仕事でAIをよく使うようになりました。
仕事の効率は大きく上がり、自分一人では難しかった表現もできるようになりました。
文章を考えるとき、デザインのアイデアを出すとき、画像をつくるとき。今ではいろいろな場面でAIを使っています。
正直、今の自分はAIなしには仕事ができないくらいです。
最近、AIで作ったと思われるポスターや広告を多く見かけるようになりました。
自分でもAIを使っているからでしょうか。「これはAIを使ったな」と感じるデザインもなんとなくわかるようになりました。
確かにきれいにまとまっています。タイトル周りの装飾なども素晴らしく、以前ならかなり時間がかかったような表現も簡単にできています。
ただ、時々「どこか違う」と感じるものがあります。
かっこいい。でも、何を伝えたいのかがよくわからない。
そんなデザインも増えてきたように思います。

だからこそ、AIに聞く前に自分で考えてみることが大切だと思っています。
特に「何を伝えたいのか」を考え、優先順位をつけて3つほど書き出してみる。
これはAIを使うようになってから、むしろ以前より意識するようになりました。
レイアウトがきれいにまとまっていても、伝えたいことが伝わらなければ、デザインとしては十分ではありません。
AIに何を作ってもらうかを考える前に、まず自分が何を伝えたいのかを決める必要があります。

AIによって、制作にかかる時間はかなり短くなりました。
では、その浮いた時間を何に使うのか。
自分は「考えること」に使いたいと思っています。
誰に伝えるのか。何を一番伝えたいのか。そのためには、どんな方法がいいのか。
戦略と戦術に分けて考えれば、AIにデザインを作ってもらうことは、どちらかというと戦術に近いと思います。
それよりも、その前に「どの方向に進むのか」を考えることの方が重要です。
AIで速く作れるようになったからこそ、浮いた時間をこちらに使えるようになりました。
AIはとても便利です。
アイデアを出してもらうことも、方向を提案してもらうこともできます。自分では思いつかなかった選択肢を示してくれることもあります。
ただ、最後にどちらへ進むかを決めるのは人間です。
AIに漕いでもらうことはできる。でも、どこへ向かうかを決めるのは人間。
AIで仕事が速くなったからこそ、考える時間まで減らさないようにしたいと思っています。

新商品を開発したとき、画期的なアイデアを思いついたとき。「これは読んでくれる人も食いついてくれるだろう」と思うことがあります。
勇んで投稿。反応を楽しみにしているのに、見事にスルー。そんなことはよくあります。
そういった場合、投稿する側は意外と傷つくんですよね。
何度か空振りすると、「フォロワー数が少ないからだ」と焦り、フォロワーを増やそうとするなど、別のところに理由を探し始めます。
でも、本当にフォロワー数だけが原因なのでしょうか。

お客様は、よほどのファンか身内でもない限り、こちらの記事を最初から最後まで読んでくれるわけではありません。
さらにいえば、読んでもらえたからといって、こちらが意図した通りに理解してもらえるとは限りません。
とくに発信する側が「これはイケる」と盛り上がっているときほど、その熱量だけが先行して、肝心の内容が伝わっていないことがあります。
いわゆる空回りしている状態です。
伝わらないと感じると、今度は説明を増やしたくなります。
「あれも書いておこう」「これも説明しないとわからない」と情報を付け足していく。
ところが、説明が丁寧すぎると、見る側は途中で疲れてしまいます。
情報を増やしたことで、かえって一番伝えたかったことが埋もれてしまうこともあります。
「伝える情報を増やすこと」と「伝わること」は、必ずしも同じではありません。

そこで大切になるのが、相手が何を求めているのかを考えることです。
発信する側が伝えたいことと、受け取る側が知りたいことには、意外とずれがあります。
一生懸命に説明する前に、一度こちら側の熱を冷まして、相手の側から眺めてみる。
何を最初に知りたいのか。どこで興味を持つのか。どこで読むのをやめてしまうのか。
そんな視点を持つだけでも、伝え方はかなり変わってきます。
デザインの仕事で重要なのは、発信する側の情報を整理して、「伝わる形」にすることだと思います。
発信する側の思いを第三者の立場でいったん受け止め、情報を整理する。
そのうえで、文字がいいのか、写真がいいのか、イラストがいいのか。どんな順番で見せれば伝わりやすいのかを考えます。
ときには、正攻法では伝わりにくいと判断して、少し意外な表現を使うこともあります。
発信する側から少し離れた第三者だからこそ、見えてくるものがあります。
「伝えました」で終わるのではなく、「伝わりました」まで考える。
そこにデザインの役割があるのだと思います。

