この講座、募集開始時は実はほとんど申込みが殆どいませんでした。
(結果的に、初回は3名、2回目は7名の方々が参加してくださいました)

それはなぜか?
今更、キャリアコンサルティングの基礎力確認など必要ないと無意識に思っている方が多いのです。
しかし、実態としては、2級キャリア技能検定を第20回より以前に合格している方は、現在の2級レベルの実力を持っているとは言い切れません。
なぜなら、1級・2級キャリア技能士の面接試験は、どちらの試験も、試験初期の頃と、現在求められるレベルがあまりに違うからです。
私は、2級は第2回合格、1級は第5回合格でした。
そのときのレベルで今、1級や2級を受けていたら合格できてはいないと思ってます。
2級キャリア技能検定は第20回前後から急激に面接試験で求められるレベルが高くなりました。
相談者が話したことをそのまま、相談者が本当に相談したいことと捉えると、今の2級試験ではおそらく、不合格となるでしょう。
1級キャリア技能士を目指す講座で、なぜ2級キャリア技能士の話をするかと言うと、1級を目指すのであれば、まずは現状の2級のレベルを把握し、そのレベルを持ち合わせている(実際のキャリアコンサルティングで行える)必要があると私は考えてるからです。
1級合格のためには、指導の勉強からではなく、熟練キャリアコンサルタントして、最低限2級レベルのキャリアコンサルティングが出来た段階から、1級の指導者としての学びに入るほうが早道なのです。
あなたが1級を目指し、2級キャリア技能士合格したのが第20回前後以降であれば、割とスムーズに1級指導を学べるでしょう。
しかし、それ以前の2級合格者であれば、まずは自分の今のキャリアコンサルティングのレベルをまずは引き上げることです。
1級に関しては準備期間は最低1年近くかかります。
いずれにしても、5月に勉強をスタートさせて、早すぎるということはありません。
勉強のスタートして、今、1級キャリア技能士に求められている事をおさえ、そして、自分のキャリアコンサルティングのレベルを確認し、レベルアップすることから始めてみることをお勧めします。
実際に講座では、
・1級試験に出てくる相談者(Aさん、Bさん、Cさん)に対するキャリアカウンセリング
を15分から20分でやっていただきました。
15分で、相談者が相談したいことをつかむという課題でしたが、参加者の皆さんはかなり苦労されていました。
この課題は、2級キャリア技能士レベルなのですが、実際やってみると15分では中々たどりつけないのです。
これは、指導において見落としがちな大きなポイントです。
1級試験は事例指導です。一人のキャリアコンサルタントが事例相談者として相談に来るということを忘れてはいけません。
事例相談者を受容し、共感するということを表面的ではなく、しっかりやらなければ、面接の得点が50点台だろうと、1級合格にはほど遠いと私は思います。
今回の基礎力確認講座に参加頂いた方からこんな感想を頂きました。
この感想を書いてくださった方は1級に求められるものを今回の基礎力確認講座で掴めたようです。
まずは、2級レベルの力をつけること、そのために自分自身がスーパービジョンか事例指導を受けるのが、遠回りのようで近道なのです。

]]>
1級のメルマガ読者から、こんな質問をいただきました。
「ロールプレイをしている中で、相談者とのかかわりでどう感じたか事例相談者に問いかけますが、たびたび抵抗にあい、関係構築が崩れてしまいます。それ以降踏み込んだ質問をする勇気がなくなっています。どうしたらよいのか悩んでおり、良いアドバイスをいただければ、嬉しいです。」
ご質問してくださった方、ありがとうございます。
この状況に、実際の試験で、あるいは練習会でこのようなケースに陥った方は結構いると思います。
そのせいか、試験での事例相談者は意地悪をしてくるという話が出回っているのでしょう。
確かに、最初から、受検生であるあなたを試してやろうという事例相談者もいるかもしれません。
しかし、あからさまに最初から意味なく反抗ばかりするのは事例相談者役として問題があり、どこかで注意を促されていると思います(思いたいです)。
今回の質問内容を読み解いていきます。
「相談者とのかかわりでどう感じたか、事例相談者に問いかけます」
この質問をどの場面で問いかけたかです。
30分の指導面接の中、何度も何度もこの質問をしたら、正直、相談者との関わりがうまく出来ていないとしていないといわれているように感じるのはないでしょうか。
かかわりでどう感じたかを問いかけることで、あなたなら、そこで出てくる話で何を把握しますか?
