2026年7月8日~9日、私が所属している茨城インテリアコーディネーター協会の創立20周年記念事業として、福岡県へ視察旅行に出かけました。
今回の旅行には総勢14名が参加。
インテリアコーディネーターとして、普段なかなか見ることのできないものづくりの現場を訪れたり、伝統的な技術や建物に触れたりと、楽しみながら学ぶ2日間でした。
朝、茨城空港に集合し、福岡へ向けて出発でした
茨城空港から福岡空港までは2時間弱。
茨城空港は駐車場が空港のすぐ近くにあるので、車を利用する私たちにとってはとても便利です。
福岡空港に到着すると、なんと気温は35℃!
ちょうど梅雨明けしたばかりということで、一気に夏の陽気になっていました。
今回はレンタカー3台に分かれて移動しました。
福岡に到着後、ランチを済ませ、まず向かったのは八女郡にある株式会社鹿田産業さん。
1912年創業の、八女すだれを製造・販売されている会社です。
今回の視察では、ショールームと工場を見学させていただきました。
ショールームは、建築家の隈研吾氏によるデザイン。
伝統的な「すだれ」を扱うショールームでありながら、素材の魅力を感じられる現代的な空間となっていて、とても印象的でした。






工場では、実際にすだれがつくられていく工程を見学させていただきました。
竹ひごを一本一本通し、紐で編んでいく作業。
さらに、周りの縁を手縫いで仕上げていく工程も見せていただきました。
暑い中、一針一針、丁寧に手仕事で仕上げられていくすだれ。
普段、完成した商品として見るだけでは分からない、職人さんの手間と技術を実際に目にすることができました。
一つのものが完成するまでに、これほど多くの工程と手仕事があることを知ると、丁寧につくられたものには、それに見合った価値があるのだと改めて感じます。



私たちインテリアコーディネーターは、お客様にさまざまな商品をご提案する立場です。
今回、ものづくりの現場を実際に見学させていただいたことで、「なぜこの商品がこの価格なのか」「どのような人の手によってつくられているのか」まで知ったうえで、お客様におすすめすることの大切さを改めて実感しました。
とても貴重な経験となり、これから商品をご提案する立場として、気持ちが引き締まる思いでした。
鹿田産業さんでの見学を終え、明るいうちに宿へチェックイン。
今回のお宿は、古民家を改装した一棟貸しの「リタ八女福島」さんです。


私たちが泊まった「あかり棟」は、明治中期に八女提灯を作っていた建物なのだそう。
歴史ある建物の趣を残しながら、現在の宿泊施設として生まれ変わった空間は、インテリアコーディネーターとしても興味深いところです。
古い建物を壊して新しくするのではなく、そこに残る歴史や素材を活かしながら、現代の暮らしに合わせて再生する。
そんな空間づくりの魅力を実際に体感することができました。
今回は14名が4か所に分かれて宿泊したので、それぞれの宿を見て回る「ルームツアー」も行いました。
それぞれの建物に個性があり、見て回る時間もとても楽しいひとときでした。









宿の周辺を歩いていると、歴史を感じさせる建物や町並みに出会います。
八女は、竹やお茶、八女提灯など、地域に根付いたものづくりの文化が今も息づいている場所。
建物やインテリアを見るだけでなく、その土地で長く受け継がれてきた文化や暮らしにも触れられることは、今回の視察旅行の大きな魅力でした。
そして、宿の近くには、SNSなどでも話題になっている「おにぎり太郎」さんのお店も!
ただ、予約はなんと一年先まで埋まっているそうで、今回は残念ながら伺うことができませんでした。
また福岡を訪れる機会があれば、ぜひ行ってみたいと思います。


