先日、MX Master 4を買ったレビュー記事を上げましたが、その後他の方々のレビューを拝見してると、「持ち上げにくい」というキーワードがちょいちょいありました。
たしかに僕自身も感じなくはなかったのですが、一部は設定で解消できる問題だと思うので今のところ僕のところでは大きな問題にはなっていません。
マウスを画面端まで動かそうとして移動距離が足りないとき、一度マウスを持ち上げて元の位置に戻すような動きをすると思うのですが、MX Master 4を持ち上げるときにいくつか気になる点があるという指摘だという理解です。
気になる点とされているのは、以下のようにまとめられると思っています。
実機を見ながらそれぞれ確認していきたいと思います。なお、僕は2つ前のモデルである MX Master 2S ユーザだったので、比較対象としては 2S を想定しています。
MX Master 4 と 2S を真後ろから撮影してみました
右側がMX Master 2s、左側がMX Master 4です。
左側の側面(親指が当たる部分)の角度を見てみると、MX Master 2sはマウスの底面左側から中央に向かって大きめに切り込み、そこからマウス外側に向かうような角度になっています。一方、MX Master 4はあまり大きく切り込まず、最終的な傾斜はマウスの内側に向かうような角度になっています。
また、横スクロール用のホイールの飛び出し方にも差があります。
結構主張の大きかった2Sの飛び出し具合と比較し、MX Master 4の横スクロール用ホイールは飛び出しが小さくなっています。
横スクロール用のホイールのいちにも変更があります。MX Master 4では横スクロール用のホイール上部が、マウス上面と同じ高さにあります。2Sのときは「戻る/進む」ボタンと一体化していてマウス上面から8mmほど低い位置にありました(ホイール上部で測定)。このため、マウスを持ち上げようとしたときの「親指の腹を引っ掛ける部分」として横スクロール用ホイールを使う場合、2Sの時よりもかなり高い位置で引っかかることになります。
以上2つの理由で、親指(水色の円)が上方向に行こうとしたとき、つまりマウスを持ち上げようとしたときに、マウスの引っ掛かり具合が相対的に弱くなっています。
このあたりは、親指にかかる圧迫感とのトレードオフの関係にあり、実際、MX Master 4では親指が窮屈な感じはありません。また、横スクロール用のホイールとの距離感ともトレードオフになります。2Sのときには意図せず横スクロール用ホイールを動かしてしまうことがありました。逆に言うと、MX Master 4では「意図しないと」横スクロール用ホイールに親指が当たりません。
親指の当たる部分の素材も結構変わっています。2Sのときは少し粘着感のある素材(ただしこの粘着感は加水分解が進んだせいかもしれません)、MX Master 4ではすべすべした素材になっています。
先程の形状の違いに加えて、この素材の差が、マウスを持ち上げようとしたときの持ちやすさに影響しているように思います。
上記2点の結果、MX Master 4を持ち上げるときには親指に力がかかる(マウス中央方向に向かう力)のですが、そのときにActionRingボタンを押してしまい、ActionRingが起動してしまうということがあります。ActionRingはオーバーレイとして動作するので、ActionRingが表示されている間は一時的にですがPCの画面上の要素を操作できなくなります。
このあたりはゲームで使っていたりすると結構クリティカルかもしれません。
ただ、僕はこの問題については設定で回避しています。それについては次項で説明します。
上記の点を踏まえて、僕は以下のようにして使っています。
Logi Options+の設定で、ActionRingボタンの押下感度を変更できます。デフォルトは「中程度」になっており、「軽い」を選ぶと意図しないところで動作してしまう可能性がある旨の警告が表示されています。
僕は上記画面のようにここを「強い」にしています。人によっては「硬い」にしても良いかもしれません。このあたりは好みもありますし、そもそもActionRingをどの程度使うかにもよるとは思います。いずれにしても「中程度」から「強い」や「硬い」にすることで、意図しないActionRingの起動はかなり抑止できると思います。
なお「強い」にしておくと、意図してActionRingを起動するときにもさほど違和感はありません。「硬い」にするとかなりグッと押し込む感じになります。
これまで2Sを使っているときは、親指の腹が本体に良い感じに引っかかるかたちだったので、マウスを操作する手をそのまま上に持ち上げる間隔で使っていました。
MX Master 4では親指の腹の引っ掛かり具合が変わっているので、マウスを持ち上げるときには「ある程度握り込みつつ」「親指の腹(今までよりは少し根元側)を『戻る/進む』ボタンに引っ掛ける」という持ち上げ方に変えています。
そのまま持ち上げることでマウスが浮く、という感覚に比べると、一つ手間は掛かる感じにはなりますが、先程の「ActionRingの起動を抑止する」のと合わせると、比較的今までと近い感覚でマウスを持ち上げることができるようになります。
そもそものところで、なぜマウスを持ち上げるかといえば机の上でのマウスの可動範囲とデスクトップの広さが合っていないということが原因かと思います。なので、Logi Options+でマウスの移動速度を早くしてやることで、マウスを持ち上げる回数自体を減らすことができます。
僕は上の画像のように、「センサー範囲を8K DPIに拡大」を有効にし、ポインタ速度を1600DPI程度にしています。ここは好みとデスクトップの広さに依存するので、最適な設定を見つける必要がありそうです。僕はもう少し高くしてもいいかなと思っています。
上記の「『センサー範囲を8K DPIに拡大』を有効にしてポインタ速度を1600DPI程度にする」という設定で普段使いとしては問題ないのですが、僕の使い方でいうと3D CADで図面をいじっていたりするときに「もう少しマウスの移動速度がゆっくりの方が良い」というシチュエーションはありえます。
こちらもLogi Options+での設定になりますが、マウスの移動速度を2つ持つことが可能です。僕はこの2つの移動速度の切り替えをジェスチャーボタンに割り当てています。
アクションのカテゴリを「その他のアクション」にして真ん中あたりに「ポインタ速度を変更」があります。
ここで、「ポインタ速度2」の方を「ポインタ速度1」の半分くらいにしておくと、細かなマウス操作が必要なシチュエーションではジェスチャーボタンを押してマウスをゆっくり動かすことができるようになります。
形状の細かな変更もあり、マウスを持ち上げる際のニュアンスが変わったのは事実なのですが、ある程度設定や慣れで回避していけるものと思っています。
10日ほどガッツリ使っていますが、持ち上げに関することよりも、MagSpeedホイールの気持ちよさ(ここも設定で好みの感覚に合わせられるし)や、手に触れる部分の素材の気持ちよさなどのほうが大きく勝っています。本当に快適なマウスです。
]]>他のレビューなどでもよく見る「持ち上げにくい」問題について別記事書きました。こちらも併せてどうぞ!
