この記事では、英語表記のため日本人にはわかりづらい更新条件について詳しく解説しています。ただし、内容については、頻繁に更新されるので、必ずICFの英語のページでも確認するようにしてください。該当リンクは記事中に記載しています。
すでにご存じかと思いますが、
ICF(International Coach Federation 国際コーチング連盟)の認定資格である、ACC・PCC・MCCをお持ちの方は、3年ごとに、資格更新手続きをしなければなりません。
せっかくとった国際コーチ資格、更新条件が足りなくて更新できなかった・・・では、あまりに悲しすぎますよね。
ところが、更新に関する記述も、更新の書類も、全て英語でやらなければなりません。
日本人にはハードルが高い作業です。
そこで、このサイトでは、初めての更新で不安がいっぱいのあなたのために、できるだけ詳しく、更新の方法について解説していきます。
更新のための条件を満たすには、時間がかかりますので、早めにとりかかってくださいね!
更新満了は、取得時の認定証の下のほうに記載されています。
満了期限は、いつ取得したとしても、取得時から3年目の12月31日になっているはずです。(下記画像の赤丸のところ)
注)この認定証は期限切れのものです。現在の認定証はデザインが変更になっていて、デジタルデータで送られてきます。偽造される危険性があるので、Webへのアップは禁止されているので、古い認定証を使っています。

英語では
December 31,2015
のように、当然ですが英語で記載されています。
自分の更新年度がいつなのか、まずはチェックしてみてください。
お気づきと思いますが、この認定証は、期限切れのものです。
わたしがPCCをとったのは、2009年でした。
それから、画像の2015年までは、紙の認定証がアメリカ本国から送ってきていましたが、それ以降は、デジタルデータで添付されてくるようになりました。
ちょっと味気ないですね。
デザインも、もっと簡単なものに変わっています。
デジタルデータでの送付なので、今のデザインの認定証をアップすることは、ICFから禁止されています。偽造を防ぐためかもしれませんね。
更新のお知らせは、ICFのメンバー登録をしていれば、メールでお知らせしてくれます。
更新時に必要な条件を満たすには、それなりの時間がかかるから、お知らせのリマインドメールはかなり早い時期に送ってきます。
条件は、3年間で満たせば良いので、意識して条件を満たすように心がけてください。
お知らせメールは英語なので見逃さないように注意しておきましょう
アドレス帳に登録して、迷惑メールフォルダに入らないようにしておきましょう。
お知らせを受けとれるように、ICFのメンバー登録はしておいたほうが安心です。
まず、ICFの公式ページを開きます。→ ICFの公式ページはこちらをクリック

右上の「Join ICF」ボタンをクリックしてください
すると「Join ICF Today」というタイトルのページが出てきます。
ICFに入会するとどんな良いことがあるかが英文で記載されているので、翻訳ソフトなどを使って読んでみてください。
読み進めると、ページの真ん中当たりに下記ボタンがあるので「I’m Ready」の青いボタンをクリックしてください

すると「ICF New Member Application」というページが出てきます。ここは、自分の情報を入れる登録フォームです。DeepLなどの翻訳ソフトを使って該当する箇所にチェックをいれて次に進んでくださいね。
更新に関する情報は下記ページでご覧になれます
3つの資格、ACC・PCC・MCCに分けて、更新条件(Renewal Requirements)が記載されています。当然ですが英語です。(´Д`)
ICFジャパンが、更新条件などを和訳して記載してくれていますが、ちょっとわかりづらいです。
ICFジャパンとは? ICFの情報を日本人に向けて発信するための団体。コーチの有志が運営しています。ちなみに、わたしが運営しているNPO法人ヘルスコーチ・ジャパンは、ICFジャパンの法人パートナーになっています。
更新時(renew)に必要となるのが、CCE(Continuing Coach Education コーチの継続教育)単位です。
CCE(コーチの継続教育)は、新たな学習機会を得たい人、または、ICFの認定資格を更新しようとする人のための上級トレーニングのことです。
CCEは2つのカテゴリー(コアコンピテンシー、リソースデベロップメント)に分かれています。
ICFのコアコンピテンシーに直接関連する、もしくはコアコンピテンシーを発展させた上級のコーチトレーニングです
コーチの専門的な成長発展に役立つスキルトレーニングです。
例えば、個人的成長、コーチングのツールやアセスメント、ビジネスの作り方、もしくはICFのコアコンピテンシーの分野に入らない他のマテリアルを指します。
2018/5/24時点での必要単位数およびその他の条件は下記です。
下記の条件を、初めてのACC取得時から3年の間、もしくは、前回の更新時から3年の間に満たさなければなりません。
40時間のCCEには、
メンターコーチは、PCC・MCCの有資格者、もしくは、ACC取得後3年以上たっている(少なくとも1回以上の更新経験がある)ACC有資格者でなければなりません。
CCE単位は、コアコンピテンシー(CC)とリソースデベロップメント(RD)の2つがあります。どちらの単位がとれるのかについては、CCE発行団体にお尋ねください。
忘れがちなのが「倫理規定3単位」。現在のところ、オンラインで学べる教材は英語でしか提供されておりませんが、ヘルスコーチ・ジャパンでは、現在、この倫理規定3単位を日本語で取得できるプログラムを【CCEパック】として提供しています。必ず必要になる単位ですので、忘れないようにご注意ください。