事例相談者に質問をするからには、何かしら意図をもって質問をすべきと私は考えています。
事例相談者は質問されると、これは何のために聞かれているのかと思うはずです。
聴いたはいいけれど、自分が今日相談したいこと(指導を受けたいこと)に関係するように思えなければ、何度も同じ質問をすればイライラしてくると私は想像します。
相談者とのかかりで感じたことを聴くことで、指導者としてあなたは何を見極めますか。
例えば、
「事例相談者が相談者をどう見ているか(課題がどこにあるのか)を把握するため」
という理由であれば、この質問は、事例相談者のCC視点の課題を明らかにするために質問するということです。
そうであれば、質問した後に、事例相談者に質問の意図を伝え、フィードバックを行う必要があると私は考えます。
そのフィードバック自体が指導ポイントになるかもしれません。
私が書いたように、CC視点の課題を質問するなら、そのとらえ方がどうなのかを指導者であるあなたは回答する必要もあります。
事例相談者に質問する場合に、
・どんな意図で質問するか明確にすること
・質問する内容に、指導者として自分の見解をもっていること
が大切となります。
自分が相談者の課題や、相談者と事例相談者のキャリアコンサルティングの進め方の課題に問題があるというなら、指導者としての見解をもっていなければ、指導はできません。
相手にする質問には、自分も答えをもっていることが重要です。
少々、今回頂いた質問からずれたかもしれませんので、話を戻します。
「たびたび抵抗にあう」には理由があるはずです。
質問ばかりして責められているように思う、事例相談者の解決したいことに結びつく話が出来ていないと感じているからかもしれません。
もう一つの見解として、「抵抗にあう」というのは実は、受検者であるあなたの思い込みかもしれないということです。
事例相談者は抵抗しているというより、あくまでも淡々としていて、あなたにとって「そうです、その通りです!」のような良い反応を見せるとは限りません。
事例指導の進め方に迷いがあり、何が事例相談者の問題か把握できていない、問題が多すぎてどこを指導していいのか定まらないとすると、何度も同じことを聴いたり、自分の発言をすぐにひっこめたりする人が多々見られます。
指導に入ったら、根拠をもって問題点をつき、気づきを促すために客観的に視点(事例ケースに書いてあること、事例相談者話したこと)で話をしてください。
少しでもヒントになれば幸いです。
]]>今回の3ケースの中で、ケース1の相談者が「発達障害」ではないかというご質問をよく受けます。
そもそも「発達障害」の判定をするのは医者であり、その医者も判定するには困難を極め、医者によって診断が下る場合もあれば、そうでない場合もあります。
メンタル不調による疾病名は、ほぼ本人が訴える症状で決まります。
血液検査やCTなどで明確に決まるものではないからこそ、診断が難しく、治療も難しいのです。
ここで私がいいたいのは、相談者が落ち込んでいたり、休みがち、疲れている、コミュニケーションがおかしい、仕事に優先順位をつけられないなどの事象があった場合、「疾病性」にとらわれるのではなく、「事例性」という実際に起きている事実に焦点を当てることを忘れないでほしいのです。
ケース記録に病名が書かれていたとしても、それは相談者が医者の診断によってくだされたものでなければ、相談者や、その周囲、あるいは事例相談者の決めつけや思い込みである域を超えません。
たとえ、医者の診断が何かくだっていたとしても指導の焦点は、そこにはないでしょう。
キャリアコンサルタントの指導試験ですから、疾病についてはリファーするということがあるにしろ、疾病に対して、何か配慮するとか、そこに対応していないことが指導のポイントにはならないと私は考えます。
事例相談者と受検生であるあなた(指導者)は何よりも最初に信頼関係を作ることを意識するでしょう。
しかし、関係構築は仲良くなることだけではありません。
相手の要望は何かを的確につかみ、そこに応えることこそ関係構築の神髄です。
30分の中で後半指導に入ったとき、あなたがSV(指導者)目線で指導をしたとしたら、事例相談者(CC)は自分の話を聴いてくれて理解してくれないと感じ、関係性は崩れる可能性大です。
だからこそ、ケースにある【キャリアコンサルタントが相談したいこと】を無視してはいけません。