1日目は、八女すだれのものづくりから、古民家を活かした宿まで、「受け継ぐこと」と「新しい形で活かすこと」について考える一日となりました。
伝統的な技術を守りながら、現代の暮らしに合わせて進化させていく。
そして、歴史ある建物も、その魅力を残しながら新たな価値を生み出していく。
インテリアに携わる私たちにとって、たくさんの刺激と学びが詰まった一日でした。
夜は参加メンバーとの食事を楽しみながら、1日目を終了。
翌日は、いよいよ家具のまち・大川市へ。
大川家具のショールームなどを巡り、家具や木工のものづくりについて学びます。
2日目へ続きます。
三重県での法事とお墓参りの帰り道、久しぶりに「刈谷ハイウェイオアシス」に立ち寄りました。
刈谷ハイウェイオアシスは、実家のある三重県へ帰省する際によく利用していた、愛知県刈谷市にある複合型サービスエリアです。
全国トップクラスの集客力を誇り、「デラックストイレ」をはじめ、ミニ遊園地や天然温泉などを備えた人気スポットとして知られています。

中でも「デラックストイレ」は、オープン当初から大きな話題となり、テレビや雑誌など数多くのメディアで紹介されてきました。インテリアの観点からも注目度が高く、一度は訪れてみたい公共トイレとして知られています。
前回訪れた際は、トイレの中央にホテルのラウンジを思わせるカーペット敷きのスペースが広がり、ゆったりとしたソファーが配置され、「思わず座って休憩したくなるトイレ」として、とても印象に残っています。
その後、コロナ禍や両親が亡くなったことで実家もなくなり、三重へ帰る機会が少なくなっていましたが、今回久しぶりに立ち寄ることができました。
すると、あのデラックストイレがリニューアルされていてびっくり!
2022年4月にリニューアルオープンし、以前の上質な雰囲気はそのままに、現代の素材や設備を取り入れた、新しいデラックストイレへと生まれ変わっていました。
まず目を引いたのは、個室ブースのアーチ状のドアと、美しくコーディネートされたカラーリング。
やわらかな曲線と落ち着いた色使いが、公共トイレとは思えない上質な空間を演出しています。


個室の中には、それぞれ異なる星座の説明が書かれており、思わず自分の星座である「蠍座」を探してしまいました。こうした遊び心のある演出も、このトイレならではの魅力です。


また、「VIPルーム」と呼ばれる広めの個室が3つあり、室内にはアートが飾られ、ソファーも置かれており、まるで美術館やホテルのラウンジのような、ゆったりと落ち着ける空間になっていました。



さらに、ホログラムを使った非接触で操作ができる「空中浮遊リモコン」を体験できるなど、最新技術を取り入れた演出も楽しめます。


そして、空間の中心でひときわ存在感を放っていたのが、手洗いコーナーの大きな水盤です。
まるで海外の広場にある泉のようなデザインで、空間全体のシンボルとなり、高級感と特別感を演出していました。


職業柄、やはり気になるのは素材選びです。
今回特に注目したのが、メインスペースに採用されていたフロッキーな質感のカーペット。
毛足が短く密度の高いカーペットは、見た目の上質さだけでなく、メンテナンス性にも優れています。
以前は海外製品が中心でしたが、近年は国内メーカーでも開発が進み、採用できる製品が増えてきました。
公共施設のように多くの人が利用する場所では、デザイン性だけでなく、耐久性や清掃性も重要なポイントです。



また、実は刈谷ハイウェイオアシスの家具には、地元愛知県を代表する家具メーカー「カリモク家具」の製品が採用されています。
運営会社の社長がカリモク家具の社長でもあったことから、トイレの家具だけでなく、フードコートの椅子やテーブルにもカリモク家具が使われているそうです。
地域を代表する家具メーカーの製品を施設全体に取り入れることで、デザイン性だけでなく、座り心地や耐久性にも配慮された空間づくりが実現されています。


あまりにも素敵な空間だったので、娘と二人で思わず写真をたくさん撮ってしまいました。
サービスエリアのトイレという枠を超え、「空間を楽しむ場所」として設計されていることを改めて実感しました。
久しぶりに訪れた刈谷ハイウェイオアシスで、そんなインテリアの魅力を改めて感じることができた一日でした。
5月に水戸駅近くにある「つかだ眼科」様を継承し、新たに開院された「水戸みやまち眼科」様の内装・外装リニューアルにおいて、カラーコーディネートを担当させていただきました。
今回は、施工会社様より、「お客様がカラーコーディネートの相談に乗ってくれる人を探している」とご紹介いただいたことがきっかけでした。
以前からお付き合いのあった施工会社様からお声がけいただき、リニューアル計画に携わらせていただくこととなりました。
リニューアル工事では、すべてを新しく入れ替えるのではなく、既存の設備や内装を活かしながら新しい雰囲気をつくることが重要です。
今回も工事予算を考慮しながら、残せる部分は活かし、効果的に印象を変える方法をご提案しました。