PCCとMCCの更新条件は同じです。
下記の条件を、初めてのPCC・MCC取得時から3年の間、もしくは、前回の更新時から3年の間に満たさなければなりません。
40時間のCCEには
10時間までのメンターコーチング(する・受ける)と、コーチングスーパーヴィジョン(する・受ける)は、更新に必要な40単位としてカウントすることができます。
コーチングのスキルアップを目的としたコーチングのことで、最低でも3ヶ月以上行われるべきとICFは定めています。さらに、メンターコーチングを実施できるコーチには条件があり、実施内容についても義務が定められています。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、ICF関係の情報をブログ記事で発信しています。下記からごらんください
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
メンターコーチングって何?一般的なコーチングとの違いを分かりやすく解説
ICFでは、コーチング・スーパービジョンを「コーチとクライアント双方の利益のために、内省的な対話を通じてコーチの能力を継続的に高めるための共同学習実践」と定義しています。

ICFジャパンの下記ページから見つけることができます。
そして、ICFジャパンが定期的に発行しているメルマガの最後に直近の講座リストが記載されています。
他にも、ICF関連の役立つ情報が送られてくるので、是非登録なさっておいてくださいね。
メルマガ登録は、下記ページの一番下にあります
なお、最上が主催している、NPO法人ヘルスコーチ・ジャパンでは、更新用単位がとれるコースを11コースご用意しています。
これらは、ACCが取得できるLEVEL1コース・PCCが取得できるLEVEL2コースに含まれるコースをばら売りしているので、LEVEL2コースに含まれるコースを、ACCの資格更新用にお使いになった場合は、あとでPCCをとりたくなって当団体のLEVEL2コースに編入するときに、差し引くことができる「L2差額対応」をしています。
詳しくは、下記ページをご覧下さい
以前は、コアコンピテンシーの必要単位を満たしていれば更新できたので、倫理規定3単位のことを知らない方も多いようです。
ICFは、いきなり変更になることがしょっちゅうあって、わたしたちも常々注意はしているのですが、しばしばギョッとさせられます。
そのメンバーは、幸い英語ができる人だったので、必死で受けられるところを探し、ICFのサイト内でそれが提供されていることを見つけ事なきを得ました。
それでも、英語で動画を見て、英語で論文を読み、英語で論述式のテストを受けるのは難儀だったそうです。
もし英語ができなければ、完全にアウトでした。
CCE単位がとれるプログラムは、日本国内にもずいぶんと増えてきたのですが、倫理規定については、受けられるところが極端に少なくなっています。
アメリカでも少ないらしく、ICFの英語サイトには、倫理規定3単位がもらえるオンラインプログラムが提供されています。
倫理規定の3単位をもらうためには、
という手順が必要です。
もちろん全て英語です。
テストは、選択式問題の他に、記述式の問題があるので、英語ができない人には、正直難しいでしょう。
そこでヘルスコーチ・ジャパンは、ICFと交渉し、ICFが提供している動画および論文、テストを日本語に翻訳する許可をとりました。そしてこれをヘルスコーチ・ジャパンの受講生に提供する許可ももらっています。
そして、ICF資格更新のためにCCE単位が必要なあなたのために、CCE単位取得パックをご用意しました。
詳しくは下記からご覧下さい
]]>CCE単位取得パックは、6種類あり、パックによって、取得できるCCE単位数が違います。倫理規定3単位については、ICFが無料で提供しているものをICFの許可を取って日本語バージョンに翻訳したもので、オンラインだけで完結できるので、多くのICF有資格者に喜ばれています。
ICF(国際コーチング連盟)のコーチング資格更新のために「CCE単位」が必要な人向けのプログラムです。6種類あります。
全てのパックは、2017年から必須となった、倫理規定3単位のオンライン教材を含んでいます。
倫理規定の内容は、2020年に改定された最新版です。
すでにACC・PCC・MCCをお持ちの方であれば、どなたでもお申込ができます。
パッケージは6種類あります。あなたの目的に合わせてお好きなコースをお選びください。

