
イラストNo.cif067
イラストは、発売中の拙著「BLOF理論で有機菜園」に描いた1コマ。
新鮮な野菜たちと一緒に、家族が楽しげに行進しているようなポップなイラストを描きました。
トマトやカボチャ、ナスといった色鮮やかな巨大野菜の森を抜けていくのは、スイカやキャベツなど野菜モチーフのユニークな傘をさしたママとパパ、子供たち。
見ているだけでビタミンが補給できそうな、カラフルで元気いっぱいの世界観を表現しました。
今年もまた、本格的な家庭菜園シーズンの始まり。
初心者でも驚くような収量、甘く濃く、栄養価の高い野菜がつくれる秘密とは?
書籍の内容は、こちらの記事で紹介しています。
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イラストNo.nst009。
鮮やかなブルーの背景に、ストライプのシャツワンピースを着た女性を描きました。
少し身を乗り出してこちらを覗き込むような仕草と、後ろ手に持った赤いミニバッグがアクセントになっています。
すっきりとしたシンプルな線画を活かし、どこか懐かしさを感じるシティポップやレトロポップな雰囲気に仕上げました。
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1995年公開の映画、岩井俊二監督、中山美穂主演、「Love Letter」をアマプラで観た。
井上新八さんの本、「時間のデザイン」で、この映画のことが紹介されていたのをふと思い出して、観たくなったから。
婚約者を亡くした渡辺博子は、忘れられない彼への思いから、彼が昔住んでいた小樽へと手紙を出すと、来るはずのない返事が返って来る。。
それをきっかけにして、彼と同姓同名で中学時代、彼と同級生だった女性と知り合うことになり…
手紙というアナログな手段で過去と現在が交錯し、風化してしまった記憶や感情が動きだしていく。
映画では中山美穂が一人二役を演じています。
中山美穂、今さらながら、本当に素敵な女優さんだったんだなとまず感激。このとき彼女は25歳。
手紙を読むときの微笑、記憶に触れたときの沈黙、表情一つで繊細な感情を語る演技、どれも素敵だなあとあらためて思う。
豊川悦司演じる秋葉は、ちょっといい人過ぎない?と思うくらい好人物でした。
「手紙」という形で、ていねいに言葉を選び、思いを綴ることは、今ではほとんどなくなってしまったし、僕も誰かに手書きで手紙を書くことなんてほぼなくなってしまった。でも、手紙ってやっぱりいいものですね。
思いを込めて、時間をかけて、せっせと手紙を書く。便箋や封筒、ボールペンや万年筆はどれがいいか、インクは何色がいいか、そんなことをあれこれ考えて選ぶ。
内容もだけれど、手書きの文字や、選んでくれた封筒や便箋から、相手の存在や思いが伝わってくる。
僕の20代後半くらいまではギリギリまだそんな時代でした。当時つきあっていた女の子に、よく手紙を書いていたことを思い出します。
ちなみに、中学生時代を演じる酒井美紀、柏原崇は、ドラマ「白線流し」の雰囲気そのままで、ほんとに懐かしかった。彼女たちが登場するとは予想もせずに観たので、感激ひとしおでした。
ネットで調べてみたら、「白線流し」は「Love letter」公開の翌年、1996年放映。ほぼ同じ時期です。
温かくて切なく、心地よい余韻がじわーっと長く残る、そんな映画でした。
いい映画でした。観られて本当に良かった。
自分自身の過去への手紙を読んでいるような、そんな気持ちにもなりました。
それではまた。
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図書館で見かけ、久しぶりに手に取ったアガサ・クリスティー「葬儀を終えて」。
クリスティーを最後に読んだのは、もう20年以上前。戯曲「ねずみとり」が最後だった。
その何年か後に、ロンドンへ舞台を見に行ったから、よく覚えている。
今回「葬儀を終えて」を読み、やっぱりクリスティーは面白い!巧い!と感じた。
「葬儀を終えて」は、謎めいた遺産相続と家族間の複雑な人間関係が巧みに描かれた作品で、彼女の生涯で60本以上書かれた長編小説の中でも、傑作といわれている。
クリスティーの最も有名な探偵であるエルキュール・ポアロが登場する作品。