高級マウスと聞くと、「デザインが良い」「素材が上質」といった印象を持つ人が多いと思います。
けれど、MX Master 4 を使っていて強く感じたのは、そうした見た目の話ではなく、「思考のリズムを止めない」という設計思想でした。
私は長年 MX Master 2S を愛用してきました。
そして今回、久しぶりに新モデルへ買い替えてみて、改めて「良いマウス」とは「操作の快適さ」ではなく「集中の継続」にあると感じています。
MX Master シリーズは、ロジクールの中でも最上位クラスに位置する高級マウスです。
私が最も特徴的と感じるのは、MagSpeedホイールという電磁制御式スクロールホイール。
クリック感のある精密モードと、慣性で回転するフリースクロールモードを自動で切り替えます。
さらに MX Master 4 では、ボディ素材やクリック音の静音化、Action Ring(アクションリング)によるフィードバック機能の強化など、操作性だけでなく“意識の自然な流れ”を支える方向に進化しています。
ソフトウェア開発をしていると、思考の流れが突然途切れる瞬間があります。それはコードの間違いではなく、操作のリズムが乱れる瞬間です。
ホイールを何度も回しすぎたり、エラー箇所を探して戻ったり。そのたびに意識が「コード」ではなく「操作」に向いてしまう。MX Master 4 は、この「思考の中断」を最小限にしてくれます。
高級マウスの本質は、素材でもブランドでもありません。
本当に重要なのは、「入力装置としての知能化」です。
MagSpeed ホイールは、磁気ブレーキでホイールの慣性を制御し、操作の意図に応じてクリック感を電子的に切り替えます。
指先の速さから「精密に操作したいのか、一気に移動したいのか」を判断し、最適なトルクで応答する、まさに人間のリズムに合わせて動く設計です。
この制御があるおかげで、スクロール量やクリック感を「意識しなくてよくなる」、つまり、入力そのものが思考に溶け込むのです。
VSCode でエラーを探したり、スプレッドシート形式のデータを眺めながら異常値を探すとき、その動作は単なる「移動」ではなく、違和感を探す探索行為です。
MagSpeed ホイールを軽く弾くと、数百行先まで一瞬で移動します。勢いをつけたときは滑らかに、ゆっくり回したときはクリック感が戻る。
モード切替を意識せずに、指先の動きだけで「視線の移動速度」を調整できます。
この“止まりたい場所で止まる”感覚は、まるでホイールが自分の意思を理解しているかのようです。
結果として、コードリーディングやデータ確認中の思考の流れがまったく途切れません。
MX Master 4 では、ジェスチャーボタンの操作方向が「下方向(床面に向かう)から水平方向(マウス中心に向かう)」へと変わりました。
この変更によって、指を自然に握る方向と動作軸が一致し、力の流れに沿った操作が可能になりました。
私はこのジェスチャーボタンに Action Ring の起動を割り当てています。
親指で軽く握り込むように押すと、指先にわずかな振動が伝わり、このフィードバックが、「いまモードが切り替わった」ことを無意識に伝えてくれます。
Action Ring をMX Master 4で使うと、指先への小さな振動によって状態を知ることができます。
目で確認せずとも「今はAction Ringモードにいる」と感覚で理解できる。
これが操作上のストレスを大きく減らし、集中を途切れさせない構造を作っています。
MX Master 4 では、水平スクロールホイールが本体上面へ移動しました。
これについてはまだ自分の中での評価は定まっておらず、ポジ/ネガの両面があります。
ポジティブな面では、Action Ring と同様に「別フェーズの操作」へ切り替える感覚を得やすいこと。
一方で、親指からやや遠くなったため、操作の意識が少し離れる感覚もあります。
おそらくロジクールとしては、親指で触れる3つのボタンを“連続的な操作ゾーン”、水平ホイールを“別モードの操作ゾーン”として明確に区別する設計を採っているのだと思います。
この「意識の連続性と切り替えの共存」は、MX Master 4 全体に通じるデザイン哲学なのだろうと考えています。
MX Master 4 を使っていると、マウス操作をしているということを意識の外に追い出しておけると感じています。
MagSpeed ホイールの慣性制御、Action Ring の軽いフィードバック、握り込み方向への自然な操作感、そして静かなクリック音。どれも単体では小さな違いに見えますが、それらが積み重なることで、「思考が途切れない」という快適さが生まれます。
集中のテンポが成果に直結するのは、開発者だけではなく、以下のような職業・シチュエーションでもメリットが大きいだろうと思います。
高級マウスは贅沢ではなく、思考のリズムを保つための投資です。
一日の中でも長く触れる道具だからこそ、そのリズムが乱れないことに価値があると感じています。
MX Master 4 は、単なる次世代モデルではなく、思考のリズムを理解している入力デバイスです。購入して本当に良かった。価値のある買い物でした。
MX Master 4 は、Bluetooth接続とUSBドングル接続の2つの方法に対応しています。
私は複数のPCを HDMI 切替機と USB 切替器で共用しており、マウスもキーボードも同じ切替経路で扱いたかったため、Bluetooth ではなく USBドングル (Logi Boltレシーバー) 経由で接続しています。
MX Master 4 に付属するこの USB ドングルは USB-C 端子が採用されています。
しかし、私の環境では USB 切替器に接続しているハブ側にUSB-C の入力ポートがなかったため、以下のような USB-C to USB-A 変換アダプタ を介して接続しています。
この構成でも特に遅延や接続トラブルはなく、安定して動作しています。
Bluetooth 接続よりもデバイス切り替え時のレスポンスが速く、複数PCを切り替えて作業する環境では USBドングル接続の方が実用的だと感じています。
今シーズンは毎節レビューを書けるかなと思っていたのはもう2ヶ月も前、第3節のころでした。やっぱりなかなか「毎節書く」ってのは大変だなぁ。特に年度末で本業がアップアップになるとなかなか書けない。毎回更新される方々本当に尊敬します。すげえわ。
てことで久しぶりにレビューを書くわけですが、いやぁ…しんどいすね。4節から3連勝したあと、2-2の引き分け、0-1の勝利、2-2の引き分けと来てそこからまさかの0-2、1-0、0-1で、黒田監督体勢下で初の3連敗。相変わらず戦術のところはよくわからない人なので、選手の運用という部分での感想です。
率直な感想を言うと、「出場選手を固定して負けるのは最悪手」だと思っています。ほら、ゼルサポは2022シーズン(って割とつい最近なんですよね、実は。)の悪夢を忘れられないのですよ。
2022シーズン当時はゼルサポでなかった方に超絶かいつまんでお伝えするとこういう感じでした。
開幕直後は連勝で首位をキープしていたものの8節千葉戦(4/3)の引き分けから始まって15節まで4分4敗の勝ち星なし、そこから息を吹き返したかに見えたのですが、33節横浜戦(8/27)から最終節新潟戦(10/23)まで恐怖の2分8敗の勝ち星なしという2度の大ブレーキを踏んでしまったシーズンでした。あー思い出すだけでしんどい。
このシーズン、メンツは決して悪くありませんでした。てかむしろシーズン前は「こりゃ普通にJ1昇格狙えるぞ」という期待感にあふれていました。キーパーはポープ、福井、ディフェンスはおっくん、コースケ、深津、髙橋祥平、中盤に佐野海舟、髙江麗央、平戸太貴、宇野禅斗、長谷川アーリアジャスール、翁長、安井、前線にドゥドゥ、鄭大世、太田修介、ナカシ、平河悠という、今見たって豪華な顔ぶれ。これ、どう考えてもJ2で15位で終わるチームじゃないわけですよ。
このチームが何故15位で終わったか、もちろんいろいろな要因はあったでしょうけれども、一言で言うなら「メンバー固定」が一番大きな要因だったと思います。Football Labさんで2022シーズンの町田の選手の出場回数などのデータが見れますが、42試合のうちの9割(=38試合)以上出場している選手が翁長、おっくん、オータ、ショーヘイ、髙江、平戸、アーリアの8人(ここにGKが入っていないというのもそれはそれですごい話な気がする)。当時の監督ポポさんの構想ではここに佐野海舟が入っていたと思うのですが、海舟は6/5の20節までフル出場したもののオーバートレーニングで戦列を離れ、このシーズンはピッチに戻ってくることはなくシーズン終了後鹿島に移籍したのでした。
ちなみにこのシーズンのJ2の上位6チームの「出場38試合以上の選手数」を見てみると(最終節勝点順)、
新潟:6名
横浜FC:3名
岡山:4名
熊本:8名
大分:1名
山形:4名
仙台:1名
徳島:4名
東京V:2名
千葉:4名
長崎:2名
秋田:3名
水戸:1名
金沢:5名
山口:3名
栃木:1名
甲府:5名
大宮:4名
群馬:2名
琉球:2名
盛岡:0名
となっており、町田の8名は熊本さんと並んで「このシーズンのJ2で一番高い数字」になっています。
このシーズン、出場メンバーはかなり固定化されており、かつ、交代選手が出てもパフォーマンスが上がらない(選手個々人の資質というよりも主に連携面で)ということもあり、それがますますメンバーの固定化を促し…という悪循環になり、最後の10節勝ちなしの時期には、先発メンバーがヘロヘロになってもなかなか交代されない、場合によっては交代枠を残すようなこともあり、チームに対する印象としては「瓦解」という感じでした。
一般論として(つまり2022シーズンの町田云々ではなく)、出場メンバーが固定されるのは主に「出場メンバーとそうでないメンバーのレベル(必ずしも能力値ではなく)の差が大きい」こと、厳密に言えば、監督コーチ陣がそう認識していることに起因すると思われます。
