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]]>The post デング熱およびジカウイルス感染症の新薬創出に向けた、エーザイおよび新規パートナー 国立健康危機管理研究機構との共同研究に対するGHIT Fundによる継続支援が決定 first appeared on DNDi Japan.
]]>本プロジェクトは、2024年に開始されたGHIT Fund支援による化合物スクリーニング研究の成果を基盤としています。エーザイとDNDiはこれまでに、デングウイルスおよびジカウイルスに対して活性を示す複数の化合物を同定しました。本Hit-to-Leadプロジェクトでは、これらのヒット化合物の最適化を進め、新たな抗ウイルス治療薬となり得る有望なリード候補化合物の創出を目指します。
本プロジェクトの革新性は主に二つの点にあります。第一に、現在承認された治療薬が存在しないフラビウイルス感染症に対し、新規のメカニズムを標的とした抗ウイルス薬の創出を目指している点です。これにより、薬剤耐性や新興ウイルスへの対応力の強化につながり、将来的な治療選択肢の拡大が期待されます。
第二に、本プロジェクトではAIを活用した創薬アプローチを採用している点です。化合物特性を予測するAIモデルと生成AIを組み合わせることで、DNDiおよびパートナーは抗ウイルス活性と医薬品として適した性質の双方を効率的に最適化し、従来の創薬化学の手法と比較して「設計・合成・評価(design–make–test)」サイクルの効率化を図りながら、有望なリード候補化合物の同定を目指します。このようなAI支援型の創薬は、研究資源が限られる顧みられない疾患分野において特に有用であり、今後の創薬研究のモデルとなり得ます。
本プロジェクトはエーザイが主導し、AIを活用した創薬化学研究に取り組みます。DNDiは抗ウイルス活性評価および安全性薬理評価を実施し、リード候補化合物の選定を支援します。また、新たに参画したJIHSは、多様なウイルス株および細胞系を用いた抗ウイルス活性評価を行うとともに、候補化合物の作用機序の解明を担います。
デング熱およびジカウイルス感染症は、サハラ以南のアフリカ、南アジア、東南アジア、南米を中心に流行する主要なフラビウイルス感染症であり、マラリアと同様に蚊によって媒介されます。気温上昇や降雨パターンの変化などの気候変動の影響により、これらの感染症の流行域および規模は拡大しています。世界では数十億人が感染リスクにさらされている一方で、有効な抗ウイルス治療薬は存在していません。こうした状況を踏まえ、喫緊の課題として、病態の進行を防ぐ新たな治療薬の開発が切実に求められています。
デング熱およびDNDiの取り組みについての詳細はこちらをご参照ください。デング熱 | DNDi Japan
DNDi について
Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとに、安全で有効、かつ手頃な価格の治療法を届けることを目的とした非営利の医療研究組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病(別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、寄生虫疾患、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎などに対する医薬品の研究開発を行っています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける疾患への対応を研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の官民パートナーと協力し、6つの致命的な疾患に対する新たな治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。アフリカ睡眠病向け治療薬、アコジボロールはDNDiが開発した14番目の新しい治療薬です。www.dndi.org|www.dndijapan.org
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
DNDi Japan 広報担当 野田 葉子
ynoda@dndi.org/ 電話: 070-4465-5453
Vinicius Berger-DNDi
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]]>The post リーシュマニア症に対する新規経口薬の開発を目的としたGHIT Fundによる支援決定 first appeared on DNDi Japan.
