現在LoLで深刻なコネクションエラーが多発していて、「これが直るまでは他のゲームをやっておこう」ということで、久々に「Trials Evolution: Gold Edition」をプレイ。
およそ1年前にも同じ4人でカスタムコースのマルチをプレイしていました。
完全に腕が鈍っている……。
でもこのくらいグダグダの方が、より楽しめるのではないかと思います。
以下、引き続きMF2dlog特派員となった私、meganeが執筆した記事です。
普段のMF2dlogはこんな感じじゃありませんので、ご注意ください。
皆さんは、「Super Hexagon」の楽曲を提供している「chipzel」をご存知でしょうか?
私は昨年「Super Hexagon」と出合い、そのゲーム性はもちろんのことBGMとして流れている熱いチップチューンサウンドにもベタ惚れしました。
その日から文字通り「毎日」、雨の日も雪の日もchipzelの音楽を聞いています。
そんな俺氏、彼女のライブが今年のBitSummitで行われると聞いて歓喜!
東京から新幹線に乗り、「今日はchipzelのライブを生で聞けるんだ……」とニヤニヤ笑っていた私はさぞキモかったでしょう。
さて、会場である「みやこめっせ」に到着し、本記事用の写真をぼちぼち撮影していた時のことです。
看板を撮影終了。
「これでええじゃろ。18時のライブまで全力でブース見て回るぞー」と、会場に入ろうとすると……。
私「え……chipzel……?」
chipzel「hi :D」
私「くぁwせdrftgyふじこlp」
アイエエエ!? チップゼル!? チップゼルナンデ!? コワイ! ゴボボーッ!
入り口に!! 入り口にchipzelもう居たの!!! いっっえええ!? マジで!?
chipzel「ハジメマシテー」
とハグしてくれちゃいました!!! ふううううう!!!
もう完全に言葉出ない私。
ちょっと冷静になれば出てくる中学生レベルの英語が全然出てこない。
ファンであることを伝えるので精一杯。
サインもらうので精一杯。
写真撮ってもらうので精一杯。
chipzel「ライブ6時からだから、来てね~(英語を意訳)」
私「はい!はい!!それはもう、絶対!!!(日本語)」
chipzel「bye bye~」
私「ばいばい!!!!」
嗚呼。なんかもういいや、今日。満足だわ。
適当にぐるっとブース回って良いゲームに出会えて、ライブ聞いてそれで100%満足だと思ってたけど、
写真改めて見なおしたら「京都漆器展」にchipzelが来てるみたいな写真になっちゃけど、
もう100%満足したよ。まだ会場の建物内にすら入ってねぇけど、もうお客様満足度100%だよ。
……なんて考えは会場に入った瞬間消えまして。
「うおおおおBitSummitの会場の空気キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」と、
そこには 元気に会場内を走り回るmeganeの姿が!
18時からのライブがスーパー楽しみになり常にテンションマックスでした。
7日のメディアデーは17:00からカクテルパーティー兼ライブが行われました。
メディア関係者さんや、出展者さんと交流を深める時間です。
初日にお互いお疲れ様と労い、ゲームの話をしながらみんなでお酒を飲み、ゲームミュージックに酔いしれる。最高じゃァないですか。
いよいよ、chipzel氏のライブが始まります。
1曲目は2013年9月にリリースされたアルバム「Spectra」よりSpectra。
2曲目 同アルバム「Forged in Stars」と続きます。
もちろん、SuperHexagonのBGMも演奏されました。
映像を撮りましたがブレてます。だって私ノリノリだったんだもん(てへぺろ
こうしてメディアデーはChipzel氏のライブで幕を閉じました。
chipzelのライブを聞きたい……というそこのアナタ!!
3月9日のイベント、Nubuwo – 「1H1D!!! -ゲームは一日一時間!!!- vol.33」にChipzelがゲスト出演します!!!!