取得できる単位数:12.5単位
理論編1日・実践編半日・自習型倫理規定教材
知らない・理解していないことが原因で行動が止まっている人、今やっていることが自分の未来とリンクしていないがゆえにやる気が下がっている人に効果的なコーチングの方法を学びます
<手に入る成果>
ティーチングとコーチングの使い分けがわかるようになります。
部下育成、子どもの教育、療養指導など、幅広い場面で使えます。

取得できる単位数:12.5単位
理論編1日・実践編半日・自習型倫理規定教材
メンタルがぐらついている人、自信がない人に有効なコーチングの方法を学ぶ講座です。
<手に入る成果>
ストレスを感じやすく、落ち込みやすい人、自信がもてず成果を上げられない人、感情コントロールが利かず、周りも巻き込んでトラブルを起こしやすい人への具体的な対処法がわかります。メンタルヘルスマネジメントに使えます。

取得できる単位数:8単位
土日午後3時間×2回・自習型倫理規定教材
ICF(国際コーチング連盟)が定める「核となる能力水準(コアコンピテンシー)」を、ひとつづつ丁寧に読み込んでいくコースです。
抽象的で掴みにくい内容を、具体的な事例とディスカッションで実際のコーチングセッションと紐付けていきます。
<手に入る成果>
コーチとしてのあり方(軸)が明確になり、自信をもって国際基準にのっとった最高レベルのコーチングができるようになります。

取得できる単位数:13単位
終日講座2日・自習型倫理規定教材
対人支援の基本を学ぶプログラムです。初心に戻って基礎固めをするのに最適です。
<手に入る成果>
初心にもどって、コーチングの基本を振り返ることができます。
初心者と一緒に学ぶことで、初心者の学びのプロセスを観察することができます。

取得できる単位数:14単位
終日講座2日・自習型倫理規定教材・
コーチとしての基盤を整え、より良いコーチングが提供できる下地づくりをするプログラムです。心の基盤編と関係性の基盤編があります。
<手に入る成果>
人との関係性の中で陥りやすい自分のパターンが明確になり、感情コントロールができるようになります。
クライアントの深層心理がわかるようになります。

取得できる単位数:22単位
理論編終日2日・実践編半日午後×2回・自習型倫理規定教材
当事者意識が低く、知識やスキル不足している人に有効なコーチングの方法を学ぶヘルスコーチングと、メンタルがぐらついている人、自信がない人に有効なコーチングの方法を学ぶメンタルコーチングの両方をセットで、お得に学べるコースです。
対応できる対象者のレパートリーが拡がります。
新人さんもベテランも、メンタル的にぐらついている人にも使える、実践的なコーチングスキルが手に入ります。
まず最初に「コーチング」と「マネジメント」の「違い」と「関係性」を解説します。次に、なぜ今の時代に、コーチングが求められているのか、実際にコーチング型マネジメントを行うと、なぜチームが活き活きするのか、その理由をできるだけわかりやすくお伝えしていきます。
コーチングとマネジメントの違いについて語る前に、そもそも「コーチングとは何か?」「マネジメントとは何か?」をはっきりさせておきましょう。
コーチングとは簡単に言うと「相手の学びと成長を支援するスキル」であり「目標達成を支援するコミュニケーションスキル」です。