これは鶏と卵の話になってしまうのですが、この状態が続くと出場メンバーとそうでないメンバーで試合勘であったり戦術の浸透に差が実際に生じてきてしまい、「もともと差があったとすればそれが拡大し、もともとの差がなくても差が生まれてくる」という現象が起きてしまいます。そうなるとますます「出場するメンバーは出場し、そうでないメンバーは出場しない」というまずいループに入ってしまいます。
この状態のまずい点は、連戦時や夏の時期に、出場組に疲労が蓄積してしまうという形で顕在化します。しかも、それが顕在化した結果、「体力に余裕がある時なら多少のズレはどうにかしてくれる出場組が、その余裕を失う」という更にまずい状況を引き起こし、なおのこと非出場組との連携が取れなくなっていきます。更に、「疲労の溜まったレギュラー組」を使い続けることは、「レギュラー組が更に疲弊する」という、より一層まずい状況を生みます。こうなると、レギュラー組を出せば疲労しているのでパフォーマンスが上がらず、非レギュラー組を出せば連携が取れずにパフォーマンスが上がらないという、どっちに転んでも勝てない状況になり、にっちもさっちも行かなくなってしまいます。
そういったあたりを踏まえて今の町田の11節時点での9割出場(=10試合出場)の選手を見てみると、なんと11人です。まるっと1チーム作れちゃうじゃん、というか、11人の顔ぶれを見てみると「いつものメンツ」という感じしかしません。
具体的には
ゴールキーパー 谷
センターバック 昌子、イボ、大八
ウィングバック 中山、林
ボランチ 白崎
シャドー 相馬、藤尾、西村
トップ オセフン
というのが10試合出場組の11人です。
いや、これ、まずいっしょ、と思うのですが、幸か不幸かこの数字は他のチームも似たりよったりです。
ただ、町田(を含めた数チーム)が他の多くのチームとかなり違う数字があります。それは「出場したことのある選手の数(とその割合)」です。
| チーム名 | 9割出場選手数 | 9割未満出場選手数 | 出場選手数 | 9割出場選手割合 | 9割未満出場選手割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 京都 | 10 | 14 | 24 | 41.7% | 58.3% |
| 鹿島 | 9 | 15 | 24 | 37.5% | 62.5% |
| 浦和 | 11 | 11 | 22 | 50.0% | 50.0% |
| 柏 | 10 | 12 | 22 | 45.5% | 54.5% |
| 福岡 | 10 | 13 | 23 | 43.5% | 56.5% |
| 川崎 | 13 | 16 | 29 | 44.8% | 55.2% |
| 清水 | 7 | 19 | 26 | 26.9% | 73.1% |
| 岡山 | 9 | 18 | 27 | 33.3% | 66.7% |
| 神戸 | 8 | 19 | 27 | 29.6% | 70.4% |
| 広島 | 10 | 10 | 20 | 50.0% | 50.0% |
| 町田 | 11 | 9 | 20 | 55.0% | 45.0% |
| 湘南 | 9 | 16 | 25 | 36.0% | 64.0% |
| 東京V | 10 | 13 | 23 | 43.5% | 56.5% |
| G大阪 | 8 | 16 | 24 | 33.3% | 66.7% |
| C大阪 | 8 | 16 | 24 | 33.3% | 66.7% |
| F東京 | 8 | 18 | 26 | 30.8% | 69.2% |
| 横浜FC | 9 | 16 | 25 | 36.0% | 64.0% |
| 名古屋 | 7 | 18 | 25 | 28.0% | 72.0% |
| 新潟 | 5 | 22 | 27 | 18.5% | 81.5% |
| 横浜FM | 7 | 17 | 24 | 29.2% | 70.8% |
これは、Football Labさんのデータから作成したものですが、「9割出場した選手の数」よりも注目してみるべきは「9割未満出場の選手の数」や「出場したことのある選手の数」だと思います。
例えば川崎さんは、「9割出場した選手の数」は町田よりも多い13人ですが、「9割未満出場の選手の数」が16とかなり大きくなっていて「交代選手を多く使っている」ことを示しています。
そのあたりを踏まえてみてみると、町田は、そもそもの「出場したことのある選手」自体が20人でこれは広島さんと並んでワーストです(平均は24.35人、最大は29人の川崎さん)。更にいうと「9割以上」よりも「9割未満」が少ないのは町田だけです。これは端的に言うと「固定メンバー(11人)以外の選手、つまり固定メンバーと交代する選手の数(9人)がリーグで一番少ない」ということを示しています。
これはぶっちゃけ、非常にまずい状況なのではないかと思っています。ていうかまずい。明らかにまずい。
状況は極めてまずいと思っています。戦術とかそういう以前に「実際に稼働する選手の数が少ない」は非常にまずいです。
じゃぁその状況を改善するために何ができるかというと、身も蓋もない言い方をすると「敗戦を恐れずにメンバーを大きく変える」ことだと思っています。
おそらく現状、監督、コーチ陣は「敗戦を避けるために大きくメンバーを変えずにやっている」状況だと思うのですが、結果だけ見るとここ数節は「出場組を疲弊させた上に負けた」ということになります。
メンバーを大きく入れ替えて試合に望んだら、敗戦する可能性は高まるでしょう。率直に言ってかなり高まります。でもそれによって得られるのは「休養を取れた出場組」「非出場組の底上げ」ですし、うまく混ぜれば(ていうか現実的には混ぜるでしょう)「非出場組と出場組の連携強化」まで見込めます。
繰り返しますが、ここ3試合を見れば「出場組は休養をとれず、勝点もとれなかった」なので戦略としては最悪手です。今、監督、コーチ陣に求められるのはここから先の数節を「敗戦をある程度覚悟したうえで、『出場経験のある選手』を増やす時期」と捉えて踏ん張る勇気だと思います。
正直なところ、ここ数節の敗戦はかなり不運によるものも大きいと思います。なので「3連敗したからレギュラーと非レギュラーを入れ替えろ」という話ではありません。
勝敗の問題ではなく、「出場できている選手が少ない」という事実に対し、それはかなり高い確率で悪い結果を招くのでそれを全力で回避すべき、というのが僕の思いです。
ここで悪いニュースと良いニュースがあります。悪いニュースは「まだACLも始まってないし夏でもない」という事実。良いニュースは「まだACLも始まってないし夏でもない」という事実です。
それって同じニュースじゃん!!!
いや、本当にそう思ってます。「まだACLも始まってないし夏でもない」という時点でレギュラー組が連戦で疲弊しているのは非常にまずいと思う一方で、「まだACLも始まってないし夏でもない」ので、今からやれることはたくさんあるという点ではポジティブな側面もあると思っています。今ならまだ、比較的いい気候のうちにいろいろな選手を試すことができます。
これが夏になったりACLが始まったりしてから「やっべー」となっても間に合いませんが、今ならまだ間に合います。
ここ数節のリーグ戦は落とすかもしれませんが、そこで得られるものは失う数節の勝点よりも大きいと確信しています。
大丈夫。数節負けが続いても、その結果順位が下がっても、我々町田のサポーターはついていきます。今から来る暑い夏、ACLによる連戦の時期に、僕らが愛する町田が今よりもより一層強くなっていることを信じてついていきます。
ひょっとしたら「勝ち続けないとサポーターが離れちゃうんじゃないか」と心配しているのかもしれません。それもよくわかります。ぶっちゃけ多少は動員も落ちるかもしれません。でも我々町田のサポーターはついていきます。試合の後に辛い表情をしている選手を見るのはしんどいものです。シーズン終わりに最悪の結果になったら、選手はもっと辛い表情をするでしょうしそれを見る我々はものすごくしんどいでしょう。それを避けるためなら、多少の痛みがあっても我々町田のサポーターはついていきます。町田サポ舐めんな。
寒かった…(物理的にも心理的にも)。ホームに東京ヴェルディさん(以下ヴェルディさん)を迎えてのJ1第3節、スコアは0-1での敗北ですが、気持ち的には点差以上の差があったと言わざるを得ません。
ラスト20分くらいで怒涛の大反撃が発動したのが見れたことが、かろうじて帰りの気持ちを少しだけ明るくしましたが、やはり帰路につく町田サポさんたちの背中はかなり力なく沈んでいたように見えました。
前節は「それぞれの攻撃がどのように終わったか」をカウントして試合を振り返ったのですが、今節は「どのように選手交代が起きてどのような変化があったのか」を考えていきたいと思います。やっぱり水曜ナイターで現地観戦だと、帰ってきてもう一度DAZNを見る時間的な余裕はなかなかないですね(気持ち的な余裕がないわけじゃないやい…ということにしといてください)。
今のゼルビアの戦い方は「ある程度勝ちを見込める戦術(=これまでにやってきた戦術)」と「新たな引き出しとしての戦術(=今シーズンから取り組み始めている戦術)」の2つに分けられると思っています。
それぞれのやり方をざっくりまとめると、前者は「ボール保持にこだわらず大きく前に出すロングボールをワントップが収め、そこを起点に攻撃を展開する」、後者は「ボールを保持してじっくり崩していく」という方針といって良いでしょう。
23シーズン、ゼルビアは前者のやり方でJ2優勝、J1昇格を果たし、24シーズンもその流れを汲んでJ1に旋風を巻き起こしました。
じゃぁ前者のやり方でこの先もずっと行けそうかというと、ワントップゴリ押しで引き出しがない状態では相手の対策も進み、そうそう勝ち星を順調に積んでいけるわけではないというのは24シーズンの後半戦あたりにまざまざと見せつけられました。
