1939年、英国とドイツの間がきな臭くなっていた頃、未亡人エディス・プリティが、宿願であった自分が英国サフォーク週に所有する墓地を発掘するために遺跡発掘職人バジル・ブラウンを雇入れる。最初、乗り気でなかったブラウンだったが、驚くべき発見をする。何と埋葬品として船が出てきたのだ。しかもバイキングの遺跡ではなく、アングロサクソンのものである可能性が出てきた。すぐ地元のイプスウィッチ博物館が成果を横取りしようと訪れるが、エディスは受け付けない。
発掘現場は国の重要な遺跡とされるが、ドイツとの間で戦火が開かれてしまう。非常事態にエディスの健康も悪化してしまい彼女は、ブラウンの立場を守る条件で、大英博物館の研究調査を受け入れることにする。研究員には既婚者のペギーもいたが、エディスの弟で発掘を手伝うローリーと愛し合うようになる・・・。
英国らしい地味な映画。でも私はかなり好きである。
日本の古墳時代のような時代がバイキング襲来以前のアングロサクソン族にもあったのだ。
キャリー・マリガンもレイフ・ファインズも老けた役作りしていたが、そもそもこういう年頃になったのだな。
エディス・プリティ – キャリー・マリガン
バジル・ブラウン – レイフ・ファインズ
ローリー・ローマックス – ジョニー・フリン
ペギー・ピゴット – リリー・ジェームズ
監督 サイモン・ストーン
脚本 モイラ・バフィーニ
原作 The Dig 著者ジョン・プレストン
音楽 ステファン・グレゴリー
撮影 マイク・エレイ
製作 ガブリエル・ターナ、エリー・ウッド、キャロリン・マークス・ブラックウッド、マーレイ・ファーガソン
製作総指揮 アン・シーアン
今日はついにプロ野球の開幕戦だ。私は仕事を早退して、テレビの前に座った。好きなチームのユニフォームを着て、ビールとポテトチップスを用意した。テレビの画面には、球場の様子が映っている。応援団やファンが熱気に満ちている。私も一緒になって歌ったり叫んだりした。
試合は始まった。先発投手は、私の憧れの選手だ。ヤクルト・スワローズの小川泰弘投手(通称ライアン)だ。彼は力強くボールを投げる。打者は三振に倒れる。私は拍手と歓声を送った。彼は最高だ。
しかし、次の回から、何かがおかしくなった。彼の投げるボールが、次第に変化していくのだ。最初はカーブやスライダーなど、普通の変化球だったが、やがてシュートやナックルなど、珍しい変化球になった。そして、とうとう信じられないボールを投げ始めた。
それは、まるで生き物のように動くボールだった。空中でぐるぐる回ったり、急に止まったり、逆方向に飛んだりした。打者は目を見張り、バットを振ることもできなかった。審判も呆然としていた。私も驚いたが、同時に興奮した。これはすごい!彼はどうやってこんなボールを投げるのだろうか?これなら勝てる!私はテレビに向かって応援した。
しかし、その時だった。彼がまたボールを投げた瞬間、テレビの画面が真っ白になった。音声も途切れた。私は慌ててリモコンを探したが、見つからなかった。どうしたんだ?放送事故か?
しばらくして、画面に文字が出てきた。「申し訳ありません。現在、技術的な問題により放送を中断しております。復旧までしばらくお待ちください」。私は怒った。何だよ!こんな大事なところで放送を止めるなんて!復旧するまで待つなんて無理だ!私はテレビを叩いた。
すると、不思議なことが起こった。テレビからボールが飛び出してきたのだ。それも、先ほどライアンが投げていたような奇妙奇天烈なボールだった。私は驚いて身をかわしたが、間に合わなかった。ボールは私の頭に直撃した。私は意識を失った。
それからしばらくして目覚めた時、私は病院のベッドに横たわっていた。隣には家族や友人が心配そうに見守っていた。私は彼らに何が起こったのか尋ねた。彼らは言った。私はテレビを見ていた時、突然発作を起こして倒れたという。救急車で病院に運ばれたという。幸い、命に別状はなかったが、しばらく安静にするように言われたという。私は信じられなかった。発作?私は元気だったはずだ。テレビからボールが飛び出してきたのは夢だったのか?それとも幻覚だったのか?