別記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧下さい
マネジメントとは簡単に言うと「組織に成果を上げさせるための仕組みやツールのこと」を言います。
こちらも別記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧下さい
マネジメントとは何かを簡単に解説(種類・必要な能力・業務一覧あり) | コーチングチャンネル
マネジメントを円滑に行うには、いくつかのスキルが求められます。
米国の経営学者ロバート・L・カッツが提唱した理論によると、1-テクニカルスキル(業務遂行能力)2-ヒューマンスキル(対人関係能力)3-コンセプチュアルスキル(概念化能力)の3つです。
この理論は「カッツモデル」と言われる人材育成モデルです。カッツモデルについては下記ブログで詳しく解説しているので合わせてご覧下さい。

コーチングは、これら3つのスキルのうち、2の「ヒューマンスキル」に含まれるスキルのひとつです。
図にするとこんな感じです。

コーチングを使ってマネジメントを進めるやり方のことを「コーチング型マネジメント」と言います。
コーチングの考え方やスタンス・コーチングスキルを使ったマネジメントの方法を「コーチング型マネジメント」と言います。コーチング型マネジメントは、いろいろある「マネジメントスタイル」の中のひとつです。
コーチング型マネジメントを理解するために、他にどんなマネジメントスタイルがあって、それらの中でコーチング型マネジメントは、どういった位置づけなのかについて解説します。
一般的に、マネジメントスタイルは次の3種類に分類されます。
いわゆる指示命令型、独裁型・トップダウンで行うマネジメントスタイルです。
チームメンバーにほぼ完全な自主性を与えるマネジメントスタイルです。
合意に基づいて意志決定をしていくマネジメントスタイルです。マネージャーは議長的な役割をします。
これら3つのスタイルの他に、協議型・説得型・容認型・歩き回り型、などがあります
チームの成長レベルによって、あるいは、相手の習熟度によって変えることを推奨するマネジメントスタイルもあります。
主だったものとしては、チームの成長レベルを4段階に分け、その成長レベルに合わせてマネジメントスタイルを変えることを推奨している「タックマンモデル」、部下の成熟度合いに合わせてマネジメントスタイルを変える「SL理論(状況対応型リーダーシップ)」などがあります。
タックマンモデルとは、1965年に心理学者のブルース・W・タックマンが提唱した、チームビルディングにおける成長段階を表したモデルのことです。

その後、上図のように、一方向に向かって続く形ではなく、2-混乱期・3-統一期・4-機能期をぐるぐる巡回するモデルに修正されました。

| Stage | 状態 | マネジメントスタイル |
| 1-Forming形成期 | メンバーが集まっただけでチームになっていない | 指示型:方向性を共有する強いリーダーシップが必要 |
| 2-Storming:混乱期 | 自分たちの役割・作業分担を理解する時期。不安や不満が出やすい。 | 説得型:メンバーと向き合い対話を促すリーダーシップが必要 |
| 3-Norming:統一期or規範期 | 互いを理解し始め、チームであることが楽しくなる時期 | 参加型:目標達成に向かってメンバーを支援し、責任を分かち合うリーダーシップが効果的 |
| 4-Performing:機能期 | ひとり一人がリーダーシップを発揮して自律的に動くようになる時期 | 委任型:意志決定と問題解決の責任を部下に任せるリーダーシップが効果的 |
| 5-Adjourning:散会期 | 目標を達成してチームが解散する時期 |
SL理論(状況対応型リーダーシップ)とは、1977年に行動科学者のポール・ハーシー(Paul Hersey)と組織心理学者のケネス・ブランチャード(Kenneth H Blanchard )によって提唱された「部下の習熟度や状況に合わせてリーダーシップのスタイルを変える必要がある」という理論です。
Situational Leadershipの頭文字をとってSL理論と言います。

「説得型」を「コーチ型」と表記しているサイトが多々見られますが、大元の「1分間マネージャー-ダイアモンド社P133」では「説得型:Selling」となっています。自らのアイデアや腹案を売り込むSellingのような接近方法でリードする、という意味です。
実のところ、国際コーチング連盟の基準に則った「コーチング」は、売り込んだり提案したりは決してしないので、「コーチ型」という表記は間違いです。
それぞれの意味は、タックマンモデルでの解説と同じです。
では、コーチング型マネジメントはどこに位置するのでしょうか?
コーチングのスタンスは、双方向・カスタマイズ・継続的コミュニケーションを行うことなので、チームの成長レベルに合わせて関わり方を変えるタックマンモデルや、部下の成熟度に合わせて変化させる状況対応型リーダーシップのほうが、親和性があります。