本来であれば建具ごと交換した方が統一感は出ますが、大きなコストがかかります。
そのため、本体はそのまま活用しながら、塗装可能な枠部分の色を変更することで、空間全体の印象を整えました。また、待合室の椅子は既存品を継続使用する予定だったため、椅子のグリーンカラーと調和する床材や壁紙を選定しました。限られた予算の中でも、まとまりのある空間づくりを目指しました。
外観は全面塗装を行うため、サッシや金属部分とのバランスを考慮しながらカラーを選定しました。
駅前という立地にふさわしい、落ち着きと品のあるシックな印象を目指しました。


また、待合室についても既存のウッディな印象を抑え、より落ち着いた雰囲気となるよう床材や壁紙を選定しました。
お客様からご要望いただいた「シックな雰囲気」と「視認性の高い動線計画」を両立するため、患者様が歩く部分のみ床材を貼り分け、デザイン性と機能性を兼ね備えた空間づくりを行いました。
デザイン性だけでなく、自然と受付や診察室への動線を認識しやすくなるため、来院される患者様にとっても分かりやすい空間となっています。

今回のご提案では、現状写真をもとにGoogleの生成AI「Gemini」を活用し、完成イメージ画像を作成しました。
現場写真をベースに床材や壁紙、外壁塗装の色を反映させることで、リフォーム後のイメージを具体的にご確認いただけるようにしました。
AIだけでは反映しきれない細かな部分については、ペイントアプリを使用して手作業で調整を行い、より実際の仕上がりに近いイメージを作成しています。


完成前の段階で施工会社様、お客様双方と完成イメージを共有できたことで、認識のズレを防ぎながら打ち合わせを進めることができました。
また、作成したAIイメージ画像は、オープン前のホームページにもご活用いただきました。

実は今回のプロジェクト期間中、私自身が骨折してしまうというアクシデントがありました。
現地調査には伺うことができましたが、その後はお客様にご自宅までお越しいただいたり、Zoomでの打ち合わせやサンプル郵送などを活用したりしながら、プロジェクトを進行しました。


お客様にはご不便をおかけしてしまいましたが、ご協力いただいたおかげで予定していたオープン日に間に合わせることができました。
完成後には、お客様から「イメージ通りに仕上がりました!」という嬉しいお言葉をいただきました。施工会社様にも完成イメージと実際の仕上がりの差が少ないことをご評価いただき、安心して工事を進めていただけたことを大変嬉しく思っています。
このたびリニューアルオープンされた水戸みやまち眼科様。既存の設備や内装を活かしながら、患者様にとって利用しやすく、落ち着いて過ごせる空間づくりのお手伝いをさせていただきました。
この度はご依頼いただき、誠にありがとうございました。
瀬戸内デニムを取り扱う全国約150店舗のパートナーショップの中から、2025年度の売上実績をもとに選出される賞で、今回、上位6社のひとつとして選んでいただきました。
日頃よりご愛顧いただいているお客様のおかげで、このような大変光栄な賞をいただくことができ、心より感謝申し上げます。


