていますので、移住希望先の自治体に制度の有無を確認するとよいでしょう。
京都府与謝野町では、子育て世帯の移住・定住を促進するため、町内で住宅を新築または新築建売住宅・中古住宅を購入した移住者に対し、費用の一部を補助する制度を実施しています。
移住先で安心して子育てできる住まいを確保してもらうことが目的で、補助金の基本額は100万円(住宅取得費用の実費を上限)です。
さらに 18歳未満の子どもを帯同する場合は子どもの人数に応じ加算額が支給され、その他にも町内業者による建築や町の分譲宅地利用、指定区域(過疎地域)への移住といった条件に応じて加算があります。
たとえば、与謝野町外から3人の子どもを連れて移住し町内業者で新築住宅を建てた場合、基本補助100万円に加え子ども加算や施工業者加算などが適用され、合計200万円超の支援を受けることも可能です(上限220万円)。
予算の範囲内での受付となるため、希望者は事前に町役場へ相談し申請状況を確認することが推奨されています。
(1) 世帯要件: 18歳以下の子どもがいる「子育て世帯」であること(妊娠中を含む場合あり)。補助金交付時に子どもが全員18歳未満である必要があります。
(2) 住宅要件: 与謝野町に定住する目的で、自ら居住する新築住宅を建設、または分譲住宅・中古住宅を購入すること
(※親族が所有する住宅を購入する場合は対象外)。購入後または完成後、速やかに住民票を移し定住する意思が求められます。
(3) 転入要件: 他地域から与謝野町へ移住してきた世帯であること。市区町村の定義によりますが、与謝野町外からの転入者であればUIターンを含め対象となります。補助金申請時点で既に転入済みの場合、転入後○年以内といった期間要件が設定されていることがあります(最新要項をご確認ください)。
与謝野町全域(与謝野郡与謝野町内)。
ただし加算措置として、町内でも特に移住促進特別区域に指定されたエリア(岩滝・加悦地区など過疎指定地域)へ移住する場合は追加補助が受けられます。
制度の細部は年度ごとに変更される可能性があるため、利用を検討される方は必ず最新の町公式情報を参照してください。
※なお、これら支援制度は年度ごとに内容が見直される場合があります。令和7年度に実施されている制度のみを上記紹介しましたが、翌年度以降も継続されるとは限りませんので、移住計画の際は必ず公式発表を確認してください。

京都府内では現在、京丹後市、与謝野町、福知山市、綾部市、亀岡市、南丹市、京丹波町、京都市、宇治田原町の9市町村が移住体験用のお試し住宅を提供しています。
たとえば京都市では北部山間地域(右京区京北など)に田舎暮らし体験住宅が用意されており、一定期間格安で山里での生活を体験可能です。
綾部市や与謝野町でも空き家を改装したお試し住宅を短期貸出しており、地元の暮らしや人との交流を実感する機会を設けています。
南丹市では、1年以上居住するとその体験住宅をそのまま購入できる仕組みもあるなど、自治体ごとに工夫が凝らされています。
「百聞は一見に如かず」と言うように、気になる地域には実際に足を運び、可能であれば数日〜数週間でも生活してみるのがおすすめです。
短期移住体験を通じて、気候や買い物環境、人付き合いの雰囲気などを肌で感じることで、移住後のミスマッチを減らすことができるでしょう。
京都府や各市町村は、移住相談イベントやフェアを定期的に開催しています。
毎年秋には東京ビッグサイト等で開かれる日本最大級の「ふるさと回帰フェア」に京都府ブースが出展し、各地域の担当者と直接話せる機会を設けています。
また、各市町村によるオンラインセミナーや、東京都内で相談イベントを不定期で実施。
このようなイベントは、パンフレットやウェブ情報だけでは分からない各地の生の情報(地域の雰囲気、移住者のリアルな暮らしぶり等)を得られる貴重な機会です。
京都市が運営する「住むなら京都」や、「今日と明日」などでイベント情報が告知されるので要チェックです。

最後に、京都府内で移住先として特に人気のある地域をいくつかピックアップしてご紹介します。
京都府は広域にわたり地域性が異なりますが、ここでは都市近郊エリアから田舎暮らしエリアまでバランス良く選んでみました。
それぞれの地域の特徴や魅力、支援情報の一端をまとめますので、移住先選びの参考にしてください。

宇治市は京都市の南隣に位置し、京都市中心部へ電車で20分程度とアクセス良好な人気エリアです。
世界遺産・平等院や宇治橋に代表される風情と、宇治茶の産地として知られる落ち着いた街並みが魅力で、市外ですが住みやすい“京都”らしさを感じる街といえます。
人口約18万人の中規模都市である宇治市は、商業施設や医療機関も揃い、子育て世帯からシニアまで暮らしやすい環境です。
特に30代前後の若い夫婦には「京都市にも大阪方面にも通勤しやすく、生活利便性が高い」として移住候補に挙がります。
宇治市独自の移住支援策としては、「宇治市三世代近居・同居支援補助金」があります。
これは宇治市内で祖父母世帯と近居または同居を始める子育て世帯に対し、空き家を活用する場合はその改修費を補助する制度で、上限30〜40万円程度の助成が受けられます。
地方移住で不安な子育て支援も、宇治市は待機児童対策や児童医療費助成など比較的充実しています。
加えて、市内には宇治川や山々の自然も身近でアウトドアも楽しめるため、「便利さと自然の程よいバランス」を求める方におすすめです。
京都市に比べると住宅価格・家賃もやや割安で、駐車場付き物件も見つけやすいでしょう。

左京区は京都市の北東部に位置し、街中の文教エリアから山間の田舎エリアまで多様な表情を持つエリアです。
特に京阪電車や叡山電車が通る南部(出町柳・北白川・高野周辺)は、京都大学や京都芸術大学を擁する学生街であり、国内外から学生や研究者が集まる国際色豊かな雰囲気があります。
カフェや古書店、アートスペースなど独自のカルチャーが根付いたエリアでもあり、クリエイティブな仕事の人やサブカル好きにも人気です。
住宅街としては吉田・高野エリアなどは比較的家賃も手頃で、学生以外の若い社会人の一人暮らしも多い地域。
北部の山間地域(鞍馬・花背・大原など)に行くと、一転して自然豊かな田舎になります。
左京区役所では北部山間移住希望者向けの「田舎暮らし体験住宅」も用意しており、まずは短期滞在で生活感を掴むこともできます。
左京区に移住した場合、都市部と山間部どちらに住むかで生活スタイルが大きく変わります。
都市部なら自転車や徒歩中心で暮らせますが、山間部なら車が必須になるでしょう。
京都駅方面への通勤には地下鉄烏丸線沿線が便利なので、左京区内でも烏丸線北山駅に近い松ヶ崎・下鴨エリアなどは根強い人気があります。
総じて左京区は「京都らしさ」と「新しい文化」が融合した住みやすいエリアであり、一人暮らしからファミリーまで幅広い移住層におすすめできます。

伏見区は京都市の南部に位置し、京都市内でも人口が多い(約28万人)活気あるエリアです。
かつて城下町や港町として発展した歴史があり、現在でも酒処・観光地として有名な伏見桃山エリアを中心に独特の風情があります。
伏見と聞いてまず思い浮かぶのは全国から参拝者が絶えない伏見稲荷大社ですが、実際伏見区は広く、稲荷山周辺から宇治川沿いの淀地域まで多彩な街並みを含みます。
移住者にとって伏見区の魅力は、まず交通利便性の高さでしょう。
京阪電車・近鉄電車・JR線が走り、大阪方面へも京都中心部へもアクセスが良好。
特に京阪沿線の中書島・丹波橋駅周辺や、近鉄沿線の竹田・桃山御陵前駅周辺は乗換駅でもあり、大阪・奈良方面への通勤にも便利です。
また伏見区内だけでも買い物環境が充実しており、大型商業施設から昔ながらの商店街まで揃っています。
「アクセスの良さや地元密着型の店が多く住み心地が良い」との評価もあり、転職移住者や子育て世帯にも適したエリアと言えます。
伏見区役所は区独自の移住情報サイト「住むまち伏見」を開設し、若い世代に伏見の魅力や生活情報を積極発信しています。
行政としても移住・定住を歓迎する姿勢がうかがえ、例えば新婚世帯向け家賃補助制度(京都市の制度)や、地域ぐるみで子育て支援を行う取り組みなどが周知されています。
総合すると伏見区は、「都市部の便利さ+下町の温かさ」を兼ね備えた生活しやすいエリアです。
京都らしい風情も感じつつ日常生活の利便性も重視したいという方には、伏見区への移住は有力な選択肢となるでしょう。

精華町(せいかちょう)は京都府南部、奈良県境に位置する人口約36,000人の町です。
関西文化学術研究都市(いわゆる「学研都市」)の中心地として計画的に整備された新興エリアで、先進的な企業や研究施設が数多く立地しています。
町内には国立国会図書館関西館や先端技術の研究所があり、街そのものが近未来的な雰囲気。
一方で周囲には美しい田園や里山も広がり、都会的要素と自然が調和した環境となっています。
精華町は大阪・京都へのアクセスが良く、町内のJR祝園駅・近鉄新祝園駅から京都市中心部や大阪市へ約1時間圏内で通勤・通学が可能です。
そのため、ベッドタウンとして発展し、京都府内でも人口増加傾向にあります。
また、計画都市ゆえ道路や公園、医療・教育インフラが整備され、子育てしやすい街づくりにも力を入れています。
治安も良く、公園や図書館など公共施設が充実しているほか、保育園・幼稚園の数も十分にあり待機児童対策も進んでいるので、ファミリー移住にもおすすめ。
さらに、精華町は京都府のなかでも移住者が多く、閉鎖的なイメージの薄いエリアなので、古いしきたりよりも新住民同士のコミュニティが主体となっており溶け込みやすいでしょう。
生活面では、大型商業施設「精華町役場・けいはんなプラザ」周辺にスーパーや飲食店が集まり買い物も便利です。
精華町は移住支援金(先述の京都府移住支援金)の対象地域には含まれていませんが、代わりに子育て世帯への住宅支援策や起業支援があります。
例えばUIJターンで創業する人には最大80万円の町独自補助(京都府の起業支援金100万円と合わせ最大180万円)を出す制度があり、学研都市ならではの人材誘致を図っています。

南丹市(なんたんし)は京都府中部に位置し、京都市の北西に隣接する自然豊かな市です。
面積は広大で、美山町・日吉町・園部町・八木町の4地域が合併してできました。
それぞれ特色があり、「日本一の田舎」を目指す美山地区、ほどよい田舎の日吉地区、都市近郊の利便性を持つ園部・八木地区など様々な顔を持つと紹介されています。
南丹市の魅力はまず、里山の原風景ともいえる美山地区でしょう。
茅葺屋根集落が残る美山かやぶきの里は全国的にも有名で、この地に憧れて移住する方もいます。
冬は積雪もありますが、その分四季折々の自然の恵みや伝統的な暮らしを体験できます。
一方、園部町や八木町はJR嵯峨野線で京都市と繋がっており、京都駅から電車で約30〜40分と通勤圏内です。
園部駅周辺には大学(京都医療科学大)もあり、市街地は比較的人口が多く便利です。
移住支援の面では、南丹市は京都府の施策と連携して積極的に取り組んでいます。
南丹市も京都府移住支援金の対象自治体であり、東京圏からUIターン就職する方には世帯100万円・単身60万円の支援金交付を行っています。
また、移住者起業支援事業として、移住促進特別区域内で既存施設を活用して起業する場合に経費2/3(上限300万円)補助も用意されています。
これは京都府の制度を南丹市が窓口になって実施しているもので、例えば空き店舗を改装して飲食店を始める際などに利用可能です。
さらに、子育て支援も手厚く、南丹市では子宝祝金として出生時に第1子5万円、第2子10万円、第3子以降20万円を支給する制度もあります。
医療費助成も中学校卒業まで無料など、若い世代の定住促進に力を入れています。
移住後のサポートでは、地域おこし協力隊の受け入れや、先輩移住者と交流できるイベントも開催されています。
南丹市は「市民のまちづくり活動が盛んな地域」とも評され、移住者も積極的に地域活動に関わることで充実した暮らしが送れるでしょう。
自然の中でのびのび子育てしたい家族や、農山村で地域に根ざした暮らしをしたい方にとって南丹市は魅力的な移住先と言えます。

宮津市は京都府北部、丹後地域の中央に位置する人口約17,000人の市です。
日本三景の一つ天橋立を擁する風光明媚な海辺の町であり、「海の京都」エリアを代表する観光地でもあります。
宮津湾や伊根湾に面し、新鮮な海の幸や美しい海水浴場など海暮らしの魅力が詰まった地域です。
移住者にとって宮津市の一番の魅力は、何と言っても日常の中に絶景があること。
「天橋立が日常にある暮らし」を実現できる点で、都会では味わえない贅沢なロケーションです。
釣りやマリンスポーツが趣味の方にも理想的でしょう。
また、宮津市は商業施設や病院など生活インフラも丹後地域のなかでは比較的整った拠点都市で、田舎過ぎず程よい田園都市といったところ。
暮らしの面では、宮津市は冬の寒さ(雪)と車移動中心の生活に注意が必要です。
積雪量は隣の舞鶴市などより少なめとはいえ、まれに大雪となる年もありますが、夏は海風が心地よく避暑地として過ごせます。
買い物は市街地にスーパーやドラッグストアがあり日常品は揃いますし、子育て世帯には保育料の軽減や医療費助成もあります。
都会の喧騒から離れ、海辺でスローライフを送りたいという方にとって、宮津市は理想的なエリアでしょう。
また、地域住民は外から来た人にも比較的オープンで、移住者同士のネットワーク作りも盛んです。
実際、宮津市への移住者数は年々増えており、市も「移住者等の活躍の推進に関する計画」を策定し積極的に受入れを推進しています。
宮津市の移住支援策としては、京都府の特別区域制度に基づく空き家改修補助が利用できます。
宮津市全域が移住促進特別区域に指定されており、市内の空き家バンク登録住宅に移住する場合、改修費用について最大180万円の補助が受けられます。
加えて、東京圏からUIターン就職する方への移住支援金(100万円/60万円)も宮津市で申請可能です。
このほか、移住者向けの家賃補助や、地域によっては集落支援の独自給付金を用意するなどきめ細かな支援を行っています。
宮津市役所内には「みやづ移住コンシェルジュ」が配置されており、地域全体で定住に向けたサポートを受けられる体制が整っています。
例えば空き家探しでは、空き家バンクの紹介だけでなく物件の改修プランや地域住民との橋渡しまで相談に乗ってもらえます。
以上、京都府における移住支援情報と地域特性について、総合的に解説しました。