私はテレビを見た。画面には、プロ野球の開幕戦の模様が映っていた。先発投手は、ライアンだった。彼は普通にボールを投げていた。奇妙奇天烈なボールはどこにもなかった。私は混乱した。一体何が起こったのだろうか?私は夢を見ているのだろうか?それとも現実を見ているのだろうか?
私は答えを求めて、テレビに近づいた。すると、テレビから彼の声が聞こえてきた。
「おい、君。大丈夫か?頭を打ったみたいだな」
私は驚いてテレビを見た。画面には、彼が私に向かって話しかけている姿が映っていた。他の選手や審判や観客は、彼の様子を不思議そうに見ていた。
「君、聞こえるか?俺の投げるボールを見てくれよ。これが本物だ」
彼はそう言って、またボールを投げた。それは、まるで生き物のように動くボールだった。空中でぐるぐる回ったり、急に止まったり、逆方向に飛んだりした。
私は呆然とした。これは一体何なんだ?彼はどうして私に話しかけているんだ?彼の投げるボールはどうしてこんなに変化するんだ?
私は恐怖と興味と好奇心とで揺れ動いた。そして、ついに決心した。 私はテレビから手を伸ばした。そして、彼の投げるボールを掴もうとした。
その瞬間、世界が消えた。
]]>–
映画好きのお父さんお母さんが子供をアカデミー賞監督にしたいのなら、絶対に見せるべきアニメ映画。
原作は、杉谷庄吾【人間プラモ】。監督・脚本は、マッドハウス出身の平尾隆之。
声の主演は、小原好美と 俳優の清水尋也。
映画作りに賭ける人たちの物語だが、小学生低学年向けに噛み砕いて描かれる。初めは戸惑ったが、前半のリズムがかなり良いので、思わず見入ってしまった。
逆に後半の編集に入ってからはリズムが極端に遅くなり、間が悪くなった。もう少しだけテンポを上げられなかったか?この内容なら90分映画でなく、80分映画で十分だ。
ネットでは、あまり評判は良くない。確かに、鑑賞する対象は少々ニッチな層だ。この映画を理解でき且つポンポさんのキャラクターを許容できる子供は、おそらく幼くて頭の良い子に限られる。
でも、配信してるから予告編をちらっと見て興味を持ったら、最後まで見てほしい。
ちなみに私は、アニメ制作会社 P.A.WORKSのお仕事シリーズが大好物である。
ポンポさん 小原好美
ジーン監督 清水尋也
大女優ミスティア 加隈愛衣
ナタリー・ウッドワード 大谷凛香
マーティン・ブラドック 大塚明夫
アラン 木島隆一(劇場版オリジナルキャラ)
監督・脚本 平尾隆之
原作 杉谷庄吾【人間プラモ】
キャラクターデザイン – 足立慎吾
音楽 – 松隈ケンタ
制作プロデューサー – 松尾亮一郎
映画オタクの若いADジーンが、突然プロデューサーのポンポさんから監督を任され名優マーティンとド新人女優ナタリーを相手にメガホンを握る。ヨーロッパでのロケも撮り終え無事クランクアップするが、編集までプロデューサーから任されたジーン監督は、出来に納得いかなくなり再撮影を提案する。
予算不足になってしまったポンポさんは、銀行に追加融資を頼まざるを得ない。銀行ではこの融資案件の対して否定的だったが、監督の同級生である若い行員アランが頭取を引っ張り出してこの融資を通してしまう。
完成した作品は公開されて大評判となり、ついにはニャカデミー賞を獲得する。
(★)小学生向けアニメだが、映画監督などの仕事がどんなものかを教えてくれる、良い映画である。
映画好きのお父さんお母さんが子供をアカデミー賞監督にしたいのなら、絶対に見せるべきアニメ映画。
原作は、杉谷庄吾【人間プラモ】。監督・脚本は、マッドハウス出身の平尾隆之。
声の主演は、小原好美と 俳優の清水尋也。
映画作りに賭ける人たちの物語だが、小学生低学年向けに噛み砕いて描かれる。初めは戸惑ったが、前半のリズムがかなり良いので、思わず見入ってしまった。
