投稿 スリランカを歩く|第3回 ペラヘラ祭2025 は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>【2026年最新情報】キャンディ・エサラ・ペラヘラ祭は8月18日~28日に開催
2026年のキャンディ・エサラ・ペラヘラ祭は、8月18日から28日まで開催されます。前半の「クンバル・ペラヘラ」は8月18日~22日、後半の「ランドリ・ペラヘラ」は8月23日~27日に行われ、8月27日には最終日の「グランド・ランドリ・ペラヘラ」、翌28日には昼のペラヘラが予定されています。
開催日程や開始時刻は年によって異なります。現地での観覧を予定している方は、仏歯寺(Sri Dalada Maligawa)公式サイトで最新情報をご確認ください。
この記事では、私が2025年に実際にペラヘラ祭を訪れた際の体験をもとに、祭りの様子や観覧席、交通規制、持ち物などについて紹介しています。
スリランカの古都キャンディは、世界遺産にも登録された歴史ある街。そのキャンディで毎年夏に開催されるのが、国内最大のお祭り『ペラヘラ祭(Esala Perahera Festival)』です。このたび念願かなって2025年のペラヘラ祭に行くことができました。
高台から見下ろすキャンディの街並み。湖と緑に囲まれた世界遺産の古都。
目次
スリランカ中部にある古都キャンディは、かつてシンハラ王朝の最後の都として栄えた街です。市街地は山あいに広がり、中心には静かなキャンディ湖がたたずんでいます。その湖畔に建つ「仏歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)」は、仏陀の歯を祀るスリランカで最も重要な寺院であり、世界遺産にも登録されています。
世界遺産キャンディの中心に建つ仏歯寺。ペラヘラ祭の出発点でもあります。
キャンディに来たら、まずはこの仏歯寺にお参りしましょう。お寺の周りではお供え用の花が所狭しと並べられており、参拝者はそれを手にして中へ入ります。私も現地の方に混ざって花を供え、祈りを捧げました。観光客であっても敬虔な信者と同じ空間で、自分の心配事や願いごとを真剣に祈ることができ、静かな一体感を味わうことができます。
参拝者が仏歯寺に捧げるための花々。後ろに見えるお店で購入。香りにつられてたくさんのハチが寄ってきます
お寺のあるお庭への入り口ではセキュリティチェックと服装チエックがあります。短パン、ミニスカート、ノースリーブなど肌の露出が多い人はストールを借りて身に着けていました。女性レーンと男性レーンがあり、この日は女性レーンはすいすい進んでいました。
参道を進むといよいよ正面にお寺への入り口があります。1人あたり2,000ルピー(約1,000円)の入場料を払い、靴を預けてはだしになります。この先は熱い石畳が続くので、靴下を持参すると良いでしょう。
階段の足元に置かれた月輪石(ムーンストーン)。供えられた花とともに信仰の深さを感じさせる。
石段に刻まれた小さな守り神のような像。参拝者を静かに見守っている。
2階に上がると仏歯が祀られている黄金の部屋があります。ここへ来ると混雑がすごくて立ち止まることもできませんでした。現地の家族でしょうか、床に座って一心に祈りの言葉を掲げている人も。
金色に輝く仏歯の部屋。信仰の対象として多くの参拝者が祈りを捧げます。仏歯が安置されている本堂の扉が開くのは一日3回のプージャ(5:30、9:30、18:30)の時のみです。
そんなキャンディで毎年夏に開催されるのが、スリランカ最大のお祭り「ペラヘラ祭(Esala Perahera)」です。この祭りは仏歯寺に安置されている仏陀の歯(仏歯)を讃えるために行われ、祭りの際には仏歯のレプリカを収めた金の容器が象の背中に載せられて、街中を練り歩きます。
赤い電飾に彩られた象が夜のキャンディを進む。仏歯を讃える祭りの荘厳な雰囲気。
数百年の歴史をもつこの祭りの開催時期は年によって異なり、7月から8月にかけて約10日間続き、世界中から観光客が集まる華やかで壮大な祭典となっています。
ペラヘラ祭といえば、豪華な衣装をまとった象たちの行進が最大の見どころ。なかでも、仏歯を象徴する舎利容器を背にのせた象が登場する瞬間は祭りのクライマックスです。お祭は暗い時間帯に行われるため、全身を電飾で飾られてゆっくり歩む象の姿は神々しく、より幻想的で荘厳な気配を醸し出しています。