若い頃は、デザインとは注目を集めることだと思っていました。いや、今でもその考えが完全になくなったわけではありません。
派手な演出をしたり、インパクトのある写真やアイテムを使ったりすること。それがデザインの価値だと考えていました。
また、デザイン制作にはお金をいただく以上、それに見合った「何か特別なもの」を求められているとも思っていました。

最近は、誰でも手軽にデザインができる時代になりました。
Instagramなどを見ていると、「うまいなぁ」と感心する投稿によく出会います。
では、何がうまいのか。
よく見てみると、強弱があったり、リズム感があったり、美術やデザインの基本に忠実だったりします。
情報をただ並べるのではなく、優先順位をつけている。
何を一番伝えたいのかが整理されている。
そのことに気づいてから、私自身もデザインをするときは、お客様からいただいた情報をそのまま並べるのではなく、「何を最も伝えるべきか」を意識するようになりました。

情報を発信する側は、できるだけ多くのことを知ってほしいと思います。
商品の特徴も伝えたい。
会社の歴史も知ってほしい。
こだわりも理解してほしい。
その気持ちはよくわかります。
もちろん、熱心なファンであれば情報が多くても読んでくれるでしょう。
しかし、多くの場合、お客様はそこまで深くこちらを知っているわけではありません。
だからこそ、情報を整理する必要があります。
何が一番大切なのか。
どこから読んでもらうのか。
次に何を見てもらうのか。
自然と目が向く流れをつくり、興味を持った人が次の情報へ進めるようにする。
そのためには、せっかく集めた情報を削る勇気も必要です。

デザインとは、飾ることではなく整理すること。
もちろん目立つことも大切ですが、それ以上に大切なのは「伝わること」だと思っています。
情報があふれる時代だからこそ、何を残し、何を削るのか。
その判断こそが、デザインの大切な役割ではないでしょうか。
]]>写真を選び、原稿を考え、何度も校正を重ねます。
ところが公開した途端、更新が止まってしまうケースは少なくありません。
そして、問い合わせが来ないと判断すると、今度はSNSに力を入れ始めます。
もちろんSNSも大切ですが、仕事とは関係のない投稿ばかりになり、本来伝えたい会社の情報が埋もれてしまうこともあります。
反応があると安心する気持ちはよく分かります。しかし、ホームページとSNSは役割が違います。

以前はホームページを「24時間働く営業マン」と表現することがありました。
もちろん今でも会社を紹介する役割はあります。
ただ最近、それ以上に「会社を映し出す鏡」だと思うようになりました。
どんな仕事をしているのか。
どんな考え方で取り組んでいるのか。
どんな人が働いているのか。
ホームページを通して、お客様は会社の姿を見ています。
鏡がなければ、その会社のことはよく分かりません。

最近はSNSがあるからホームページは不要、という意見もあります。
確かにSNSだけで集客できる業種もあります。
しかしSNSは会社の一場面を切り取って見せるものです。
一方でホームページは会社全体を整理して伝える場所です。
サービス内容、実績、会社概要、考え方。こうした情報を体系的に伝えるためには、やはりホームページが必要です。
ホームページを見る人は減ったと言われます。
しかし、何かを依頼しようとするとき、多くの人は最後にホームページを確認します。
そのとき見られているのは、デザインだけではありません。
「最近更新されているか」です。
ブログやお知らせが更新されていると、
「今も活動している会社なんだな」
「新しいことに取り組んでいるんだな」
という安心感につながります。
ホームページは完成品ではありません。
公開した時点でようやくスタートです。
ブログ記事もホームページの一部になります。
役立つ記事が増えれば、それ自体が会社の財産になります。
ホームページは生き物のようなものです。
少しずつ手を入れながら育てていくことで、より良いものになっていきます。

私はホームページも営業マンと同じように育てていくものだと思っています。
すぐに問い合わせが来なくても構いません。
アクセス数が急に伸びなくても構いません。
大切なのは、会社の考え方や活動を少しずつ積み重ねることです。
SNSや広告で興味を持ってもらい、ホームページで会社を知っていただく。
そんな流れを作ることが、これからの情報発信には必要だと考えています。
]]>お店に行くと、たくさんのPOPが並んでいます。
私も仕事柄、ついPOPの作りを見てしまいます。正直、若い頃と今とでは同じPOPを見ても評価が変わりますし、何が良いPOPなのか今でも考えることがあります。
ただ、一つだけ言えることがあります。
それは、
「目立つPOPやセンスの良いPOPが、必ずしも良いPOPとは限らない」
ということです。
POPを作るとき、つい文字を大きくしたり色を増やしたりしたくなります。
しかし、本当に大切なのは「お客様が知りたい情報がすぐに分かること」です。
発信する側は、商品の魅力を全部伝えたいと思います。背景も知ってほしいし、こだわりも理解してほしい。
でも、お客様は思っているほど読んでいません。
スーパーでも売り場でも、目に留まる時間はほんの一瞬です。
だからこそ、何を伝えるかを絞る必要があります。