今回、瀬戸内デニム様からは、オリジナルのデニムフラッグや記念オブジェ、さらに瀬戸内海の「もりの農園」様のフルーツなど、素敵な贈り物もいただきました。
こうした温かなお心遣いからも、瀬戸内のものづくりを大切にされている姿勢を改めて感じ、身の引き締まる思いです。
瀬戸内デニム株式会社は、倉敷をはじめとする、世界に誇る“高級デニム生産日本一”の地域で生まれたオーダーカーテンブランドです。
この地域はデニムの聖地として知られ、国内外から多くの人が訪れる観光地としても高い認知を誇ります。
長年培われてきた技術と、職人のこだわりが詰まったデニム生地だからこそ、カーテンとしても他にはない存在感と上質さを感じていただけます。
「暮らしの中に本物の素材を」という想いのもと、丁寧につくられた製品は、日常に心地よさと豊かさをもたらしてくれます。
今回受賞のきっかけともなった、瀬戸内デニムのカーテンを実際に採用いただいた事例をご紹介いたします。





デニムならではの素材感と風合いが、お部屋にほどよいラフさと温かみをプラスし、シンプルな空間にもよく馴染みます。使い込むほどに味わいが増していくのも魅力のひとつです。
また、オーダーならではの自由度も特徴で、通常の縫製に加え、オーバーオールスタイルや他の生地と組み合わせたボーダースタイルなど、幅広い加工・仕上げが可能です。
瀬戸内の島の革工房でつくられた本革のタッセルも、空間のアクセントとしておすすめです。
さらに、ログハウスなど、自然素材との相性がとても良いのも特徴です。木や革と組み合わせることで、より温かみのある空間づくりができ、こうしたコーディネートで採用されるケースも多く見られます。






お客様からは、「既製品にはない雰囲気でとても気に入っています」といったお声や、「本当は家中全部、瀬戸内デニムのカーテンにしたいくらいお気に入りです」という嬉しいご感想もいただいています。
これからも、この素晴らしい製品の魅力を一人でも多くのお客様にお届けできるよう、ご提案に努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Houzzでは、過去のインテリアコーディネート事例やお客様のレビューも掲載しています。
ぜひこちらもご覧ください。
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昨年末に完成した古民家リノベーションの現場をご紹介します。
今回はリフォーム会社様からのご依頼で、インテリア計画を担当させていただきました。
外装・サッシ・内装を一新しながらも、古民家ならではの趣や重厚感を活かしたリノベーションとなっています。
玄関とリビングの天井は、既存の根太(ねだ)天井をそのまま残しました。
根太天井とは、本来は床や天井の下地材である「根太」を見せた仕上げで、古民家ならではの構造美や、長い年月を経た木の風合いを感じられるのが特徴です。
今回のリノベーションでは、空間が新しくなりながらも古民家の重厚さが感じられるよう、この既存部分を活かした計画としています。
また、根太天井は木材の色味によって光の反射率が下がるため、照明計画には特に注意が必要です。
ダウンライトの配置や明るさを調整し、空間全体が暗くなりすぎないよう照明プランを検討しました。



また、今回のリノベーションによって、柱に以前の加工跡(穴や欠き込み)が残ることがあります。
そうした部分は、そのままにせず木材で埋め、周囲と違和感が出ないようきれいに仕上げる「埋木(うめき)」をして納めています。


こうした補修跡からは、かつて柱があった名残も感じられ、古民家リノベーションならではの味わいのひとつとなっています。
リビングに続く和室は、お仏壇が納まるスペースを確保しつつ、壁・天井ともに壁紙で仕上げ、すっきりとした印象の和室にまとめました。
また、障子ではなくバンブーブラインドを採用することで、和の空間に軽やかさを加え、やや洋風寄りのバランスに整えています。


落ち着いた和の雰囲気を残しながらも、現代の住まいに合うシンプルな空間になっています。
各部屋は明るめの壁紙で仕上げ、空間全体が軽やかな印象になるようコーディネートしています。
また、どうしても残ってしまう柱を活かしてデスクコーナーを設けました。
デスクスペースにはブラケット照明を設置し、手元スタンドを置かなくても作業できるよう計画。
デスク上を広く使えるよう配慮しています。