青い電飾に輝く象。祭で初めて電飾の象が通ると観客は興奮して思わず立ち上がる人が続出でした。
街歩きをしていると、伝統衣装を着た人々や寺院を訪れる巡礼者に出会えるのもキャンディならではの風景。落ち着いた雰囲気の中に、どこか特別な空気が漂っています。
象の行進の合間には、伝統舞踊がお披露目されます。大勢のダンサーが、スリランカの伝統舞踊である「キャンディアン・ダンス(Kandyan Dance)」を太鼓のリズムに合わせて踊ります。舞踊演目は数種類あり、中でも炎を使ったファイアーダンス(Fire Dance)は迫力満点です。ダンサーの中には子どもも混ざり、思わず目を引きます。街じゅうに鳴り響く太鼓の音が、観客の心まで高揚させます。
火を掲げて踊る炎の舞。熱気と迫力に観衆の視線が釘付けになる。
迫力ある太鼓の響き。ペラヘラ祭では、スリランカ中からダンサーが集まってくるとか。
ペラヘラ祭は、スリランカの仏教暦で特別な意味を持つ「エサラ月(7月〜8月)」の満月の日に合わせて行われます。この満月の日は、仏陀が初めて説法をした記念日とされており、宗教的にも非常に大切な日です。毎年の最新情報は公式サイトでご確認ください。
祭りは約10日間にわたって続き、クライマックスとなる最終日の大行列が、この「満月の日」にあたるように組まれています。そのため、西暦での開催日は毎年少しずつ変動しますが、基本的には「満月の夜」が祭りのハイライトとなります。
私が訪れたのは、2025年のペラヘラ祭の最終日(2025年は8月8日)。スリランカ中から祭を見物するために人が大移動してきます。当日にネゴンボ→キャンディと車で移動したさいにも交通渋滞でキャンディにたどり着くまでに時間がかかりました。また、やっとキャンディに着き、ホテルから徒歩で見学会場まで向かうものの、規制線がはられ、なかなか予約席にたどり着けませんでした。現地の人は道路沿いにシートを敷いて何時間も前から場所取りをしています。外国人も含め見物客の数がものすごく多いです。
ネットなどで「道路沿いなら無料で観覧できる」という情報も見られますが、あまりお勧めできません。私がいたクィーンズホテルの有料席の向かいの道路沿いで無料観覧している現地の人たちの様子が見えましたが、本当に大変そうでした。暑いなか、祭りは数時間に及びます。簡易トイレがあるとのことですが、そこまでたどり着けるのでしょうか。具合が悪くなったのか担架で運ばれる人もいましたし、道路沿いの看板に人々の荷重がかかって危険だったようで、「そこをどけ!」と警官に注意されていました。特に慣れていない観光客には危険だな、と思いました。
有料観覧席は、椅子が用意されており、屋根付きの場所ならスコールが降っても安心です。トイレも行けます。ツアーなら席が用意されていますし、フリーで旅をしている人でも当日でも買えるようです。旅立つ直前に確認したところ、トリップアドバイザーでも購入できそうでした(要確認)。私は旅行会社の人にクィーンズホテルの席を確保しておいてもらいました。
祭は長時間かかるため、飲み物と食べ物の確保は必須です。当日はペラヘラ祭が最大に盛り上がると言われる最終日だったからか、街中は人人人…。有料席が確保されており少し時間があったため、ホテルを出発して徒歩で移動中にドライバーさんが「キャンディセントラルマーケット」に案内しようとしてくれました(飲物と食料確保のため)。しかしそれが大きな判断ミスで、人混みをかき分けてようやくついたマーケットは、なんとお休み。そうこうしているうちに規制線が張られ、道には人があふれ、すぐそこにあるはずのクイーンズホテルになかなか行けず、同じところをぐるぐる回ったり、道端で席を取っている女の子のズボンを踏んずけてしまったり(ごめんなさい)、柵を乗り越えてジャンプしないといけなくなったり、大変な目にあいました。当日は時間に余裕をもって、早めに食料と水を確保して、早めに席につきましょう。ちなみに、クィーンズホテル内のレストランで食事ができるので、始まる前に済ます方法もあります。
太鼓の音と音楽と伝統的なキャンディアン・ダンス、そして豪華な衣装をまとった象の迫力。電飾で飾られた象がくると、見学客も盛り上がります。
ペラヘラ祭のハイライトは「キャンディアン・ダンス」と呼ばれるスリランカ伝統舞踊です。歴史的には、寺院や特定の家系に属する踊り手が担ってきたといわれています(註1)。実際、現地のドライバーさんも「観光客向けのショーの踊り手と、ペラヘラで踊る人は違う」と教えてくれました。