文庫本で約480ページ。彼女の長編小説の中でも、かなり長い作品の部類に入るだろう。
舞台は、大富豪の死後に開かれる遺産相続の場。兄の死をきっかけに、兄弟姉妹が一堂に集まる場面から物語が始まる。
まさに、古典的ともいえる「本格推理」モノらしい始まりだ。
序盤は、大勢の登場人物の紹介が淡々と続く。
物語が動きはじめる32ページ目まで、クリスティーに慣れていない人には、じゃっかん退屈に感じるかもしれない。
でもそこを乗り越えると、一気に物語が転がりはじめ、面白くなっていく。
結末は非常に衝撃的で、古い作品だが、ミステリーファンを十分に満足させる内容だと思う。
今回久しぶりに読んであらためて感じたのは、クリスティーはテレビドラマや映画で見るよりも、小説で読む方が断然面白いということだった。
たんにストーリー展開やトリック、結末の意外性だけに面白さがあるのではなく、個性的で生き生きとした人物たち、それぞれの心の中にある愛憎、欲望、嫉妬、弱さ、孤独といった普遍的なテーマが掘り下げられていく。
その描写が、推理小説という枠を超えてとにかく面白いのだ。
たとえば東野圭吾の作品は映像で見ても十分面白いけれど、クリスティーの面白さは、小説じゃないと味わえないと思う。
ちなみに、クリスティーは1890年生まれ。
「葬儀を終えて」は1953年に刊行された小説だから、彼女が63歳の時に書かれた作品だ。
ポアロものの25作目にあたる。
クリスティーは、この話をどのくらいの時間をかけて書いたのだろう?
着想から始まり、どんなメモをとり、この長い物語を執筆していったのだろう?
僕は読みながら、途中何度も、クリスティーが実際に書いている姿を想像してみた。
パソコンのなかった時代。
物語が佳境に入り、結末に近づくにつれ読者が先へ先へと読み急ぎたくなってくる中で、作者自身もはやる気持ちになったに違いない。
その感情を抑えて、急ぎすぎず、バランスを失わず、どんなふうに1文字1文字書き進めていったのだろう?
彼女が63歳でこの作品を書いたというのは、本当にすごいことだなあと思う。
自分がその年齢になったとき、情熱を持って何かに向き合えているだろうか?
人生、まだまだこれから、やれることはたくさんがあるのだ。そんな励まされた気持ちになった。
「葬儀を終えて」をきっかけに、図書館にたくさんあるクリスティの本を、あらためて1冊1冊楽しんで楽しんでいきたいなと思う。
それではまた。
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ずっと手をつけられずにいたイラストギャラリーの整備を今朝から始めました。
今掲載しているものは、制作した作品のほんの一部で、今後は出来るだけこまめに更新していきたいと思っています。
こういう作業って、こまめにやっていけばたいしたことないのに、貯めてしまうと大変ですね。
何度も反省しているんですが、今度こそ、続けられるようにしたいと思います。
そういうわけで、今朝描けき終えたばかりの作品を1点アップ。
「BLOF理論で有機菜園」に続き、第二弾として出版に向けて描いている本の、冒頭の漫画に登場する女の子「七海ちゃん」です。
新しい登場人物。
それではまた。

6:00起床。
いつも4:30半か5:00には起きるのだが、昨夜はウツの薬を飲んだせいで、遅い起床になった。
起きて、いつものようにノートやNotion、Dynalistを見返して、頭の整理。
6:40、家庭菜園のインスタに投稿。
7:00から、イラスト制作開始。ラフの締切が7/18。
まだ時間はあるが、ウカウカしていると、後で慌てることになる。
逆算して、すでにある程度進めているから、2、3日前には仕上がるだろう。
なにごとも、前倒しで。

10:00にジムへ。去年の4月から通い始めて、今日で168回目。
前は週に2、3回通っていたのだが、最近はなかなか時間がとれなくて、週に1回、土曜日に行くルーチンになっている。
ジムの広いお風呂は気持ちがいい。
買い物をして帰宅し、15:00までイラストラフの続き。
今朝から背景の作画にとりかかっている。
ひたすら手間がかかる地味な作業。一気にやろうとすると心が折れるので、嫌になりそうになったらいったん手を止め、読みかけの本を少し読んだり、別の作業に移る。