イベントは3月9日(日)18:00に始まり、23:00まで続く予定だそうで、京都で行われます。
チップチューン好きならぜひとも参加したいですね。
私は仕事の都合上、参加できません……。マジ参加したい。もう一回聞きたい。
今度は私がアイルランドへchipzelに会いに行く番かな?(真顔)
さて……この記事を書いているのが午前3時。
明日京都から東京へ帰ります。
帰ったらchipzelにファンレター書くんだ。送るって約束したんです。
風呂入って一口、京都で作られた酒を飲んで寝……、
あ、寝る前にSuper Hexagonやろ。
はじめまして、meganeと申します。
今回はMF2dlogの特派員として、年に一度のインディーゲーム開発者のお祭「BitSummit 2014 -京都インディーゲームフェスティバル-」へ行って参りました!
小学生の時に読書感想文が超ニガテだった人間が、本記事を書いてみます。
普段、MF2dlogをご覧になっている方々から見ると、表現力のない稚拙な記事ですがご容赦を!
今年のBitSummitは、3月7日がメディアや関係者への公開日となるメディアデー(ビジネスデー)、3月8日・9日が一般の方も遊びに参加出来る日となっています。
私meganeは、縁あって初日のメディアデーに参加させて頂く事になりました。
会場の様子や出展者の方とお話した内容を書いていきたいと思います。
取材にご協力いただいた各ブースの方々、ありがとうございました。
東京から新幹線に乗り、京都駅に到着。
東西線を利用し、会場となる京都市勧業館「みやこめっせ」の最寄り駅、「東山駅」へ向かいます。
最寄駅からの道のりは特に迷うこと無く、着きました。
京都駅から会場まで、大体30分程でしょうか。
会場へは、名刺を提示して入場します。
MF2dlog特派員として、本ブログ管理人のbamiさんにデザインして頂いたカッチョイイ名刺をドヤ顔で提示します( ・´ー・`)

「あの……本名をお伺いしてもよろしいですか?」(間違えてハンドルネームの名刺出しちゃった私)
ですよね。ハンドルネームじゃ入れないっすよね。知ってました(赤面)。
ということで、会場に入り、ぐるっと一周。
各ブースを見て回ります。
まずはアパート経営・モンスター生活・タワーディフェンスゲーム「メゾン・ド・魔王」の開発元であるプチデポットのブースへ。
メゾン・ド・魔王の開発チームは、音楽担当・イラスト担当・プログラミング担当・広報担当の4人で成り立っているそうです。
また、この夏、3DSのDL版がリリース予定。
メゾン・ド・魔王はご存知の通りヒットした作品ですが、過去作の他プラットフォームへの移植とは別に、2作目を考えているかという点を広報の方にお伺いしました。
「メゾン・ド・魔王はプチデポットの一作目です。
恐らくユーザーがプチデポットに求められている2作目というのは、こんな感じのゲームでしょう。
しかし、同じ雰囲気のゲームを作ってしまうと我々の”色”が決まってしまう……。
まだ何も決まっておらず、話し合っている段階ですが、今までとは全く真逆の物になるかもしれません」
なるほど……なるほど……と取材しながら頷く私meganeは、実はメゾン・ド・魔王をプレイしたことがありません。
あ、やばい、今、この記事読んでる人の怒号が聞こえる気がする。
私、インディーズゲーマー歴わずか1年ちょっとなんです。そんなに怒らないで。
「BitSummit開催中(3/9)まではセールやってますよ!」
まじっすか!何個か買って友達に配ります!
Steamにて、定価の50%オフとなる1.99ドルで購入できます。
ブースではレアな「サントラ付きパッケージ版」を販売中です。
別ブースで試遊もできるとのこと。
こちらは家庭用ゲーム機ソフトの上質なHDリマスターで有名な会社、HEXADRIVEのブース。
「おや、これはスマホ版のゲームかな? 少しだけ下調べした時にこんなのあったけ?」と、首をかしげていると……。
なんか、なんか、えっと、なんだ、その、ダイコンが来た。
こちらは本作「ダイコン王の野望ッッッン!!」の登場キャラに扮する開発部マネージャーの中村さん。
「本作は2014年夏に配信予定の作品です。
確かにヘキサドライブといえばZONE OF THE ENDERSやゼルダの伝説 風のタクト等のHDリマスタリング作業が有名ですが、本作は完全に弊社で作っている作品となっています。
タワーディフェンスのように”ダイコン”を配置して、バトルするゲームです」
ダイコン……なんでダイコンなんだ……?