価格なのか。
品質なのか。
数量限定なのか。
POPには伝えたいことがたくさんあります。
しかし、一枚のPOPに情報を詰め込みすぎると、お客様は逆に迷ってしまいます。
伝えたいことが増えるほど、伝わらなくなることもあるのです。
だから私は、まず情報を整理することを大切にしています。

私はデザインは音楽に似ていると思っています。
音が大きければ良い音楽になるわけではありません。
同じ調子が続けば飽きられてしまいます。
静かな部分があるから盛り上がる部分が生きる。
強い音があるから弱い音が生きる。
POPも同じです。
情報に強弱をつけることで、お客様の目線を自然に誘導することができます。
大切なのは派手さではなくリズムです。
実はこの考え方はPOPだけの話ではありません。
ホームページもSNSも同じです。
情報を増やすことより、整理すること。
目立つことより、伝わること。
私は情報発信の仕事をする中で、その大切さを感じています。

美研では制作に入る前に、まず「何を伝えるのか」を考えます。
デザインはその後です。
気持ちよく、そして伝えたいことがきちんと届くように。
これからも、そんな情報発信のお手伝いをしていきたいと思います。
]]>最近では、AIによる画像生成や文章作成が身近なものになりました。私自身も仕事の中でAIを活用していますが、AIを使うほど「最後は人が考えることが大切だ」と感じるようになりました。
私がAIと本格的に出会ったのは2025年のことでした。
印刷会社から依頼されたポスター制作の打ち合わせで、営業担当の方がAIで作成したデザイン案を見せてくれたのがきっかけです。
当時はまだ実用には遠い印象でした。「面白いけれど、仕事では使えないかな」というのが正直な感想です。しかし、その後の進化は驚くほど速く、半年ほどで自分がイメージしたもの、あるいはそれ以上のものを作り出してくれるようになりました。

特に画像生成AIの進化は目覚ましいものがあります。
以前は不自然な画像や違和感のある表現も多かったのですが、最近ではかなりリアルな画像を生成できるようになりました。
見る人が見ればAIで作った画像だと分かることもあります。しかし、私は「AIだから良くない」とは思っていません。
大切なのは、その画像がお客様の魅力を伝えられているかどうかです。
道具として上手に使えば、AIは大きな力になってくれます。

文章についてもAIは十分に書ける時代になりました。
私は文章作成を丸ごとAIに任せることはしていませんが、校正や文章の整理には活用しています。
AIが作る文章は整理されていて読みやすく、自分の考えをまとめる際にも役立っています。
ただ、文章を書くという行為には、その人らしさや考え方が表れます。だからこそ、最後は自分の言葉で伝えることを大切にしています。
AIによって人間が不要になるのではないか、という話を耳にすることがあります。
しかし私はそうは思いません。
なぜなら、何を伝えるのか、どこに重点を置くのかを決めるのは人だからです。
AIは情報を整理したり表現を広げたりすることは得意ですが、「何を大切にするか」は決められません。
私はよく、
「骨組みを作るのは人、肉付けをするのはAI」
と考えています。
戦略と戦術は似ているようで全く違います。
例えばPOPを作る場合でも、
「誰に伝えるのか」
「何を伝えたいのか」
「どんな印象を持ってほしいのか」
を決めるのは人の仕事です。
そこが曖昧なままでは、AIも良い提案はできません。
方向性を決めるのは人。
表現の幅を広げるのはAI。
私はそんな関係だと思っています。

美研では、AIを使うこと自体を目的にはしていません。
お客様の魅力をより分かりやすく、より伝わる形にするためのパートナーとして活用しています。
地方にいると、新しい技術や情報の流れから取り残されることもあります。しかしAIという強力な道具を活用することで、その差を埋めることができる時代になりました。
戦略は美研で考え、戦術はAIに。
AIはこれからますます身近な存在になると思います。
だからこそ、美研はAIに任せる部分と人が考える部分を大切にしながら、お客様の魅力を伝えるお手伝いを続けていきたいと思います。
]]>【休業期間】
2025年12月27日(土)〜2026年1月4日(日)
期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、
営業再開後、順次対応いたします。
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
]]>よろしくお願いいたします。
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