毎日少しずつ進むのが、結局一番効率がいい。
精神衛生上も。
それではまた。
こんにちは。三澤です。
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それではまた。
30年以上前に出会った本、村上春樹の「風の歌を聴け」を久しぶりに読み返す。
読むたびに異なる印象を受ける不思議な小説。
初めて読んだのは十代の後半で、その時にはその断片的な文章や、明確なストーリーのない展開が新鮮で魅力的だった。
再読するたびに、春樹さんの処女作であるこの作品の持つ魅力が、じわじわと染み込んでくる。
一人称の語りで進む『風の歌を聴け』。
主人公である「僕」は、1970年の夏、大学の休暇で故郷に戻り、親友の「鼠(ねずみ)」や、ジェイズ・バーのバーテンダーと過ごす。
そこでの会話や些細な出来事が淡々と描かれていく。
明確な事件はほとんど起こらない。
でもこの「何も起こらない」ことが、逆に読者の心に引っかかる。
村上春樹の小説には、「喪失」と「孤独」というテーマが繰り返し登場する。
主人公の「僕」は、どこか現実世界との接点を持ちきれず、物事を傍観するような姿勢をとる。
彼の語るモノローグには、哲学的な問いや、文学・音楽・映画への言及が散りばめられていて、彼自身の思索がそのまま読者に流れ込んでくる。
『風の歌を聴け』のもう一つの魅力は、シンプルで独特のリズムを持つ文章。
この作品は、レイモンド・チャンドラーやカート・ヴォネガットの影響を強く受けていると言われていて、短いセンテンスや皮肉交じりの言葉遣いが印象的。
特に、ヴォネガットの「少ない言葉で多くを語る」スタイルが色濃く反映されているように思う。
村上春樹の小説は「翻訳文学のようだ」ともよく言われる。
まるで英語の小説を日本語に訳したような、独特のリズムを持っている。
この文体が、軽やかでありながらどこか寂しさを感じさせる要因になっている。
『風の歌を聴け』を語る上で欠かせないのが、「鼠」というキャラクターの存在。
鼠は裕福な家庭に生まれながらも、その生活に満足できず、漠然とした不安や閉塞感を抱えている。
主人公とともにバーで酒を飲み、人生について語り合うものの、解決策が見つかるわけでもない。
「鼠」は、その後の『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』にも登場し、やがて主人公と決別することに。
本作の時点では、彼はまだ何者にもなれず、何をすべきかも分からず、ただ漠然とした未来への不安を抱えている。
そんな彼の姿に、若い人たちが共感する部分も多いのではないかと思う。
『風の歌を聴け』は、明確なストーリーや派手な展開がないにもかかわらず、読み終えた後に不思議な余韻が残る作品。
それは、おそらくこの小説が、人生のある一時期を切り取った「青春の断片」でありながら、同時に「喪失」を描いているからだろう。
何気ない会話、夏の終わり、そして何者にもなれないまま過ぎていく時間——それらが、読者の中にある過去の記憶と結びつき、懐かしさや切なさを呼び起こす。
デビュー作でありながら、すでに村上春樹の世界観が確立されていることにも驚かされる。
読み返すたびに新たな発見がある作品。
『風の歌を聴け』は、人生のどこかのタイミングでふとまた読み返したくなる、そんな一冊なのかもしれない。
あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない。
僕たちはそんな風にして生きている。
村上春樹, 「風の歌を聴け」
変わりなく過ぎていくように見える毎日でも、昨日とまったく同じ1日はない。
出会った人とはいつか必ず別れがきて、自分も周囲も絶えず変化していく。
いつも心に留めておきたい言葉。
それではまた。
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こんにちは。三澤です。
家庭菜園初心者の人には、キャベツはハードルが高い、難しそう、と思っている人が多いんじゃないでしょうか?
最大の難関は害虫。
モンシロチョウが飛んできて、あっという間に穴だらけにされてしまうイメージがあるからだと思います。
でも大丈夫!