逆に後半の編集に入ってからはリズムが極端に遅くなり、間が悪くなった。もう少しだけテンポを上げられなかったか?この内容なら90分映画でなく、80分映画で十分だ。
ネットでは、あまり評判は良くない。確かに、鑑賞する対象は少々ニッチな層だ。この映画を理解でき且つポンポさんのキャラクターを許容できる子供は、おそらく幼くて頭の良い子に限られる。
でも、配信してるから予告編をちらっと見て興味を持ったら、最後まで見てほしい。
ちなみに私は、アニメ制作会社 P.A.WORKSのお仕事シリーズが大好物である。
ポンポさん 小原好美
ジーン監督 清水尋也
大女優ミスティア 加隈愛衣
ナタリー・ウッドワード 大谷凛香
マーティン・ブラドック 大塚明夫
アラン 木島隆一(劇場版オリジナルキャラ)
監督・脚本 平尾隆之
原作 杉谷庄吾【人間プラモ】
キャラクターデザイン – 足立慎吾
音楽 – 松隈ケンタ
制作プロデューサー – 松尾亮一郎
映画オタクの若いADジーンが、突然プロデューサーのポンポさんから監督を任され名優マーティンとド新人女優ナタリーを相手にメガホンを握る。ヨーロッパでのロケも撮り終え無事クランクアップするが、編集までプロデューサーから任されたジーン監督は、出来に納得いかなくなり再撮影を提案する。
予算不足になってしまったポンポさんは、銀行に追加融資を頼まざるを得ない。銀行ではこの融資案件の対して否定的だったが、監督の同級生である若い行員アランが頭取を引っ張り出してこの融資を通してしまう。
完成した作品は公開されて大評判となり、ついにはニャカデミー賞を獲得する。
]]>
エリック・ロメール監督が発表した三角関係映画のシリーズ「六つの教訓話」の最終編。
カラー映画で撮影は「モード家の一夜」のネストール・アルメンドロスが担当。
美術はニコール・ラシーヌで、一部の屋内シーンはスタジオ・セットで撮影している。
主演は、夫婦役を演じ実生活でも夫婦のベルナール・ヴェルレーとフランソワーズ・ヴェルレー。
浮気相手役は、有名歌手のズーズーである。60年代のイエイエ・ガールで、当時ローリング・ストーンズのオリジナル・メンバーであるブライアン・ジョーンズの妻だった。
雑感
コメディ色は全くなく、シリアスでありよくある浮気話である。でもエリック・ロメール監督が描くと名作の香りがする。
女性が一人で興奮して盛ってしまい、異性に引かれるとは男女の別があるとはいえ身につまされる話だ。おそらく、彼女は排卵日まで計算していただろう。恐ろしや。
また、浮気相手に普段付き合っているのと全く別のタイプを選ぶのは、どの男には身に覚えがあることだろう。
国内配給はシネセゾンで1996年。
クリス・ロック(ウィル・スミスにアカデミー賞でビンタを喰らったコメディアン、ラッシュアワー三部作)が監督・主演したリメイク版を2007年に作っているが、これはコメディだ。
キャスト
ベルナール・ヴェルレイ フレデリック
ズー・ズー 愛人クロエ
フランソワーズ・ヴェルレイ 妻エレーヌ
ダニエル・セカルディ 同僚ジェラール
マルヴィーナ・ペーヌ フェルナンド
バベット・フェリエール マルティーヌ
スタッフ
監督、脚本 エリック・ロメール
製作 ピエール・コトレル
製作総指揮 バーベット・シュローダー
撮影 ネストール・アルメンドロス
音楽 アリエ・ジェルラトカ
ストーリー
パリの弁護士フレデリックは、同僚ジェラールと共同で事務所を興した。パリ郊外で彼は、英語教師の妻エレーヌと娘アリアーヌと暮らしている。
ある日フレデリックの事務所に、自由を愛する女性クロエが飛び込んできた。フレデリックは、大学時代に友人の恋人して知り合った時、あまりクロエと気が合わなかった。