]]>DNDI-6174は、独自の作用機序を有し、内臓リーシュマニア症(VL)のみならず、皮膚リーシュマニア症(CL)やシャーガス病などを引き起こす幅広いキネトプラスト類寄生虫に対する活性を有する新規経口薬剤候補です。本プロジェクトの目的は、DNDI-6174をヒト初回投与試験(第I相臨床試験)へと進め、安全性および薬物動態に関する重要なデータを取得することです。
リーシュマニア症は世界的に深刻な公衆衛生上の課題です。毎年、VLは5万〜9万人、CLは約60万人の新規症例が世界で発生していると推定されています。現在VL症例の73%が東アフリカに集中しており、そのうちの約半数が15歳未満の子どもです。2024年には、世界保健機関(WHO)と東アフリカの蔓延国が、この地域におけるVLの公衆衛生上の問題としての制圧を目指す新たな枠組みを立ち上げました。しかしながら、依然として治療には多くの課題が残されています。具体的には、副作用の懸念、治療期間の長さ、入院の必要性、コールドチェーン(低温物流)への依存といった課題が挙げられます。さらに、寄生虫の種の違いや薬剤耐性の存在により、東アフリカでは他の地域と比べてVLの治療がより困難となっています。
DNDI-6174は、こうした課題への対応が期待される新規化合物です。寄生虫に対して、新規標的に基づく作用機序を有し、前臨床試験では高い有効性と良好な安全性が示され、完全治癒の可能性も示唆されています。経口投与による低用量・短期治療が期待されることから、医療資源の限られた地域での使用にも適しています。また、本化合物は、開発パイプラインにある他の新規化合物との併用療法においても、有望な候補と位置付けられています。
本プロジェクトでは、製剤開発および治験薬の供給に加え、健常な成人ボランティアを対象とした単回用量漸増(SAD: single ascending dose)の第I相臨床試験を実施します。本試験は、規制当局および倫理審査の承認取得後、マレーシアのアンパン病院(Ampang Hospital)で実施される予定です。さらに本プロジェクトでは、生体サンプル中の薬物濃度を測定・解析するためのバイオアナリティカル手法や、薬物動態(PK)を予測し用量設定に役立てるためのモデリング手法を活用します。これにより、本化合物の薬物曝露の理解が深まり、将来の臨床試験における適切な用量選択が可能となります。
安全性と有効性が確認されれば、DNDI-6174は、短期間で完結する経口治療の選択肢を提供し、WHOの制圧目標の達成を後押しする可能性があります。これにより、長期の入院やそれに伴う家族の負担が軽減され、親の早期就労復帰や子どもの早期就学再開が可能となるなど、患者の負担軽減と生活の質の向上が期待されます。また、患者がより身近な一次医療施設で治療を受けられるようになり、医療へのアクセス向上にも寄与します。さらに、複数の寄生虫疾患に対する効果が期待されることから、持続可能な医薬品アクセスおよび供給体制の強化にも貢献する可能性があります。
DNDiはプロジェクト全体の統括・管理を担い、臨床試験のスポンサーとして、医療、薬事、科学面の活動を統括します。エーザイは、治験薬の開発および供給を担当します。
内臓リーシュマニア症(VL)および皮膚リーシュマニア症(CL)について、またそれらの疾病に関するDNDiの取り組みについての詳細は、こちらをご参照ください。皮膚リーシュマニア症 | DNDi Japan 内臓リーシュマニア症 | DNDi Japan
DNDi について
Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとのために、安全で効果的、かつ安価な治療薬・治療法を発見、開発し、提供する非営利の研究開発組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病 (別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、寄生虫疾患、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎に対する医薬品を開発しています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける病気などを研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の産官学パートナーと協力し、14種類の新しい治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。アフリカ睡眠病向け治療薬、アコジボロールはDNDiが開発した14番目の新しい治療薬です。www.dndi.org|www.dndijapan.org
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Lameck Ododo-DNDi
The post リーシュマニア症に対する新規経口薬の開発を目的としたGHIT Fundによる支援決定 first appeared on DNDi Japan.
]]>The post DNDiおよびエーザイの共同による、真菌性マイセトーマに対するホスラブコナゾールの グローバル試験と薬事承認に向けたプロジェクトに対するGHIT Fundの支援が決定 first appeared on DNDi Japan.