京都府は行政のサポートも厚く、UIJターン希望者にとって魅力的な選択肢の多いエリアです。
「もうひとつの京都」として注目される北部7市町が共同で移住ポータルサイト「京都府北部7市町 移住定住ポータル たんたんターン」を運営するなど、府内各地域が一丸となって移住者を歓迎しています。
単身移住からファミリーまで、ぜひ本記事の情報を参考に、自分らしい京都暮らしを実現してください。
歴史ある京の都も豊かな田舎の京都も、きっとあなたを温かく迎えてくれることでしょう。
京都府の移住支援・補助金制度まとめ|おすすめエリアやメリットデメリットを紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>滋賀県移住支援金・補助金制度まとめ|大津市や草津市などおすすめ移住エリアもご紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>
移住者向けサイト「SMOUT(スマウト)」の移住アワード2024で全国2位の人気移住県に輝くなど、移住地としての注目度が急上昇している滋賀県。
飲み水・農業・産業・観光まで支える琵琶湖を擁し、比叡・比良・鈴鹿の山々、里山・田園、湖岸の湿地など豊かな自然環境を備えていることから、自然に身を置きながら地方都市へアクセスしやすい生活環境が叶えられます。
この記事では、滋賀県へのUIターンや移住を検討中の人に向けて、滋賀県移住のメリット・デメリット、支援制度、イベント情報、さらに人気の移住先市町村の特徴まで幅広くまとめました。
移住支援金や補助金の情報は令和7年度(2025年)に実施確認できたもののみを厳選し、最新情報に基づいて紹介しています。
滋賀への移住を成功させるヒントに、ぜひお役立てください。

滋賀県に移住する最大の魅力は、なんといっても豊かな自然環境と便利な立地を両立できる点です。
以下におもなメリットを3つ挙げます。
滋賀県は日本最大の淡水湖「琵琶湖」を中心に、美しい水辺の風景と四季折々の山並みが身近にあります。
ベタつく潮風のない穏やかな湖畔での暮らしは格別で、湖水浴やブラックバス釣りなど多彩なレジャーも楽しめます。
琵琶湖には1,700種以上の生物が生息し、固有種も数多く存在するなど、まさに命の宝庫です。
自然に癒やされるスローライフを送りたい方には、滋賀県は理想的な環境と言えるでしょう。
滋賀県移住のメリット:京阪神・名古屋圏への抜群のアクセス
滋賀県は京都府や大阪府、愛知県に隣接し、主要都市への交通アクセスが非常に良好です。
県庁所在地の大津市はJR京都駅まで約10分、JR大阪駅へも新快速で約40分と通勤圏内。
琵琶湖東岸のエリアにおいては、米原駅から新幹線利用で名古屋駅へ約30分という利便性も魅力です。
このため「自然豊かな滋賀に住みつつ、仕事や買い物は都市部へ」というフレキシブルなライフスタイルも実現できます。
実際、京都・大阪へも通勤可能な便利さから、近年滋賀県への移住希望者が増加しています。
滋賀県は内陸に位置し、台風や地震などの自然災害が比較的少ない地域です。
1951年以降、滋賀県に台風が上陸したことは一度もなく、地震の発生も少ない傾向があります。
大きな災害リスクが低い安心感は、家族で移住する上でも大きなメリットです。
また気候は四季がはっきりしていますが年間を通じて温暖で、夏は湿度が低めで過ごしやすく、冬の積雪も北部を除けばそれほど多くありません。
災害や気候の面で、安心して長く暮らせる土地柄と言えるでしょう。

一方で、滋賀県への移住には留意すべき点(デメリット)もあります。
事前に把握しておくことで失敗を防ぎましょう。
滋賀県北部(米原市や長浜市、彦根市周辺)は、冬季に雪が積もることがあります。
豪雪地帯ほどではないものの、スタッドレスタイヤの準備や雪かきなど、雪への対策が必要です。
特に伊吹山近くの米原市などは積雪量が多くなる傾向があるため、冬の寒冷地生活に慣れていない方は注意しましょう。
滋賀県内には海がなく、マリンスポーツや海釣りを楽しみたい方には物足りない点かもしれません。
海岸まで行くには、福井県や京都府北部へ車で1~2時間程度かかります。
しかしその反面、琵琶湖という大きな湖があることで日常的に水辺のレジャーは楽しめます。
大津市や草津市など、都市近郊の人気エリアでは人口流入に伴い土地価格や家賃相場が上昇傾向にあります。
例えば草津市の平均地価は1坪あたり約55万円と年々上昇しており、滋賀県内でもトップクラスです。
移住で生活コストを下げたいと考える場合、エリア選びに注意が必要でしょう。
また、人気エリアは都市部と同様に物件競争もあるため、希望の住まい探しに時間がかかることもあります。
滋賀県は広く、特に湖西地域や甲賀地域など公共交通が発達していないエリアでは日常生活に自家用車が欠かせません。
買い物や通院も車移動前提の地域が多いため、運転免許がなかったり高齢で運転が難しい場合は居住エリアを選ぶ必要があります。
ただし大津市・草津市周辺は鉄道網や路線バスが整っており、車がなくても生活しやすい環境です。

ネットで調べるだけでなく、実際に現地に滞在してみることで見えてくることがあります。
滋賀県内で実施しているお試し移住体験住宅、滞在ツアーをピックアップしました。
彦根市への移住を検討する方向けに、現地を職員が案内します。
見たいエリアや気になるテーマ(生活環境・買い物・子育て・医療・通勤動線など)を希望者と相談してコース設計する“セミオーダー型”のフィールドツアーです。
市内の住宅地/学校/医療機関/買い物施設/公共交通の利便など、生活のリアルを現地確認。空き家・住まい相談と組み合わせ可能。
暮らしの導線を実地で確認したい人におすすめです。
開催時期/頻度:通年(個別調整)
所要時間:半日~1日(目安/応相談)
参加費:無料(現地までの交通費・飲食等は自己負担)
申込方法・連絡先:彦根市 企画課 0749-30-6101
事前に訪問希望日・見学テーマを相談
田舎暮らし体験ツアー
長浜の文化やリモートワークを含む暮らし方を体験する見学ツアーを不定期で開催しています。
空き家見学会やミニセミナーと組み合わせて実施されるので、より移住後の暮らしがイメージしやすいでしょう。
時期/頻度:年度内に不定期開催(詳細・日程は都度案内)
費用:無料~(内容により実費負担あり)
木之本町杉野の集落にある、湖北地域特有の建築形態を改装した古民家を滞在拠点とする、お試し居住が可能です。
滞在期間:数日~数週間(目安)
住所:滋賀県長浜市木之本町杉野2610
対象:長浜での田舎暮らしを具体的に検討する世帯/個人
費用:光熱水費込みの実費(料金は募集要項で案内)
申込・問合せ:長浜市移住定住促進協議会 050-1751-2780
空き家見学会・セミナー情報も同窓口へ
JR西日本と沿線自治体である甲賀市が、共同で推進している連携事業。
市外在住で甲賀市への移住を検討する人に、1~3か月の短期“おためし住宅”を提供します。
甲賀での新しい働き方(テレワーク等)と暮らし方をセットで試す長期体験型プログラムです。
「週数日のリモート+必要時だけ出社」など、通勤負担と生活コストの最適解を探りたい人におすすめです。
滞在期間:1~3か月(住民票異動は不要)
住宅設備:生活家電・Wi-Fi等を整え、即日から“暮らせる”水準を確保(詳細は募集要項)
費用:利用料(家賃相当)+光熱水費(実費)
申込方法・連絡先:甲賀市 政策推進課 0748-69-2106
空き枠・応募条件は都度確認
東近江市では、移住希望者の具体的な要望に応じて、“オーダーメイド型の現地案内ツアー”を用意しています。
子育て・仕事・住まい等の優先度に合わせて柔軟にコースを組んでくれます。
開催時期/所要:通年(予約制)/半日~1日(目安)
費用:無料(現地交通・飲食は自己負担)
申込・連絡先:東近江市 企画課 0748-24-5610
先輩移住者の拠点を訪問し、仕事・暮らしの実際を聞ける見学会。
年2回開催予定で、地方暮らしのリアルがじっくり掴める構成となっています。
開催時期:年2回(詳細は都度案内)
費用:無料(移動・飲食は自己負担)
連絡先:米原市 シティセールス課(移住担当) 0749-53-5140
滋賀県および県内市町には、移住者の生活をサポートする様々な支援制度があります。
ここでは令和7年度(2025年)に募集が確認できた移住支援金・補助金を中心に、「概要/申請期限/支援金(支援内容)/要件」の4項目で整理して紹介します。
実際に申請する際は最新の募集要項を各自治体の公式サイトで必ず確認してください(※各種制度の詳細は変更や予算の都合で中止になる場合があります)。
| 制度名 | 概要 | 申請期限 | 支援金※ | おもな要件 |
|---|---|---|---|---|
| 滋賀県移住支援金 (移住就業支援事業) |
東京23区在住者または東京圏から23区通勤者が、滋賀県内の指定市町(※後述)に移住し、マッチングサイト掲載求人に就職または起業した場合に支給される支援金。国・県・市町が共同実施する制度で、移住先の各市町に申請します。 | 移住先市町が定める期間内 ※転入後1年以内に申請 |
単身60万円 2人以上世帯100万円 |
◎申請時点で東京23区在住または通勤者であること ◎令和元年以降に滋賀県内の対象市町へ移住して定住 ◎都道府県のマッチングサイト掲載求人に新規就職、または規定条件で起業 ◎移住支援金受給後5年以内に転出した場合は返還 ※対象市町:長浜市、甲賀市、東近江市、米原市、日野町、竜王町、愛荘町、豊郷町、多賀町 |
| 結婚新生活支援事業 (新婚世帯向け住宅支援) |
新婚夫婦の新生活立ち上げを支援する国の補助制度で、滋賀県内でも多くの市町が実施。婚姻に伴う住宅取得費や家賃・引越費用の一部を補助する。 | 市町ごとに異なる(概ね年度末まで) ※例:令和7年1月1日~8年2月末までに婚姻届提出など |
補助上限30~60万円程度 (自治体により異なる) |
◎夫婦ともに婚姻日における年齢が39歳以下等、国の定める要件を満たすこと ◎世帯所得が一定額未満であること(目安:合計340万円未満) ◎婚姻日において1年以内に入籍した新婚世帯であること ◎補助対象経費に他の補助金を受けていないこと |
| 空き家リフォーム補助 (空き家バンク活用型) |
空き家バンクで成約した空き家の改修費用を補助する制度。市町が主体となり、県外からの転入者に対して住宅リフォーム費の一部(または購入費用)を助成する。 | 市町ごとに募集時期設定 (年度当初から先着順が一般的) |
補助率2/3 補助上限100万円 |
◎各市町の空き家バンク登録物件を取得または賃貸すること ◎改修工事完了後に市外から転入し、その住宅に定住すること ◎交付後一定期間(例:10年間)居住する意思があること ◎契約や申請時期など各市町が定める細則に適合すること |
| その他市町独自の支援策 (創業支援、就農支援、家賃補助、奨学金返還支援など) |
上記以外にも各自治体で多彩な支援策を展開。例として、創業支援では日野町で起業家に最大月5万円の家賃補助や創業支度金を支給。就農支援では日野町で新規就農者に月5万円の定着支援金や農業資材補助。奨学金返還支援では甲賀市などでUIターン就職者に奨学金返済補助。家賃補助では長浜市で保育士として転入就職した人に月額家賃補助(上限4.2万円)など。 | 制度により異なる (募集人数や期間限定のものあり) |
自治体ごと・事業ごとに 異なる |
◎各制度ごとに細かな要件設定あり (例:対象職種で就業、一定期間定住、年齢制限、該当市町へ転入済み等) ◎自治体予算により年度途中で募集終了の場合あり |
※支援金額や補助率は基本上限を記載。実際の給付額は世帯人数や条件によって異なる場合があります。
滋賀県全体の大きな制度としては上表の「滋賀県移住支援金」が挙げられます。
これは国の地方創生移住支援事業として行われているもので、滋賀県では長浜市・甲賀市など9市町を移住支援金の対象地域に定めています(大津市や草津市などは対象外なので注意)。
支給要件を満たせば2人以上世帯で100万円(単身60万円)もの支援金が受け取れる非常に心強い制度です。
滋賀県へのUIJターン転職を考えている方はぜひ活用しましょう。
また、結婚・子育て関係では多くの市町が国の新婚世帯支援制度を活用しています。
たとえば大津市の「結婚新生活支援事業補助金」では、新婚夫婦を対象に住宅取得費または家賃を最大20万円補助しています。
自治体によって補助上限は様々ですが、多いところで最大60万円程度の補助が受けられるため、新婚で移住する場合は見逃せません。

滋賀県への移住を考えたら、ぜひ行政の相談窓口や情報サイトも活用しましょう。
滋賀県や各市町、民間団体が運営する便利な相談先・参考サイトをいくつかご紹介します。
滋賀県が運営する総合移住情報サイトです。
移住者インタビュー、仕事情報(WORKしがへのリンク)、子育て・住まい情報、市町紹介、イベント情報などコンテンツが充実しています。
まず、このサイトを見れば滋賀暮らしのイメージと基礎情報がつかめるでしょう。各市町の移住支援策一覧や相談窓口リストも掲載されています。
東京・有楽町の「ふるさと回帰支援センター」内に設置された滋賀県専用の移住相談ブースです。
滋賀県出身の専任相談員が常駐し、首都圏在住の移住検討者の相談にワンストップで対応しています。
電話・メール相談のほか、東京交通会館8階の窓口で直接話を聞くことも可能です(要予約)。
移住全般の相談から求人情報、市町の紹介まで気軽に相談できます。
アクセス
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階
問い合わせ先
090-2730-4793
shiga@furusatokaiki.net
対応可能時間
火曜日から日曜日(月曜・祝日は定休日) 10時~18時
令和5年度から新設された大阪市内の移住相談窓口です。
大阪の「ふるさと暮らし情報センター」内(シティプラザ大阪1F)にあり、毎週水曜日10:00~18:00を基本に相談員が常駐しています。
関西圏在住で滋賀移住を検討している方向けに、より身近できめ細やかな対応を行う拠点として開設されました。
平日水曜以外でも個別に対応可能な場合がありますので、まずは問い合わせてみてください
アクセス
大阪市中央区本町橋2-31 シティプラザ大阪内1F 大阪ふるさと暮らし情報センター内
問い合わせ先
06‐4790‐3000
shiga@osaka-furusato.com
対応可能日
毎週水曜日10時~18時
火曜日~土曜日の10時~18時(日月祝を除く)の相談は要問い合わせ
これらの窓口やサイトをフル活用しながら、不安や疑問は早めに解消しておくと安心です。
特に東京・大阪の移住相談拠点は対面でもオンラインでも相談無料なので、「まだ具体的に決めていない段階だけど話を聞いてみたい」という方も気軽にアクセスしてみてください。