指導において、何よりも、CCが相談したいことに応えるのが優先です。
CCが相談したいことには、
・対応に何が不足していたか
・次回の約束にこなかった理由を知りたい
・次回の面談をどう進めるといいのか
・何が悪かったのかわからない
ということが多いです。
この点に指導者として解決策を提示することが何より、事例相談者を動機づけることになります。
ロールプレイが終わったあとの質疑応答が苦手という方がかなりいます。
頭が真っ白になって、何も考えられなくなるという人もいます。
それを防ぐためには、まず、質疑応答で何を質問されるかを
あらかじめ認識しておくことです。
想定される質問として、
・30分の指導ロールプレイを振り返って、良かった点・改善したい点は何ですか
・この事例相談者の課題(あるいは事例の進め方の問題)は何ですか
・事例相談者の問題を事例相談者に気づいてもらうために(共有する)どのようなはたらきかけをしましたか
・今回の指導で出来なかったことを改善するためにどのような研鑽を積んでいきますか
などがあげられます。
これらに答ええられるように準備してください。
]]>事例相談者はどんな人が来るかという話は、受検生であれば、一度は噂を耳にしたこともあるでしょう。
私も対面の講座で私の受検時の事例相談者の印象を話しています。
そのほか、再受検生の方にお話して頂くこともあります。
しかし、これはあくまで、私や、その受検生の方の場合です。
事例相談者役は
・必ず意地悪をしてくる
・愛想がなく、返事が、「あー」とか「そうなんですか」とそっけない
・時に怒って、紙を投げつける、机をたたく
・指導内容を言うと、「そうは思いません」「それが本当の理由ですか」という返事をする
などの話をあなたも聴いたことがあるのではないでしょうか。
情報は重要ですが、鵜呑みにするのはいけません。
事例相談者は意地悪くしてくると決めつけていくということは、その段階で、信頼関係を自ら構築できないと決めていくのと同じですから。
事例相談者が意地悪してくる、態度が悪いと予想するということは、あなた自身に事例相談者を成長させようという気持ちが無意識に閉ざされることになるかもしれないことを覚えておいてください。
また、事例相談者には、
・全く自信がないです。何もかも出来ていません。
・先生に私の悪いところを全部教えてほしいのです。
・すべてに「はい」「そうですね」と一応Yesの反応をする。
というタイプもいるでしょう。
これも罠だとまで思うといきすぎですが、なんでもYesといってきて答えを求めてきて、それにあなたが回答していたら、それは事例指導者をCCとして成長させる指導なのでしょうか。
ケース分析をすれど、事例相談者に対する思い込みのしすぎには注意してください。
ロールプレイ練習時にも、極端な事例相談者役を演じる必要はあまりないと思っています。
30分の指導の形が出来ていないのに、事例相談者役が難しい対応すると練習にならないです。
まずは基本形を確立するところまでは、事例相談者役のひとは、あくまでも普通の対応をしていきましょう。
指導内容として、私たちキャリアコンサルタントが一番言われたくないのは「関係構築が出来ていない」という言葉です。
関係構築が出来ていないと言われたら、基本からすべて駄目と全否定されているような気がして、誰でもカチンとくるでしょう。
とはいえ、関係構築に課題があるとして、あなたはどんな指導を事例相談者にしますか?
これは案外難しいのではないでしょうか。
受容と共感を示すといいんですよと言ったとして、具体的な指導がイメージできますか?
受容と共感を教えるということは難しいことです。
感情の言葉をただ伝え返すことが関係構築ではありません。
最初に距離感を縮め、親しくなることだけでもありません。
是非、関係構築ができていないんですという方への指導も考えてみてください。
]]>2月から始まる1級試験もいよいよ10日ほどとなりました。
面接試験対策は進んでおりますでしょうか。
おそらく多くの方が3ケースの分析を行って対策をたてているかと思います。
事例相談者にどんな課題があるかを検討している方が多いでしょう。
もちろん、事例指導ですから、事例相談者(CC)の課題を明確にして指導することが1級試験では大切です。
あら探しの場ではありません。
試験となるとどうしても、CCのどこが悪かったのかばかりに目を向けがちですが、事例相談者であるCCの良いところも見てあげてください。