ペラヘラ祭の舞踊や太鼓は、長い歴史の中で特定の家系によって継承されてきました。かつては寺院に仕える役割を担う家族に限られていましたが、現代ではその伝統を大切に守りながらも、多くの人に開かれた文化として伝えられています。代々続く踊り手たちの姿からは、単なる芸能を超えた信仰と誇りを感じることができます。
子どもも参加する伝統舞踊。世代を超えて受け継がれる文化の象徴です。
ペラヘラ祭は、現在は仏歯を祀る祭になっていますが、それは1775年からでそれ以前はヒンドゥーの守護神を祀る祭祀だったとのことです(註2)。ペラヘラ祭は、宗教儀礼であると同時に、スリランカという国の文化と誇りが凝縮された祝祭です。仏教徒だけでなく、あらゆる宗教・民族の人々が集まり、国全体が一つの祈りと祝福に包まれる──そんな空間が、キャンディの夜に広がっていました。
人々の祈りと身体の動きが、空間に意味を与え、時間を超えた感覚を呼び起こす。「生きているうちに一度は見たい」と思っていたお祭りに念願かない立ち会えたことは、私自身のかけがえない思い出になりました。もしこの祭りに興味を持たれた方がいれば、ぜひ一度、現地でその空気を感じてみてください。訪れる際にはどうか時間と体力に余裕を持って、祈りと熱気に包まれる夜をじっくり味わっていただきたいと思います。
おすすめホテルはなんといっても行進の途中にある「クイーンズホテル」。キャンディの中心部にあり、仏歯寺の隣にあります。歴史あるコロニアルな建物で、ペラヘラ祭を観覧できる特別席があります。お祭りは長時間になりますが、ここに宿泊すれば途中でお部屋に戻って休むこともできます。
キャンディ湖畔にあるクイーンズホテル。宿泊したことがありますが、重厚感があり、歴史を感じるコロニアルな雰囲気が素敵なホテルです。
クィーンズホテルはペラヘラ祭の時期は早々に予約が埋まるので、歩いて帰れる「スイス・ホテル・キャンディ」や「ラディソンホテルキャンディ」なども候補にするとよいでしょう。
今回はラディソンホテルキャンディに宿泊。新しく近代的なホテルですが、部屋はやや狭め。高台にあるので眺めは素晴らしいです。
以下はホテルの公式サイト
投稿 スリランカを歩く|第3回 ペラヘラ祭2025 は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【執筆記事】建築士が考える「ペットと暮らしやすいマンション」の間取りとは?(ノムコム掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>もちろん、それらは住まい選びの大切なポイントです。しかし、本当に人もペットも快適に暮らせる住まいであるかどうかは、「間取り」からもチェックしていただきたいと考えています。毎日の暮らしやすさは、住まいの中で人とペットがどのように動き、生活するかによっても大きく左右されるからです。
このたび、野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイト「ノムコム」の連載『マンションの間取り考』において、「犬・猫『ペット可』と”暮らしやすさ”がリンクする、マンションの間取りをチェック」を執筆しました。
今回の記事では「人とペットが毎日どのように過ごすのか」という視点から、暮らしやすい間取りのチェックポイントをご紹介しています。
ペットと暮らす住まいでは、毎日の動きやすさが快適性を大きく左右します。
例えば、散歩から帰って玄関で足を拭き、リードや散歩バッグを片付ける。毎日の掃除がしやすく、ペット用品も無理なく収納できる。そんな暮らしを具体的にイメージしながら間取りを見ることが大切です。
記事では、代表的な3つの間取りを比較し、それぞれの特徴や注意点を建築士の視点から解説しています。
また、「犬と猫では求められる住環境が異なる」という点についても触れ、人とペット双方が心地よく暮らせる住まい選びのポイントをご紹介しています。
私は建築士として、住まいを見るときには「人がどのように動き、どのように暮らすか」という生活動線を大切にしています。この考え方は、ペットと暮らす住まいでも変わりません。
人とペットがお互いにストレスなく生活できる動線になっているか、掃除や収納を含めた毎日の暮らしが無理なく続けられるか――。
そのような視点で間取りを見ることで、図面だけでは分からない住まいの使いやすさや、暮らしやすさが見えてきます。
記事全文はこちらからお読みいただけます。
野村不動産ソリューションズ「ノムコム」