滋賀県や市町、関連団体は移住希望者向けのイベントも積極的に開催しています。
オンラインセミナーから対面相談会、合同移住フェアまで、令和7年度(2025年)に開催予定のおもなイベントをいくつかご紹介します。
興味のあるイベントがあれば事前申込のうえ、ぜひ参加してみましょう(詳細は滋賀県移住ポータルサイトのイベント一覧参照)。
2025年11月22日(土)に東京ビッグサイトで開催予定の移住関連フェア。
総務省などが主催し、全国の自治体に加え地域おこし協力隊の募集情報なども集まるのが特徴です。
滋賀県もブース出展し、自治体職員や移住コンシェルジュが相談対応します。地方創生や地域貢献に関心がある方にもおすすめのイベントです。
2025年12月6日(土)に、滋賀県主催の移住セミナーがオンライン開催予定。
テーマに沿ったゲストトークや先輩移住者の体験談、自治体PRタイムなど、毎回滋賀の魅力を発信する内容となっています。
在宅で気軽に参加でき、チャットで質問も可能です。
遠方で現地イベントに行けない方は、このようなオンラインセミナーを活用しましょう。
また、滋賀県は首都圏在住の滋賀出身者向け交流会やUIターン就職相談会なども企画しています。
各市町のイベント情報は滋賀県移住ポータルなどで確認できるので、興味のある自治体の動向をフォローしてみてください。
最後に、滋賀県内で移住先として特に人気のある市町村をいくつか紹介します。
都市部の便利さを享受できるエリアから、自然豊かな田舎暮らしが楽しめる町まで、個性豊かな地域をピックアップしました。
それぞれの地域の特徴や魅力、支援制度の特徴に触れますので、移住候補選びの参考にしてください。

滋賀県の県庁所在地である大津市は、「選ばれるまち」として近年転入超過が続く人気エリアです。
最大の魅力は、京都・大阪への抜群のアクセスと琵琶湖の自然を同時に享受できる点でしょう。
JR大津駅から京都駅までは約10分、大阪駅へも約40分という恵まれた立地で、通勤通学や週末の外出にも非常に便利なです。
一方、市内には比叡山・比良山系の山並みや琵琶湖岸の美しい景色が広がり、場所によっては都会的な暮らしと田舎暮らしの両方を実現できます。
実際に「山と街のまん中暮らし」を謳う比叡平地区など、自然に囲まれた住宅街も存在します。
湖岸沿いにはヨットハーバーやなぎさ公園、比叡山には延暦寺(世界遺産)など観光スポットも多く、暮らしの中でレジャーや歴史探訪が楽しめます。
また、教育・医療機関も充実しており、子育て世帯にも人気です。
子育て支援では高校生まで医療費無料、第3子以降の給食費無償化など独自施策もあります。
さらに、新婚世帯への住宅支援や転入者のリフォーム補助、創業支援など移住定住策もひととおり揃っています。
ただし、滋賀県移住支援金の対象地域には含まれていないため(都市部のため対象外)、UIターン就職で支援金を受けたい場合は注意が必要です。
総じて大津市は「便利さと自然のバランス」が取れた住みやすい街であり、「滋賀県に移住=不便な田舎暮らし」というイメージを覆す代表的なエリアと言えるでしょう。
京阪神に通勤可能なベッドタウンとしても人気が高く、実際に滋賀県内への移住希望先ランキングでも常に上位に入っています。
都会的な利便性を維持しつつ、琵琶湖畔でのびのびと暮らしたい方に最適な移住先です。

滋賀県南部に位置する草津市は、大津市に次ぐ人口約14万人の県内第2の都市です。
京都・大阪へのアクセスの良さと自然環境の充実を兼ね備え、近年は人口増加が続く超人気移住先となっています。
琵琶湖の南東部に広がる草津市は、市街地に大型商業施設「エイスクエア」や「イオンモール草津」が営業しており買い物にも便利です。
一方で少し郊外に出れば田園風景や里山が残り、ホタルが飛び交う水路があるなど自然と都市機能が調和しています。
草津市は各種「住みたい街ランキング」で滋賀県内1位常連であり、その人気ぶりは県庁所在地の大津市を凌ぐ勢いとも言われます。
市内中心部では需要に応えるように高層マンションの建設が相次ぎ、人口増を背景に街が発展を続けています。
教育環境も評価が高く、公立学校の学力水準や子育て支援サービスの充実で知られています(待機児童ゼロ施策などを継続中)。医療面でも市内に大型総合病院があり安心です。
草津市は滋賀県移住支援金の対象にはなっていませんが、独自の定住促進策として空き家バンクや住宅リフォーム補助、子育て世帯への奨励金などを用意しています。
例えばUIJターンで空き家を取得し改修する場合、リフォーム費用に最大50万円の助成(条件あり)を行う制度があり、子育てでは第3子以降の保育料無料化など手厚いサポートがあります。

滋賀県南東部に広がる広がる甲賀市は、2004年に5町が合併して誕生しました。
京都や名古屋にも比較的近く、市内に新名神高速のICが2箇所あるため車移動の利便性も高いです。
市域の多くが山林や田園ですが、その自然を活かしてゴルフ場が点在し、また信楽町では日本六古窯の一つ「信楽焼」の里として世界的に有名です。
甲賀と言えば忍者の里としても知られ、甲賀流忍術屋敷など観光資源も豊富なまち。
甲賀市は子育て支援に注力しており、例えば中学校卒業まで医療費完全無料(窓口負担ゼロ)や、妊娠期から子育て期まで切れ目ないサポートを行うための電子母子手帳の導入、さらに出産祝金や子育て応援金の支給など、経済的・制度的に子育て世帯を支えるメニューが充実しています。
こうした手厚さは滋賀県内でもトップクラスで、まさに「子育てするなら甲賀」と言われるほどです。
加えて、UIターン就職者向けに奨学金返還支援補助(最大年18万円×5年間)を行うなど、若年層の定住にも力を入れています。
住環境としては、広々とした里山風景の中でスローライフを送れる反面、生活利便施設は主要幹線道路沿いにまとまっており車社会です。
JR草津線が市内を通りますが本数は多くないため、基本は車移動が前提となります。
ただ、自然に囲まれた環境で子どもをのびのび育てたい方や、陶芸など地域の文化に惹かれる方には甲賀市は大変魅力的でしょう。
滋賀県移住支援金の対象地域(甲賀市も該当)でもあるため、東京圏からのIターンで就職する方には100万円の支援金も利用できます。

滋賀県北東部に位置する長浜市は、琵琶湖の北岸エリアに広がる歴史と文化の薫るまち。
戦国武将ゆかりの長浜城があった城下町で、黒壁スクエアに代表されるガラス工芸の街並みなど観光スポットも豊富です。
人口約11万人の長浜市は、米原市と並び滋賀県北部の中心都市として商業・医療が集積しており、北部地域での生活拠点として人気があります。
長浜市は移住支援金の対象市でもあり、東京圏から移住して就職すれば最大100万円の支援が受けられます。
加えて、市独自の移住支援策も充実しており、例えば空き家バンク制度を通じて物件探しを支援したり、お試し移住住宅を用意して一定期間安価で滞在できる仕組みがあります。
子育て環境では、待機児童解消に向けた保育施設の整備や、第三子以降の保育料無料化、さらには学校給食費の一部助成なども行っています。
また、看護師や保育士など人材確保が必要な職種のUIターンに対し、最大月4.2万円の家賃補助を出すなどのユニークな施策も、長浜市ならではの魅力でしょう。
生活面では、長浜市街地は大型スーパーや病院が揃い便利ですが、一歩郊外に行くと田園と山里が広がります。
冬季は伊吹山おろしの寒風が強く雪も積もりやすいので、寒さ対策は必要です。しかしその冬景色も含めて四季折々の自然が美しく、琵琶湖や余呉湖での釣り、伊吹山麓でのウインタースポーツなどアウトドアも楽しめます。

滋賀県北西部の高島市は、琵琶湖西岸一帯と山間部を含む自然豊かなエリアです。
市域の約7割が森林という緑に囲まれた環境で、琵琶湖の水源地としても重要な地域となっています。
人口約4万人と適度な規模の地方都市ですが、滋賀県内の「住みよさランキング」で常に上位に評価される住環境の良さが光ります。
その理由は豊かな自然と安心の生活基盤、そして全国でも屈指の手厚い定住支援が揃っていることです。
高島市の自然景観は抜群で、メタセコイア並木や湖上の鳥居で有名な白鬚神社、400年続く大溝祭りなど見どころが多くあります。
琵琶湖岸や安曇川流域では四季折々の美しい風景が楽しめ、夏は湖水浴やキャンプ、冬はスキー(朽木スキー場)やメタセコイア雪景色と、一年を通じてアウトドアレジャーが充実しています。
一方、市街地にはスーパーマーケットや図書館、医療施設も整い、生活利便性も確保されています。
JR湖西線で京都駅まで約50分、大阪へも80分程度でアクセス可能なので、意外に都市圏への通勤圏内でもあります。
特筆すべきは高島市の移住・定住支援の充実ぶり。児童手当の拡充、子どもの医療費15歳まで全額助成、学校給食費の無償化など子育て支援は全国トップクラスです。
さらに移住者向けには3名の専門コンシェルジュを配置した相談体制や、空き家見学ツアーの実施、物件のリフォーム補助まできめ細かく支援しています。
例えば空き家改修補助は最大50万円、市産材を使った改築には最大75万円、新築時にも助成金、耐震改修にも最大100万円補助など、多数の支援金・補助金を用意。
ここまで網羅的な支援策を展開している自治体は全国的にも珍しく、高島市の本気度がうかがえます。
こうした環境と支援の充実により、高島市は単身から子育て世代、高齢者まで幅広い層に「安心して移り住める町」として認識されています。
実際、県内でも移住希望者からの人気が高まっており、Uターン者だけでなく県外からのIターン移住も増加傾向です。

滋賀県東部、近江盆地の南端に位置する日野町は、人口約2万人の小さな町です。
鈴鹿山脈のふもとに広がり、豊かな自然と田園風景、そして近江日野商人で培われた歴史と文化を受け継ぐ地域でもあります。
空気が澄みわたり、工場が少ないため環境汚染も少なく、山々に囲まれた自然豊かな暮らしが魅力です。
町内には昔ながらの町並みや祭り(花練りや日野祭など)も残り、地域コミュニティのつながりも強いあたたかさがあります。
日野町は生活コストの低さも大きな魅力。空き家率が高めで賃貸物件や中古住宅の家賃・価格が安く、住居費を抑えてゆとりある生活が送りやすいと言われます。
実際、掘り出し物の古民家物件が見つかることもあり、趣味に打ち込んだりスローライフを楽しみたい移住者には嬉しい環境でしょう。
さらに、自治体としても空き家バンクで登録物件を紹介し、成約時には空き家改修補助(上限30万円)を行うなど新住民の受け入れに積極的です。
交通面では日野町に鉄道駅はなく、最寄りの近江鉄道日野駅から町中心部までバス移動になります。
主要都市へは車で、名古屋・大阪どちらも高速利用で約1時間半~2時間といった位置です。
日常生活は車が前提ですが、その分静かでスローな時間が流れています。
近隣の東近江市や甲賀市とも近く、必要に応じてそちらの商業施設を利用することも可能です。
支援制度では、日野町は起業・就農支援に注力しています。
例えば創業支援事業では、新たに町内で起業する人に対し最大12か月間、家賃の1/2(上限月5万円)補助を実施。
さらに、新規就農者支援として、町に移住して農業を始める若者に月5万円(最長3年間)の定着支援金や、農業資材購入費用の補助(上限15万円)を用意しています。
このため「地方でゼロから農業に挑戦したい」「田舎で起業したい」という移住希望者にとって、日野町は頼もしい選択肢となっています。
以上、滋賀県への移住を検討する際に知っておきたい情報を総合的にご紹介しました。
琵琶湖というかけがえのない自然を抱え、京都・大阪にも近い滋賀県は、まさに唯一無二のロケーションでありながら、これまで地方移住先としては少し穴場的な存在だったかもしれません。
しかし、近年は支援制度の充実や情報発信の強化により注目度が急上昇し、移住者が増えています。
雄大な琵琶湖を眺めながら過ごす日常は、きっとあなたに豊かな癒しと新しい発見をもたらしてくれることでしょう。
あなたもぜひ、滋賀で新たな暮らしを始めてみませんか?
滋賀県移住支援金・補助金制度まとめ|大津市や草津市などおすすめ移住エリアもご紹介は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>三重県の移住支援金・補助金情報|セミナー・イベント情報・おすすめ移住先もご紹介<令和7年度>は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>
三重県は伊勢志摩の美しい海岸線や熊野古道など豊かな自然と歴史文化を併せ持ち、名古屋や大阪にもアクセスしやすい立地から移住先として年々注目度が高まっています。
実際、県外から三重県への移住者数は令和6年度(2024年度)に846人となり、前年度から約12%増加と9年連続で過去最多を更新しました。
移住相談件数も増加傾向で、地方移住やUIJターン(Uターン・Iターン・Jターン)を検討する20~50代の方にとって魅力的なエリアです。
本記事では、令和7年度(2025年度)に利用できる三重県および各市町の移住支援制度(補助金・支援金)の概要を、「概要」「申請期限」「支援金額」「おもな要件」の4項目で整理します。
また、就職支援情報や移住体験プログラム、移住相談イベント情報、さらに三重県に移住するメリット・デメリットや人気の移住先となっている市町村(神島、紀北町、菰野町、志摩市、津市、松阪市、御浜町)の特徴もまとめました。
地元三重へのUIJターンを考えている方はもちろん、地方での新生活を検討中の方もぜひ参考にしてください。
三重県では、移住やUIJターンを検討している人に向けて、さまざまな補助金・移住金を用意しています。
| 制度名 | 概要(対象者等) | 申請期限 | 支援金額 | おもな要件 |
|---|---|---|---|---|
| 三重県移住支援金(UIJターン移住支援事業) | 東京23区在住者、または東京圏在住で23区に通勤する方が、三重県内へ移住し就業または起業した際に支給。 三重県内 23市町(名張市・いなべ市・木曽岬町・菰野町・朝日町・川越町を除く)で実施 |
転入後1年以内(令和8年1月末まで目安)/各市町窓口で申請 | 単身:60万円、2人以上世帯:100万円 ※18歳未満の子ども1人につき最大100万円加算 |
直近10年間で通算5年以上東京23区在住(または通勤)/移住先に5年以上定住意思/県・市町指定求人への就職、創業支援事業の利用 など |
| 三重県起業支援金 | 東京圏等から三重に移住し、新たに起業または事業承継・第二創業を行う方に、起業に必要な経費の一部を補助。 地域課題の解決に資する事業が対象 |
募集期間:令和7年8月5日~11月14日 | 補助率1/2、補助上限額200万円 | 令和7年4月1日以降に個人事業開業届または法人設立し代表となること/移住前1年以上県外居住など移住要件あり |
| 学生奨学金返還支援事業(三重県地域と若者の未来を拓く基金事業) | 三重県内に就業・定住することを条件に、大学などで借りた奨学金の返還額の一部を補助。 在学中の学生や県外在住の既卒者が対象 |
募集期間:令和7年6月3日~12月19日(150名募集) | 借入奨学金残額の1/4補助(上限100万円) | 令和7年3月31日時点で35歳以下/県内企業や団体への就職(起業含む)/日本学生支援機構の第一種・第二種奨学金が対象 など |
※ このほか、県内就職促進のための「就職活動往復交通費上限1.1万円+転居費用上限8.15万円」補助や、林業就業者への移住支援金(単身60万円/世帯100万円)など過年度実施の施策があります。令和7年度の実施有無・要件は各担当窓口で最新情報をご確認ください。