外観では、既存の飾りガラスをそのまま残しました。


新しくなった外装の中にも、古民家らしい趣きが感じられる外観に仕上がっています。


古い素材の魅力を活かしながら、新しい暮らしに合わせて整えた古民家リノベーション。
既存部分と新しい要素のバランスを大切にした住まいとなりました。
Houzzでは、過去のインテリアコーディネート事例やお客様のレビューも掲載しています。
ぜひこちらもご覧ください。
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今回ご紹介するのは、リフォーム会社様からのご依頼で打ち合わせをさせていただいたお客様のお住まいです。
リビング・ダイニング・キッチンと洗面室、そして外壁のリフォームをお手伝いさせていただきました。
真夏の暑い時期から何度も打ち合わせを重ね、暮らしやすさとデザイン性を大切にしながら、一つひとつ丁寧にプランを形にしていきました。
外壁は、現在のお写真をもとに貼り分け位置を細かく打ち合わせし、イメージパースを作成して完成イメージを共有しながらご相談しました。


イメージパースは2パターンご提案し、完成後の雰囲気を事前に共有しながら比較検討のうえパターン2を採用していただきました。
仕上がりのイメージ違いが起きないよう丁寧にすり合わせを行い、完成後もご満足いただける仕上がりとなりました。

LDKはこだわり満載の空間に。
など、機能性とデザイン性を両立したプランとなりました。






「イメージ通りのリビングになりました」とお喜びの声をいただき、とても嬉しく思います。
洗面室には、ご家族皆さまの着替えやタオルがしっかり収納できるよう、南海プライウッドさんの背面金物タイプの可動棚を採用しました。
両側に壁が必要な可動棚と違い、壁の厚みが不要な分、有効寸法を少しでも広く確保できるのが特徴です。


また、お子様が3人いらっしゃるご家族ということで、「どうしても物が多くなってしまう」とのお話もあり、 どこに、何を、どれくらい収納するかを意識しながら、なるべくスッキリと暮らせる収納計画を心がけました。
ソファのご相談もお手伝いさせていただき、これから家具が入ることで、さらに素敵な空間へと完成していくのが楽しみです。 このたびはご完成、誠におめでとうございます。
新しいお住まいでの暮らしが、心地よい毎日になりますように。
Houzzでは、過去のインテリアコーディネート事例やお客様のレビューも掲載しています。
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電動タイプは操作がしやすく、毎日の暮らしを快適にしてくれる一方で、実は「コンセントの位置」によって見た目の印象が大きく変わります。
今回は、リノベーション前からご相談いただけたことで、仕上がりの美しさにもこだわった納め方を実現することができました。
今回はリノベーション前からお打ち合わせをさせていただいていたため、電動バーチカルブラインドに欠かせないコンセントの位置について、建築会社さんへ事前にお伝えすることができました。
その結果、コンセントやコードが目立たない、すっきりとした納まりを実現しています。
電動製品はとても便利な反面、コンセントやコードの位置によってはせっかくこだわって設えたカッコいいリビングの印象を損ねてしまうこともあります。


今回のコンセント計画のポイントは2つあります。
カーテンボックス内部にコンセントを設置したこと、そして壁付けのバーチカルブラインド部分も、ブラインドで隠れる位置にコンセントを配置したことです。
一般的なコンセントを使用すると、どうしてもコンセント本体やコードが目に入りやすくなってしまうことがあります。
実はメーカー(今回はタチカワブラインドさん)には推奨されているコンセント位置があるのですが、その位置だとコンセントやコードが視界に入ってしまうケースも。
そこで今回は、Sプレートというコンパクトな家具用コンセントプレートをご提案しました。
見える面積を最小限に抑え、ブラインドやカーテンボックスの中に自然に納まるよう工夫しました。