しかし、クロエがパリに部屋を借りてから、倦怠期だった彼は時折、彼女と会うようになる。
しばらくして、エレーヌは長男アレクサンドルを産む。やがてエレーヌはベビーシッターを雇い、職場復帰した。妻の相手をしなくてもよくなったフレデリックは、クロエと再びよりを戻す・・・。
働いている店の定休日にクロエは棚卸しをしていたが、フレデリックを呼び出す。クロエは彼前で下着姿にり、フレデリックの子種が欲しいと言い出した。
さらに一週間後、部屋でクロエはシャワーを浴びているときに、フレデリックが来る。彼女は裸体を拭かせて、誘うようにベッドに体を横たえる。フレデリックは服を脱ぎかけるて鏡に映った自分を見ると、突然妻子のことを思い出す。
彼は、何も言わずクロエの部屋を去った。フレデリックはその足で自宅に帰り、やつれたエレーヌを見つけて愛を囁く。すると、彼女は泣き出す。そして、二人は寝室へ消える。
主演はジャン・クロード・ブリアリ、オーロラ・コルニュ。
共演はベアトリス・ロマン、ローラン・ド・モナガン。
膝に対するフェチシズムを描いた映画。
舞台がフランスのスイス国境寄りなのでバカンスとは言え、天候は不順そうだ。
近くに広大なアヌシー湖があり、ジェロームは、主としてボートで自宅とオーロラの家を往復している。
彼は昔、根っからの遊び人だったようで、オーロラはそのころをよく知っている。
そんなジェロームも年を取り、スウェーデンで家庭を持つつもりだ。
今回は別荘を処分するためにタロワールに帰ってきた。
しかしここで彼の女性に対する好奇心がもたげてくる。しかも自分の子供ぐらいの娘たちだ。
オーロラは、それを小説のネタにしようとする。
ジェローム役ジャン・クロード・ブリアリは、老けていたが役作りかな。ジャン・ポール・ベルモンドと同じ歳でアラン・ドロンより二歳上だが、1970年作品では一番年上に見えた。
ベアトリス・ロマンは、ブリアリより19歳下だ。この作品の後、エリック・ロメール監督作品の顔とも呼ばれる存在になる。
ジャン・クロード・ブリアリ ジェローム
オーロラ・コルニュ 友人オーロラ
ベアトリス・ロマン ヴァルテール夫人の次女ローラ(子役)
ローランス・ドゥ・モナガン ヴァルテール夫人の長女クレール
ミシェル・モンテル ヴァルテール夫人
ジュラール・ファルコネッティ ローラの恋人ジル
監督、脚本、台詞 エリック・ロメール
撮影 ネストール・アルメンドロス
リヨンとスイスの国境近くにあるアヌシー湖タロワールにある別荘にジェロームは、久しぶりに帰って来た。そこで旧知の女流小説家オーロラと出会う。彼女はジェロームのお隣さんであるヴォルテール夫人の家にホームステイしていた。
オーロラを訪ねたジェロームは、ヴォルテール家の下の娘ローラに興味を抱く。それを知ったオーロラは、ジェロームを煽って小説のネタにしようと思った。ジェロームとローラは親子並みの年齢差に関わらず仲良しになる。高原にハイキングに出かけた先で彼がローラにキスしようとしたが彼女は逃げ出す・・・。
夫人の上の娘でローラの姉クレールが、パリのリセから夏休みで帰ってきた。地元の恋人ジルが彼女を歓迎する。ジュロームは、クレールの美しい膝に興味を抱く。
モーターボートで街に出たジェロームは、別の女の肩を抱いているジルを見掛ける。彼は、モーターボートでクレールを街に途中、雨にあって東屋で雨やどりをした。そのチャンスにジェロームはクレールにジルが浮気していることを告げる。クレールはなきだしたので、ジェロームは彼女の膝を撫でながら慰める。
ジェロームは、事の次第をオーロラに告げるが、彼女はあまり興味のない様子だ。ジェロームは、婚約者のいるスウェーデンに帰る。一方、クレールとジルは寄りを戻す。
]]>
]]>
主演はパトリック・ボーショウ。