]]>東京/ジュネーブ – 2026年5月12日 – DNDi(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ)は、真菌性マイセトーマに対するホスラブコナゾールの多国間臨床試験および承認に向けたプロジェクトに対し、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)から3億3,100万円(約180万ユーロ)の新たな支援が決定したことをお知らせします。本支援により、医療資源の限られた疾病蔓延地域に暮らす患者のニーズに応えるよう設計された新規経口抗真菌薬であるホスラブコナゾールの開発を前進させ、真菌性マイセトーマ患者に新たな治療薬を届けることを目指しています。
本プロジェクトの目的は、真菌性マイセトーマの治療薬として開発中のホスラブコナゾールについて、疾病蔓延地域の多様な環境下における有効性、安全性および薬物動態に関する追加的な臨床エビデンスを創出し、WHOの推奨取得および疾病蔓延国における将来的な薬事承認につなげることです。これには、真菌性マイセトーマの主な原因菌の一つであるMadurella mycetomatis以外の原因菌に対する有効性に関するエビデンス創出も含まれています。
真菌性マイセトーマは、時間をかけて進行し、組織を破壊していく深刻な「顧みられない熱帯病」で、身体障害、手足の切断、さらには収入の喪失や社会的偏見につながることが少なくありません。本疾患は主に、アフリカ、アジア、南米の医療資源が限られた農村部の人々に影響を及ぼしています。正確な実態は十分に分かっていませんが、世界全体では10万人以上がこの病気を抱えている可能性があり、毎年数千件の新規症例が発生していると推定されています。
ホスラブコナゾールは、エーザイ株式会社が創製し、日本では爪白癬治療薬として承認されている経口アゾール系抗真菌薬です。スーダンで実施された真菌性マイセトーマに対する第II相臨床試験において良好な安全性と有効性が示唆されており、真菌性マイセトーマ患者にとってより負担の少ない新たな治療選択肢となる可能性があります。現在の真菌性マイセトーマ治療薬は、長期間にわたり毎日服用する必要があり、副作用も見られることから、治療の継続が難しいことが挙げられています。一方、ホスラブコナゾールは週1回の服用で、食事と一緒に服用する必要がなく、薬物間相互作用のリスクも低いことから、特に農村地域においても治療を継続しやすいという利点があります。また、服用錠数が少ないことで、薬剤の配送コストや患者の費用負担を抑えることができ、より広く利用しやすい手頃な治療法となることが期待されます。
マイセトーマおよびDNDiの取り組みについての詳細はこちらをご参照ください。
マイセトーマ | DNDi Japan
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Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとのために、安全で効果的、かつ安価な治療薬・治療法を発見、開発し、提供する非営利の研究開発組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病 (別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、河川盲目症(別名オンコセルカ症)、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎に対する医薬品を開発しています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける病気などを研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の産官学パートナーと協力し、14種類の新しい治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。アコジボロールはDNDiが開発した14番目の新しい治療薬です。www.dndi.org|www.dndijapan.org
Photo credit: Lameck Ododo-DNDi
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]]>The post DNDiとサノフィ社が開発した「アコジボロール・ウィンスロップ」が、アフリカ睡眠病の最も一般的な病型に対する3錠単回服用の治療薬として欧州医薬品庁より肯定的見解を取得 first appeared on DNDi Japan.
]]>* ガンビア・トリパノソーマ症 (Trypanosoma brucei gambiense); 西アフリカおよび中央アフリカで見られる最も一般的なアフリカ睡眠病の病型
欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)は、成人、および12歳以上かつ体重40kg以上の患者における、ガンビア型アフリカ睡眠病の初期および後期の両ステージに対する単回経口治療薬として、アコジボロール・ウィンスロップ(以下、アコジボロール)に肯定的見解を示しました。