消毒も農薬も、防虫ネットすらなしで穴が開かない秘訣があります。
ポイントは、
「光合成で作られる炭水化物をいかにたくさん作れるか」
とくに秋作では、初めてでも決して難しくありません。
そのためには、2つのポイントが大切になります。
以下の記事も合わせて参考にしてください。
それではまた。
こんにちは。三澤です。
発売中の書籍「BLOF理論で有機菜園」、巻頭に描いた漫画、6ページを全カットをYoutubeにアップしました。
家庭菜園の悩みはほぼ共通していて、大きくは5つ挙げられます。
病気になる、虫がつく、収穫量が少ない、甘くない、美味しくない。
本書では、本題に入る前に、よくある家族の様子を、冒頭の漫画で描きました。
「野菜の作り方」の本を何冊も買って、その通りに育てているのになんで?
どうしたら野菜が、化学農薬、化学消毒なしでも元気に育つの?
「野菜の作り方」の本を何冊も買って、その通りに育てているのになんで?
どうしたら野菜が、化学農薬、化学消毒なしでも元気に育つの?
→ 野菜が本当に健康に育つと、農薬も消毒も必要なくなります。
本書「BLOF理論で有機菜園」は、野菜づくりのもっとも基本的で大切な課題に、正面から答えた本です。
良く育つ理由、逆に上手くいかない理由を知り、ポイントさえ押さえれば、楽してズボラな栽培でも、良い野菜が採れるようになります。
こんにちは。三澤です。
ほうれん草は発芽が難しい、よく育たないという悩みがよく聞かれますが、ポイントさえ押さえれば、初心者でも手間いらずで簡単に育てられる野菜です。
この記事を読んでいただくと、そんな問題が解決します。
ほうれん草は、うまく発芽が揃えば80%以上は成功も同然と言えます。
ホウレンソウの種は殻が硬いので、一晩水につけ、その後キッチンペーパーなどで包んで冷蔵庫に3〜4日置くと芽が出始めます。
日数は品種にもよるので、途中で様子を確認してみて、まだ芽が出ていないようならもう2、3日おいてください。
写真は、100円ショップで購入したケースに種を入れて、水に浸けた様子です。
水は種がしっかり浸かる程度、そんなにたくさん入れなくて構いません。
冷蔵庫に入れてから7日目の写真です。
ここまでしっかり出なくても、白い芽が見え始めてたくらいで蒔いても構いません。
今回はしっかり芽出しを行いました。

こちらは去年の写真。この時は、表面が青くコーティングされた種子でした。
ほうれん草に限らず、コーティングされた種は様々あります。
コーティング種子は、種を粘土鉱物で包んで玉状にし、種を蒔きやすくしたり、雑菌から守るように処理してあります。
この方法で種まきを行えば、12月初旬ぐらいの寒い時期の種蒔きでも、確実に育ちます。
ただし大切なのは、土のpHは6.5〜7前後に調整しておくこと。
発芽が100%でも、酸性土壌では育ちません。
pHは6.5以下では、そもそも芽が出ない、芽が出ても大きくなれない、黄色くなって枯れてしまう、ということが起きます。
正確には土壌分析を行って土の状態を知るのがベストですが、家庭菜園で「そこまでしなくてもいい。したくない」という場合は、数百円程度で手軽に購入できるリトマス試験紙や、酸度測定液で土のpHを測ってみます。
ホウレンソウの基本的な特徴、種まきのポイントや肥料については、以下の記事を合わせて参照してください。
それではまた。
5月24日、タマネギの葱坊主を発見。
おっとっとて感じです。
基本、タマネギに葱坊主をつけてはいけないので。。。
ただ、今回元肥に強気でチッソ入れたわりには、植えたうちで葱坊主が出たのは1苗だけ。
悪くありません。
どのくらいで肥料のバランスを取るか、タマネギ栽培ではいつも少し悩みます。
4月に葱坊主があらわれたらハサミで切って栽培を続けるところですが、すでに5月下旬。
玉はすごく大きいわけではないけど小さくもない。
ということで、新タマネギを初収穫しました。
もう一つの理由は、早めに植えてしまった人。
冬を迎える前に生長させすぎてしまった場合です。
4月にとう立ちしてしまったら、出来るだけ早く蕾を切って、玉に栄養が行くようにします。
5月〜6月にとう立ちしてしまったら、収穫してしまいます。
玉が小さめでも収穫してしまいましょう。
そのまま置いておいても、中が硬くなってしまい、美味しいタマネギになりません。
とう立ちの時期によって、とう立ちしている部分を切るか、収穫するかを判断します。
それではまた。