という疑問は試遊させて頂くことで解消されるかもしれない。
なるほど。それぞれのユニットにはジャンケンのように弱点があって、
……お、え、コレやたら敵強くないっすか!
ユニット配置しても配置しても常にギリギリの所を責められる……。
「BitSummitに来られるようなコアゲーマーさん向けにこの開発版は難しくしてあります(笑)」
ふえぇ……私コアゲーマーじゃないから難しすぎるよぅ……CPU強すぎぃ……。
「CPU対戦だけではなく、通信対戦も可能になっています」
全国……いや、世界中の人たちと熱いダイコンバトルが出来るわけですね。
どえらいゲームですよこれは。
あ、しまった……なんでダイコンなのか聞くの忘れた……。
どなたかBitSummitへ足を運ぶ方はブースで理由を直接聞いてみてください。
続いて、はるばる札幌から京都に出展しにいらっしゃった札幌ゲーム製作者コミュニティKawaz TeamVOXのブース。
bamiさんごめんなさい、自分が何回か見た時は誰も居なくてお話聞けませんでした……。
bami注: なまら残念……。
このブースは絶対チェックしたかった!
「日本のインディーゲーと言えば!」とどこかで聞こえてきそうなLA-MULANA(ラ・ムラーナ)の開発元、NIGOROのブース。
ほーん……「LA-MULANA 2」か……私まだ1クリア出来て無いんだよね……。
今2をここで試遊したいけど、1クリアしてから2に感動したいんだよなぁ……どうしようかなぁ……。
と、どうしようか悩みながらウロウロしていた私。
ふと隣に立っている男性を見ると、ん?
うおおお楢村さんだあああサインくださいいいいいいい!
ん? 取材? ンなもん後あと!! そんなん後でええねん!
サイン貰っちゃった。てへ。
楢村さんはご存知「LA-MULANA」の開発チームNIGOROの代表。
「かつての2D アクションゲームが進化したらどうなるか?」というコンセプトで開発されているということを知った時から楢村さんのファンです。
「LA-MULANA 2」で鳥取砂丘を転げ落ちるあの映像を見た時から胸がときめきっぱなしです。
おお、Vita版の「LA-MULANA Portable(仮)」も展示されている!
どうですか? 開発は順調ですか?
「今は一応、移植したという段階ですね。これからVitaならではの機能を追加していく形です。
『LA-MULANA 2』はまた2年位つきっきりになりそうですね。
あ、2は試遊しました?まだなら、どうぞ」
実はまだなんですよ! はい! 是非遊ばせて頂きます!(即決)
んん、おお? 1に比べてキャラクターの移動速度が早くなりましたかね?
「早くなったというより、HDになって、画面が横長になったことでそう見えますね。
今回は、しゃがめたり、背景がスクロールしたりします」
すっっげえええマジだ!しゃがめる!なにこれ画期的!!!
「しゃがめるなんて、当たり前の機能なんですけどね(笑)」
ですよね(笑)
しかし、LA-MULANA 1をやっている身としては、アクションが追加されることで、敵の攻略方法や謎解きに活かされることの期待してしまうんです!
フハハハ、オラオラ、雑魚め、そんな遠距離攻撃なんてあたらんぞ!
………あ。
(敵自体に触れてノックバック&落下地点の針に飛び込んで死亡)
「……鬼畜さはそのままです!
今はPlayismさんの方で、2の体験版を無料で配布しています。
そちらの方でもじっくり遊んでみてください」
んー……!その前に1をクリアせねば!