EU-M4all(EU-Medicines for allの略。欧州連合(EU)域外の国々における承認を目的とした医薬品に適用される制度)を通じて示されたCHMPの肯定的見解は、アコジボロールが EU 基準を満たしていることを裏付けるものです。この制度にはWHO の疾病専門家や蔓延国の規制当局が関与しており、従来十分な治療法がなく、深刻な医療ニーズのある疾病を対象として適用されます。今回の決定は、主要な蔓延国であるコンゴ民主共和国(DRC)での新薬アコジボロールの承認を後押しするとともに、WHOが進めるアフリカ睡眠病治療ガイドライン改訂に向けた重要な基盤を築くものです。これにより最終的には、中央・西アフリカの蔓延国全域で、本薬がより広く利用可能となることが期待されます。
DNDi とサノフィ社が共同開発したアコジボロールは、蔓延国で承認されれば、現行治療から大きく前進する可能性があります。既存の治療では、10日間の服用、進行例では注射剤と経口薬の併用が必要とされています。
「わずか20年の間に、深刻な副作用を伴うヒ素系の複雑な治療から、一度の服用で安全に患者を治療できる時代に到達しました」とDNDi代表のルイス・ピサロ医師は述べています。「この進展は、協働による科学の力を示すものであり、過去1世紀にわたりアフリカで数百万人の命を奪ってきたアフリカ睡眠病の制圧に、私たちが確実に近づいていることを示しています。」
アフリカ睡眠病(別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)は、トリパノソーマ原虫(トリパノソーマ属の寄生虫)に感染したツェツェバエに刺されることで伝播し、治療しなければほぼ確実に死に至ります。初期には頭痛や発熱がみられ、後期になると寄生虫が血液脳関門を突破して中枢神経系に侵入し、けいれん、睡眠障害、攻撃的行動、混乱、昏迷といった行動異常、認知障害、神経症状を引き起こします。
DNDi は DRC とギニアで、国家アフリカ睡眠病対策プログラムと連携して第II/III相臨床試験を実施し、サノフィ社が承認申請を行いました。CHMP の肯定的見解は、DNDiおよびパートナーから提供された臨床・非臨床データに基づいており、第II/III相臨床試験(Lancet Infectious Diseases誌に掲載)では、初期・後期いずれのステージでも、投与後18カ月時点で最大96%の治療成功率と良好な安全性プロファイルが示されました。
「アコジボロールの開発と今回の肯定的な科学的見解は、アフリカ主導による科学が大きな成果を収めたことを示しています。これは、アフリカ大陸の最も遠隔かつ往来が難しい地域で、最先端の医薬研究を進めてきたアフリカの医師や研究者たちのたゆまぬ努力の結晶です」と、DRCの国家アフリカ睡眠病対策プログラム・ディレクター、エリック・ミアカ医師は述べています。
1998年には、ガンビア型アフリカ睡眠病の報告症例は約4万人に上り、推計30万人の未診断例が存在しました。当時、後期患者に使用できた唯一の治療は、深刻な副作用を伴うヒ素系の注射剤でした。その後20年以上にわたる研究開発への投資により、2009年にニフルチモックス・エフロルニチン併用療法(NECT)、2018年に初の経口薬フェキシニダゾールが開発され、治療は大きく改善しました。2024年には報告症例は600人未満にまで減少しています。
サノフィ社のコーポレートアフェアーズ担当エグゼクティブバイスプレジデント、オードリー・デュバル氏は次のように述べています。「サノフィは何十年にもわたり、DNDi、WHO、そしてさまざまなパートナーとともにアフリカ睡眠病の制圧に向けた取り組みを牽引し、最も長く成功を収めてきた官民連携の一つを築いてきました。2001年以降、症例数を98%も減少させるという歴史的成果を達成できたのは、患者を中心に据えながら、真に必要とされる領域でのイノベーションに対し投資を進めてきたからにほかなりません。アコジボロールの登場は、こうした取り組みを新たな段階へと押し上げ、2030年までのガンビア型アフリカ睡眠病制圧に向けて大きな前進をもたらす画期的な成果です。」
サノフィ社は、慈善活動団体「サノフィ・コレクティブ財団」を通じて、アコジボロールをWHO に無償提供します。これにより本治療薬は患者に無料で届けられる予定です。
さらにDRC とギニアで、1歳~14歳の小児におけるアコジボロール使用を評価する追加試験も進行中です。
アコジボロール開発に関する DNDiの取り組みについて
アコジボロールの開発に関する DNDi の取り組みは、以下の組織および個人からの資金支援により実施されました:
DNDi のアフリカ睡眠病プログラムについて
アコジボロールは、DNDi がアフリカ睡眠病の新しい治療薬候補を絞り込む初期研究(リード最適化)の段階から開発してきた、同疾病治療で初めて、1回の服用で治療効果が期待できる新規化合物です。出発点となった初期ヒット化合物は、Anacor Pharmaceuticals社(2016年にファイザー社が買収)の化合物ライブラリーから見つかったもので、サイネクシス社と米ペース大学によって構造最適化が進められました。その後、開発候補として選ばれ、フランス、英国、マレーシアで実施された第I相臨床試験(安全性試験)で良好な結果が得られました。