どこが出来ているのか、どこを改善するといいのかという視点です。
実際には詳細な事例ケースを当日いきなり見て30分で指導するわけですが、この事例ケースをじっくり読んでいる時間は正直ありません。
私の1級試験の指導方式はオリジナルケースの参考音声のようにある程度、形が決まっています。
>>1級キャリア技能士 実技面接対策 オリジナルロールプレイ音声逐語付き
かなりベーシックな進め方で、キャリア理論が出てきたり、問題点の指摘もすごいなという視点というより、基本的なことだなという指摘です。
1級試験30分において、相談者や事例相談者への分析で、あなた自身が事例を複雑化させていないか注意してください。
ケース1では、相談者が発達障害ではというご質問を受けたことがありますが、大事なのは相談者がどんな病気かではなく、何でこまっていて、それに対して事例指導者がCCとして解決に向けてサポートしたかどうかです。
そこを忘れないでください。
そして試験当日の進め方はあらかじめ考えておいてください。
30分をどう使うのか、時間のシミュレーションは必要です。
どんなにたくさんのロールプレイ練習をしても当日見る事例ケースは、はじめて見る内容だと私は考えます。
というか、文字がいっぱいあって、何が書いているか、緊張もあって読み込めない状況になるでしょう。
だからこそ、自分の指導の形を決めて進めるのです。
どんな事例ケースがきても、確認する事項を前もって決めておくと、事例詳細が読み込めなくとも、事例相談者とのやりとりで面談の様子がわかってくるはずです。
これは一方的に指導を進めろというのではなく、会話のやりとりにおいて、投げかける質問、言い方をかえると事例相談者が面談で話すべき内容を相談者と話したかチェックするポイントを持つということです。
事例ごとに何を確認するのか、皆さん、是非考えてみてください。
私の場合の質問事項のポイントは以下となります。
【SVが事例相談者(CC)に確認していくこと】
■ケース事例にある事例相談者(以後、CCと呼ぶ)が相談したいことを読み上げて、
今回の指導面談でCCが相談したことを改めて確認する。
■面談事例の時期
■CCの環境(業務経歴)について
■相談者の自己理解:
■相談者の仕事理解
■相談者の中長期ビジョン
■相談者の環境
■CCが面談でプロセスを意識して進めていたかの確認
ちなみに、これを30分で全て訊きなさいということではなく、状況に応じて使ってくださいという意味です。
これを全て質問するのは30分では無理ですし、質問攻めになってしまいます。
ただロールプレイをするのではなく、その準備をいかにするかが大切ですので、是非検討してみてください。
]]>面接試験用のケースには3種類(企業・需給・教育)あります。
どのケースがあたるかは、2級と同じくわかりません。
3種類のケース全てに対応できるように準備しておく必要があります。
具体的な準備として、事例相談者(CC)と相談者(CL)の間でどのような相談が行われたのか予想し、その上で、どんな指導をするかを検討する方法があります。
1級面接試験の場合、事例相談者(CC)が直接話す相手であり、面接がどう進んだかは、事例相談者を通じてしか、知ることはできません。
そんなことは当たり前だと、思ったかもしれませんね。
しかし、ここがみそなんです。
事例相談者が話すことが全てです。
指導の根拠となるのは事例相談者が話したことです。
たとえば、事例相談者が「相談者によりそって丁寧に話を聴いた」と答えたら、それを指導者であるあなたは、「違いますよね」とは言えません。
しかし、指導するためには、事例相談者が何が出来ていて、何が課題なのかをあなたはみつけなければいけないのです。
事例相談者に対して質問を投げかけることで、もっと具体的に詳細なCCとCLのやりとりを浮き彫りにして、
事例相談者に
「○○は話していません」
「××は相談者は何もいっていません」
といった課題になるような言葉を引き出すことが重要なのです。
また、事例相談者の癖を想定することも大切です。
ただし、想定しすぎて、本番で相手のことをすぐに決めつけて指導してはいけません。
・解決を急いでしまい、情報提供を早くしてしまいがち
・相談者によりそっているようで、伝え返しや要約がない
・ただただ聴いて終わってしまう
上記のような事例相談者の場合、あなたはどのように指導しますか?