今はニワカ楢村ファンと呼ばれても致し方ない私ですが、コアファンになるつもり満々なので、お話出来て本当に良かった!!
ぶらぶらっと歩いて、ふと目に止まったブースで心を鷲掴みにされました。
Flying Carpets Gamesの少女とロボット、英題「The Girl and the Robot」です。
私にとって、このゲームタイトルを知ることが出来たのは大きな収穫でした。
一体どんなゲームなんでしょうか。
ブース担当の方にお伺いしてみました。
「少女を守り、敵を攻撃出来るロボット・攻撃は出来ないけど、素早く動ける少女、
そんなロボットと少女の操作を切り替えながら、悪い王女様が支配するお城から脱出するゲームです」
アート、世界感がとにかく素晴らしかったです。
少女はとても可愛らしく、少女を守る騎士のようなロボットのカッコよさ。
それらが組み合わさり、圧倒的”萌え”を感じずにはいられません。
「ロボットの肩に乗る少女」ってだけでグッとくる方は絶対にチェックすべき作品です。
現在、Humble WidgetとDesuraでWindows PC用(DRMフリー)のα版を購入可能です。
今後はSteamとWii Uでの配信も予定しているそうです。
この作品に胸ときめいた私meganeはこの作品を応援したいと思います。
これは後で絶対にプレイしたい!と思った作品をもう1つ。
FullPowerSideAttack[dot]comさんより、「TorqueL/トルクル」というゲーム。
人が箱の中にはいっており、移動は箱を回転させながら進みます。
箱の面は上下左右に伸ばすことが出来、障害物を乗り越えゴールを目指します。
PSVita版を試遊してみました。
一見すると簡単そうなビジュアルなのですが、これがやたら難しい!超難しい!!
操作は至ってシンプルなのに、箱の辺を伸ばすタイミングをよく考えないと、即死にます。
シビアな難易度でしたが、リトライが手軽に出来るため中毒性がありました。
現在、PLAYISMにて、「TorqueL/トルクル」は0円からのPWYW(Pay-What-You-Want、支払いたい額を支払う)形式で配信されています。
家に帰ったら絶対にプレイするぞーーーー!
リリースが来週に迫る「Titanfall」ですが、このギリギリになって今後のDLC展開について発表され、同時にDLC3本をセットにした「シーズンパス」と、このシーズンパスと本編がセットになった「デジタルデラックス版」が発売開始になりました。
つい先日「シーズンパスに関して今のところ発表できることはない」という公式見解が上げられていたので、つまり「シーズンパスが出ることは確実」なのだとわかっていましたが、発表するならするでもっと前にできなかったものか。
すでにOriginで通常版を真面目に予約しちゃった人はデラックス版への変更が手間ですし、Amazonなどで買った人はそもそも現状でシーズンパスやデラックス版を買えないという……。
時々本気で「Electric Artsは客に不便をかけることを楽しんでいるのではないか?」と疑いたくなることがありますが、今回がまさにそれ。
時期的には、来月上旬にWorst Company in America(WCIA; 通称Golden Poo・クソ企業オブザイヤー)が行われるのですが、この一件はEAの3年連続受賞に向けたアピール材料になることでしょう。
「Need for Speed: Rivals」の無料DLCとして、Koenigsegg One:1が配信されました。
現在開催中のジュネーブモーターショー(現実のカーイベント)の中でも話題のOne:1を持ってくるというのは、中々憎い演出です。
ちなみに本作は先日、有料DLCとしてフェラーリパック・ジャガーパック・ランボルギーニパックの小出し配信を行ったばかり。
理論上の最高時速は440km/h以上とのこと。
ホンマかいな……?