後付けの場合は、近くのコンセントからコードを這わせることも可能です。
ただし、「コードが見えてしまう」「壁面がすっきりしない」といった点が気になることもあります。
やはり、細かな部分ではありますが、ご計画中の段階でコンセント位置を指定できると、仕上がりの美しさが格段に変わります。
今回お選びいただいたバーチカルブラインドのルーバーは、ガラス繊維でできた「ミント」シリーズです。
実は、ペットの猫ちゃんを複数飼われているお客様。
ミントシリーズは水拭きが可能で、猫ちゃんに汚されてしまった場合や、毛が付いてしまった場合でもお手入れが簡単なのが特長です。
洗濯できるシリーズと比べても、日常的なお手入れの手軽さという点で、とても扱いやすい素材をお選びいただきました。
見た目だけでなく、暮らしやすさもしっかり考えたセレクトとなりました。
コンセント位置やプレートの種類は、一見すると小さなポイントに思われがちですが、こだわることで空間全体の完成度が大きく変わります。
特にリノベーションでは、後から変更が難しい部分だからこそ、事前の計画がとても重要です。
電動バーチカルブラインドをご検討中の方は、ぜひ窓まわりだけでなく、コンセント計画も含めてお気軽にお問い合わせください。
空間全体のバランスを考えながら、見た目も使い勝手も心地よいご提案をさせていただきます。
Houzzでは、過去のインテリアコーディネート事例やお客様のレビューも掲載しています。
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今回は、何度もリピートでご依頼いただいているお客様から、「ダイニングに神棚を作りたい」というご相談をいただきました。
神棚は、南向きまたは東向きで、上に人が歩かない場所が望ましいとされています。
お住まいの中で条件に合っていたのが、ダイニングにある食品庫の上部スペースでした。
ただし、下の部分はこれまで通り収納として使いたいとのこと。
「途中から仕切れるようなものはないか?」というのが、今回の大きなポイントでした。
突っ張り式のロールスクリーンなども選択肢にはありますが、耐久性の面を考慮し、今回はニチベイのプリーツスクリーン(アップダウンスタイル)をご提案しました。


プリーツスクリーンは、通常は窓に取り付け、目隠しをしながら上部を開けて採光や風通しを確保する商品です。
今回はその特性を活かし、上部は神棚スペースとして見せ、下部の食品庫はすっきり隠す使い方をしています。



昇降用の操作紐が2本出る点についても、事前にご了承いただきました。
窓以外の場所でも活用できる点に、「こんな使い方があるなんて思わなかった」と喜んでいただけたのが印象的でした。
今回、プリーツスクリーンを使用することで神棚スペースと収納を両立することが可能になりました。
プリーツスクリーンは、窓だけでなく、空間の使い方を工夫することで、暮らしに寄り添った提案ができるアイテムです。
収納と見せる空間を両立したい方は、ぜひご相談ください。
本年もたくさんのご縁をいただき、誠にありがとうございました。
お客様それぞれの暮らしに触れながら、空間づくりのお手伝いができましたことを、心よりうれしく思っております。
来年も、既存の枠にとらわれず、「こんな使い方があったんだ」と感じていただけるような、暮らしに寄り添ったご提案を大切にしてまいります。
どうぞ皆さま、健やかで穏やかな年末年始をお過ごしください。
来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
皆さまが健やかで、穏やかな新年を迎えられますことを、心よりお祈り申し上げます。
The post プリーツスクリーンの使い道 first appeared on インテリアコーディネート・リノベーション/コンフォート.]]>リノベーションでは、新しくするだけでなく「これまでの暮らしをどう残すか」という楽しさがあります。
今回のガラスも、間仕切りとして再利用するのは難しかったため、いったん枠から外し、新居の雰囲気に合うフレームを選んで「アート作品」として生まれ変わらせることにしました。
飾ったのは、リビングに入ると奥に見えるダイニングの壁面。
光の入り方や時間帯によってガラス模様がやわらかく反射し、空間をふんわりと彩る印象的なアイポイントになりました。



奥様からも「今までは全然目立ってなかったのに、こんなに素敵に見えるようになって、お客様にも好評なんです」と、嬉しいお言葉をいただきました。
ご夫婦は長年大切にしてきた家具を多くお持ちでした。
ダークカラーの家具が中心でしたので、重くならないよう壁紙やカーテンは明るめのトーンをセレクト。
リノベーションならではの構造上抜けない柱は、スリットを入れてダイニングとリビングをゆるやかに仕切るデザインにしました。