地方移住を考える際、「仕事探し」は無視できないポイント。三重県では、UIJターン就職を支援する窓口や情報提供が充実しています。
首都圏には「美し国みえ 移住相談センター」が東京・有楽町のふるさと回帰支援センター内にあり、三重へのUIターン就職や移住相談を専任スタッフが受け付けています。
また、大阪市内でも移住相談会が定期開催されており、対面やオンラインで気軽に相談可能。
三重県内の就職情報については、県が運営する「みえの仕事マッチングサイト」やUIターン向け求人サイト「みえU・Iターン就職情報」(おしごと広場みえ)などが活用できます。
実際、令和6年4月時点の三重県の有効求人倍率は全体で1.2倍と求人数が求職者数を上回っており、正社員に限定すると0.91倍で全国平均並みです。
製造業が盛んな北勢エリア(四日市市や鈴鹿市など)を中心に企業の人材ニーズは高く、農林水産業や観光業の求人も各地域で見られます。
UIJターン希望者向けに、県内企業とオンライン面接ができるイベントや首都圏での就職相談会も開催されていますので、「地方で仕事が見つかるか不安」という方もぜひ一度相談してみましょう。
三重県専属の移住・就職相談デスク。首都圏在住で三重への転職を考える方向けに、企業情報の紹介や個別相談を実施しています。
土日含め週6日体制なので、在職中でも利用しやすいです。
お問い合わせ先
東京都千代田区有楽町2丁目10−1
東京交通会館 8階 ふるさと回帰支援センター内
080-9512-509
受付時間
(月)(祝日)以外の平日10:00-18:00
mie@furusatokaiki.net
定休日 月曜日、祝日及び夏季・冬季休業
三重県内にある、若者向け就職支援拠点。
セミナーや模擬面接会のほか、UIJターン希望者にキャリア相談や企業紹介を行っています。
三重県津市羽所町700番地 アスト津3階
TEL 059-222-3309
受付時間
平 日 9:00〜18:00
第1・第3土曜 10:00〜17:00(就職相談のみ実施)
県公式の「三重県版マッチングサイト」や、地域別の就職情報サイト(例:「南三重就活ナビ」「鈴鹿deはたらこっ!」など)で地元企業の求人を検索可能。
地域に根ざした魅力的な企業の情報を得られます。

いきなり移住するのは不安…という方に向け、三重県内の各地域では「お試し移住」や移住体験ツアーを積極的に実施しています。
実際に現地で暮らしを体験したり、先輩移住者や地元住民と交流できる貴重な機会です。
例えば、伊賀市では希望に応じて市内を案内する「オーダーメイド型移住体験ツアー」を随時開催中。
移住コンシェルジュが1日1組限定で、子育て環境や空き家物件巡りなど参加者の関心に沿ったコースを組んで案内してくれます。
また、熊野市では、市街地と海岸部に「熊野暮らし体験施設」を整備し、短期~長期の滞在拠点として提供しています。
移住希望者が数日~数週間滞在しながら仕事探しや住まい探しができる施設で、豊かな自然に囲まれた熊野の暮らしを実際に体験できます。
さらに、志摩市は子育て世帯向けのユニークな取り組みとして、「保育園留学(プチ移住)プログラム」を開始しました。
これは1~2週間、家族で志摩市に滞在し、子どもは地元の保育園に通園、親はテレワーク等で働きながら生活するというもの。
豊かな自然環境の中での子育てを実際に試せるとあって好評です。
そのほか、紀北町では移住希望者が町内の宿泊施設に滞在する際に、宿泊費を一部補助(1人1泊2,500円)する制度があります。
移住に向けた「お試し滞在」を経済面でも応援してくれる心強い制度です。
各市町の体験プログラムは募集時期や定員が限られる場合もありますので、興味のある方は早めに自治体HP等で情報をチェックしてみましょう。

令和7年度後半も、三重県や市町が主催する移住関連イベントが多数予定されています。
オンライン・対面相談会や移住フェアなど、移住前の情報収集に役立つイベントが目白押しです。
三重をもっと身近に感じられる大型移住フェア。
大阪市のOMMビルに各市町の担当者や先輩移住者が集結し、暮らし・仕事・住まいの相談ブースや三重の文化を体験できるワークショップが行われます。
近畿圏にお住まいで三重に興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
大阪市のふるさと回帰支援センター大阪窓口で開催される個別相談会。
1組あたり約1時間、三重県移住相談員がマンツーマンで対応します。
移住に興味はあるけど何から始めればいいか分からない…という初心者の方も歓迎。
事前予約制・参加無料なので気軽に相談できます。
オンライン移住セミナー「自分らしい暮らし×三重」シリーズ
三重県主催のZoomセミナー。
現役の地域おこし協力隊員や移住者をゲストに迎え、「地方での仕事の見つけ方」や「人との繋がり」など毎回テーマを変えて開催されています。
自宅にいながらリアルな体験談を聞けるとあって人気の企画です。
この他にも、名古屋市で開催の「地方の暮らしフェア」や東京・有楽町の全国移住フェアなど、三重県は各種イベントにブース出展しています。
最新のイベント情報は三重県移住ポータルサイトのニュース欄や、ふるさと回帰支援センターのウェブサイトで随時告知されています。
興味のあるイベントがあれば早めに申し込み、生の情報収集や相談のチャンスをぜひ活用しましょう。

三重県で暮らすことには、多彩なメリットがあります。ここでは移住者目線で感じられるおもなメリットを見てみましょう。
三重県は地理的に中京圏と関西圏の中間に位置し、都市部へのアクセスが良好です。
北勢エリア(四日市市・桑名市など)からは名古屋まで電車や車で1時間以内、伊賀エリアからは大阪方面へもアクセス可能で、「適度な田舎」と都市部の利便性を両立できます。
都会への通勤・通学はもちろん、大きな買い物やレジャーにも行きやすいため、地方暮らし初心者でも不便さを感じにくいでしょう。
三重県の物価や住宅コストは、首都圏に比べると抑えめです。
例えば賃貸住宅の家賃相場を見ると、単身者向け間取りの場合で県平均約4.3万円とされています。
主要都市の四日市市や津市でも5~6万円台で物件が見つかり、東京23区の平均家賃(7~8万円台)より月数万円安い水準です。
土地や中古住宅の価格も全般に手頃で、広い間取りの家や庭付き物件も入手しやすく、地方ならではのゆとりある住環境を実現できます。
また、食品や日用品の物価も大都市より若干低めと言われ、生活費の負担を軽減できる点は魅力です。
三重県には海・山・川の大自然が揃い、季節ごとのアウトドアやレジャーを満喫できます。
世界遺産の熊野古道や伊勢神宮を始め、歴史文化や伝統行事も身近に感じられる土地です。
熊野市など南部は温暖な気候で冬も過ごしやすく、海山の幸にも恵まれています。
こうした自然・文化環境の中で子どもを育てられることは大きなメリットで、「都会では得られないゆったりした暮らしができる」と移住者からも好評です。
観光地が多いため地元住民も外からの人に慣れており、地域の人柄があたたかいのも暮らしやすさにつながっています。
三重県の移住支援金制度では子育て世帯加算が手厚く、18歳未満の子ども1人につき最大100万円も支給されるなど全国トップクラスの優遇があります。
また、県全体で「子育て家庭応援クーポン」を発行し、協賛店での割引サービスを受けられる制度も展開。
市町ごとにも医療費助成や給付金、家賃補助、空き家改修補助など様々なメニューが用意されており、公的サポートが手厚い点は大きな安心材料です。
こうした行政の支援が充実していることは、三重県に移住する大きなメリットと言えるでしょう。
三重県は北勢の工業地帯から中南勢の商業・サービス、伊賀の伝統工芸、東紀州の農林水産まで産業が多様です。
具体的には、自動車関連や化学などの製造業が盛んな一方、伊勢志摩では観光業、熊野や南伊勢では林業・漁業も盛んで、地域によって様々な仕事の選択肢があります。
共働き率が高めで女性の就業機会も比較的多く、若い移住者がUターン就職するケースも増えています。
さらに、近年はテレワーク普及により、「都市の仕事×地方暮らし」を実践するリモートワーカーも増えつつあります。
自分に合った働き方を選びやすい点も、三重県移住の魅力でしょう。

一方、三重県での暮らしには留意すべき点やデメリットもあります。
事前に把握しておくことで、移住の失敗を防ぎましょう。
都市部を除き、三重県内の移動は基本的に車が前提になる地域が多いです。
鉄道やバスが通っていない町・集落もあり、日常の買い物や通院などで自家用車がほぼ必須となるケースがあります。
特に東紀州など南部エリアは生活圏が広く、車がないと不便に感じるでしょう。
免許を持っていない場合や高齢で運転が難しい場合は、住むエリアを慎重に選ぶか代替手段(デマンドタクシー等)を考える必要があります。
「移住したが交通手段がなく困った…」とならないよう、車の手配や運転の練習など準備をしておくことをおすすめします。
三重県は太平洋に面しており、台風や豪雨の影響を受けやすい地域です。
また、沿岸部では南海トラフ巨大地震に伴う津波リスクも指摘されています。
移住の際はハザードマップを確認し、できるだけ災害リスクの低い場所を選ぶことが重要です。
平時から避難経路を確認したり非常備蓄をするなど、防災意識を持った暮らしが求められます。
自然の恵みと隣り合わせである以上、災害対策に手間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。

総合的に見て、三重県への移住は自然環境と程よい利便性の両方を求める人に特におすすめできます。
具体的には、次のような方々に向いているでしょう。
三重県への移住は、緑と海の恵みを享受できる豊かな環境でのびのび子育てしたい、子育て世帯・ファミリー層におすすめです。
待機児童ゼロを達成した地域(松阪市など)もあり、医療費助成や給食費無償化など自治体ごとの子育て支援も充実しています。
海や山での体験学習施設も多く、自然の中で子どもを育てたいという願いが叶えられるでしょう。
「やっぱり地元の近くで暮らしたい」と考える三重県出身者や近隣県出身者にも、地元に根ざした企業で働きながら家族のそばで生活できるチャンスがあります。
先述の奨学金返還支援など若者のUターンを後押しする制度もあるため、金銭的ハードルも下がっています。
地元のあたたかさに触れながら、安心感のある暮らしを取り戻したい方に向いています。
都市の企業に勤めつつテレワークで働ける人にとって、三重の暮らしやすさは大きな魅力です。
自宅から海が見える志摩の町や、山あいで鳥の声を聞きながら仕事ができる環境は、リモートワーカーにとって理想的でしょう。
高速ネット環境の整備が進んだ地域も多く、二拠点居住や週末田舎暮らしの候補地としても人気が高まっています。
観光業や農業など、自分の手で地域資源を活かしたビジネスをしたい人にも三重は狙い目です
例えば伊勢志摩でゲストハウスを開業したり、御浜町でミカン農家を継いだりといった地方ならではの起業機会があります。
県や市町の起業支援金、就農支援策を活用すれば、資金面・技術面でバックアップも得られるため、「地方で新しいチャレンジをしたい!」という前向きな方にはピッタリでしょう。
定年後は穏やかな環境で過ごしたいというシニア層にも、三重の温暖な気候や温泉地の多さは魅力的です。
海辺で釣り三昧の日々を送ったり、田舎で菜園を楽しむ悠々自適な暮らしが実現できます。
ただし車移動や医療アクセスなど考慮は必要なので、比較的市街地に近いエリアや交通利便性の高い街を選びましょう。

最後に、三重県への移住先として人気の市町村をいくつかピックアップし、その魅力をご紹介します。
自治体ごとに支援制度や暮らしの特徴がありますので、ぜひ比較検討の参考にしてください。
三重県最東端、伊勢湾口に浮かぶ離島が鳥羽市の神島(かみしま)。
周囲4kmほどの小さな島で、三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台としても有名です。
島内には白亜の神島灯台や独特のカルスト地形が見られる「監的哨跡」など観光スポットも点在し、豊かな自然と伝統文化が息づいています。
人口約300人ほどの小さな集落ですが、島ならではの人情味ある暮らしが魅力で、「離島でスローライフを送りたい」「海を眺めて暮らしたい」という方には憧れの移住先でしょう。
鳥羽市全体で見ると、子育て支援として中3まで医療費無料や「とばっ子カード」で協賛店割引など移住者応援メニューが充実しています。
また、若者が市内で住宅を新築する際の奨励金支給や、移住世帯の水道基本料金1年間無料といったサポートもあり、離島暮らし初心者でも安心です。
神島へは鳥羽港から定期船で約40分とアクセスも比較的良いため、島暮らし入門にはうってつけのエリアです。