犬・猫「ペット可」と”暮らしやすさ”がリンクする、マンションの間取りをチェック
住まいは、設備や間取り図だけで判断するものではなく、そこでどのような暮らしが営まれるかまで想像して選ぶことが大切です。大切な家族である犬や猫と心地よく暮らせる住まいであるかどうかを、ぜひ間取りからも考えてみていただきたいと思います。
今回の記事が、これから犬や猫との暮らしを考えている方はもちろん、現在ペットと暮らしている方にとっても、住まい選びを見つめ直すきっかけになれば幸いです。
野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイト「ノムコム」にて、一級建築士として専門記事を執筆。マンションの住まい方や間取りの考え方をテーマにした
「マンションの間取り考」
カテゴリを担当しています。
投稿 【執筆記事】建築士が考える「ペットと暮らしやすいマンション」の間取りとは?(ノムコム掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【執筆記事】建築士が考える「内覧で違和感を見抜くポイント」とは?(ノムコム掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>内覧をしていると、
「図面で見たより狭く感じる」
「家具配置がしづらそう」
「なぜか落ち着かない」
といった感覚を持つことがあります。
こうした違和感は、単なる好みではなく、
間取りや空間構成によって生まれている場合があります。
今回の記事では、
縦長リビングと横長リビングの違いや、
実際の空間の見え方、家具配置との関係などを例に、
「違和感」の正体を建築士の視点から整理しています。
住宅購入時は、設備や広さ、価格など、
数値で比較できる要素に目が向きがちです。
一方で、実際に暮らし始めた後の満足度には、
「なんとなく居心地がいい」
「動きやすい」
といった感覚的な部分も大きく関わっています。
記事では、
図面だけでは分かりにくい空間の感じ方についても、
できるだけ具体的に解説しています。
記事全文は、ノムコム「マンションの間取り考」に掲載されています。
マンション内覧で感じる「違和感」の正体|ノムコム掲載記事はこちら
住まいは、図面や数値だけでは分からない部分が多くあります。
実際にその場に立ったときの視線の抜け方、
家具を置いた時の圧迫感、
歩いた時の動線など、
小さな違和感の積み重ねが、暮らしやすさに大きく影響します。
今回の記事が、
マンション購入や内覧時の参考になれば幸いです。
野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイト「ノムコム」にて、一級建築士として専門記事を執筆。マンションの住まい方や間取りの考え方をテーマにした 「マンションの間取り考」カテゴリを担当しています。
投稿 【執筆記事】建築士が考える「内覧で違和感を見抜くポイント」とは?(ノムコム掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【掲載記事】家庭内事故を防ぐ住まいの工夫|日刊工業新聞(住宅産業特集) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>住宅の安全性というと耐震性や断熱性が注目されがちですが、
実際の暮らしの中では、転倒やヒートショックなど、
日常の中に潜むリスクへの配慮も欠かせません。
今回の記事では、一級建築士としての実務経験をもとに、
家庭内で起こりやすい事故と、その具体的な対策について、
一般の方にも分かりやすい形で解説しています。
記事では、主に以下のような視点から住まいの安全性を整理しています。
特別な設備を入れることだけでなく、
「どのように暮らすか」「どう使うか」という視点も含めて、
住まいを考えることの重要性について触れています。
一見すると問題がないように見える階段でも、
設計や納まりによっては事故につながるリスクを含んでいる場合があります。
例えば、手すりの形状や位置、段差の見え方、足のかかり方などが不十分な場合、
日常的な動作の中でつまずきや転落につながる可能性があります。
見た目の印象だけで判断するのではなく、
実際の使い方や身体の動きに合わせた安全性の検討が重要です。
一見すっきりした階段でも、踊り場に連続した段差があると、つまずいた際に体勢を整えにくく、転落リスクが高まります。