結構長いこと待たされたパッチ1.9ですが、「オープンベータ」という形で先行配信が開始されました。
ただし適用できるのはSteam版のみとなっています。
ゲームリストから「Euro Truck Simulator 2」のプロパティを開き、ベータタブから「public_beta Early Access to testing versions」を選択することでパッチのダウンロードとインストールが行われます。
いつも通りのパターンなら、特に問題がなければすぐに本番のパッチが配信されるはずなので、「もう少し待てる」という人は無理に試さなくてもいいと思います。
コミュニティーからは旧AIと新AIの比較動画が公開されています。
目玉はトラフィックに関する改善で、車線減少や車線変更で大きな変化が見て取れます。
その他にも、ゲームパッドでマウスカーソルを動かす機能が実験的に採用されている点も見逃せません。
つい先日、日本でもTitanfallの画集「The Art of Titanfall」が発売になったのでどんなものか書店に見に行ったのですが、当然ラッピングされていて中身は確認できず……。
さらに、定価35ドルのところを4,300円くらいで売っていて、洋書とはいえ盛りすぎな値段にも手が出ず……。
しかし帰宅後、ふとAmazonを覗いたらこの本が3割引の2,500円くらいで売られていて、驚きながらもすぐに注文しました。
発送は2~3週間先となっていますが、かなり安かったので全く文句はありません。ありがたや~。
届くのが非常に楽しみです。
どうも値段がかなり上下しているようなので(今は3,000円くらい)、欲しいという人はこまめにチェックしてみてください。
帆船時代の海戦を楽しめるインディーズゲーム「Naval Action」が、開発中の映像を公開しました。
今までもスクリーンショットは公開されていましたが、実際に動くシーンを見るのは初めて。
「グラフィックとサウンドは開発途中のもので、これからも改良を続ける」という注釈がありますが、画作りに関してはもう完成していると言っていいほど美しいですね!
前回書いたとおり、開発元であるGame Labsはウクライナのキエフにオフィスがあるので、昨今の情勢がどう影響するのか心配です。
開発者とスケジュールに影響が出ないことを願っています。
「Papers, Please」というゲームがリリースされた2013年8月、プレイした人の話を聞くと絶賛の嵐ではあったものの、個人的にはそれほど興味を持てずにいました。
当時は「いかに多くのパスポートを短時間に正確に捌けるかどうか」という、パズル的な作業とスコアアタックがメインのゲームだと考えていたのです。
あれから半年経ち、日本語版(アップデート)が行われた今、実際にプレイして最初に感じたのは「思っていたのと違う! すごく面白い! そしてつらい!」という衝撃でした。
確かにこのゲームの基礎となる部分は終始繰り返される労働(作業)なのですが、これは責任重大な仕事であり、多くの人生と向き合わなくてはいけません。
日々ドラマがあり、プレイヤーは何度も難しい選択を迫られます。
自分の倫理観や経験を覗き込まれ、見透かされているような、息苦しさがあるのです。
本レビューに関しては、本作のローカライズと日本での販売元であるPLAYISMが募集していたレビュアー用のゲームキーコードの提供を受けています。
毎度、お世話になっております!
作品の舞台となっているのは、「アルストツカ」という架空の共産主義国。
時は1982年。隣国との6年にわたる戦争も終結し、国交を再開します。
このたびプレイヤーは労働くじによって入国審査官に選ばれ、8等級の住居をあてがわれました。
しかし生活は苦しいの一語。
歩合制の薄給、ミスが増えると天引き、かさむ暖房費と家族全員の食費……。
基本的なゲームプレイは、前述の通り、パスポートや付属書類をチェックして入国の「許可」か「拒否」のスタンプを押す作業になります。
ルールはどんどん複雑になっていき、チェックすべき項目も増えていきます。
手続きがコロコロ変わるのは実にゲーム的なギミックなのですが、おかげで最後まで緊張感を持ってプレイできます(ストレスも増えるけれども!)