アコジボロールは、DNDi、サノフィ社、そして多くのパートナーによる 20年以上にわたる科学的努力と協働の結晶です。2009年には2種の既存薬剤の併用による NECT療法を開発しました。同療法は高い有効性と安全性を示しました。薬剤は、サノフィ社とバイエル社によってWHO を通じ蔓延国に無償提供され、アフリカ睡眠病治療の大きな前進となりました。
2018年にはガンビア型アフリカ睡眠病に対する初の経口治療薬フェキシニダゾールを開発しました。同治療薬は、現在すべての蔓延国で使用されています。
アコジボロールは1回の服用で治療が完了するため、これまで必要だった入院や自宅での厳格な治療管理が不要となる可能性があります。そのため、アフリカ睡眠病の制圧をさらに前進させる画期的な治療として期待されています。
DNDi について
Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとのために、安全で効果的、かつ安価な治療薬・治療法を発見、開発し、提供する非営利の研究開発組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病 (別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、河川盲目症(別名オンコセルカ症)、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎に対する医薬品を開発しています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける病気などを研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の産官学パートナーと協力し、14種類の新しい治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。アコジボロールはDNDiが開発した14番目の新しい治療薬です。www.dndi.org|www.dndijapan.org
サノフィについて
サノフィは、研究開発型のAIを活用したバイオ医薬品企業であり、人々の暮らしをより良くし、力強い成長をもたらすことに尽力しています。免疫科学領域の深い知見を活かし、世界中の何百万人もの人々の治療と予防を行う医薬品やワクチンを提供し、さらなる貢献のために革新的なパイプラインの構築にも注力しています。「人々の暮らしをより良くするため、科学のもたらす奇跡を追求する」という使命のもと、医療・環境・社会が抱える課題に真摯に向き合い、社員と国や地域社会にとって前向きな変化を生み 出すことを目指しています。
サノフィは、ユーロネクスト(EURONEXT: SAN)とナスダック(NASDAQ: SNY)に上場しています。
Photo credit: Brent Stirton/Getty Images for DNDi
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]]>[英語版]
本プロジェクトの目的は、良好なプロファイルを有し、急性期のシャーガス病モデルで有効性が確認されたホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤のリード化合物を特定することです。これらの取り組みにより、有望な化合物を将来の新規治療薬の開発へとつなげていくことが可能となります。
シャーガス病は世界で約700万人に影響を及ぼしており、新しい治療薬の開発が喫緊の課題となっています。現在利用可能な治療薬であるベンズ二ダゾールとニフルチモックスは、50年以上前に創製されたもので、長期間の治療を要する上、副作用が生じることがあり、慢性的な感染には効果がありません。
本プロジェクトは、新規薬剤標的であるPDE阻害剤のヒット化合物からリード化合物への展開を進めることで、慢性シャーガス病に対して、短期間で治療可能な経口治療薬の開発を目指しています。
エーザイが主導するこのプロジェクトには、DNDiの他、国立ラプラタ大学(UNLP)、Fundación INGEBI、医学生物学・寄生虫学研究所(IMPaM)が協力しています。
シャーガス病およびDNDiの取り組みについての詳細はこちらをご覧ください。
シャーガス病 | DNDi Japan
Photo credit: Xavier Vahed-DNDi
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]]>The post DNDi パンフレット (2025) 日本語版 を発行しました first appeared on DNDi Japan.
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DNDi パンフレット(2025)日本語版 (16ページ)
DNDi Brochure (2025) English page
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]]>The post DNDi、アフリカの顧みられない病気に対する新規治療薬の開発により第5回野口英世アフリカ賞(医療活動分野)を受賞 first appeared on DNDi Japan.