こうした視点も踏まえ、今回の掲載記事では住宅内の事故を防ぐための具体的な工夫について解説しています。
記事全文は以下よりご覧いただけます。
出典:日刊工業新聞 2026年4月23日 住宅産業特集
※日刊工業新聞社の転載承認を受けて掲載しています
掲載記事はこちら
(PDFが別画面で開きます)
設計においては、見た目や設備だけでなく、
日々の暮らしの中で無理なく安全に使い続けられるかどうかを重視しています。
小さな段差や温度差、動線のわずかな違いが、
将来的な事故につながることもあります。
だからこそ、図面上の計画だけでなく、
実際の生活を具体的にイメージしながら設計することが重要だと考えています。
住まいづくりや防災に関する記事執筆・監修、セミナー講師のご依頼を承っております。
企業様の媒体やサービス内容に応じて、
専門的な内容を一般の方にも伝わる形に整理し、発信いたします。
投稿 【掲載記事】家庭内事故を防ぐ住まいの工夫|日刊工業新聞(住宅産業特集) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 花粉・PM2.5・黄砂の季節、換気はどうする?窓は開ける?カビ対策も解説 は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>花粉や黄砂、PM2.5が気になる季節は、窓を開けて換気してよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。住まいではカビ対策のために換気も重要です。本記事では建築士の視点から、花粉やPM2.5を防ぎながら行う住まいの換気対策を解説します。
※2026年の花粉・黄砂の時期に合わせて内容を見直しています。
いよいよ関東地方も梅雨入りし、雨の日が多くなりました。湿気が多いこの時期は、カビ対策として「換気が大切」という話をよくさせていただきます。一方で換気を行う際には、家の中に取りこみたくない物質が入り込んでしまう可能性があるということを忘れてはいけません。今回は 換気時に気を付けたいこと を取り上げます。
最近では、私たちの暮らしの中で換気がとても大切であることが再確認されています。カビ対策はもちろん、1990年代に社会問題化したシックハウス症候群の対策にも、換気は有効です。シックハウス症候群とは、工業化された建築資材などに含まれる化学物質が原因で室内の空気が汚染され、室内にいると頭痛やめまいなどの症状を引き起こすことを言います。主に新築住宅や、新品の家具を購入した際などに注意が必要です。
シックハウス症候群が社会問題となり、建築基準法の改正を経て、2003年以降に建てられた新築住宅では24時間換気が義務付けられました。24時間換気システムとは、スイッチを入れておけば、窓を開けなくても2時間に1度の割合で室内の空気が新鮮な空気に入れ替わるシステムです。
気候の良い時には、この24時間換気システムを使いながら、窓も開けて室内の空気を入れ替えましょう。
一方で、換気をするにあたり気になることが「花粉」「黄砂」「PM2.5」問題ではないでしょうか。いずれも微粒子で、体内に入ると風邪に似た症状や喘息アレルギーを発生したり、それらの症状が重症化することがあります。
まず最初の対策は「窓を開けないこと」です。そして洗濯物は「部屋干し」がおススメです。花粉や黄砂、PM2.5が飛来する時期は、アレルギーの心配のある方は、窓は開けず洗濯物は部屋干しして、この時期を乗り越えましょう。
洗濯物の部屋干しをする際、カビ対策として「早く乾く」ことが大切です。スポット的に風を送って早く乾かす「サーキュレーター」を使用することをお勧めします。
【参考リンク】部屋干しの洗濯物をサーキュレーターで効果的に乾燥させる方法(by All about)
窓を開けなくても、住まいにある「給気口(換気口)」から花粉や黄砂、PM2.5が入ってくる恐れがあります。そこで、それらの物質が室内に入り込まないような対策が必要となってきます。簡単な対策としては、「給気口」に「フィルター」を取り付けて、そこでシャットアウトする方法があります。花粉・黄砂・PM2.5などを取り除くための給気口用フィルターは、ホームセンターやインターネット通販などで入手でき、自分で取り付け可能なものもあります。
しかし、新鮮な空気の取り込みに支障がないよう、フィルターの掃除や交換を定期的に行う必要があるなど、給気口の数が多くなるとそれだけ手間もかかります。