紀北町は三重県の東紀州地域に位置する町で、熊野灘に面した海沿いと山林が広がる自然豊かな田舎町。
透明度の高い海では磯釣りやダイビングが楽しめるほか、内陸には清流や滝、美しい棚田風景もあります。
JR紀勢本線で名古屋方面からのアクセスも可能で、田舎過ぎない程よい距離感が魅力です。
紀北町は移住者受け入れに積極的で、「紀北町で暮らそう」という移住用ガイドブックを発行しているほか、体験ツアーやオンライン相談を随時開催しています。
支援制度も手厚く、東京圏からのUIターン者に最大100万円の移住支援金(国の制度)を交付するほか、町内への移住下見宿泊費を補助(1泊2,500円/人)する制度もユニークです。
さらに、空き家バンク経由で住宅を取得・改修する際の補助金や、新婚世帯への住宅・引越費用補助など、若い世代が移り住みやすい環境を整えています。
海と山の両方を満喫できるスローライフに憧れる方は、ぜひ紀北町を候補に入れてみてください。

菰野町は三重県北部、湯の山温泉や御在所岳などで知られる観光・リゾートエリアです。
町内には高さ1,212mの御在所岳がそびえ、ロープウェイや登山で山頂からの絶景が楽しめるほか、麓には名湯・湯の山温泉郷があります。
キャンプ場やアウトドア施設も多く、週末は自然アクティビティを満喫できる環境です。
一方で町の東部は四日市市に隣接しており、大型商業施設や医療機関へのアクセスも良好。
近鉄線で名古屋方面へ通勤する人も多く、暮らしやすいベッドタウンとしても人気が高まっています。
菰野町の特産品はお茶やブランド豚など農業も盛んで、移住して農園を始める人もいます。
また、町内にある複合温泉リゾート「アクアイグニス」はスイーツやグルメも楽しめる人気スポットで、移住後にリゾート施設で働くという選択肢もあります。
住宅宅地価格が比較的安価で、マイホームを構えやすいのもメリットです。
自然と温泉に癒やされながらも生活の利便性を確保したい方にとって、菰野町は魅力的な移住先と言えるでしょう。
菰野町は冒頭で紹介した単身で60万円、2人以上の世帯で100万円の移住支援事業の対象地域です。
そのほかにも、町内には放課後児童クラブ(学童クラブ)、ファミリーサポートセンター、地域子育て支援センターなど子育てを支援する施設が点在しており、子どもが小さいファミリー層でも安心して暮らせるでしょう。

志摩市は伊勢志摩国立公園の南部に位置し、英虞湾(あごわん)に大小の島々が浮かぶ風光明媚なエリア。
2016年の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の開催地としても知られ、真珠養殖や海女文化など海と共にある暮らしが色濃い土地柄です。
マリンスポーツ好きや釣り愛好家にはたまらない環境で、都会から移住して漁師見習いになる人もいるほど。
都会の喧騒を離れ、穏やかな海に囲まれたスローライフと創造的な暮らしを求める方に志摩市はおすすめです。
志摩市は空き家バンクの利活用とリノベ支援に力を入れており、空き家購入者への改修費補助や家財処分費補助などを用意しています。
そのため、古民家を購入してカフェに改装するなど、アグレッシブな移住者も増えています。
また、子育て世帯への支援も積極的で、保育料・給食費の無償化や放課後児童クラブの充実など安心して子育てできる環境が整っています。
冒頭で紹介した「親子でお試し移住(保育園留学)」の取り組みも志摩市ならではの取り組みです。

津市は三重県の県庁所在地であり、中勢エリアの中核都市です。人口約27万人と県内最大規模で、ショッピングモールや医療施設、大学など都市機能が充実しています。
新幹線こそ通っていませんが近鉄特急で名古屋まで約50分、大阪難波へも直通電車があり、交通の便も良好。
実際、津市へのUIターン移住は毎年増加傾向にあり、三重県出身者が家族と戻ってくるケースも多いようです。
「地方暮らしに興味はあるが、あまり不便なのは困る」という方には津市のような中核市での移住が最適でしょう。
また、津市は公園や児童館も多く、教育環境も整っています。
住宅は郊外に行けば庭付き一軒家も手頃な価格で見つかり、都市的な便利さと地方のゆとりを両立できる点で、幅広い世代におすすめできる移住先です。
津市は仕事・子育て・住まい支援のバランスが良く、企業誘致や産学官連携が進み雇用機会が豊富なうえ、UIJターン就職者には市独自の奨励金(津市出身者が市内就職した場合に5万円支給)もあります。
また、東京圏からの移住支援金ももちろん利用可能です。子育て面では待機児童の解消に官民で取り組み、「子育てしやすいまち」の評価を得ています。

松阪市は津市の南に隣接する城下町で、全国的に有名な松阪牛の産地。
かつて商人の町として栄えた歴史があり、情緒ある街並みと新興住宅地が調和しています。
名古屋・大阪双方へのアクセスが可能で、企業誘致も活発なため工業団地や物流拠点も多く、働く場に恵まれた地方都市と言えます。
人口は約16万人で医療福祉施設も整い、生活インフラに大きな不自由はありません。
市街地から少し離れると田園や山里が広がり、週末農業や家庭菜園を楽しむにも絶好の環境です。
松阪牛を育てる畜産農家に弟子入りして移住する人もいるほど、地域産業に根差した暮らしにも挑戦できます。
都会すぎず田舎すぎない程よい規模感で「地方暮らしの幸福度が高い街」として、各種ランキングでも松阪市は上位に名を連ねています。
歴史ある落ち着いた町で、安定した生活基盤を築きたい方におすすめです。
松坂市では、東京圏からの移住者に最大100万円の支援金を用意しています。
また、松阪市は子育て支援にも力を注いでおり、2023年度には松阪地域(1市3町)で待機児童ゼロを達成。
第3子以降の保育料無料化や、出産祝い品の贈呈、子育て世帯向けの家賃補助など、多子世帯に優しい制度も充実しています。

御浜町は三重県南部、熊野エリアに位置する人口約9千人の町。
熊野灘に面し、一年中みかんがとれる「年中みかんの町」として知られます。
温暖多雨な気候を活かした柑橘栽培が盛んで、段々畑に広がるみかん山の風景は御浜町ならではの光景です。
町全体が緩やかな丘陵地帯にあり、海岸線には全長20km超の七里御浜海岸が続いており、都会の喧騒とは無縁でスローな時間が流れ、「第二のふるさと」に選ぶ移住者も増えています。
海と山に囲まれた環境で地域の人々もあたたかく、子育て中の方からリタイア世代まで穏やかに暮らせるでしょう。
釣りやアウトドア好きには一年中楽しみが尽きない土地でもあります。
都会で消耗した心身を癒やし、自給自足に近い豊かな暮らしを送りたい方に御浜町はピッタリです。
御浜町は若者定住にも力を入れており、みかん就農希望者への支援制度を用意しています。
具体的には、みかん農家を目指す移住者に対し研修や生活支援金を提供し、就農から経営までバックアップするものです。
農業未経験でも挑戦しやすく、実際に都市からIターンしてミカン農家になった20代夫婦など成功例も出ています。
また、結婚・出産・子育て支援も手厚く、新婚世帯への住宅新居費補助や保育料軽減策などを整備しています。
以上、三重県の移住支援制度と地域の魅力について詳しくご紹介しました。
自然環境の良さ、生活コストの低さ、そして行政や地域の手厚いサポートにより、三重県は移住先としてますます注目を集めています。
ぜひ本記事の情報や各種リンクを活用しながら、理想の移住プランを描いてみてください。
三重県の移住支援金・補助金情報|セミナー・イベント情報・おすすめ移住先もご紹介<令和7年度>は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>愛知県の移住支援金・補助金情報まとめ|おすすめ市町村やデメリットまで解説<最新版>は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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日本のほぼ中央に位置し、工業が盛んな都市部と豊かな自然に恵まれた地域を併せ持つ愛知県。
県庁所在地の名古屋市は東京・大阪の中間にあり、東海道新幹線で東京まで約1時間40分、京都・大阪方面へ約50分とアクセス良好な「交通の要衝」です。
さらに、中部国際空港(セントレア)から国内外へ直行できる利便性も備えています。
気候は地域によって差があり、渥美半島(田原市)や知多半島(美浜町)など南部沿岸は黒潮の影響で比較的温暖ですが、北東部の山間地域(豊田市奥地や豊根村など)では冷涼で四季の寒暖差が大きい傾向があります。
こうした地理的特徴により、「海の近くでのんびり田舎暮らしをしたい」「名古屋圏の都市近郊で利便性を享受したい」といった多様な移住ニーズに応えられるのが愛知県の魅力です。

愛知県移住のメリットとして、まず「働き口の多さ」が挙げられます。
愛知県はトヨタ自動車のお膝元として製造業が発達し、製造品出荷額が41年連続全国1位を誇るなど日本有数の産業集積地です。
自動車産業関連の企業はもちろん、情報通信や医療分野まで幅広い業種の求人が豊富にあり、Uターン・Iターン希望者にも就職先を見つけやすい土壌があります。
また、東京など大都市圏に比べ生活コストが抑えられる点も見逃せません。
例えば愛知県内の家賃相場は、名古屋市中心部でも東京23区より割安で、郊外都市ではさらに安価です。
持ち家志向の方にとっても、郊外エリアなら比較的広い土地や住居を手頃な価格で取得できる点がメリットでしょう。
さらに、子育て支援も充実しており、多くの市町村で18歳までの医療費助成や手厚い児童手当が実施されています。
実際、岡崎市では中学生まで医療費無料、高校生も入院費無料といった制度があり「子育て世帯に優しい街」として評価されています。
このように仕事探しのしやすさや生活コストの安さ、行政サービスの充実が愛知県移住の大きな魅力です。

一方で愛知県移住のデメリットや注意点も押さえておきましょう。
まず交通面では、名古屋市内や主要都市圏以外は公共交通機関が必ずしも便利とは言えず、車移動が前提になる地域が多いです。
特に田原市や豊田市山間部などでは日常生活にマイカーが不可欠であり、ガソリン代や車両維持費がかさむ点は都市部との違いと言えます。
また、「車社会」であるがゆえに交通渋滞が発生しやすい地域もあります(名古屋市近郊や三河地域の主要道路など)。
さらに、名古屋市以外の地域では大型商業施設や専門医療機関が限られるため、買い物や娯楽面で物足りなさを感じるケースもあるでしょう。
また移住の“失敗”としてよく聞かれるのが、「思っていた環境と違った」というミスマッチです。これを防ぐには後述する移住体験ツアーやお試し住宅の活用がおすすめです。
愛知県内でも豊田市や豊根村、田原市などで一定期間のお試し移住住宅を用意しており、仮住まいしながら現地の暮らしを体験できます。
実際に住んでみることで気候や地域コミュニティの雰囲気を肌で感じられるため、移住の失敗や後悔を防ぐ効果的な手段です。

愛知県では、東京圏からのUIJターン移住者に向けた支援制度を積極的に展開しています。
ここでは令和7年度(2025年度)に募集・実施が確認できる代表的な支援金・補助金制度をピックアップし、その「概要/申請期限/支援内容(支援金額)/要件」をまとめます。
いずれも国と愛知県、市町村が連携して実施している制度で、利用にあたっては各市町村の担当窓口への申請が必要です。最新情報や詳細な条件は必ず公式サイトや自治体窓口でご確認ください。
東京23区に在住または通勤していた方が愛知県内の対象市町村に移住し、定められた要件で就業または起業等を行った場合に支給される支援金制度です。
国の地方創生施策に基づき、地域の中小企業等の人手不足解消と東京圏への一極集中是正を目的として創設されました。
愛知県と移住先市町村が共同で給付し、転入先の市町村役場に申請します。
原則として令和7年度中に転入した移住者が対象となり、各市町村ごとに申請受付期間が設定されています。
申請期限は自治体により異なりますが、例として岡崎市では2025年9月30日まで、豊橋市では2025年12月26日まで(予算上限に達し次第終了)といった締切が設定されています。
移住先の市町村HPで最新の期限を必ず確認しましょう。
単身世帯で60万円、2人以上の世帯で100万円 が支給されます。
さらに令和5年度以降、18歳未満の子どもを帯同して移住した場合は子ども1人につき上限100万円の加算があります。
支援金を受け取るには主に以下の条件を全て満たす必要があります。
移住直前の10年間で通算5年以上、かつ直近1年以上を東京23区内に居住または東京圏※から23区へ通勤していたこと。
※東京圏=埼玉・千葉・東京・神奈川(条件不利地域を除く)。
令和7年度時点で愛知県が定める移住支援金対象市町村(名古屋市、豊橋市、岡崎市、豊田市など県内ほぼ全域が対象)に転入し、5年以上定住する意思があること。
移住支援金対象求人に就職していること、または愛知県の起業支援事業による起業認定を受けていること、あるいはテレワーク等で地域に居住していること。
具体的には、都道府県が運営するマッチングサイト(愛知県では「あいちUIJターン支援センター」の求人検索など)に掲載された求人に応募・就業し、週20時間以上の無期雇用契約で勤務していること等が求められます。
起業の場合は、愛知県のスタートアップ創業支援事業に採択されることが条件です。
暴力団関係者でないこと、日本国籍または一定の在留資格を有すること、過去に同種の移住支援金を受給していないことなど。
※愛知県移住支援金の詳細な要件や対象求人の検索については、愛知県UIJターン支援センターの公式ページや各市町村の移住支援金案内ページで必ず確認してください。支援金は一度きりの給付であり、受給後に一定期間内で転出した場合は全額もしくは半額返還となる場合があります。
東京圏の大学に通う学生が、卒業後に愛知県内へUIJターン就職することを促進するための支援制度です。
東京23区に本部がある大学(または大学院)に在学中の学生で、卒業後に愛知県内企業へ就職し、指定された市町村へ移住する場合に、就職活動に要する交通費や移住時の引っ越し費用の一部が支給されます。
国の「地方創生移住支援事業」の拡充策として新たに創設された制度で、愛知県と参加市町村が共同実施しています。
基本的に卒業・就職後1年以内の申請となります。
各参加市町村で締切が定められており、例えば豊橋市では「今年度の申請期限は令和7年12月26日」と案内されています(※2025年卒業者向け、予算に達し次第終了)。
このように自治体ごとに年度内の締切日が設定されていますので、進学元や就職先が決まった段階で早めに転入予定先の市町村に問い合わせ、期限内に申請を行いましょう。
就職活動および移住にかかる費用に対し、以下の金額が一人1回限り支給されます。
上限12,000円(東京圏⇔愛知県の往復交通費1回分の1/2以内)。
例えば東京~名古屋間の新幹線往復約2.4万円の半額相当が目安です。
上限81,500円(実際に要した最低限の引越し費用の実費、1回分)。
敷金礼金や引越し業者代等、転居に直接かかった費用が対象で、領収書を基に算定されます。
対象となるのは以下の条件を満たす学生・就職者です。
東京圏在住の学生:卒業(修了)年度において、東京23区内に本部キャンパスを持つ大学または大学院に4年以上在学し(卒業見込み含む)、在学中から東京圏内に継続居住していること。
愛知県内就職:大学等卒業後1年以内に、勤務地が愛知県内にある企業に正規就職すること。公務員や一部大企業は除外、週20時間以上の無期雇用契約であることなど細かい条件があります。
指定市町村に移住:就職に伴い参加市町村(県と事前協定を結んだ市町村)に転入する意思があること。
愛知県では名古屋市、豊橋市、一宮市、田原市、長久手市、美浜町など15市町が参加(令和7年度時点)。
参加自治体以外に転入する場合、本支援金の対象外となります。
定住意思:移住先の市町村に少なくとも5年以上継続居住する意向を持つこと。
在学中申請可:卒業前に交通費補助のみ申請することも可能(内定企業が決まっている場合)。この場合、卒業後に実際に就職・転入する意思確認が求められます。
移住支援金との重複受給は不可(移住支援金を受け取った場合、本支援の移転費は対象外)。暴力団排除や納税義務の履行など基本的な条件は他の制度と同様です。
※本支援金は愛知県全域を対象とした制度ですが、申請窓口は移住先(転入先)市町村の役場です。
自治体により「○○市地方就職学生支援補助金」等と名称が異なる場合がありますが、仕組みは共通です。不明点は県就業促進課または各市町村担当課に問い合わせるとよいでしょう。