非常に巧みだと感じたのは、この流れに説得力がある点です。
例えば自爆テロが起こった翌日から追加書類が必要になるだとか、流行病を持ち込ませないように特定の国の入国を禁じるとかいった具合に、情勢に応じて規則が増減するわけです。
こういう話題は新聞や業務日報に掲載されていて、時に自分の選択の顛末を知ることもあります。
細かい書類の不備を発見できたときには、誰かに自慢したくなるような喜びを感じてしまいます。
そして同時に、拒否スタンプを押される側である画面内の入国希望者への哀れみも感じるのです。
入国希望者の中には、善良な旅行者だけではなくテロリストやスパイや密輸業者も混じっています。
規則上は問題のない旅行者に見えても実は自爆テロの実行犯で、自分が許可スタンプを押したことにより警備兵が巻き込まれて死亡することがあったり、息子に何年も会っていないという母親の書類には残念ながら不備があったり……。
職務に忠実であるべきか他者に篤実であるべきか、プレイヤーの心理を常に揺さぶり続けるのです。
初めてのプレイでは、慣れないこともあってすぐに行き詰ることでしょう。
どんどん苦しくなる生活。家族は病に倒れ、食べるものもなし。
アルストツカへの不信感もつもりばかり……。
そしてそんなタイミングで、国家の転覆を狙う組織が賄賂を持って登場するのです。
守るべきは家族か国家か?
恐ろしい! このゲームは本当に恐ろしい!
このゲーム性だけでも十分素晴らしいのですが、本作は細部へのこだわりも随所に感じられます。
個人的に気に入っているのは、「サウンドエフェクトとモーションの小気味よさ」「グラフィックの粗野さ」「机の狭さ」の3点。
備え付けのスタンプを引き出す音、押印する音、警告や照合をプリントアウトする音などなど。
エンドロールを見るとSEはフリーサウンドを使っているようですが、どれもモーションと上手く合わさっていて気持ちよく、平凡な作業の苦を軽くしてくれます。
プレイしているうちに慣れましたが、正直最初はこの独特なグラフィックを敬遠していました。
しかし色数を減じ、さらに暗い色で埋められた画面はこの世界観にピッタリですし、「キャラクターの絵」と「2色のみで表現されたパスポートの写真」を比較審査するという要素の面でも合理的に機能していると感じます。
机の狭さは、すべての書類を広げて一覧できないようになっています。
自分の中でチェックリストを作り、その順に則って作業しないとミスが多発するような仕掛けになっているのです。
個人的には、総じて良質な翻訳だと感じました。
人名・一部の項目名・ロゴ化された国名を除き、ほとんどの内容が日本語になっています(人名はアルファベット表記のまま、国名・地名はカタカナ表記へ変換)。
1日が始まってしまうとノンストップで作業を行わなくてはいけない上に、手続きを終えた数が収入に直結するゲームシステムなので、テキストを日本語で読めることの利点は大きいでしょう。
使われている最小のフォントは8×8(縦横1マスずつ余白があるので実質7×7)とかなり小さいサイズになっていますが、これには評価の高いドットフォントである「美咲フォント」が使われているようで、可読性に難を感じることはありませんでした。
オプションの言語項目から「日本語」を選択できます。
初っ端「Nudity」が「ハダカ」と翻訳されていて面食らいましたが、この項目は「スキャン時に写った性器を下着で隠すかどうか」という軽い内容なので「性的表現」という重い言葉が適訳とも言えず、なんともモヤモヤさせられます。
その他、作中の翻訳について男言葉・女言葉の使い分けがされていない箇所が目に付いたのですが(女性なのに男口調で話す)、これは原文がどちらの性別にも適用される部分だったので仕方がないでしょう。
昨今のウクライナ情勢や、ネット文化における共産趣味など現実と対比させて見ることもできます。
派手ではなく単調なゲームプレイですが、プレイヤーの心理に切り込んでくるシーンの数々は忘れられない体験になることでしょう。
20種類のエンディング(細かい分岐を含む)、クリア後はひたすら作業を続けることが出来るエンドレスモードが用意されているなど、ボリュームは十分あります。
本当に、本当に素晴らしい!
これは是非多くの人に、スタンプを押す面白さと、決断をするつらさを味わって欲しい一作です。