なら後者のやり方でグイグイ行けるかというと、そこはまだ練度が前者のやり方ほど洗練/整理されているわけではなく、実践経験を積みながら模索している段階という認識です。
というか、仮にめちゃくちゃ練度が上がってきたとしても、後者のやり方一本槍でやっていくのであれば、結局は対策されていくことが想定されるわけなので、いまゼルビアが求めているのは「どっちのやり方でもいける(=引き出しを増やす)ことで、相手の対策に対策する」であって、それが黒田監督就任以来標榜されている「何でも出来るサッカー」をゴールとする道筋なのだと思っています。
その意味で、今ゼルビアがチームとして「新しいやり方を模索する」というのは、極めて真っ当な正常進化であると考えます。
とはいえ、サッカーも興行でありビジネスなので、「新しい戦術を身につけるためなら眼の前の勝利などいらぬ」という孤高の剣豪のような無骨なやり方が取りにくいというのは事実です。特に町田はまだまだ若いチームなので、サポーターやスポンサーのロイヤリティ(忠誠度、と訳されることが多いですが表現として強いですよね…)が不安定であることは否定できません。
特にサポーターについてはここ2シーズンでそのボリュームを数倍にできていますが、その原動力は「勝利のカタルシス」に強く支えられている可能性が高いと考えています。というか、スポーツビジネスとしてはそれはむしろ当然であって、どんなスポーツ、どのチームであっても「勝てば嬉しい」は新規ファンであれ古参ファンであれ揺らぎようのない事実なので、やはり「眼の前の勝利も欲しいよね」は外せないポイントです。サポーターもスポンサーも良い選手も「勝てるチーム」に集まってきます。
…というあたりのバランスを考えると、今季のゼルビアの方向性は「新しい勝ち筋の獲得を目指しつつ、眼の前の勝利も着実に拾っていく(のでリーグの着地点としては5位以上目標)」なんだと思うのですが、そりゃ口で言うのは簡単、そんなに簡単にいいとこ取りはいかないよね、というところで、じゃぁその方向性の実現に向けてどう舵を切っていくかが課題になるわけです。
幸いなことに、今季はACLに向けて「2チーム分の戦力を」という方針に沿って、有力な選手、かつ、複数ポジションこなせる選手を多く保有できています。そうすると、上記の舵取りの方向性は「試合の中でやり方を変える(ことも視野にいれる)」なのではないかと思っています。
…ということで、試合の中でどう「やり方を変えていったか」を見ていきます。
試合開始時のフォーメーションはこんな感じの布陣でした。前節まではオセフンだったワントップをデュークに変えましたが、基本的には従来のやり方をベースにした感じでしょうか。
ただ、望月のところが狙われていたというか、本人的にも前に行くのか守るのかの判断のところがちょっと不安定だった印象。あまりいい動きが出来ていなかったので後半で交代かな、と思ってみていました。
前線のデュークへの収まりも今ひとつでしたし、何より今節は全体的に「寄せに行ったところを躱されてそのまま前進される」というシーンが多かったように思います。セカンドボールの回収率も低かった印象です。
以前のヴェルディさんとの対戦でも(他には新潟さんとか)、「寄せたところを躱される」は結構あったように記憶していて、これをやられるとキツイんだよなぁという印象を持っています。これ難しいですよねぇ。寄せないわけにもいかないし、寄せに行ったら抜かれるし。何が最適解になるんだろう。
後半に入ったところで、デュークを下げてナサンホIN。望月は残して前線を入れ替え。ナサンホが右に入り、西村が中央へ。これは身長で優位に立てるメンツを前線に置かないというかなりチャレンジングな交代のように思いました。
たまに相馬が中央で高いボールを競るようなことも何度かあり、そりゃ無茶だろ…と思って観ていました。逆に言うと、前線の変更に対して中盤~守備の配球がそれに追随していなかったような印象でもあります。
あと、前節で西村がCFでいい仕事をしたからというのもあるのかもですが、キャンプでもやったことのないポジションと言っていたのに二節続けてそのポジションに入れた、というのが再現性という意味では気になるところではあります。
この布陣は結局20分くらい続きましたが、効果的に機能していたとはいい難い感じでした。
65分の2度目の交代でこんな感じに。白崎に代えて下田、西村に代えてオセフンがIN。下田が縦に差し込むパスを入れてくれるようになって、だいぶ前線が活性化してきました。改めて前線で競れるタイプを入れて、従来のやり方での攻略に舵を切った感じでした。
オセフン、今日めっちゃ良かったです。主審が海外の方ということもあって相性が良かったことや、ヴェルディさんの守備陣の高さがそれほど圧倒的でなかったこともあるかもしれないけど、前線でよく競って良いところにボールを流せていました。
この交代、ちょっと不思議だったのが、何でこのタイミングで前線をもう一度「身長が高くて競れるタイプ」に戻したのかというところ。ハーフタイムでの交代はまさにそのタイプだったデュークを下げて、より「新しいチャレンジ」っぽい布陣に変更したところだったので「一周回って元に戻った」ような印象を受けました。
さらに76分に最後の交代。望月に代えて藤尾、イボに代えて藤尾がIN。前線がオセフンと藤尾のツートップ。林は、中山の位置に入り中山がCBの左に、昌子がCBの右に入りましたが、割とすぐに林と相馬が位置を入れ替えて最終的にはこんな形になりました。林と相馬はかなり位置も高く取って攻撃参加し、前線5枚のパワープレイの様相を呈していました。
パワープレイがかなり功を奏していて押し込めていたのですが、仮にこのフォーメーションで試合がスタートしていたとして同じような圧力をかけられたかはなんとも言えないところで、相手の体力も失われつつあるこの時間帯だからこそ効いた、という部分もあるように感じました。とはいえ、オセフンも継続してかなり競り勝てていて「従来の形」での攻略がやはり一定以上の効果があるな、ということを実感しました。
余談ですが上記の形になった後半91分すぎくらいのところで、高いボールをオセフンが競り、ラインを割ったところで線審のジャッジはヴェルディボールとなったシーン。一瞬、オセフンは抗議っぽい表情を見せるのですが、その直後、天を仰いで胸のエンブレムを力強く何度も叩いてその不満を飲み込んでいたように見えます。前節、前々節とジャッジに苦しんだところからプレーのリズムを崩してしまったことへの反省を踏まえて自分のすべきこと、ポジションを任されていることに対するを意識した行動のように感じられ、グッと来ました。オセフン自身色々と模索している最中だと思いますが報われてほしいなと強く思います。
終盤、かなり押し込んでいて得点しそうな雰囲気ではあったのですが、相手GKマテウス選手の好セーブ連発もあり、残念ながら得点は奪えずこのまま0-1で試合終了しました。
結果的には、従来のやり方で試合に入り、後半に入ったところで新しいやり方での打開を図り、終盤でもう一度従来のやり方に戻したうえで最後にパワープレイ、という流れだったという理解です。
繰り返しになりますが、現状「練度が高く得点可能性が高そうな従来のやり方(ただし対策される可能性も高い)」と「将来への布石にもなり対策される可能性も低い新しいやり方(ただし練度はそこまで高くない)」の間でどうバランスを取っていくかということが課題になっていると思っています。
…であれば。であればこそ。
「従来のやり方」を選択するときには、「必殺」である必要があると考えています。
文字通り「このやり方であれば必ず得点する」と言えるだけの鋭さがあれば、「新しいやり方で0-0で推移させ、終盤に従来のやり方で得点する」だったり「従来のやり方で早い時間帯に複数得点し、終盤で新しいやり方を試す」だったりも現実味を帯びてきます。
今節でいうと従来のやり方に近い布陣で臨んだわけなので、前半でリードすべき、悪くとも0-0で折り返すことが望ましい展開だったはずですが、結果としてはその前半で失点し、「新しいやり方」での反撃に失敗し、さらに最終盤に「従来のやり方」に戻して追いつききれなかったのは、少なくとも試合展開という点では最悪に近かったように思います。
個人的には試合の入りのところで、布陣は従来のやり方に近かった割に、ボールを保持しての打開を図るようなシーンも多く、歯車が噛み合わないような印象を強く持ちました。前線にデュークを置いているのであれば、その時間帯には素直にデュークを使った攻略にしたほうが良かったのかもしれません。
そのあたりのギクシャクした感じが、望月の「前に行くに行けない、後ろに下がるに下がれない」という状況を作ってしまい、そこを突かれたようにも思います。
今の時点で、「新しいやり方」が得点に結びつかないのは、正直あまり問題だと思っていないというのが正直なところです。おそらく黒田監督の中では、ACLがスケジュールに組み込まれてくるあたりまでには一定レベルには到達させたいという感じなのではないかと思っています。実際問題としてACLを戦いながら何かを「試す」というのはかなり難しいと思うので、色々模索できる期間はそんなに長いわけではないでしょう。
その「模索」の時期に勝点を失わないためにも、さらに言えば安心して「模索」出来るようになるためにも、従来のやり方の切れ味はこれまで以上に鋭くしておく必要があるのではないかなと思っています。
僕は、ゼルビアは新しいチャレンジをしていくべきだと強く信じています。長くJ1で戦い続けるためには引き出しを増やすことは絶対に必要です。なので、ここで焦ってチャレンジを引っ込めるのは得策でないと思っています。サポーター心理としてはもちろん毎節勝って欲しいくらいなので目先の勝ち星も拾ってほしいですが、そこに重きを置きすぎて新しいチャレンジに消極的になってほしくないと願っています。積極的に新しいチャレンジをしていけるように、その後ろ盾になれる「従来のやり方」を磨き、その結果として「新しいやり方」の練度を上げていくような、逞しさと老獪さを今季たくさん見れると良いなと思っています。