給気口のフィルター交換などの手間を減らし、効果的にそれらの物質をシャットアウトする方法があります。それが第一種換気法を取り入れることです。第一種換気法とは、室内への空気の取り込みと排出を機械を使って制御する方法です。この換気法を採用した家では、天井裏などにある換気システムの部分にフィルターを取り付けるだけでよくなります。
ところが、現在最も多く採用されているのはこの第一種換気法ではなく、第三種換気法という別な換気方法です。新鮮な空気の取り込みは各居室に設けられた給気口から行われ、汚れた空気の排出のみ機械で行います。この方法だと給気口が家中のあちこちにあるため、フィルターの取り付け数も多くなります。
もし家族の中に、花粉症や喘息アレルギーなどを患っている人がいる場合は、第一種換気法を採用して、そこに高性能のエアフィルターを搭載させるなどの対策を取った方が、効果が高く手間もかからないで済みます。
どのような換気法を用いるかは、住まいの計画段階で決めないといけません。もしこれから家を建てる方は、換気法にもいろいろあるということを覚えておき、設計段階で設計士に相談してください。マンションでは自分で換気法を指定することはできませんが、どんな換気法を採用しているのか事前に確認することをお勧めします。
いずれにしろこれからは、一年を通して家の換気をしっかり行うことと、花粉・黄砂・PM2.5対策も行っていくことの二本立てが必要になります。先ほどご説明した換気方法の導入を検討するとともに、空気清浄機や空気清浄機能付きのエアコンを導入するなど、めまぐるしく高性能化が進む家電製品も上手に利用してください。
※2019年にNTTファシリティーズのウェブメディアで、花粉と住まいの換気についての記事を監修しました(現在は公開終了)。
本記事のような内容について、住まいに関する記事監修・執筆、セミナー等のご相談を承っています。
※2026年4月:タイトルと構成を見直し、換気対策の内容を整理しました。
投稿 花粉・PM2.5・黄砂の季節、換気はどうする?窓は開ける?カビ対策も解説 は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【監修実績】注文住宅パーフェクトブック2026|地震・災害対策(SUUMO掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>SUUMOカウンターで配布されている
「注文住宅パーフェクトブック2026」にて、
「地震・災害への対策」ページの監修を担当しました。
本冊子は、これから家づくりを検討する方に向けて、
基礎知識から実践的なポイントまでをまとめたガイドブックです。
「地震・災害への対策」ページ(監修担当)
本テーマについては、2021年度版から継続して監修を担当しており、
今回で6年目となります。
継続して関わらせていただく中で、
家づくりにおける防災の考え方も少しずつ変化してきました。
2026年度版では、「地震・災害への対策」について
内容を大幅に見直し、最新の状況に合わせて整理しました。
主な見直し内容は以下の通りです。
住宅に関する情報は、
「古いまま使われているもの」や
「一部だけが強調されているもの」も少なくありません。
そのため今回は、
できるだけ誤解が生じないよう、
判断に必要な情報を整理することを重視しました。
地震や災害への対策は、
後から追加するものではなく、
家づくりの初期段階から考えるべきテーマです。
例えば、
といった判断は、
間取りやコストにも大きく影響します。
今回の監修では、
特定の考え方に誘導するのではなく、
「判断できる材料を整理する」ことを重視しました。
家づくりにおいては、
情報が多すぎて判断が難しくなることも少なくありません。
その中で、
を、自分で考えられる状態になることが大切だと考えています。
※本冊子は、SUUMOカウンターに来店された方に数量限定で配布されています。
家づくりをご検討中の方は、機会があれば手に取ってご覧ください。
裏表紙のクレジットにて監修者として掲載
投稿 【監修実績】注文住宅パーフェクトブック2026|地震・災害対策(SUUMO掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【監修記事】コンセントの位置|使いやすい配置のポイント(大和ハウス掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>コンセントは日々の暮らしに大きく関わるテーマですが、