愛知県では、理想の暮らし方に合わせたお試し移住支援・体験ツアーを実施しています。
主催:愛知県(市町村課)による「あいちの山里・離島移住促進強化事業」の一環。山里地域の暮らしを体感する1泊2日の公式ツアー。
日程・場所:2025年2月15日(土)~16日(日)/奥三河(新城市・設楽町・東栄町)。集合・解散は県案内どおり(詳細は募集要項参照)。
内容の例:里山の仕事・暮らし見学、地域交流、ローカルフード、空き家・移住相談等(行程は年度版の募集要項に準拠)。
費用:宿泊・朝夕食・保険を含む参加費9,000円程度(昼食や集合地までの往復交通費は自己負担)
申込方法:県の募集ページにある要領に従い申込(メール等)。定員・締切は募集要項で告知。
主催:愛知県(市町村課)。島の暮らしに関心がある方向けの公式離島体験ツアー。
日程・場所:2025年1月25日(土)~26日(日)/佐久島(西尾市)。集合・解散はJR名古屋駅(告知どおり)。
内容の例:島内周遊、しごと・住まい相談、交流、地場食体験等(行程は募集要項に準拠)。
費用:参加費9,000円(1泊・夕朝食・保険・島内移動等を含む)。集合地までの往復交通費と一部昼食は自己負担。
申込方法:募集ページ記載のメール送付(氏名・年齢・住所ほか必要事項)。定員10名/締切設定あり。
主催:蒲郡市(移住定住促進)。海辺の生活を1日で体験する市公式の日帰りツアー。
日程・場所:2025年8月24日(日)/蒲郡市内。集合はJR蒲郡駅構内「ナビテラス」。
内容の例:海辺の暮らし・子育て環境の見学、地元案内、住まい相談、地域交流など(公式行程に準拠)。
費用:参加費無料(ただし、市内集合場所までの交通費と昼食代1,200円は自己負担)。定員8名(先着)/申込締切:2025年8月22日(金)。
ふるさとネット
申込方法:市公式サイトの募集ページ(または県東三河移住ポータルのイベント欄)から。
最新の募集状況・空き枠・行程は、県公式/市公式の募集ページで必ずご確認ください(開催回・内容が更新される場合があります)。
都市と農山村の交流や中山間地域への定住を進めることを目的とした里山での体験やふれあいの場。農業体験や宿泊体験を随時受け入れています。
所在地:豊田市新盛町中洞67
電話番号:0565-69-1622
開庁・開館日時:午前9時~午後5時
休庁・休館日時:毎週水曜日(祝日は開館 その場合木曜日が休館)、年末年始
宿泊使用料:1,500円/人※上記料金に別途寝具クリーニング代(500円)がかかります。

支援制度のほか、情報収集や相談先の確保も移住成功の重要なポイントです。
愛知県では県および市町村、民間団体が連携し、移住希望者向けの相談窓口やイベントを多数用意しています。
愛知県が運営する、移住・定住の総合情報サイトです。
県内の暮らしや仕事、住まい、子育て環境、医療・教育機関などカテゴリ別に情報を発信しており、移住先選びの参考になります。
市町村ごとの支援情報や特徴もマップから閲覧可能で、愛知県への移住を考えたなら最初に訪れたいサイトです。
愛知県が名古屋駅前と東京・新宿に設置する移住就職支援拠点です。
UIJターン希望者に対する求人情報提供、キャリアカウンセリング、企業紹介などワンストップサービスを提供しています。
東京センター(新宿)と名古屋センターでそれぞれ月~土曜10:00~19:00に個別相談を受け付けており、電話やオンラインでの相談も可能です。
また、センターの公式サイトでは移住支援金対象求人の検索や企業動画の閲覧、UIJターン先輩インタビューなど役立つコンテンツが掲載されています。
東京支部
東京都新宿区西新宿7-1-12 クロスオフィス新宿5階
連絡先 TEL 03-3360-6297
E-mail info@uij-aichi.jp
交通 JR「新宿駅」西口より徒歩5分
都営大江戸線「新宿西口駅」より徒歩1分
西武新宿駅「西武新宿駅」より徒歩5分
運営時間 月曜日~土曜日 10時~19時
※祝日・年末年始を除く
名古屋支部
愛知県名古屋市中区錦3-15-15 CTV錦ビル6階
株式会社イープラネット内
連絡先 TEL 052-308-4859 FAX 052-307-6487
E-mail info@uij-aichi.jp
交通 地下鉄「栄」駅 セントラルパーク方面 10A出口 徒歩2分
運営時間 月曜日〜土曜日 10:00〜19:00
※祝日・年末年始を除く

日時・場所:2025年10月11日(土) 11:00~17:00、会場:中日ビル6階(ホール&カファレンス)
出展規模・対象:地方各地の自治体・団体が出展。入場無料。
地方移住・定住・地域交流をテーマに、参加自治体と来場者の「ふれあい」を通じた情報発信。出展自治体による特色紹介や相談窓口を設置します。
移住・転職・地域暮らしに関するミニセミナーやトークセッションを実施し、無料で充実した移住情報が得られるでしょう。
対象者/費用:入場無料。地方暮らしに関心のある人すべてを対象。
申込/注意点:事前登録不要(当日参加可能)。スケジュールやセミナー登壇者は事前発表される。自治体ブースで個別相談ができる。
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移住情報サイト「田舎暮らし情報館」内の愛知県ページでは、愛知県交流居住センターや空き家バンク情報へのリンクがまとめられており、地域の不動産情報や体験イベント情報への入口として役立ちます。
SNSでは「今日も岡崎」(岡崎市公式Instagram)や「しんしろライフ」(新城市公式Instagram)を筆頭に、各自治体が独自に情報発信しているのでチェックしてみましょう。

最後に、愛知県へのUIJターン希望者に人気の主要6地域をご紹介します。
都市近郊から田園地域までバラエティに富んだエリアをピックアップしました。
それぞれの暮らしやすさの特徴や支援制度の傾向をまとめたので、移住地選びの参考にしてください。

愛知県第3の都市である岡崎市は、名古屋市の東約35kmに位置する中核市。
「徳川家康生誕の地」として有名で、街の中心には岡崎城を擁する岡崎公園があり、歴史と文化が色濃く息づいています。
人口約38万人ながら、市街地は程よい規模で自然も身近に感じられる“ほどよい地方都市”です。
名鉄本線・JR東海道本線が通り名古屋まで電車で最短30分台と交通アクセスは良好。
最近ではYouTuber「東海オンエア」の地元としても、注目を集めています。
一方で郊外に出れば田園風景や里山の緑が広がり、特に市北部の額田地域はキャンプ場や渓谷(くらがり渓谷)などアウトドアスポットも豊富です。
都会すぎず田舎すぎない程良い環境から、「子育てしやすい街」として人気が高く、実際に待機児童ゼロや中学生まで医療費無料化を実現するなど行政サービスも充実しています。
UIJターン向けには、愛知県移住支援金(岡崎市UIJターン移住費補助金)のほか、新規就農者への支援や空き家バンク制度も整備されています。
歴史ある城下町の情緒と現代的な暮らしやすさが両立した岡崎市は、「活気のあるまちに住みたい」「名古屋通勤圏で落ち着いた街に住みたい」というUターン・Iターン希望者にとって魅力的な候補地でしょう。

名古屋市に隣接する飛島村は、愛知県西部・伊勢湾岸に位置する人口約4,800人の小さな村です。
村の北部は昔ながらののどかな農村地帯、南部は名古屋港に面した大規模な臨海工業地帯となっており、「田園風景」と「先端工業地帯」という2つの顔を持つユニークな自治体。
工業地帯には大手企業の工場や物流拠点が集積しているおかげで財政力が非常に高く、「日本一裕福な自治体」とも称されています。
交通面では鉄道駅が無いため車移動が必須ですが、名古屋市中心部へは車で30~40分と十分通勤圏内です。
潤沢な財源を背景に住民サービスも充実しており、例えば子育て関連では高校生まで医療費無料、第3子以降の保育料無償化、出産祝い金の支給など手厚い支援があります(※村独自施策)。
また、村内には温泉施設もあり、住民は低廉な料金で利用可能といった福利厚生も魅力です。
一方、住宅地は限られており、移住希望者向け空き家は希少です。
農地転用や開発規制の関係で新規に住める物件が少なく、「飛島村に移住したくても住む場所が見つからない」という声も。
村役場では東京圏からの移住者に対し移住支援金(単身60万円・世帯100万円+子ども加算)を支給しており、産業振興課が移住相談窓口を担当しています。
「豊かな財政を誇る安心の村で、のびのび子育てしながら暮らしたい」という方には、飛島村は魅力的な移住先と言えるでしょう。

渥美半島の大部分を占める田原市は、三河湾と太平洋に囲まれた風光明媚な農業都市です。
黒潮の影響で冬も温暖な気候を活かし、電照菊やキャベツ、メロンなど農産物生産が盛んで「農業産出額全国トップクラス」を誇ります。
市域の南端・伊良湖岬からは対岸の伊勢志摩方面へのフェリー航路があり、海岸線はサーフィンやマリンスポーツの名所としても知られます。
豊かな自然環境は田原市の最大の魅力で、太平洋沿いには全長50kmに及ぶロングビーチが広がり、夏はマリンリゾート、秋冬は花畑と四季折々の景観が楽しめます。
また、市中央部には道の駅や温泉施設も整備されており、観光客にも人気です。
生活面では、中心市街地の渥美線三河田原駅周辺にスーパーや医療機関がまとまっており、日常の買い物や子育て環境も整っています。
半面、公共交通はローカル線とバスのみで本数も少ないため、車移動が前提の生活になります。
名古屋市までは距離があり通勤圏とは言い難いものの、隣の豊橋市へは電車で約40分とアクセス可能です。
UIターン支援策としては、愛知県移住支援金(田原市も対象)や、新規就農者向け補助、空き家改修補助金などを用意。
さらに、お試し移住支援補助金で、市外在住者が市内宿泊施設に連泊する際に宿泊費・交通費を一部助成するユニークな制度も実施中です。
「温暖な海辺でスローライフを送りたい」というIターン希望者には田原市はうってつけの移住先でしょう。

知多半島南部に位置する美浜町は、伊勢湾と三河湾の両方に面した風光明媚な港町。
人口約22,000人の小さな町ですが、海と山の豊かな自然に恵まれ、漁業と農業が基幹産業となっています。
町内には有名な観光施設「南知多ビーチランド&おもちゃ王国」があり、家族連れで賑わうエリアです。
また、伊勢湾側の海岸線には野間埼灯台や海水浴場、恋の水神社などフォトジェニックなスポットが点在し、週末レジャーにも事欠きません。
暮らしの面では、名鉄知多新線が縦断しており名古屋市中心部へ電車で約50~60分と意外と都市圏アクセスが良いのが強みです。
半田市や知多市など半島内の主要都市へも、車で30分圏内で通勤通学できます。
豊かな海の恵みを享受しながらも車さえあれば便利な環境から、「名古屋に通える田舎」として近年注目度が上がっています。
UIJターン向けには愛知県移住支援金の対象地域で、単身60万円・世帯100万円(※美浜町は子ども加算30万円)を用意。
さらに空き家バンクを通じて物件探しから改修費補助まで支援したり、移住者向け地域交流イベントを開催するなど受け入れ態勢も整っています。
海好き・釣り好きな方や、ゆったり子育てしたいファミリー層にとって、美浜町は「海の見える穏やかな暮らし」を実現できる魅力的な選択肢です。

愛知県東部の中心都市・豊橋市は、人口約37万人を擁する県内第二の都市です(政令市を除けば最大規模)。
東三河地域の行政・経済の拠点であり、商業施設や医療機関、大学など都市インフラが一通り揃っています。
市内を走る路面電車(市電)や全国有数の貨物取扱量を誇る三河港、農畜産物の一大集積市場など、産業都市としての顔も持ち合わせます。
交通面ではJRと名鉄が乗り入れる豊橋駅から名古屋へ約50~60分、新幹線こそ停車しないものの浜松方面や東京方面へも在来線・新幹線利用でアクセス可能です。
豊橋市の暮らしは都市の利便性と自然の近さが調和している点が魅力です。
市街地から車で少し走れば穂の国豊かな田園地帯や三河湾岸の景勝地(表浜海岸)に行けるため、郊外に住んで週末はファミリーでアウトドアというライフスタイルも実現できます。
行政は「選ばれるまち豊橋」を掲げUIJターン受け入れに積極的で、愛知県移住支援金のほか地方就職支援金もいち早く導入し、東京圏学生の交通費・移転費支援を行っています。
空き家バンクには一戸建てからマンションまで豊富な物件情報が登録され、移住者が希望の住まいを見つけやすい環境です。
また、2023年度の住みたい田舎ランキング(大きな市部門)で上位入賞するなど、地方移住先として全国的にも評価が高まっています。
「地方都市で便利さを享受しつつ、程よく自然も感じたい」という方には豊橋市は最適な候補地と言えるでしょう。