共演はアイデ・ポリトフ、ダニエル・ポムルール。
「六つの教訓話」は三角関係を主題にしている物語をシリーズにしているものが多いが、これもその一つ。スレンダーな娘アイデは、付き合う男性をコレクションするかのように毎夜、取り替える。やがて、彼女に主人公アドリアン、ダニエルらは翻弄されていく。
エリック・ロメールの作品では、主人公が男性の場合、女性の気持ちについて勘違いすることが多い。アドリアンも妄想癖や自信過剰の気があり、アイデが自分を誘っていると思い込んでいる。しかし、最後まで彼女との肉体関係はなかった。
ロメール監督が胸フェチでなく足フェチであることは有名だ。自分は胸に大して興味がなく、同好の士だと思っている。この映画でもプロローグ1からヒロインのアイデの足がしっかりと強調される。
冒頭にだけ登場するアドリアンの恋人役を演ずるミジャヌーは、ブリジット・バルドーの実の妹であり、アドリアン役でベルギー人俳優であるパトリック・ボーショウの実生活での妻でもある。
オールロケで、南仏のコートアジュールとサントロペで行われた。
パトリック・ボーショウ アドリアン
アイデ・ポリトフ アイデ
ダニエル・ポムルール ダニエル
ミジャヌー・バルドー アドリアンの恋人キャロル
アニック・モリス キャロルの友人
セイムア・ヘルズブール アドリアンの出資者サム
監督、脚本 エリック・ロメール
音楽 ブロッサム・トーズ
編集 ジャクリーヌ・レナル
撮影 ネストール・アルメンドロス
恋人キャロルと喧嘩別れしたアドリアンは、開業する画廊への出資を募るため、美術収集家サムに会いに南仏へ出かける。
宿泊場所は、知人ロドルフの別荘だった。収集家サムと会うまでは、その別荘で静かで規則正しい時間を過ごすつもりだった。友人の画家ダニエルも合流する。その後、別荘に現れたのはロドルフとセックスしてるところで目を合わせてしまった娘アイデだった。彼女はロドルフがいないことをいいことに、男を引っ張り込んだり泊まりに行ったりと忙しい。
アドリアンは、静かに過ごすのが目的だったが、次第にアイデのことが気になる。ついには、アイデは俺を誘っていると妄想が膨らみ出した。
運の悪いことにダニエルも同じ考えだった。ダニエルは、アドリアンより上手くアイデを口説いて落としてしまう・・・。
しかし、ダニエルは多情な彼女への嫉妬心から別荘を去る。アドリアンも、裕福なサムに会いに行かなければならない。そこで彼女を餌にして、サムに出資してもらおうと考える。ところが、彼女はアドリアンが売りつけた宋の時代の陶器を壊してしまう。サムは怒って、出資の話はお流れになった。
それでもアドリアンは、残りの休暇期間をアイデと2人で過ごせるなら構わないと思っていた。ところが、アイデは街で会った若者たちに引っ掛けられてしまう。アドリアンは、呆れてしまい彼女を放置して1人で別荘に戻る。そして、キャロルのいるロンドン行きの飛行機の便を予約する。
]]>
西村八郎のオリジナル脚本を井上昭が監督した。
共演は丹羽又三郎。
橋幸夫は僅かな登場シーンで、伊太郎の行方を探しているお加代に潮来に伊太郎はいるよ、と教える役だ。
B級役者を揃えて、橋幸夫は特別出演扱い。初めての映画では仕方がない。
でも、こうやって各社でも揉まれて、映画でも主役を演じるようになったのだから、努力の人なのだろう。
その頃、伊太郎はお加代を探して関宿へ探しに行った後だった。まるでこのあたりの筋は映画「君の名は」だった。
後半、伊太郎は源五郎に捕まり、簾巻きにされて利根川に沈められるというところだ。
一目で良いから九衛門に暇乞いをしたいという伊太郎の願いを聞き届けて、金九郎が身代わりになるから3日間だけ猶予を与えることになる。
この辺は太宰治の小説「走れメロス」ではないか。何と安直な映画だろうか!