考えてみてくださいね。
ロールプレイ練習をする前に事例を検討すること、そして30分でどう指導をするのか時間の使い方を検討しておくことが重要です。
これは一人でも十分出来る対策ですので、年末年始に是非、取り組んでくださいね。
]]> 前回のメルマガで、実技面接対策教材として
★1級キャリア技能士実技面接対策オリジナルロールプレイ音声DL版+逐語
を提供しますとお知らせしました。
このオリジナルロールプレイ音声とはどんなものですか?という質問を数名の方からお問い合せ頂きました。
そこで、ちょっとだけ、このロールプレイ音声についてご紹介します。
私は初回受検第4回の時は、様子もよくわからず受検しました。
「様子もよくわからず」というのは、受検申込み後の送られてくるケース内容もちろんあるので、2級キャリア技能士のように準備してのぞんだのですが、やはり1級は違うのです。
・相手役である事例相談者が事例ケースを持参してきて、それをもとに指導を進める
・A4白紙用紙が用意されていて、指導の際に自由に使っていいということ
そういったことを知らずに試験にのぞみました。
事例ケースもどんな内容で、どの位のボリュームかを知っているのか、知らないのかで全然違います。
そこで、1級試験と全く同じではないですが、似たような事例ケースを用意して、30分で指導する音声をお届けすることにしました。
指導のスタイルは人それぞれですが、一つ何か指標になるものがあると練習しやすいです。
私が提供するロールプレイ音声では、事例相談者役には割と素直な役割で事例ケースも指導しやすいものを準備しました。
ですので、本試験よりは簡単な内容といえます。
事例ケースとはどんなものか、30分の指導ケースの一例を参考するために活用して頂ければと思います。
今回は3つの事例を用意しましたが、そのケース内容をお伝えしますね。
事例相談者:キャリアコンサルタント(相談歴2年)千葉さん
相談者:Aさん、男性(58歳)
相談者が相談したこと: 約1年後の60歳定年時にその後の雇用形態を選択することになる。再雇用を選択すると収入が約半分になり不安が残る。関連会社への出向を選ぶと収入は同等確保できるが、転勤が余儀なくされ困っているのでどうしたらよいか相談したい。
キャリアコンサルタントが相談したいこと: 60歳以降のキャリアプランについて悩むAさんに寄り添い、どの選択肢を選ぶとAさんとご家族の将来的なマネープランに問題がないかを一緒に考えた。再雇用や出向などについての情報が不足していたので、まずは情報収集するという目標を設定した。
その後、Aさんからの連絡がない。相談者に役立つ支援方法について指導を受けたい。
事例相談者:キャリアコンサルタント(相談歴2年)山崎さん
相談者:Bさん、女性(43歳)
相談者が相談したこと: 再就職したホームセンターで現在パートのグループリーダーになっている。周りと仲良く働いて楽しくやりがいを感じるが、そろそろ正社員になりたいと考えるようになったのでどうしたらよいか相談したい。
キャリアコンサルタントが相談したいこと: Bさんのスキル・能力を整理して正社員へなるために職務経歴書を書くことを目標にした。Bさんは職務経歴書を次回持参して、もう一度来て下さることになった。面談日にBさんは来なかった。なぜ、来なかったのか、何が原因かを指導を受けたい。
事例相談者:キャリアコンサルタント(相談歴2年)高橋さん
相談者:Cさん、女性(23歳)
相談者が相談したこと: 内定先の出版社から思ってもみなかった地方勤務を命じられた。やっと得た内定なのでこのまま就職をするべきであるとは思うが、予想外のことにショックを受けている。周りからもそのまま就職するように勧められているが、正直迷いがあるので相談したい。
キャリアコンサルタントが相談したいこと: 内定先の会社へいくかどうか悩んでいる相談者の気持ちに寄り添った。その上で、内定先に行くメリットとデメリットを整理して次回の面談で意思決定しようということになった。どう進めていいのかわからないので指導を受けたい。
8月6日に1級基礎講座を大阪で開催しました。
東京・福岡・大阪と3カ所の皆さんに参加頂きました。
その1級基礎講座でお話した面接試験の実施方法や中山アカデミーが分析した1級面接試験のポイントについて、メルマガでもお伝えするシリーズ「その2」です。
基礎講座を受講された方はメルマガを読み、再度、講座音声を聞き直すと理解が深まりますよ!
前回は「その1」として、1級面接試験合格のための基本的態度としての指導者としての自覚、姿勢・態度
について説明しました。
今回は、評価区分の中の「関係構築力」について説明していきます。
1級と2級の「関係構築力」の説明で大きく違うのは、相手との関係において、1級は相手を「職業専門家」つまり、プロとして扱うというところです。
単なる事例相談者というだけでなく、プロとして相談を受けている人として、その人の成長を促すような関係性を面談の中で築く必要があります。
プロとして接すると言うことは、キャリアコンサルティングの基礎知識やスキルがあることを前提というか、事例相談者に求めてもいいのです。
事例相談者がたとえば、キャリアコンサルティングのプロセスを意識せず、相談をしていたなら、その点を指摘し、プロセスを知らないといったら、それはキャリアコンサルタントとしては不可欠な知識なので指導する必要があると言えるでしょう。
少なくとも、昨年、国家資格キャリアコンサルタントが誕生した今、キャリアコンサルタントを名乗っている場合は、キャリアコンサルティングについて勉強して試験を受けた人だということは言えます。
とはいえ、事例相談者の成長を促すために間違えや知らないことを注意指摘するばかりだと、事例相談者の気持ちもへこみますよね。
事例相談者に対して、指導とはいえ、受容的・共感的であることを忘れてはいけません。
]]>東京・福岡の1級基礎講座でお話した面接試験の実施方法や中山アカデミーが分析した1級面接試験のポイントについてお伝えしていきます。
なかなか口頭でないと伝わらない部分がありますが、説明できる部分はお伝えできるよう頑張ります!