次節はアウェイ名古屋戦。連戦になりますが、うまく切り替えて良い試合(選手にとって学びの多い試合)になることを祈っています。
]]>よかったよかった!!!まだ形としては成長過程という感じですが、まずは今季初勝利が素直に嬉しい!!!新加入の西村に初ゴールが出たこと、前節に続いて相馬がグイグイいけてるところが次節以降にも期待ができる感じです\(^o^)/
いきなりですが、先日、ゼロファジさんのnoteを拝見して、めちゃくちゃ面白いなーと感じました。
Twitterにも書いたのですが、僕はサッカーの戦術的なところに関する知識(というか眼)がない一方で、ゲーム前やゲーム中に出てきた課題に対して、チームがどのように組織として解決を目指していくか、というところに興味があるので、選手交代だったりポジションの変更だったりに重きをおいて観ています。
今季はその方向性に加えて、なにか客観的に「そのゲームがどうだったか」ということを意識したり、あるいはデータを取って可視化したり、ということもしたいなぁと思っていました。
で、ゼロファジさんのnoteの中でこんな表現があって、まずはこれをつけながら試合を見てみよう、と思い立ったのが今日の試合です。
攻撃は3つのSTEPに分けることができます。
攻撃のSTEP1:相手のコートに入る
攻撃のSTEP2:シュートチャンスを作る
(シュート・クロス・ラストパス)
攻撃のSTEP3:シュートを決める
僕がきちんとこの内容を覚えていなかったので、ステップは若干ゼロファジさんのものとズレてしまったのですが、試合の中での両チームの攻撃が「どこまで行って終わったか」をカウントしてみました。
「シュートまで行けた」かどうか、という観点で見たいということもあり、2と3のところがゼロファジさんでいうSTEP2を分解した感じで、そのシュートが決まったかどうかは別途カウントするようなイメージです。
まだ始めたばかりなのでカウントの仕方も結構ブレブレだったりするのですが、やってみて非常に面白かったので、今シーズンは可能な限りこの見方を続けていけたらな、と思っています。
まずは試合中に「どこまで攻撃が遂行できたか」を単純にカウントしてみました。
正直、どこまでを「1回の攻撃」とみなすかだったりが結構曖昧なのでそこはご容赦ください。何度かやってるうちに安定してくると思います。
2行目の1~3は、先程の基準で見て「どこまで遂行できたか」を示しています。
試合見ながら自分でもちょっと混乱してしまったのですが、この数字は必ずしも1>2>3という関係になっていません。極端な話、その時間帯のすべての攻撃がシュートまで行けていたら、数字は「3」だけに入るような形になります。
で、この表を見るだけでも結構面白くて、例えば、試合を通じた町田の攻撃回数は70回、FC東京さんは43回なので、「町田の攻撃の回数は、FC東京さんの攻撃より1.6倍位の回数があった」と言えるかと思います。
でも、「どこまで遂行できたか」という目線でいうと、町田がシュート性のプレーまで行けているのは10回、FC東京さんは8回なので、「シュート性のあるプレーまで持っていけた回数は両チームでそんなに変わらない」ということが言えますし、「FC東京さんはボールを持つとシュート性のあるプレーまで持っていける確率が高い」とも言えます。
このあたり、もうちょっと視覚的にどうにかならんかなと思って、とりあえずスケールを揃えた棒グラフを作ってみました。
…なんか…イマイチ…
え、ええと、可視化についてはもう少し時間をかけて考えてみます。とりあえずはこんな感じで。
この数字をどう解釈するのか、例えば、「攻撃回数に占めるシュート性のあるプレーの確率が高い」ことと「攻撃の回数自体が多い」ことのどちらがより良い影響を試合に与えるのか、とか、まだよくわかってなくて、このあたりは継続しながらデータを取っていくと、試合ごとの比較とかで見えてくるものがあるのかなーという気がしています。気長にやっていこうと思います。
ということで、今日は前置きのほうが盛大に長いのですが、試合についても。
前節、広島さんとの試合では、前半はかなり広島さんの攻撃を抑えつつ先制点が取れたものの、故障交代もあって後半に逆転されてしまう、という流れでした。
今節は、どちらのチームにも故障者が出ずに睨み合うような展開になりました。DAZNでは実況の方が「エンターテインメント性のある試合とは真逆」といった表現をされており、まぁあんまり実況の方の好みの試合展開ではなかったんだろうなと思いつつ、がっぷり四つに組んでジリジリとやりあう今節のような展開、僕は嫌いじゃないです。
お互いに3-4-2-1、サイドから攻略していくケースが多かったですが、どちらかというと町田はしっかりピッチの奥まで進行してペナルティエリアの中に真横に近いクロスを上げてペナルティエリアの中で勝負したく、FC東京さんのほうはもう少し手前のところから早めに斜めのクロスを上げたり、早めに中央のレーンにボールを入れて、アタッキングサードの浅いところで勝負にいくことを志向していたように感じました。
結果的には、ペナ角あたりからGKとDF最終ラインの狭いスペースに中山のグラウンダー寄りのクロスが入りそれを西村がきっちり決めてこれが決勝点となりました。なんとなく5年くらい前のマリノスさんでよくこんな感じの決め方があったなぁという印象があります。西村にしてみると慣れ親しんだ形なのかもしれません。
正直、森重選手にクリアされてしまうかな、という形ではあったのですが一瞬の隙をついた形でよく得点できたと思います。
なお、39分くらいのところでオセフンと森重選手がやりあったシーン、オセフンが突き飛ばす形になってイエローを貰ってしまい、後半開始早々にも際どいプレーがあったこともあって藤尾と交代になりましたが、あの状況でのイエローはもったいなかったなぁという印象です。
DAZNで直前の様子を見てみると、右サイド相馬からのクロスに対して、中央のオセフンは森重選手との間に手でスペースを作りながら飛び込もうとしており、一方で正対して対応した森重選手は少し後ろにバランスを失いかけたところでオセフンの身体(襟あたり?)をおさえてバランスをとっており、このあたりの手のやり取りのところからお互い熱くなって、最終的にオセフンが森重選手の両肩を押し、森重選手が倒れたという経緯が伺えます。
正直、相馬からのクロスへの対応のところでのプレー内でお互いの手が出ていたところはどちらが悪いというようなものでもなく、通常のプレーの範疇だと思いましたが、プレーが切れたところで肩を突き飛ばしてしまったらそれはもうカード出ても仕方ないので、前節からのフラストレーションが溜まっていたとはいえ軽率だったなぁと。フィジカルに恵まれているだけでなく、非常にポテンシャルが高い選手なので、このあたりチームの戦術の中での役割変更だったりでうまく対応していけたらなと願っています。
「町田らしい型がきっちり出来て再現性のある勝利だったか」と言われれば、正直まだそこまでの練度にはなっていないかなというのが率直な感想ではありますが、とはいえ、0-0で時計の針を進めてワンチャンスをモノにする、というのは黒田ゼルビアの真骨頂でもあるので、その意味では町田らしい形で勝点3を取れた試合でしたし、いい流れで次節に繋げられそうに思います。
次節はヴェルディさんとのホームゲーム。水曜開催なのが残念なとこですが僕はなんとか半休取ったので現地で応援したいと思います。今節、ヴェルディさんはどうしちゃったのというような大量失点してるので、このあとDAZNでみてみようと思います。
]]>いやー悔しい。昨季3位の町田が昨季2位の広島さんをホームに迎えての開幕戦、残念ながら1-2での黒星スタートとなりました。
前半は本当に良かったのではないでしょうか。戦前から重要になりそうなポイントとして挙げられていた広島の右サイド(町田から見た左サイド)からの広島の攻撃については、クロスの出どころをきっちりケアしてほとんどの場面で封じ込めることに成功していた印象。
昌子のクオリティの高さはもちろんのこと、WBの中山、CB左の菊池流帆がめちゃくちゃ良くて、中山が出どころを制限し、菊池が跳ね返すというパターンがきっちりハマっていたし、CB右の岡村大八も広島の新戦力であるジャーメインを丁寧にケアできていたし、ほぼ完璧と言って良い出来だったと思ってます。
前半20分で岡村大八が膝?のトラブルで負傷交代し、ドレシェビッチがスクランブル発進。ただここは交代で入ったドレシェビッチがそこまでの岡村大八のタスクをきれいに引き継ぐ形で守備システムに与えた影響は小さそう。
後半53分、今度は菊池流帆がハムストリング?のトラブルで負傷交代。3バックを維持するため、WBの中山をCBの右に組み込んで、WBに林幸多郎がIN。これは守備システムに与えた影響が大きかったように思われます。選手としての良し悪しではなく特性が中山と林ではかなり毛色が異なっておりこの交代で広島右サイドからの攻略が活性化したように見えます。
ぶっちゃけ、1試合でCBが2枚負傷交代というのは、そりゃまぁ絶対に起こらないことではないけれどもそうそう起きることでもない不幸なアクシデントであって、その意味で、今節の後半をみて今季の町田の守備がどうのこうのということを言えるようなものではないと思います。もうただひたすらに、岡村大八と菊池流帆の怪我が少しでも軽いものであり、少しでも早くチームに戻ってこれることを祈るのみ。
…ということを前提としつつ、他にどんな手が打てたか(そのほうがベターだったかどうかは判断保留するとして)という観点では、例えばCBに昌子とイボ、左SBに中山、右SBにヘンリーという形の4バックに変えるという手もあったかもしれない。そうすると一列前が左から、相馬、前、白崎、林の4枚、前線がオセフンと西村、みたいな感じか。まぁでも広島の右サイドを止めるのはいずれにしても厳しかったかもなぁ…。
前、白崎のボランチコンビはかなり良かった印象。てか前本当にすごい。なんかどこにでもいる。ほんとに一人しかいなかった?何人か出てなかった?