しかし、85歳の母は「映画ってこんなのが良いのよ」と喜んでいた。
近藤美恵子は、昭和29年度ミス・ユニバース日本代表だが、大映入り後は冴えなかった。ほぼ脇役続き。やっと来たヒロイン役のチャンスもあまり活かしていない。
丹羽又三郎は、新東宝時代は中村又三郎と名乗っていた。だから脇役の大映大部屋俳優に囲まれると、オーラが漂ってくる。コミカルな天知茂と言った感じ。
のちにテレビドラマに転じ「ジャイアント・ロボ」で敵幹部スパイダー、「仮面ライダー」でブラック将軍を好演したため、特撮俳優と若い子に思われているかもしれない。
潮来の伊太郎:小林勝彦
お加代:近藤美恵子
おみね:小桜純子(新人)
金平金九郎:丹羽又三郎
料亭の女お米:藤原礼子
関宿の久衛門:舟木洋一
笹川の繁蔵:香川良介
手賀沼の勘六:尾上栄五郎
関宿の乾分半次:浜田雄史
島村の源五郎:清水元
川千鳥の新助:橋幸夫
製作:武田一義
企画:財前定生
脚本:西村八郎
監督:井上昭
撮影:牧浦地志
音楽:小川寛興
上州取手宿。
ある賭場で、潮来の伊太郎は女賭博師お加代と差しの勝負をした。その結果、伊太郞は着物から自慢のドス(刀)まで巻き上げられてしまう。間の悪いことに、一宿一飯の恩義がある松戸一家から喧嘩に呼び出される。仕方なく伊太郞は、長ドスの代わりに棒を振り回す。敵に追い詰められて危機一髪となると、お加代が現れて長ドスを伊太郎に投げ渡す。途端に無頼の強さを見せて逆に敵を追い詰める。
そんな中、敵の用心棒である金平金九郎は、突然腹痛に苦しみだした。その有様を見て伊太郎は、時を改めて勝負しましょうとドスを収める。
お加代や用心棒をクビになった金九郎は、伊太郎に惚れ込んでしまう・・・。
一年後、お加代は潮来の料亭女中になっていた。一方、伊太郎は病気になって、関宿(現在の野田市)の久兵衛の家で看病されていた。久兵衛の妹おみねは伊太郎を好きだったが、全快した彼は潮来へ旅立って行く。
ところが、お加代はその頃、川千鳥の新助という歌の上手い渡世人と出会い伊太郎が関宿にいたと聞き、急いで旅に出る。
すると久兵衛が、縄張り争いで手賀沼の勘六一家に闇討ちされて重傷を負う。
おみねは、佐原神社の祭礼で賭場を開く島村源五郎一家に金策を依頼するが、源五郎はおみねが自分の妾になるなら金を出すと答える。
お加代も旅路で足を挫いたため、源五郎一党に同行していた。
そこへ、お加代と行き違いになった伊太郎が帰って来た。事情を知った伊太郎は、源五郎一家相手に一暴れするが、最後は捕まってしまう。
伊太郎は大親分である笹川繁蔵に勘六一家との経緯について打ち明け、三日間だけ自由にさせてくれと頼む。源五郎は繁蔵から話を向けられ、源五郎の用心棒になっていた金九郎が伊太郎の身代りとなることもあって渋々認めた。
関宿に戻った伊太郎は、久兵衛に代わって手賀沼勘六一家を一人で倒して、縄張りを取り戻す。
ところが帰途、源五郎の子分が伊太郎を待ち伏せて、崖の底に突き落とす。
源五郎は、約束の時間に金九郎を簀巻きにする。
しかし、おみねに助けられた伊太郎が源五郎を成敗する。
翌朝、伊太郎は去っていくが、お加代も後を追っていく。
「六つの教訓話」シリーズは、男性一人と女性二人の様々な三角関係について描いている。