計画の後半で決められることも多く、見落とされがちなポイントでもあります。
今回監修した記事では、コンセントの計画について、
基本的な考え方から配置のポイント、よくある失敗例まで整理されています。
これから住まいづくりを考える方や、
住み始めてから「使いにくい」と感じている方にも参考になる内容です。
設計の現場では、コンセントについて「とりあえず数を確保する」ことで、
結果的に使いにくくなってしまうケースも少なくありません。
例えばリビングでは、テレビまわりだけでなく、
スマートフォンの充電や季節家電、掃除機の使用など、
実際の生活シーンを想定すると必要な位置は大きく変わります。
大切なのは、図面上の数ではなく、
「どこで何を使うか」を具体的にイメージすることです。
今回のコンセントに加え、これまでご紹介してきた
キッチン・リビング・トイレといった各テーマも含めて、
住まいづくりでは一つ一つの要素が暮らしやすさに大きく影響します。
設備や空間を個別に考えるのではなく、
実際の暮らしをイメージしながら全体として計画することが、
後悔のない住まいづくりにつながります。
掲載記事はこちら(大和ハウス)
コンセントは小さな設備ですが、暮らしやすさに直結する重要な要素です。
ぜひ住まいづくりの参考にしてみてください。
▼これまでの監修記事
投稿 【監修記事】コンセントの位置|使いやすい配置のポイント(大和ハウス掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【監修記事】キッチンの高さの決め方|使いやすい高さとは(大和ハウス掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>キッチンは使用頻度が高く、それだけにこだわりを持つ方が多い場所です。使いやすさを左右する要素として、横の長さや奥行きなどを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実は日々の使い心地に最も影響するのは「高さ」です。
高さが合っていないと、作業のしづらさだけでなく、腰や肩への負担にもつながります。設計の現場でも「なんとなく標準で決めてしまったけれど、使いにくい」という声を聞くことがあります。
今回、大和ハウス様のオウンドメディアにて、キッチンの高さに関する記事の監修を担当いたしました。
キッチンのショールームに行くと、最新の設備を目の前にしてワクワクする方も多いと思います。ただ、その中から自分に合ったものを選ぶためには、あらかじめ「どのようなキッチンにしたいのか」をイメージしておくことが大切です。
特に高さについては、見た目では判断しにくく、なんとなく標準仕様で決めてしまいがちな部分です。しかし、実際には身長だけでなく、どのような作業をするのかによっても使いやすさは変わります。ショールームでは設備の仕様だけでなく、実際に立って作業したときの高さの感覚もぜひ確認してみてください。
今回監修した記事では、身長からの計算方法だけでなく、肘の高さや作業内容による違いなど、キッチンの高さを検討する際の具体的な考え方が紹介されています。これからキッチンの計画をされる方や、現在のキッチンの使いにくさを感じている方にとっても、参考になる内容です。
掲載記事はこちら
キッチンの高さは、毎日の使い心地に直結する大切な要素です。ショールームなどで実際に体感しながら、自分の身体や使い方に合った高さを検討してみてください。
▼これまでの監修記事
投稿 【監修記事】キッチンの高さの決め方|使いやすい高さとは(大和ハウス掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【監修記事】リビングの広さは面積では決まらない|住まいの広がりの考え方(大和ハウス掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>大和ハウスの住まいづくり情報サイトにて、
「リビングの広さ」に関するコラム記事の監修を担当いたしました。
大和ハウス掲載の監修記事として、前回のトイレに続き、今回はリビングについて取り上げられています。
リビングの広さというと、「何畳あればよいか」という問いで語られることが多いですが、実際の住まいづくりでは、単純な面積だけで決まるものではありません。