また、お持ちのソファーはサイズを細かく採寸し、無理なく収まるようレイアウトを調整。
家具を全部買い替えてスッキリ真新しくするのではなく、ご夫婦が築いてきた暮らしの延長線上に、自然と馴染む新しい住まいを目指しました。
奥様はもともと飾り付けが大好きで、季節の小物やお気に入りの雑貨をたくさんお持ちでした。
そこで、好きなものを自由に飾れる「見せるコーナー」をつくり、それ以外の場所はあえて余白を残すご提案をしました。
飾りたい気持ちと、空間としての美しさのバランスが心地よく保てます。


一方、ご主人のお気に入りは、テレビ台横の洋酒が並んだキュリオケース。


どちらも玄関を入ってすぐ目に入る位置ではなく、リビングでゆっくり寛ぐときに自然と視界に入る愛でる場所として配置しました。
リノベーションというと、新しい設備や素材をたくさん取り入れるイメージがあるかもしれません。
ですが、これまでの暮らしに寄り添ってきたものを丁寧に残すことで、「新しいのにどこか懐かしい」温かい空間が生まれます。
思い出を生かしながら、さらに心地よい住まいづくりのお手伝いをしていければ嬉しく思います。
Houzzでは、過去のインテリアコーディネート事例やお客様のレビューも掲載しています。
ぜひこちらもご覧ください。
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今回のお住まいは、サイエンスホーム様の特徴でもある「真壁(しんかべ)づくり」の住宅です。
「真壁 (しんかべ) づくり」とは、和室に多く見られる、柱や梁を見せたまま壁を仕上げる工法で、古くから伝わる日本の伝統的な壁の納め方です。
サイエンスホーム様では、無垢の檜(ひのき)をふんだんに使用しており、この柱や梁などが呼吸することで湿度を調整する効果があり、また、家中に木の香りが広がります。
床や柱、梁など、どこにいても木のぬくもりを感じることができ、自然素材ならではのやさしい空気に包まれています。
床材や壁紙には、お客様の好みを反映したアクセントを加え、シンプルながらも居心地のよい空間に仕上がりました。
今回のお住まいは、吹き抜け天井のおかげで開放的でダイナミックな印象ですが、照明やシーリングファンの配置には特にこだわりました。
主役となる梁にはブラックのライティングレールを取り付け、スポットライトを配置しています。
ライティングレールを採用することで、ライト位置の調整や後からの追加も容易になりました。
シーリングファンのライトにもブラックを採用し、空間をモダンに引き締めています。
夜になると、ライトが木の表情を美しく照らし出し、温かみのある安らぎの空間が広がります。



キッチンとランドリースペースの床には、水に強く、日々のお手入れが簡単なクッションフロアを採用しました。
温かみのあるタイル調の柄を選ぶことで、機能性だけでなく、意匠性も両立させています。


一方、洗面所とトイレには、雰囲気と耐久性を重視し、光沢のある石目柄のフローリング(TOYOTEX 7000シリーズ)を使用しました。
こちらは、上質感と高い耐久性を兼ね備えた、サイエンスホーム様で標準採用されている素材です。
場所ごとに最適な機能とデザインを追求し、住まい全体の快適性を高めています。


窓まわりのアイテムは、フロアごとに使い分けました。
1階には、木の温もりと調和するウッドブラインドを採用し、落ち着いた雰囲気を演出。
2階には、ターコイズブルーとラベンダーのロールスクリーンを各部屋に選び、色で遊ぶインテリアを実現しています。鮮やかな色彩が空間に個性を与え、暮らしに楽しさがプラスされます。



インテリアの打ち合わせは通常ご着工前に行うため、工事中はお客様にお会いする機会が少なくなります。だからこそ、私は完成後の仕上がりを必ず確認するようにしています。
自分の提案がどのように形になったのか、細部の納まりを実際に見ることで、次のご提案に活かすことができます。
今回の見学会では、檜の香りと無垢材のぬくもり、そしてお客様の想いが調和した素敵なお住まいを体感できました。この家づくりに携わることができ、大変光栄に思います。
ご新居の完成、心よりおめでとうございます。
Houzzでは、過去のインテリアコーディネート事例やお客様のレビューも掲載しています。
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インテリアや注文住宅のコーディネートのご相談もお気軽にどうぞ。
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