「モンソーのパン屋の女の子」では、男が他の好きな女性と会うために若い娘をすっぽかすという良くある話をコメディタッチで描いている。
登場人物それぞれの気持ちは、観客が自由に推理することができる。
バルベ・シュローダー 青年
クローディーヌ・スブリエ パン屋の娘
ミシェル・ジラルドン 金髪美人(「ハタリ」)
ベルトラン・タベルニエ ナレーション

監督・脚本 エリック・ロメール
製作 ジョルジュ・デロクル、バルベ・シュローダー
撮影 ブルーノ・バルベ、ジャン-ミシェル・ミューリス
男子学生が、よく道ですれ違う金髪女性に恋をする。とうとう彼はその女性と話ができるが、その日以来彼女の姿を見なくなる。
男は、彼女が住んでいる部屋を探そうと彼女が消えた辺りを張り込むことになる。
途中でランチを摂るため、町のパン屋に通い出す。そこには、あまり頭の良く無さそうな娘がいた。そのうちに彼は娘と仲良くなる・・・。
そして、金髪美人のことを忘れかけた頃、その娘を誘うことに成功する。
ところが、店を出た途端に杖をついた金髪美人が現れた。足を痛めてしばらく部屋を出られなかったそうだ。彼はパン屋の娘のことをすっぽかして、彼女と付き合った。
一年後、彼は美人を妻に迎えていた。久しぶりにパン屋に二人で行くが、娘は町を出ていったようだ。
エリック・ロメール監督がTV向けに撮った短編ドキュメンタリー。
田舎町で農夫と結婚し農園で毎日働く女性の日常を、牧歌的な映像で描いている。
農民の生活だから不安定で厳しい面があるけれど、今のところ幸せな人生を送っている。
恐らく商業作品だろうが、のちのロメール作品に生かされている。
例えば、四季の物語の最終作「恋の秋」でも、ぶどう園を経営する女性が描かれている。
モニク・サンドロン 本人
監督:エリック・ロメール
撮影:ネスター・アルメンドロス
製作:バルベ・シュローダー
モンフォーコンは、フランス北東部の農村である。
自分の家畜を持つという夢を抱いていた元教師の女性は、広大な農園を営む農夫と結婚して数年が経つ。
彼女は、農場での暮らしを快適だと満足している。彼女は牛からミルクを搾り、畑を耕し、ニワトリの卵を収穫する。
しかし、女性にはきつい肉体労働が多く、人手不足の時期には季節労働者を雇い入れる。
知性派の彼女は村会議員にもなり、村のために活躍している。
]]>
19世紀にオーストリア・ハンガリー二重帝国で1889年に起きた皇太子心中事件(マイヤーリング事件)を基にした、1957年アメリカNBC放送のテレビ映画。
ハプスブルク王朝のルドルフ皇太子と男爵令嬢マリーの儚い恋の行き着いた果てを描く。
監督は、このドラマのオリジナルであるフランス映画「うたかたの戀」を撮ったアナトール・リトヴァク。
主演は、メル・ファーラーとオードリーヘップバーン夫妻。
白黒放送。
皇后陛下(宝塚歌劇団などの演目として有名なエリザーベット皇后)は、結婚当時こそ開明的で皇族のシンボル的存在だったが、保守的な皇族の中で浮いてしまい、今や外遊ばかりしている。
その実の息子であるルドルフ皇太子は、皇族と交わらず民間人と友好関係を深めて自由主義に傾倒していた。そのため実父のフランツ・ヨーゼフ1世とソリが合わなくなった。
やがて、ルドルフの婚姻問題や友人の新聞社社長セップス逮捕で両者の間の溝は埋めようのないものになっていく。