1点目の失点シーンはこちら。後半59分、広島の15番中野選手のサイド突破を止めに行った林がファール、その位置から18番菅選手のFK、昌子が弾き返すもペナルティアークのあたりで51番加藤選手がヘディングで競り勝ってゴール前にボールが飛び、そこにいち早く反応した30番トルガイ選手に押し込まれた形。トルガイ選手についてたのは相馬で、体重のかけ方(相馬は多分ボールに詰めるために前に行こうとしてた)でボールへの反応が若干遅くなったところで立ち位置を入れ替えられたように見えてます。相馬が相当悔しがってたのが印象的。
2点目の失点シーンはこちら。後半77分、林から戻したボールに対する中山のトラップが大きくなったところを9番ジャーメイン選手にプレッシャーをかけられ、中途半端な位置に出したパスを15番中野選手に奪われて中央に出され、それを受けて正面から9番ジャーメイン選手にミドルを打たれ、谷が止めるも前方にこぼしたボールを、町田の右サイド側で浮いていた39番中村選手に押し込まれた形。
15番中野選手にボールが渡った時点では39番中村選手はボールより後ろの位置にいたけれどそこから前方に猛ダッシュして来てました。多分イボが一瞬ちらっと見て反応してるけれど、ゴール前3対3になった状況で、ボールを受けたジャーメイン選手に意識が向き、中村選手を背中に回してしまった形。イボとジャーメイン選手の間の距離は結構あったのでイボはジャーメイン選手にプレッシャーを掛けようとするが詰められず、ミドルを打つジャーメイン選手に斜め後方から止めに行ったのは(多分)仙頭。プレッシャーをかけようと前方に出かけていたイボは、打たれた瞬間に後方に戻ろうとする意図は見せているが結果的にはそのまま前方に駆け抜けてしまい、中村選手に対するマークが浮いてしまってました。中村選手に対しては中山が横からスライディングで止めようとしていたけれども届かず決められてしまった形。
こちらも前半はよかった印象。全体的に押し込められてはいたものの、相馬の技ありシュートが決まって先制。率直な印象として「これが本当の相馬か!!!」と思わせるような個のクオリティを遺憾なく発揮した感じ。昨季終盤に調子を上げてきてたときでもまだまだ本調子ではなかったのだなぁと改めて感じました。
得点シーンを振り返ると、広島のスローインをイボがヘディングで前方に跳ね返し、24番東選手に頭で戻されるも、白崎(多分)がもう一度頭で跳ね返してセンターサークル付近で相馬にわたる。自陣ゴール側に少し移動しながらボールを受けた相馬は加速しながら14番田中選手(多分)を回り込むように前を向き、プレッシャーを掛けてくるDF3枚を振り切りながらゴール前に突進、ニアかなと思わせておいてファー側に流し込む技ありシュートが決まった。この、後ろ向きにボールを受けたところから加速して前に回り込んだ動きが流石で、一歩目で少しボールが離れてしまったようにも見えるけれど広島DF陣のプレッシャーをうまく避けながら前進できてました。
今季は「困ったときのオセフン頼み」からの脱却が一つテーマかなと思っているのだけど、今日に関して言うと前半ではその片鱗を感じさせつつも、後半は昨季以前からの大きな進歩が見られなかったというのが正直なところ。
オセフンについては僕はかなり好きな選手で、やっぱりあの高さはとても大きな武器だし意外と足元もうまいし、というところはすごく期待できるのだけれども、いかんせんその良さが発揮しきれない試合があるというところは否定しがたい。
良さが発揮できないパターンは2つあって、1つは相手の「戦術としてオセフンを封じ込めるプラン」にハマってしまったとき。もう1つは主審のジャッジとの相性の悪さがあるとき。今日に関しては完全に後者だったなと思います。
本人のフィジカルの強さがJリーグの枠組みから逸脱している側面があり、主審によってはオセフンの競り合いが片っ端からファールになるケースが有る。後でもう一度DAZN見直してみるけど、ぶっちゃけ何がファールだったのかわからないシーンは多々あった印象。特に後半は(主審のジェスチャからすると)ホールディングを取られているケースが多かったように思われるけど、少なからず「これがどうしてホールディング?」と思うような取られ方が続いたタイミングがあり、本人もフラストレーションが溜まって、主審に詰め寄って(かなりラフに)そのあたりを確認していたようだけど、結局この部分は改善に至らないまま交代を迎えました。
諸々賛否はあると思うけれども、オセフンの競り合いがファール取られがち問題は昨日今日に始まったことではなく、以前からの課題でもあった認識。で、それが起きたときどうするのかが今季は問われていると思うのだけど、今日の試合からはその解決への道筋はちょっと見えなかったです。前半はそれをどうにかしようという雰囲気が見えていたのだけど、同点に追いつかれたり、逆転されたりという心理状況でなかなか新しいことを試す状況になかったかもですね…。
ジャッジの傾向が自チームに対して不利、というシチュエーションで、それをピッチ上で異議申し立てしたり試合終了後にやいのやいの言っても、少なくとも「その試合中に事態が改善すること」はかなり望み薄なので、だとしたらそのシチュエーションを正面からきちんと受け止めたうえで「この試合中にどうやって改善するか」を考えるほうが建設的だろうと思ってます。
このことについては逆側の視点(広島DF)から指摘されているツイートがあって、僕はもう首もげるほど同意です。ジャッジの傾向はチームにとってはどうやっても(少なくとも試合中には)操作することのできない要素なので、広島DF側から見たら「それをいかに有効に取り込むか」、町田攻撃側から見たら「その影響をいかに小さく出来るか、あるいは回避できるか」は選手個々の能力と同じくらい試合結果に影響を与えると思うんですよね。
以下は、サッカーの、特に戦術面については全然詳しくない素人の戯言なのだけれども、「今日の主審とは相性が悪いぞ」となったときにどうすのか、というのはちょっとだけ考えてみました。
「対戦相手の戦術に絡め取られる場合」と「主審との相性が悪い場合」の両方の状況を一言で言うなら「オセフンにうまく収まらない」だと思うのだけど、このとき、「収まらない」状況に対して取りうる手段はいくつかあると思います。
オセフン自身の技術や適応力による打開。例えば審判にファールを取られないような競り方にするとか、ガッツリついているマークをノーファールで躱すとか。これが出来るのがベストだけど、それがそんなに簡単じゃないから課題なわけで、最終的な到達地点としては残しつつも、即効性のある打ち手ではなさそう。
オセフン本人の立ち位置や役割、あるいは周りの立ち位置や役割を変えることでの打開。例えば「オセフンに当ててセカンドボールを回収して前進」という今の役割ではなく、ボールはサイドで前進させ、オセフンが中で待ち受ける形にするとか。個人的にはまずこれを試すのが良いんじゃないかなぁと思ってます。交代枠を消費せずピッチの中だけで完結するし。
オセフンは相手ゴールに背を向けて競り合ってポストになるという役割も確かに担えるし、実際町田ではその使い方で成果を出しているのだけど、個人的には彼は自分よりもゴール側にあるボールに対して、身体を投げ出すヘディングだったり、裏抜け的な動きをするのも結構向いているんじゃないかと思ってます。なので、前者の役割を期待してスタメン起用したうえで、それが何らかの理由でうまくいかなかったときの選択肢として後者の役割はアリじゃないかなぁ。
すごく端的に言うとデュークとの交代。これは一定の効果は期待できる(特に競り合いでのファール絡み)。ただ、相手チームが戦術として「長身のワントップのポストプレイ」を消すような動きをしてるときだと、交代枠は一つ消費したけど事態は対して改善しないという結果になる可能性も高い。今日みたいに主審との相性が悪そうなときの選択肢にはなるけど根本的な打開ではないかも。
例えば交代選手として、裏抜けするFWへの配球に優れたタイプを2列目に置いて3-4-2-1から3-5-2にする、とか。つまり「ポストに当ててセカンドボールを回収して前進」ではないやり方に変えるパターン。これもアリかなーと思ってる。というか、25シーズンの「困ったときのワントップ頼み」からの脱却ってそういうことだと思ってます。「ワントップ頼み」が現状では一番練度が高いのは間違いないし、戦略の一つとして全然悪くないので切り捨てる必要はないのだけど、それがうまくいかないときの「次の手」はこういう方向性なんじゃないかなぁ。
個人的にはイボの配球センスだったり、ダイゴの気の利き様だったりがこういうときの交代としては効果的な気がするけど、まぁ今日に関してはイボをそんなに前に持ってくるわけには行かないしダイゴはベンチにいないし…という状況なので仕方ない。
今日に関して言うと、予定外のCBの交代が続いたことで、戦略的な交代が事実上1回しかできなかった、というのはもちろんその通りなので、その交代が効果的だったかどうかということは一旦棚上げしてもいいと思うのだけど、77分の交代は白崎→仙頭、相馬→ナサンホ、オセフン→藤尾、という感じだと思うので、大きく役割と戦術を変える、というよりは、疲労を踏まえた交代という側面が強かったように感じました。