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東京/ジュネーブ – 顧みられない病気に対する新規治療薬・治療法を開発・提供する国際的な非営利の研究開発組織 、DNDi(Drugs for Neglected Diseases initiative 「顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ」)は、第5回(2025年)「野口英世アフリカ賞(医療活動部門)」を受賞しました。授賞式は、8月22日(金)に東京で開催され、天皇皇后両陛下のご臨席のもと、石破茂内閣総理大臣が主催しました。
同賞は日本政府により創設されたもので、黄熱病の研究中にアフリカで亡くなった医学者、野口英世博士(1876–1928)の功績を称え、彼の精神を受け継ぐ個人・団体に3年に一度贈られます。今般のDNDiの受賞では、特に顧みられない熱帯病の一つであるアフリカ睡眠病(ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)に対する新規治療薬の開発と提供における功績が評価されました。
DNDi代表のルイス・ピサロ医師は授賞式で次のように述べました。「命を脅かす感染症に立ち向かい、その命をかけて治療法を追い求めた野口博士の献身的な姿勢は、私たちが目指すべき理想であり、深い敬意をもって称えられるべきものです。博士の死後約100年が経った今も、これらの病気の多くは依然として顧みられていません。そして、こうした医療から最も取り残された人びとに最良の治療法を届けるために、22年前、私たちの組織 は設立されました。」
ピサロは、同賞委員会および日本政府への謝意とともに、DNDiと協業する日本の大学や製薬企業の存在に触れました。「日本を含む世界中のパートナーの皆様との連携を通じて、顧みられない病気の制圧という希望が現実味を帯びてきています。これは野口博士が思い描かれた夢の実現に向けた歩みであると確信しています。」
2003年の設立以来、DNDiはリーシュマニア症やシャーガス病などの顧みられない病気に対して13の新たな治療薬・治療法を開発・提供してきました。中でも、アフリカ睡眠病という致命的な病気に対して初めての経口治療薬(飲み薬)を開発できたことは、特筆すべき成果です。
DNDi Japan事務局代表 兼 DNDi事業開発ディレクターの井本大介は次のように述べました。「これらの成果は、産官学のパートナーと資金支援者 の協力があって初めて実現しました。これは、科学の可能性と国際的な連携がもたらす力に他なりません。国際保健や科学を取り巻く環境が不安定さを増す中、野口博士が大切にされた価値観の意義が改めて問われています。」
第5回「野口英世アフリカ賞(医学研究部門)」は、マリ共和国のアブドゥライ・ジムデ博士が、マラリアの治療と撲滅への貢献により受賞しました。過去の受賞者には、ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム博士(コンゴ民主共和国)、ミリアム・K・ウェレ教授(ケニア)、ピーター・ピオット教授(ベルギー)、サリム・S・アブドゥル・カリム博士とカライシャ・アブドゥル・カリム博士(南アフリカ共和国)、カーター・センターのギニア虫症撲滅プログラムなどが含まれます。
DNDiの臨床試験責任者であり、コンゴ民主共和国から来日したウィルフリード・カロンジ・ムトンボ医師は次のように述べました。「この度の受賞を通じて、アフリカを中心に顧みられない熱帯病に苦しむ10億人以上もの人びとに光が当てられたことに、心より感謝申し上げます。こうした患者の存在が忘れ去られることのないよう、私たちは引き続き尽力してまいります。顧みられない病気は、痛みや障害、偏見、そして命をも奪い、人びとに深刻な影響をもたらします。 患者には、より安全で効果的な治療薬が必要であり、その実現には、医療分野における革新が不可欠です。世界的な保健体制が揺らぐ今こそ、医薬品の研究開発への継続的な支援を確保するため、私たちは不断の努力を重ねていく所存です。」
野口英世アフリカ賞は、3年に一度、日本とアフリカで交互に開催されるアフリカ開発会議(TICAD)の機会に合わせて授賞式が行われます。受賞者には、賞状、メダル、そして1億円の賞金が贈られます。
Photo credit: Lameck Ododo-DNDi
DNDiについて
Drugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)は、顧みられない人びとのために、安全で効果的、かつ安価な治療薬・治療法を発見、開発し、提供する非営利の研究開発組織です。DNDiは、アフリカ睡眠病 (別名ヒト・アフリカ・トリパノソーマ症)、リーシュマニア症、シャーガス病、河川盲目症(別名オンコセルカ症)、マイセトーマ(菌腫)、デング熱、小児HIV、 HIV患者の重症日和見感染症 、クリプトコッカス髄膜炎、C型肝炎に対する医薬品を開発しています。また、子供の健康、ジェンダー平等、性差の考慮、気候変動の影響を受ける病気などを研究開発上の優先事項としています。2003年の設立以来、DNDiは世界中の産官学パートナーと協力し、13種類の新しい治療薬・治療法を提供し、数百万人の命を救ってきました。www.dndi.org
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