なお、前作「うたかたの戀」と比べて、愛人マリー(相性シシー)の兄についてのエピソードがカットされた。
それだけ尺は短くなっている。
この事件は、徹底的な捜査が行われたわけでないので、真相は藪の中である。
1898年にエリザベート皇后は暗殺され、皇帝の後添えとなったゾーイ皇后は第一次世界大戦後帝国が崩壊し、亡命後も生きながらえた。
彼女はウィーンに戻った1983年に事件は心中でなく、暗殺事件だったと告白して状況証拠を挙げている。
しかし、真相はまだ分かっていない。
マリー・ヴェッツェラ(男爵令嬢): オードリー・ヘプバーン
ルドルフ皇太子: メル・ファーラー
ターフェ首相: レイモンド・マッセイ
エリザベート皇后: ダイアナ・ウィンヤード
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世: ベイジル・シドニー
ラリッシュ伯爵夫人(ルドルフの従姉) : ジュディス・イヴリン
ヴェッツェラ男爵夫人 : イソベル・エルソム
ロシェック(ルドルフの召使): イアン・ウルフ
モーリッツ・セップス(新聞社社長) : ジョン・マクガヴァン
ステファニー皇太子妃: ナンシー・マーチャンド
ハンナ・ヴェッツェラ(マリーの姉): ピッパ・スコット
監督、製作 アナトール・リトヴァク
衣装デザイン ドロシー・ジーキンズ
音楽監督 ジョージ・バスマン
原作 クロード・アネ「うたかたの戀」
脚色 イルムガード・フォン・クーベ
英語版脚色 アンドリュー・マックロー
オーストリア=ハンガリー二重帝国の皇太子ルドルフは、民主運動に理解があったがゆえに皇帝に疎まれ、政略結婚をさせられ不満を募らせていた。さらに首相の命を受けた警察によって皇太子の友人の新聞社社長が逮捕される。皇帝に対する彼の怒りは、爆発する・・・。
彼はある日、公園で若き男爵令嬢のマリーと出会う。マリーは、ルドルフの身分を知らないままに魅かれた。そして、ルドルフが身分を明かしても、マリーの純粋な愛情は変わらなかった。彼にとって初めての恋だった。
皇帝は、スキャンダルを恐れて皇帝は、強権発動して2人を引き離そうとする。
それに対して、ルドルフはマイヤーリングの別荘での心中を選び、マリーも同意する。
]]>
1964-66年ごろのこと、パリの女子大生の人口が増え始めて男子とほとんど変わらなくなる。
学生数が増えたので、日本が1980年代に行ったように、パリ市内にあったキャンパスを郊外の広い土地や、市内のワイン市場跡地にキャンパスを移転した。
女子学生の活躍は、今の日本なんかよりずっと多い。これは伝統であり、キュリー夫人がソルボンヌ大の出身だからである。
アントワーヌ・ヴィテ 本人/ナレーション
監督:エリック・ロメール
撮影:ネストル・アルメンドロス
製作:ピエール・コトレル
女子学生は文学部に多いけれど、最近は理科系にも進出している。
主人公は、おそらく理学部生物学科あたりの院生である。
彼女が実際に研究室で実験したり、家で読書して研究したり、教授と面接して実験結果を相談している姿を写している。
女子学生は結婚相手を学内に探す割合も大きい。
そして学生結婚するのも多い。
彼女も、既に子を持ち、研究助手としても働いている。もちろん、腰掛けではない。