率直な感想としては、うまくいっているときは疲労した選手に代えて、同じような役割を期待する選手を入れるのはアリというか、そりゃまぁうまくいってるんだからそのままで行くのが正しいと思うのだけど、今日のようにこちらのやりたいことが塞がっている膠着状態の場合に、同じ役割を期待する選手を入れても同じように塞がっちゃうんじゃないかなぁという気がします。
ただ今日は何度も書くけど3回の交代のうち2回を負傷交代で使っちゃってるのと、裏抜けがうまい(そしてやりたがっている)西村が77分時点で相当な距離を走っちゃっているので、あの時点での交代だとやむ無しかな…とは思います。黒田さんも広島のスキッベ監督も言ってたように今日については交代がうまくいかないのはまぁ仕方ない。次節以降に期待する感じですねー。
そんなわけで、今の時点では今日負傷交代した岡村大八と菊池流帆の怪我が少しでも軽く、少しでも早く戦列復帰することをひたすらに祈っています。
次節の対戦相手であるFC東京さんは、昨季町田にシーズンダブルやられているので、相当な思いで臨んでくるはず。それこそ我々のワントップ戦術に対する対策もバッチリしてくると思うので、何かしら攻撃に関しても工夫が必要になってくることでしょう。
今日の相馬のゴールは非常に素晴らしかったですが、ある意味では「個のクオリティ」でもぎ取ったものであって、チームとして再現性のある得点パターンを作れていたわけではない認識です。それこそ23シーズンの「高身長ワントップに当ててセカンドボール回収」のような、再現性のある型を今年は構築していけたらなーと期待しています。
]]>オナガの交代の件が他チームのことながら地味にずっと刺さってる。
試合後のコメントでは、懲罰交代っぽいニュアンスで語られてるのだけど、監督の思惑と違うアクションを取られたなら試合の後で伝えればいいのに、懲罰的な交代したら自分の首締めると思うんだけどなぁというのが率直な感想。
実際前半のオナガはめっちゃ効いてたし。チームとしては平河の動きに対する制限が減ったのでありがたいのだけど、それで本当にアチラはよかったのだろうか。
黒田さんが徹底してて偉いなぁと思うのは、スタメンやベンチのメンバーの選抜を飴にも鞭にもしないところだと思ってる。「チームの勝率をあげられるか」だけに焦点を合わせてメンバー選抜することで、「選ばれなかった選手」に対する要求が物凄くシンプルなものになる。
例えば先日のヴェルディ戦、両チームを取り巻く思惑的なもので言えばバイロンの起用が期待されていた部分があると思うのだけど黒田さんは選ばなかった。自分が育てた、おそらく思い入れの強い選手だと思うのに選ばなかった。FC東京戦のSJもベンチ入りしなかったし、「古巣戦」みたいな周囲からの期待よりも「この試合の勝率を最大限にできるメンバーは誰か」のほうが黒田さんの中で優先度が高い…というかそれ以外の要素は殆どないんだろうと思っている。
このメンバー選抜の方針は、ある意味では非常に冷徹なイメージを持たれてしまうかもなのだけど、一方でものすごくフェアで、「選ばれなかった選手」が何をすれば選抜されるかについて迷わなくていいというのはすごく大きなメリットだと感じてる。
「監督に嫌われているから出れないんじゃないだろうか」「この間のプレーが気に入らなかったから目をつけられてるんじゃないだろうか」というところを気にしながら練習するのは極めて非効率だと思うし、選抜の基準が「監督から見た好き嫌い」でないということは、「仮に人間としては嫌われていたとしても、成果を出せば選抜される」というところでモチベーションを維持(いや、それだって相当キツイとは思うけどね)できるのは選手のメンタル上かなり良いことだと想像してる。
もちろん、出た試合で監督の意に沿わないプレーをしたら(そしてそれがチームの勝率向上に寄与しなかったら)、次の試合は出れない可能性が高くなるだろうけど、それは「監督が怒っているから」ではなく「勝率を上げられなかったから」なのだと理解することができれば、「じゃぁどうすれば勝率を上げられるのか」にフォーカスして考えていける。
…というところを踏まえて考えると(他所様のチームのことに口挟んで申し訳ないのだけど)、前節でのあのオナガ(と山田楓喜)の交代は、監督自身が「勝率を上げるための選択をした」とは正直考えにくい。もちろん長期的な目線で「選手にはチームの方針に従ってくれないと勝率が上がらないのでそのための懲罰的な交代だ」という考え方もあるのだけど、38試合しかない中で勝ち星の取り合いをしているわけだから、懲罰的な交代でその試合を落としてしまったら、チームとして1/38を失うことになってしまう。
反省を促すなら試合が終わってからいくらでも話せばいいことだし、そこが改善されないとチームとしてよろしくない、ということであれば次の試合で選抜されないという形で示せば良い。その形なら、次の試合のときには「監督から見て勝率を上げそうな選手」で選抜メンバーを埋められるので大きな問題ではないと思う。
ただ、既に自分の責任において選抜したメンバー(5人しか交代できないんだからベンチメンバーはかなり貴重なリソースだ)を懲罰的な交代に使ってしまうのはどう考えてももったいないと思う。
監督が「チームとしての勝率」よりも「(監督自身の気持ちの問題や、チームの規律を重視しての)懲罰交代」を優先させたのだとすれば、それは1シーズン38試合の中の1試合に対して軽く見すぎているように思う。
町田をチーム外から見たときにも「勝利にこだわるチーム」というイメージが根付いてきたようだけど(個人的にはプロスポーツで「勝利にこだわらない理由」があるとは思わなかったのでびっくりしてる)、こういうところの差異にもそのへんが出ているように思う。
他チームのことばかり書いていて申し訳ないので自チームの過去にも目を向けると、ポポさんも結構懲罰的な交代をする人だった。また、当時のチームのリソース量の問題もあったとはいえ、「選抜されているメンバーは監督から好かれていて、そうでない選手は選抜されにくい」という状況があったのではないかと感じさせる話もチラホラ耳に入っていた。
チームとしてどれだけ強くなるかは、どれだけいい練習ができるか、言い換えれば「試合に出れない選手のレベルがどれだけ高いか」に強く依存すると思っているので、「直近の試合に選抜されなかったメンバーのモチベーションが下がっている」という2022シーズンの状況は本当にまずかったと思う。実際、シーズン終盤の勝てなさっぷりはそういうところが露呈したという側面はあるだろうなぁと感じている。
もちろん、チーム全体としてのレベル感を上げていくことで「今一番いい状態の選手たち」で試合に臨めるというメリットは言うまでもない。
…ということで、直近の試合のあの交代はやっぱりよくわからんというか、今のウチの体制だったらしない交代だろうなと思うし、仮に懲罰的な交代だったとしてもそんなんわざわざインタビューで言わなきゃいいのにと余計なお世話ながら思ったのでした。
多分、メンバー選抜に関する話を他チームが真似しようと思ったら仕組み的には簡単に実現できるはずなんだけど、「監督が自分の感情を選抜に反映させない」「選手もそれを信じている」という部分を浸透させるところが難しいんだろうなぁと思う。結局「選手もそれを信じている」を実現させるには「この監督は就任以来私情を選抜に反映させたことがない」という確固たる担保が必要で、「昨季まではそういう部分もあったけど今季からは変えます」と言われても、それを心の底から信じるのは難しいだろうから、やるんだとしたら監督が交代したそのタイミングでしか実現できなさそうな気がしてる。
]]>いつもシーズン終わりとか開幕前とかに「今季こそ少しまとまったことを書くぞ」と思いつつ、その時期にバタバタしてることが多くて結局何も書けないままシーズンを迎えることが多いんですが、2024年3月末時点でゼルビアがJ1の暫定首位にいる、という状況なのでこれは流石になにか自分の気持ちをメモしておいたほうが後々楽しそう…
ということなので、特になにかまとまったりはしていないんですが今の時点でいなばが思うことをつらつら書いておこうと思います。
良くも悪くもゼルサポの中で今もあの話題をホットなものとして捉えている人は少ないように思いますが、2019年の10月、ゼルサポに大きな衝撃が走りました。チームの名称変更、リブランディングについての話です。
色々あったけどリブランディングについては一応今のところ棚上げになっている認識なのですが(動画見返したら撤回、になってました)僕がこの記事を書いた意図としては「リブランディング何が何でもやだー」ではなく(ゼルビーは残してほしかったけど)、当時藤田さんに対してサポーターの方が抱いていたのではないかと思われる懸念だったり誤解だったりについて、「そういうことではなさそうよ?」ということを示したかった、という側面がありました。