延床面積とのバランス、家具の配置や動線、天井の高さ、
さらには空間の感じ方といった複数の要素が重なり合って、「広さ」は決まっていきます。
特にキッチンの高さや作業動線は、日常の使いやすさに大きく影響します。
→ キッチンの高さの決め方はこちら
本記事では、
といった観点から、数値の提示にとどまらず、設計実務に基づいた「考え方」として整理されています。
また、空間の広がりの感じ方については、建築分野の研究知見にも触れながら、日常の住空間にどのように応用できるかを意識した構成になっています。
住宅設計において重要なのは、単に面積を増やすことではなく、限られた条件の中でどのように心地よい空間をつくるかという視点です。
こうした考え方は、新築住宅だけでなく、リフォームや間取りの見直しにも共通するものです。
また、日常生活において意外と見落とされがちなコンセントの位置も、
暮らしやすさに大きく関わります。
→ コンセント配置の考え方はこちら
掲載記事はこちら
リビングの広さはどれくらい? 広さを考える際の注意点や広く見せるためのコツ
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
今回のような住宅コラムでは、専門的な内容を一般の方にも理解しやすく伝えると同時に、誤解を招かないように数値や表現の扱いに配慮することが重要になります。
特に「広さ」のように条件によって変わるテーマでは、一律の正解を示すのではなく、判断の軸となる考え方を提示することが求められます。
住まいの使いやすさを考える方へ
リビングだけでなく、キッチンや設備計画もあわせて検討することで、
より快適な住まいになります。
▼これまでの監修記事
住宅に関するコラムの監修、記事執筆、セミナー等のご相談を承っております。
など、媒体や目的に応じて対応可能です。
企業様からのご依頼にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
投稿 【監修記事】リビングの広さは面積では決まらない|住まいの広がりの考え方(大和ハウス掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>投稿 【執筆記事】リノベしやすい中古マンションの見分け方|建築士が解説(ノムコム掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
]]>中古マンションを購入してリノベーションを考える方が増えていますが、
「この間取りはどこまで変えられるのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
実は、リノベーションのしやすさは、物件購入前の「間取り図の読み方」で大きく変わります。
このたび、ノムコムの「マンショントレンドコラム」にて、
リノベしやすい中古マンションの間取りの見分け方について解説した記事が公開されました。
記事はこちらからご覧いただけます
特に、60㎡〜70㎡台の中古マンションを検討されている方にとって、
「どこに予算をかけるべきか」を考えるヒントになる内容です。
物件を選ぶ段階で「リノベできるかどうか」を見極めることは、
設計の経験がないと難しい部分でもあります。
今回の記事では、実際の設計やリノベーション検討の現場で感じているポイントをもとに、
専門知識がなくても判断しやすい形でまとめています。
中古マンション購入やリノベーションを検討されている方で、
といったご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
これから物件探しをされる方の参考になれば幸いです。
ぜひ記事もあわせてご覧ください。
野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイト「ノムコム」にて、一級建築士として専門記事を執筆。マンションの住まい方や間取りの考え方をテーマにした 「マンションの間取り考」カテゴリを担当しています。
投稿 【執筆記事】リノベしやすい中古マンションの見分け方|建築士が解説(ノムコム掲載) は 住まいのアトリエ|井上一級建築士事務所 に最初に表示されました。
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