1級面接試験合格において、基本的態度として、指導者である自覚、姿勢・態度が非常に重要です。
それは協議会の資料にも記されています。
私自身が第4回受検すると決めるまで、そして受検時も指導者として事例相談者に対して毅然と振る舞えるか自信がありませんでした。
指導の進め方や根拠について、自分自身でまとめきれていなかったので、そう指導を進めるのか、自信が持てなかったのです。
しかし、ここがすでに指導者として駄目なんだなと今では思います。
試験で求められる指導者レベルには、指導に対して毅然とした態度(プロの姿勢)が求められているということです。
これは自信過剰だったり、ただ強気で語調が強いということではありません。
事例指導者が信頼できるような説得力ある論理的な説明なしの指導では、どんなに強気で、指導者っぽく話しても、それは相手が受入れないでしょう。
指導者としての毅然な態度をとりながらも、相手(事例相談者)を否定するのではなく、成長させるという意図を伝えられることが合格の秘訣の一つだと考えます。
毅然とした態度とは、
などに表われると分析しています。
]]>今回は、選択肢問題解答のヒントをお伝えします。
選択肢問題は、企業・需給・教育の3つの分野から1つを選びます。
この選択問題を選ぶということが一つ目のポイントです。
試験当日に3種類の問題内容を見て、どれにするか決めるのでは時間のロスです。論述は多くの人が時間ぎりぎりになるので、問題を選ぶところに時間などかけている暇はありません。
事前にどの分野を選ぶのかを決めておきましょう。
ここで自分の専門分野は企業だから、「企業分野」を選択すると決めるのは少々もったいないです。
私が受検した4回、5回、そして昨年受検サポートした第6回を見て、論述でも「企業分野」が一番解答に苦労する気がします。
専門分野で知識が豊富とはいえ、解答をまとめるのに悩ましい度合は、企業>受給>教育の順番だと個人的に思っています。
現に論述試験添削サポートさせていただいた方(昨年の実技対策コース受講生)は、自分の専門分野以外で、選択問題を選ん方も多く、その種類だけを徹底練習していました。
どの問題が自分にとって解答しやすいのか、そういう視点ももってください。
では、具体的に第6回の選択肢問題を見ていきましょう。
1級らしい指導者視点で解答する問題です。
しかしながら注意したいのは、私が実際に犯したミスなのですが、120分という長い試験時間のせいか、焦っていたのか、必須問題をといた流れで選択問題に入って、この問1をなんと相談者の抱える問題と勘違いして書いてしまったことに最後の振り返り気付き、冷や汗を書きました。
試験当日緊張しがちな方、論述試験に苦手意識を持っている方は案外、こういったケアレスミスをするので、そういった点も注意してきましょう。
ここで、受験生が気になるのが「優先して取り組むべき目標」という言葉です。
「優先」という言葉にとらわれすぎると、その順番に悩み、解答時間が大幅にとられ、時間切れという事態が最悪発生します。
優先順位が決められない場合、まずは書いてみるということが大切です。
そして、目標と支援方法は1対1で対応した内容になって矛盾がないか、そういった当たり前の視点も忘れないでください。
毎回、何を問われているのかわからないという受験生が多いです。
試験作成者が何を求めているのかを考えてください。
1級は指導者であり、事例相談者を支援するために、自分だけで支援するのではなく、ネットワークや環境にどうかかわるのか、あるいは、事例相談者にそういった関わる視点をどうもってもらうのかを考えるのです。
1級論述は書きたい内容がたくさんあるのに、回答欄は非常に狭いという印象です。
それでも、内容は読める字の範囲でできるだけ多く書いたほうが、得点をとりやすいでしょう。
おそらく加点方式なのでは?と思うことがあるので、できるだけ沢山の視点で解答してください。
回答欄があいているなどという、もったいないことはしないほうがいいです。
]]>