あのタイミングで、藤田さんの立ち位置は「町田に対して投資をする主体」ではなく「町田に対する投資の妥当性を、法人としてのCyberAgentに伝えて投資を引き出す」立場だったと理解しています。つまり藤田さんの自由にできるお金をポンと出すのではなく、自らが代表を務めるサイバーエージェントとしての投資なので、その投資に如何に妥当性があるかを示す必要があったはずです。
で、その「妥当性がある」ことを示す資料の一つがこれでした。
恐らく当時、このプランに対して「現実味がある」と思った人はほとんどいなかったと思います(私自身を含めて)。実際このプランは投資を引き出すための「ビジョン」の一つであって、「達成しないと許されないマイルストーン」ではなかったと思います。
この時点(2019年10月11日)でのゼルビアは、相馬さん体制で2018シーズンにはJ2で4位だったにも関わらず直前の35節V・ファーレン長崎戦後の成績は19位と低迷していました。そのあたりの本音(現実を踏まえたプラン)と建前(投資を引き出すためのプラン)の対応は以下のようだったのではないかと想像しています。
ぶっちゃけ、2019シーズンに19位だったチームが翌シーズンに優勝するというのは現実味が薄かったと思うのと(2023にそれに近いことやったけどな!\(^o^)/)、2020シーズンにポポさんを招聘したときに「3年計画」みたいな話があったことから、まぁこんな感じで概ね外していないと思います。
その「3年計画」を踏まえて上記の表に実際の順位を足すとこんな感じになります。
まぁ計画初年度の2020シーズンが19位なのは今思うとめちゃくちゃ際どかったけどいったん置いとくとして、2021シーズン中、藤田さんの頭の中では「お?今季J1行けるんちゃう?」という気持ちがあったんじゃないかなぁと思っています。下のグラフで言うとピンクの矢印のあたり。
ただ、残念なことにこの年のゼルビアはここから調子を伸ばしていくことができず、数回の連敗があったこともあり、自動昇格のラインを超えることはありませんでした。個人的に「奇跡を信じ続けるけど実際には昇格は無理かもしれないな…」と思ったのが下記の青い矢印、10月3日の磐田戦の敗北でした。
この日のことは珍しくBlogに書いているので改めて読み返してみたのですが、やっぱりこのシーズンは取りこぼしが結構多かったというか、勝ちきれない状況だったのだなーと思います。
翌22シーズンはきっとポポさん体制3年目ということで21シーズンの5位を超えて昇格できるんじゃないか…と我々も思ってましたしきっと藤田さんもそう目論んでたんじゃないかと思います。実際シーズン始まって10節までは最高で2位にまでつけていたものの後半怒涛の勝てない病が発動してしまい、結果的には10月23日の最終戦時点では15位と沈んでしまいました。
2022年には上記の「現実を踏まえたプラン」ですらJ1昇格、「投資を引き出すプラン」に至ってはJ1の2シーズン目、優勝計画を立てるぞくらいのタイミングで、現実がJ2の15位なわけなので何かしらの「変容」が必要だよねという話になったのが22年10月の最終戦のとき。
そこから2ヶ月後の12月、藤田さんの代表取締役社長兼CEO就任。
このあたりのタイミングで積極的な選手補強、黒田監督の招聘などが進み、御存知の通り2023シーズンはJ2優勝、J1昇格を成し遂げたわけです。てことで今はこんな感じ。
いろいろ紆余曲折あって少しだけ回り道をしたりもしたけど、グルっと回って「あの時『夢の話』だと思っていたプラン」の実現も視野に入れても良いような状況に追いつきました。いや、これってすごいことだと思うんですよ、ほんとに。
まだ5節ですし、「4連勝に浮かれる」とか「今の順位にいることを過大評価する」という意味ではなく、でも今までやってきたことは間違っていないという強い確信を持って、我々は優勝を狙って良いんだ、ということをあらためて強く感じた次第でした。
次節は広島戦。我々にとって大きな試金石となります。めちゃくちゃかっこいい煽り動画の通り、塗り替えましょう!!!
藤本!!!オセフン!!!そしてまたオセフン!!!
やーすごい試合でした。家でちょっとのんびりしてから行ったら試合開始に間に合わなくて、席についた瞬間に藤本のゴール!\(^o^)/
そしてその後追いつかれるも、後半に巻き返してオセフンの二連発!\(^o^)/\(^o^)/
藤本、オセフンともに第1節のG大阪戦から試合にはコンスタントに出ているもののここまでゴールがなく、それこそ「1本入って肩の荷が下りれば…」という気持ちでずっといただけに、この試合でゼルビアでの初ゴールを決めてくれたのは本当に嬉しいです。
特にオセフンについては、かなり良い状況で打てているのになぜか入らない、枠に飛ばない、みたいなシーンが多く、ポストプレーが非常にうまく行っている(しかもとても献身的)だけに、得点で報われてほしいなぁと思いながら見ていたので、滑り込んでの1得点目、その数分後の2得点目、とめっちゃテンション上がりました!
…という流れを踏まえての勝点推移のグラフですが、水色の点線で示される「ここ7年のJ1の首位ペース(1試合あたり勝点)」を超えている状況です。細かい話をすると、5節時点での「J1首位ペース」は11.1でゼルビアの勝点が13なので勝点1.9くらいの貯金ができており、これは開幕ダッシュ成功と言って良い数字だと思います。
リーグ全体を見るとこんな感じ。
まだ5節なのでこのあとどうなるかは勿論わかりませんが、大きな動きとしては、開幕3連敗の名古屋さんはその後の2連勝で12位に浮上。一方で開幕戦引き分けのあと勝点を取れていない札幌さんが20位。
ここからの町田の相手は週明け水曜日に広島さん、日曜日に川崎さん、翌週13日土曜日には昨シーズン王者の神戸さんとなります。なるべくいい流れで神戸戦を迎えるためにも、来週の2戦は一つ踏ん張りどころになりそうです。
その意味で、今日途中出場、今シーズン初投入の荒木がかなりアグレッシブに行けていたことと、出場時間が短かったものの前節までよりもだいぶ身体が軽くなったように思われるデュークの存在は心強い要素です。
U-23代表に選出されていた平河、藤尾の二人は代表戦の疲れもなんのそのよく動けていたと思います。特に平河は昨季までと比べて今季、突破力プラスアルファの部分の伸びが大きく、今日も3アシスト。ボールを奪取し、突破した次のアクションとしてのクロスの精度が上がってきていて、もう見ていて面白すぎました。藤尾はよく機能していたのですが、PKを外したのはかなり悔しかったのではないかと思います。引きずらず、切り替えて次節に向かえたらと期待しています。
今節も守備陣の出来も素晴らしく、安定のクオリティのドレシェビッチ、チャンミンギュ、途中交代で入ってきた奥山、昌子あたりがよく守っていました。今日はそれぞれに少しずつヒヤッとするシーンも有りつつも、うまくフォローし合ってチームとしての危機的な状況をうまく回避できていた印象でした。失点シーンはなんだかあれっと思うようなタイミングから侵入を許しちゃっていて勿体なかった感じ。多分黒田さんには相当言われちゃうんじゃないかという感じでした。
まずは次節の広島戦、水曜日開催ですがいなばはバッチリ半休申請をしているので現地で応援予定。アウェイ川崎戦も現地に行けそう。国立は家族を引き連れて行く予定です。いい試合を見せてくれることを信じています!\(^o^)/
今回は、行きは町田駅からの直通バス(無料)、帰りは鶴川駅への直通バス(有料)で移動しました。
行きは14:10発で展望広場到着が14:45くらい。帰りは富樫敬真とアラウージョが挨拶に来てくれたのを見てからの離脱でしたが17時試合終了で17:18にスタジアムを出て17:26にバスに乗り17:52に鶴川駅についたので、待機列に並んでいたのが5分強、そこから鶴川駅まで30分弱でした。かなりうまく捌けていた印象です。今日の来場者数が7,000人くらいだったのですがその人数をこのパフォーマンスで捌けたのは非常にうまく改善ができていたのではないかと思います。
なお今日は、市内のいくつかのお店で使えるドリンクチケットを配布してました。
せっかくなので使わせていただこうということで(ていうか絶対こういうの、何枚配って何枚使われたかっていうところで効果を測ってて、多分そこに対してKPIを持っている人がいるんだろうなぁと想像したから、というのもあって)、帰りに町田のHUBさんで少しだけ飲んできました。
2杯目に飲んだパンクIPAというビールが、僕の好みど真ん中でめっちゃ美味しかったのでTwitterでつぶやいたら、六本木に直営店があったり、YASSカレーさんやツインズの酒屋さんでも手に入るという情報をいただきました。ありがとうございます!直営店行ってみたいなー(どろんどろんに酔っ払って帰る姿しか想像できない…)
あと、野津田に向かうバスの途中でみかけた美味しそうなモツ煮のお店はどうやら本当に美味しいらしく、こちらも機会があればぜひ行ってみたいところ。広島戦の後にテイクアウトさせてもらって、家で飲みながらいただくのが良さそうな感じ。こちらも情報ありがとうございました!