豊田市は言わずと知れたトヨタ自動車の企業城下町であり、県内最大級の面積と人口約42万人を抱える地方都市です。
名古屋市の東約30kmに位置し、自動車産業を中心に製造業が集積する日本有数の工業都市として発展してきました。
一方、2005年の周辺町村編入で市域が飛躍的に広がり、面積の7割以上が森林という顔も持ちます。
つまり、市街地中心部は高層ビルや大型商業施設が建ち並ぶ洗練された都市空間でありながら、北部・東部は山里やダム湖、美しい渓谷が点在する自然豊かなエリアなのです。
特に紅葉の名所・香嵐渓(足助地区)や世界農業遺産に認定された棚田風景「豊田の里山」などは都心から日帰り観光客も訪れるほどで、「都会と田舎が一つの市に同居」するユニークさがあります。
生活インフラ面では、名鉄豊田線・愛知環状鉄道で名古屋市や岡崎市方面へ電車通勤可能(名古屋へ約50分)で、東名高速・新東名など高速道路網も整備され車移動も便利です。
トヨタ関連企業の影響で若い世代や転勤者も多く、洗練された住宅地やショッピングモール、医療施設が充実しているため住みやすいでしょう。
自治体は企業と連携しUIJターン人材の確保・定着に熱心で、移住支援金(豊田市UIJターン定住応援補助金)の支給や、創業者へのオフィス賃料補助、移住者向け就農支援プログラムなど多彩な制度を用意しています。
また、市公式サイトには「田舎暮らしinとよた」という特設ページを設け、豊田市山村部への移住情報やイベントを積極発信中です。
「将来的に豊田本社で働きたいUターン組」から「自然豊かな里山で第二の人生を送りたいIターン組」まで幅広いニーズに応えてくれる地域、それが豊田市です。
以上、愛知県の移住支援策と地域情報について幅広く解説しました。
都市部の利便性と地方の穏やかさを兼ね備え、多彩な支援制度が整う愛知県は、20代の若者から子育て世代、シニア世代まで誰もが自分らしい暮らしを実現できるポテンシャルを持っています。
ぜひ本記事の情報や紹介サイトを活用しながら、理想の移住プランを具体化してみてください。
愛知県の移住支援金・補助金情報まとめ|おすすめ市町村やデメリットまで解説<最新版>は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
]]>岐阜県の移住支援金・補助金まとめ|セミナー・イベント情報もご紹介<2025年>は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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中部地方の内陸部に位置し、豊かな自然・歴史文化・伝統工芸など多彩な魅力を有している岐阜県。
長良川などの清流や飛騨山脈の山々に囲まれ、四季折々の美しい景観が楽しめる一方で、岐阜市のような都市もあり、東海道新幹線や高速道路で名古屋・大阪方面へのアクセスが良いことから移住先として注目されています。
実際、岐阜県への移住者数は年々増加傾向にあり、令和5年度(2023年度)の県外からの移住者数は過去最多の1,792人(前年度比+261人)を記録。令和6年度(2024年度)も1,731人と、高い水準を維持しています。
自然豊かな環境と生活の利便性を兼ね備えた岐阜県は、幅広い世代から移住やUターン・Iターンが検討されているエリアです。
本記事では、岐阜県への移住を検討する方に向けて、UIJターン(Uターン・Iターン・Jターン)の基礎知識や、令和7年度(2025年度)に利用できる岐阜県および市町村の移住支援制度(補助金・支援金)の概要をまとめています。
また、移住支援の相談窓口や就職支援情報、移住体験プログラムやイベント情報、さらに岐阜県に移住するメリット・デメリットや、人気の移住先となっている市町村の特徴もまとめました。
岐阜県出身でUIJターンを考えている方はもちろん、地方移住を検討中の方も、ぜひ参考にしてください。
※参照元:岐阜県庁公式サイト
岐阜県では、都市部からの移住やUIJターンを後押しするため、国や県・市町村が連携した移住支援金のほか、就職・定住に関する独自の支援制度を複数用意しています。
ここでは令和7年度(2025年度)に募集・実施が確認できるおもな支援金・補助金制度の概要を、「概要(対象や内容)」「申請期限」「支援金額」「おもな要件」の4項目でまとめます。
| 制度名 | 概要(対象者等) | 申請期限 | 支援金額 | おもな要件 |
|---|---|---|---|---|
| 清流の国ぎふ移住支援金 | 【対象】東京23区に在住、または東京圏在住で23区に通勤する方。岐阜県内へ移住し、県が指定する求人企業への就職または起業する場合に支給 | 令和8年1月末まで (市町村窓口へ移住後1年以内に申請) |
単身:60万円 世帯:100万円 ※18歳未満の子ども同行の場合 +30万円/世帯 ※テレワーク移住は半額 |
直前10年間で5年以上東京23区在住または23区通勤経験(うち直近1年以上連続) 転入後1年以内の申請、移住先に5年以上定住意思、マッチングサイト掲載求人への就職、専門人材マッチング経由就職、テレワーク移住、関係人口としての移住、または県の創業補助金採択による起業のいずれかに該当 |
| 岐阜県地方就職学生支援事業 | 【対象】東京圏の大学・大学院に通う学生が、岐阜県内企業への就職活動や、卒業後に岐阜県内へ移住・就職する場合に、交通費や引っ越し費用を補助 | 令和8年2月末まで (転入予定先の市町村窓口へ郵送申請) |
(1)交通費: 東京圏~岐阜県往復交通費を上限11,000円(1人1回)補助 (2)移転費: 就職に伴う転居費用を実費補助(上限81,500円) |
大学等卒業後1年以内に県内企業へ就職し移住する意思(在学中の就活も対象) 申請時点で転入後1年以内、5年以上定住意思、週20時間以上の無期雇用での就職見込みなど。 |
| 岐阜県林業就業移住支援事業 | 【対象】東京圏以外から岐阜県内に移住し林業に就業する方。県と市町村が共同で支援金を支給 | 随時(移住先市町村へ申請) ※移住後1年以内申請・5年以上定住意思等、各市町村要件あり |
単身:60万円 2人以上世帯:100万円 (県4分の3、市町村4分の1負担) |
東京圏外からの移住で林業に新規就業すること 移住先の市町村に1年以上居住し、林業に継続勤務する意思があることその他細かな要件は各市町村の交付要綱に準拠。 |
| ぎふの木で家づくり支援事業 | 【対象】岐阜県産材を使用して県内で住宅の新築・改修を行う方。使用木材量に応じて施主(建て主)に助成 | 令和8年2月末まで (※申請枠上限に達し次第終了) |
県内新築:15~32万円 県外在住者が県内新築:15~20万円 県内改修:4~16万円 ※国の補助併用時は上記の55% |
令和7年度の募集枠内であること 所定の岐阜県産材(構造材・内装材)使用量の基準を満たすこと、補助対象の住宅仕様や施工業者等の条件を満たすこと |
※上記の 「清流の国ぎふ移住支援金」 は、国の地方創生移住支援事業を活用した制度で、東京23区からのUIターンに対して 単身60万円・世帯100万円(18歳未満子ども加算あり)が支給されます。
岐阜県ではこの制度を全市町村で実施していますが、支給要件や追加加算額は市町村ごとに微調整されている場合があります。
申請前に移住先自治体の窓口で最新情報を確認してください。
また、各市町村では県の支援金以外にも独自の移住定住支援策を設けています。例えば御嵩町では、令和7年4月以降に県外から転入した39歳以下・2人以上世帯に対し「移住支援補助金」25万円を交付しています。
高山市では空き家取得や改修に対する補助、郡上市では若年移住者への奨励金や通勤費補助など、多彩な支援を用意する自治体もあります。
こうした市町村支援の詳細は岐阜県移住ポータルサイト「ふふふぎふ」内の「市町村の支援・補助金」ページや各自治体HPで公開されているので、移住先候補に合わせてチェックしてみましょう。

地方移住を成功させるには「仕事探し」も重要なポイントです。
岐阜県では、UIJターン希望者の就職支援のためにさまざまな取り組みを実施しています。
岐阜市に常設の就職相談拠点で、UIJターン就職希望者向けの個別相談や求人情報提供を実施。
東京・名古屋・大阪には毎月出張就職相談会も開催しており、有楽町のふるさと回帰支援センター(東京交通会館)や名古屋・大阪の拠点で専門相談員に直接相談できます。
オンライン相談(Web就職相談)にも対応しているため、遠方にいても気軽にキャリア相談が可能です。
岐阜県内の企業求人を検索できる専用サイト「ぎふジョブGUIDE」は、企業の採用力向上支援、人材獲得のチャンス創出、学生への魅力PR機会の提供などの情報発信を行うポータルサイトです。
ぎふジョブGUIDEでは求人データベースが整備されており、移住支援金の対象求人は求人検索サイトで条件指定することで絞り込めるため、支援金を活用して転職したい人はぜひ活用しましょう。
新規就農希望者向けの「ぎふアグリチャレンジ支援センター」(愛称:アグチャレ)は、研修、営農定着までをワンストップで対応する総合窓口です。
農地探しから資金相談まで、移住就農や企業の農業参入を支援しています。
岐阜県で農業への転職を検討している方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
岐阜県は林業・木材産業が古くから盛んで、林業を支える産業や施設が数多くあります。
森のジョブステーションぎふ(森ジョブ)では、林業専門の情報を発信し、相談やイベント告知なども行うサイトです。
木材だけでなくなめこや生しいたけの栽培も盛んであり、岐阜県の林業はまだまだ可能性を秘めている業界と言えるでしょう。
移住全般の相談は岐阜県の移住相談センター「清流の国ぎふ移住・交流センター」が東京(有楽町ふるさと回帰支援センター内)・大阪・名古屋に設置されています。
まず情報収集したい場合は、こうした窓口やオンライン相談を活用してみましょう。
東京窓口
東京都千代田区有楽町2-10-1
東京交通会館8F
名古屋窓口
名古屋市東区東桜1丁目11番1号
オアシス21 「GIFTS PREMIUM(ギフツプレミアム)」内
大阪窓口
大阪府大阪市中央区本町橋2-31
シティプラザ大阪1階

岐阜県が移住先として人気を集める理由には、以下のようなメリットがあります。
岐阜県南部からは名古屋まで電車で最短約20分と近く、通勤・通学や買い物にも便利です。
新幹線を利用すれば東京へ約2時間、大阪へ約1時間といった高速アクセスも可能で、日本の主要都市に行きやすい立地です。
将来的にはリニア中央新幹線が中津川市に開業予定で、さらなる時間短縮も見込まれています。
岐阜県は大都市圏に比べて物価や地価・家賃が安く、マイホームを取得しやすい傾向があります。
総務省の物価指数によると岐阜県の物価は全国平均より低く、特に東海地方では最も物価水準が低い県です。
平均家賃も東京の約半分(約4〜5万円)と家計に優しく、都会よりゆとりある生活が実現できます。
北部の飛騨地域は北アルプスの山々や広大な森林に囲まれ、南部の美濃地域は清流長良川や木曽三川の水郷地帯など多様な自然が広がります。
県土の約8割が森林で全国2位の森林率を誇り、アウトドアレジャーや四季の風景を存分に楽しめる環境です。
釣りやキャンプ、スキーなど季節ごとの自然遊びを満喫でき、自然を身近に感じる子育てがしたいという方にも適しています。
前述のとおり、移住支援金や住宅・就職支援など公的サポートが手厚いのも岐阜県に移住するメリットです。
特に東京圏からのUIターンには最大100万円の支援金が用意されているほか、各自治体で住宅取得補助や家賃補助、子育て支援金など多彩な制度があります。
こうした支援を上手に活用することで、引っ越し費用や住宅費の負担を大きく減らすことができるでしょう。
岐阜県は製造業が盛んな土地柄で、事業所数は全国1位・従業員数6位※と中小の優良企業が多数あります。
刃物や陶磁器、木工、航空機部品など全国シェアトップクラスの地場産業もあり、専門技術を活かせる仕事が見つかるかもしれません。
さらにテレワーク環境の整備も進み、都会の会社に在籍しながら岐阜でリモート勤務する人も増えています。
自然に囲まれた環境でありながら、仕事の選択肢が比較的豊富で働きやすい点も魅力です。
※参照元:岐阜県公式サイト

一方、岐阜県での暮らしにはいくつかデメリットや注意すべき点も存在します。
移住後に後悔しないために、あらかじめ以下のポイントを理解しておきましょう。
岐阜市や大垣市など一部の都市部を除き、岐阜県内の移動は車が前提になる地域が多いです。
特に山間部では鉄道やバスの本数が少なく、日常の買い物や通勤に車が必須となります。
移住後は自家用車の維持費が新たにかかる可能性が高いため、生活コストの計算に入れておきましょう。
また、運転免許を持っていない場合は取得を検討するか、駅周辺など交通利便性の高いエリアを選ぶと安心です。
岐阜県北部の飛騨地域や郡上市・高山市など山間部では冬に豪雪となるエリアがあり、慣れないと除雪作業や冬道の運転に苦労するかもしれません。
スタッドレスタイヤの用意や雪かき道具の準備など、雪国での暮らしの備えが必要です。
一方、美濃地方南部(岐阜市周辺や西濃地域)は比較的雪が少なく温暖なので、雪が苦手な方はエリア選定の参考にしてください。
地方ならではですが、娯楽施設の少なさや医療機関の数は都市部に比べると限られます。
大型ショッピングモールや専門病院へ行くには、車で遠出が必要なケースもあるでしょう。
ただし名古屋へ出やすい岐阜市周辺に住めば、都市機能を享受しやすくなります。
田舎暮らしの静かさと利便性のバランスをどう取るか、家族構成やライフスタイルに合わせて地域を選ぶことが大切です。

いきなり本格移住するのが不安な方には、岐阜県内で「お試し移住」を体験できるプログラムの利用がおすすめです。
岐阜県では各市町村がお試し移住住宅や移住体験ツアーを実施しており、短期間実際に暮らしてみることで地域の雰囲気を掴むことができます。
例えば、中津川市では市営住宅の空き部屋を活用した「おためし住宅」を提供しており、自然豊かな環境で数日~数週間の田舎暮らしを体験できます。
白川町の「クオーレふれあいの里」では、Wi-Fi完備の貸別荘コテージに滞在しながらワーケーション体験が可能です。
他にも高山市や八百津町、御嵩町、羽島市など各地にユニークなお試し移住施設があります。

また、市町村によっては移住体験ツアーや交流イベントも開催されています。
郡上で「暮らし」を軸に、ヒアリング内容に合わせて体験先や人との出会いを組むオーダーメイド型の移住体験ツアー。
町家暮らし・山里暮らし・子育て環境・趣味・Uターンなどテーマ別に、移住相談員がプランを提案します。
1日数時間〜宿泊を含む内容まで調整可。プランニングは無料です。
利用条件(郡上市外在住/事前面談など)あり
費用:プランニング無料(現地までの交通費・食事・体験料・宿泊費は実費)
申し込み/流れ:申込→ヒアリング(対面/オンライン)→行程設計→実施
そば打ち体験、まちなか散策(子育て・買い物環境、賃貸や空き家バンク物件の周辺確認)、史跡(笹尾山・決戦地)見学、地元住民との交流会、東海名物「モーニング」、今須地域散策、古民家カフェなど、暮らし目線の動線で関ケ原を体感できます。
宿泊は特色の異なる民泊2タイプから選択可能。
開催日:2025年11月1日(土)〜2日(日)
1組2人以上/定員8名、参加料1,000円(飲食・体験・保険込/宿泊・交通は別)
申し込み:専用フォーム(Logoフォーム)より
問い合わせは関ケ原町役場 企画政策課まで
集落の中に建つ農園付きコテージで、地域の人との“普通のお付き合い”を通じて本物の田舎暮らしを体験・試住できます。
入居者は書類選考+面談で決定。最新の募集情報は白川町移住・交流サポートセンターのサイトで確認してください。

岐阜県では、移住希望者が直接相談できるオンライン・オフラインの移住イベントも開催されています。
移住を考えていて、住まいだけでなく仕事・暮らしの両方をバランスよく考えたい人向けのセミナー。
地域の生活情報・仕事の探し方・二地域居住の実際などをテーマに “都会的な便利さと自然との調和”を求める人に響く内容となっています。
開催日:2025年10月8日(水)
形式:オンライン開催
対象者:移住やUIJターンを検討中で、現地事情を事前に知りたい人。時間をかけずに情報を集めたい人、オンラインで参加したい人にも最適。
「自分らしい暮らし・働き方・生き方」を探したい方向けの講座形式イベント。
恵那市中野方地域協議会が主催し、移住・定住を視野に入れて、自然豊かな暮らし/地域との関わり/仕事とのバランスを模索したい人たちを対象しています。
住まいや地域とのつながり、先輩移住者との交流などを通じて「暮らす・働く・生きる」をトータルに考える機会を提供します。
開催日
第1回:2025年7月19日(土)〜20日(日]
第2回:10月11日(土)〜12日(日]
第3回:12月6日(土)〜7日(日]
第4回:2026年1月17日(土)〜18日(日]
(説明会(オンライン)あり:第1回の前に7月6日(日)午前10時から)
場所:恵那市 中野方町内
対象者:地方での暮らしや働き方を見直したい人、都市生活に疲れを感じている人、自然のある環境でのびのび子育てをしたい人、地域で暮らしたい、人とのゆるやかなつながりを持ちたいと考えている人

岐阜県内には特徴ある地域が多く、移住希望者に人気の市町村もさまざまです。
ここでは、その中から特に注目度の高い6つの自治体(高山市、恵那市、中津川市、大垣市、羽島市、郡上市)をピックアップし、それぞれの魅力をご紹介します。

高山市は岐阜県北部の飛騨地域に位置し、「飛騨の小京都」と呼ばれる歴史ある城下町です。
江戸時代から続く古い町並みや朝市が残り、春と秋には絢爛豪華な高山祭も開催されるなど、伝統文化が色濃く息づいています。
北アルプスの麓に広がる雄大な自然にも恵まれており、夏は登山やキャンプ、冬はスキーなど四季折々のアウトドアも満喫できるでしょう。
飛騨牛や地酒、朴葉みそなどグルメも豊富で、食文化も楽しみの一つ。
市内中心部は観光都市らしくにぎわっていますが、一歩郊外に行けば静かな田舎暮らしも楽しめ、観光のにぎわいと自然に囲まれた落ち着きの両方を味わえるのが魅力です。
高山市では移住支援金のほか、独自の移住支援策も用意しています。
例えば「飛騨高山ふるさと暮らし・移住促進事業」では、飛騨地域外から移住して一戸建て空き家を賃借・取得・改修する場合に経費の一部を補助しています。
また、市街地中心部へ移住する人向けの住宅取得補助や、地元就職した若者への支援金・家賃補助制度もあります。
移住体験施設としてお試し住宅や農業体験ができる宿泊施設も整備されており、移住前の準備段階から手厚くサポート。
さらに、子育て面では18歳まで医療費無料や学校給食費補助など支援が充実しており、家族世帯にも嬉しい環境です。
伝統文化に触れながら観光業・製造業・農業など多様な仕事に挑戦できる地域であり、都会にはない豊かな暮らしが実現できるでしょう。

恵那市は岐阜県東濃地域の山あいに位置し、美しい棚田や里山の原風景が広がる人口5万人弱のまちです。
恵那峡や恵那山などの景勝地があり、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の自然美を楽しめます。
また、栗きんとんをはじめとする和菓子作りが盛んで、老舗和菓子店が市内に点在するなど食文化も魅力の一つ。
恵那市は移住希望者からの評価も高く、『田舎暮らしの本』が選ぶ「住みたい田舎ベストランキング(人口3万~5万人未満の市区町村)」総合部門と子育て部門で2年連続全国1位に輝いています。
これは自然環境の良さに加え、子育てしやすい施策や移住者受け入れ体制が整っている点が評価された結果でしょう。
恵那市の移住支援策としては、清流の国ぎふ移住支援金に加えて「えなで暮らそう奨励金」や「移住促進補助金」など独自の施策を実施しています。
たとえば奨励金では、市外から転入して住宅を取得した場合に最大30万円(条件により加算あり)の補助を実施。
また、新婚世帯向けの家賃補助や、空き家バンク登録物件の改修費補助なども用意され、住まい探しのハードルを下げる支援が充実しています。
子育て支援では高校生まで医療費無料、第3子以降の出産祝い金、3歳以上児の給食費無償化、小中学生の入学祝い金支給、通学定期代補助など至れり尽くせりの内容です。
恵那市は地域の農業体験や伝統行事への参加機会も多く、移住者が地元コミュニティに溶け込みやすい風土があります。
実際に新規就農希望者への支援も行われており、田園暮らしをしながら農業にチャレンジしたい人にもおすすめです。

恵那市と同じ東濃地域に位置し、長野県境に接する人口7万人弱のまち・中津川市。
「馬籠宿」など江戸時代の中山道の宿場町が残り、歴史的景観と自然が調和した地域です。
リニア中央新幹線の岐阜県駅が設置予定で将来性が注目されており、東京・名古屋へのアクセスが飛躍的に向上する見込みです。
現時点でもJR中央本線で名古屋へ約1時間半と通勤圏内に入っており、自然豊かな環境に住みながら都市の仕事にアクセスしやすいポテンシャルを備えています。
木曽川の上流域にあたり、美しい渓谷や山並みに囲まれた中津川市は、市北部の付知峡や付知川は透明度の高い清流で、夏の川遊びや渓流釣り、キャンプが楽しめます。
冬は隣接する長野方面へのスキーアクセスも良く、アウトドア好きには魅力的でしょう。
また、中津川市は栗きんとん発祥の地ともいわれ、恵那市と並んで和菓子文化が根付いています。秋には栗菓子を求めて観光客も訪れるなど、食と観光の楽しみもあります。
移住支援としては、東京圏からの移住支援金や林業移住支援金の対象地域です。
さらに、住宅取得支援として「えなで暮らそう奨励金」に類似した補助を独自実施しており、市外から転入し住宅を購入・新築した場合に最大50万円の補助(基本30万円+条件加算)を受けられます。
空き家バンクも積極的に運用しており、空き家バンク登録物件を利用する移住者には改修費補助を出す制度もあります。
実際、中津川市の空き家バンクで家を契約すると改修費補助が受けられる特典があり、理想の古民家暮らしをコストを抑えて実現可能です。
子育て支援では、第3子以降の保育料無料化や、中学生までの医療費助成などを行っています(※詳細は公式サイト参照)。
市内に総合病院もあり、医療体制も地域の割には充実しています。リニア開業を控え発展が期待される中津川市は、将来性と伝統、自然環境を兼ね備えた移住先として人気が高まりつつあります。

大垣市は岐阜県西部(西濃地方)に位置する人口約16万人の市で、岐阜市に次ぐ県内第2の都市です。
古くは城下町・水郷の町として発展し、「水都大垣」の異名を持ちます。
市内には豊富な地下水が湧き、日本名水百選にも選ばれた自噴井戸が点在する風情ある街並みです。
大垣駅から名古屋まではJR東海道本線の新快速で約30分と近く、都会への通勤圏内でありながら落ち着いた暮らしができるのが魅力。
市街地には商業施設や医療機関も揃い、田舎過ぎず都会過ぎない絶妙な住みやすさがあります。
大垣市は「都会もあって田舎もある!選べる自由な生活スタイル」をキャッチコピーに掲げ、移住者に多様な暮らし方を提案しています。
市内中心部で便利なマンション暮らしをすることも、少し郊外で庭付き一戸建てでスローライフを送ることも可能で、自分に合った生活ペースを選択できるでしょう。
また、周辺には養老公園や揖斐川など自然も豊富で、週末に少し車を走らせればアウトドアも楽しめます。
移住支援策としては、東京圏からの移住支援金の対象市です。
さらに独自の住宅取得補助や空き家改修補助を実施しており、市外から転入して住宅を新築・購入する場合や空き家バンク物件を改修する場合に経費の一部を助成しています(年度ごと予算・条件あり)。
また、若者定住促進のため、UIターンで地元就職した若年層に奨励金を交付する制度もあります。
子育て環境も良好で、市内に高等教育機関まで揃い、教育水準が高いエリアです。
待機児童も少なく、保育園・幼稚園の受け入れ枠も安定しています。
大垣市は利便性とゆとりの両立を求める方にとって、岐阜県内でも有力な移住候補地となるでしょう。

羽島市は岐阜県南部の濃尾平野に位置し、名古屋からほど近い人口約6万人の市です。
東海道新幹線の岐阜羽島駅を有し、名古屋駅へ新幹線で約10分とアクセス抜群なことから、ベッドタウンとしての人気も高まっています。
市内は平坦な田園地帯が広がり、自然豊かな環境と交通利便性の良さを兼ね備えている点が羽島市の大きな魅力です。
羽島市は木曽川・長良川に囲まれ、水と緑に恵まれた土地柄で、市西部には広大な竹鼻平地林が残り、ホタルが舞う清流も見られるなど自然環境を身近感じられるでしょう。
その一方で、岐阜羽島駅周辺には商業施設やホテルも整備され、新幹線利用客で賑わうなど都市的な側面も持ち合わせています。
通勤面では、新幹線を使えば名古屋・京都・大阪方面へスピーディーに移動できるため、リモートワーク+たまに出社といった働き方にも適したエリアです。
移住支援として、羽島市も東京23区からの移住者に対する支援金交付対象自治体です。
また、市独自に空き家バンクを運営し、登録物件の情報提供やマッチングを行っています。
羽島市の空き家バンク物件を取得し改修する場合、補助金が出るケースもあるので(要確認)、安価にマイホームを手に入れたいUIターン希望者は活用したいところです。
子育て支援では中学生までの医療費を無料化し、高校生についても県の医療費助成対象となります(※高校生医療費無料は県内多くの自治体で実施)。
また第2子以降の保育料軽減策など、子育て世帯の負担軽減にも努めています。
羽島市は新幹線駅がある利点があり、将来的にリニア開業後も在来新幹線が停車する地方都市として価値を維持するでしょう。
名古屋圏勤務のUターン希望者や、東京から地方に移りつつ都市部との往来も必要な方にとって、有力な移住候補となるのではないでしょうか。

郡上市は岐阜県中央部の山間地域に広がる人口4万人弱の市で、市域面積の約9割が森林という自然あふれるエリア。
長良川の源流域にあたり、水がとてもきれいで、日本三大清流の一つ長良川では夏の鮎釣りや川遊びが盛んです。
また、冬になると市内に10か所以上のスキー場がオープンし、スノーボードやスキーを楽しむ人々で賑わいます。アウトドア好きには理想的な環境と言えるでしょう。
郡上市は歴史文化の面でも有名で、毎年夏に開催される「郡上おどり」は夜通し踊り明かす盆踊りの祭りとして全国に知られ、多くの観光客やUターン者が集まります。
郡
上八幡の城下町は古い街並みと清流が調和する美しい景観で、水の町・踊りの町として親しまれています。食文化では長良川の鮎やアマゴ、湧き水を生かした日本酒、郡上ケイチャン(鶏ちゃん)など山川の幸が豊富です。
郡上市も移住支援金の対象地域であり、さらに独自に「郡上移住奨励金」を設けています。
これは令和6年4月以降に市外から転入した49歳以下の移住者で一定条件を満たす方に奨励金を交付する制度です。
他にも、郡上市に住みながら市外(隣接市町など)へ通勤する人に対する通勤費補助や、空き家活用の改修費補助、地域活動への参加支援など手厚い施策が並びます。
薪ストーブやペレットストーブ購入補助金といったユニークな制度もあり、山里ならではの暮らしをサポートしています。
子育て環境も、医療費高校生世代まで無料や3人目以降の子どもへの子育て応援給付(毎年商品券支給)、2人目保育料半額・3人目無料など全国トップクラスの充実度を誇ります。
市内スキー場のリフト券優待まであるのは、郡上市ならではの支援策でしょう。

岐阜県の移住支援情報から各地域の特徴まで幅広く紹介しました。
岐阜県は自然環境・暮らしやすさ・支援制度のバランスが良く、UIJターン先として注目度が高いエリアです。
ぜひ本記事を参考に、理想の移住プランを描いてみてください。
移住に関する詳細情報や最新募集状況は公式サイトや移住相談窓口で確認し、準備を万全に進めましょう。
きっとあなたに合った“ふふふ”と思わず笑顔になる岐阜での暮らしが見つかるはずです。
岐阜県の移住支援金・補助金まとめ|セミナー・イベント情報もご紹介<2025年>は【cazual(カズアル)】日本の地方×アウトドアで公開された投稿です。
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