タックマンモデルにおいては、ステージ3の統一期(参加型)・ステージ4の機能期(委任型)で使うことが多いでしょう。
SL理論(状況対応型リーダーシップ)においては、図の左側の委任型・参加型に該当する部下に対して使うことが多いと思われます。
ただしコーチングは、マネジメントの場面においては、ティーチングや指示命令・リクエストなど、他の関わり方と併用して行われます。

チームの成長レベル、部下の成熟度に合わせて、使う分量を変えるイメージです。

さらには、指示型・説得型のアプローチをした後のフォローアップで使っても効果的です。

チームでの話し合いをしてチームの方針が決まった後の、個別のフォローアップでも有効です。チームでの決定事項に満足いかなかった個人に対して、個人としてチーム目標にどう取り組んでいくかということをコーチングするといったやり方となります。このようなやり方は、クロスコーチングⓇと言います。

つまり、コーチングは様々な場面で使える、汎用性の高い関わり方だと言えます。
「コーチング=マネジメント」ではありません。しかし、「マネジメントにコーチングを使う」とチームマネジメントがとてもうまくいきます。
なぜなら、コーチングは数あるマネジメントスキルのひとつであり、他のマネジメントスキルにプラスして使うととても効果的だからです。
指示命令を主軸とした「従来型マネジメント」が通用しなくなった今、あなたのマネジメントスタイルにコーチングを取り入れることは、有効だと言えるでしょう。

あなたもマネジメントにコーチングを取り入れてみませんか?
マネジメントを実際に担っているマネージャーの皆さんは、後半の部分に、どういうスキルや能力を身につければ良いのか、それを実現するにはどうすれば良いかを記載しています。この記事が、あなたのチームマネジメントにお役にたつと幸いです。
ビジネスにおけるマネジメントとは簡単にひと言で言うと「組織に成果を上げさせるための仕組みやツールのこと」を言います。
つまり、マネジメントを行う目的は、組織の目標を設定し、設定した目標に沿って組織を運営し、成果を上げることです。
ドラッカーは、マネジメントの目的と役割を次のように定義しています。
設定した目標に沿って組織を運営すること
組織の目標を達成すること
組織が大きくなるに従い、業務の責任範囲を設定し、それぞれの成果に責任を負う「マネージャー」を配置していくことが必要となります。
では、マネジメントにはどんな種類があるのでしょうか?
マネジメントは「誰がどこに対して行うマネジメントなのか?」「何の業務に対して行うマネジメントなのか?」によって、いくつかの種類に分かれます。
企業や組織の役職・役割に応じて求められるマネジメントのことを階層別マネジメントと言います。
代表取締役や経営層などに求められるマネジメントです。企業や組織全体のビジョン・計画立案、経営戦略を作成し、意思決定をします。
部長や課長といった「中間管理職」に求められるマネジメントです。経営層から現場に対するさまざまな情報の伝達、および、現場からの意見を経営層に伝える役目が含まれます。
現場スタッフの直属の上司である、係長やリーダーに求められるマネジメントです。ミドルマネジメントからの指示・企業としての方向性などを現場に落とし込み、それが着実に実行されているかを管理することが目的のマネジメントです。
| トップマネジメント | ミドルマネジメント | ローアーマネジメント |
| 代表取締役や経営層 | 部長や課長などの中間管理職 | 係長やリーダー |
| 組織のビジョン・計画立案、経営戦略の作成、意志決定 | 情報伝達、現場の意見の吸い上げと上層部への伝達など | 上層部からの情報の現場への落し込み・進捗管理・実行 |
業務内容に応じて分類したものを業務別マネジメントと言います。
組織運営に関するマネジメント、人材管理に関するマネジメント、メンタルヘルスに関するマネジメントの3つに大きく分けられ、それぞれに次のようなマネジメントがあります。
メンタルヘルスに関するマネジメントは、下記のようなものがありますが、組織のマネージャーが行うのは1の「メンタルヘルスマネジメント」のみです。2と3は、個々人がセルフケアとして行うものです。
組織運営に関するマネジメント
| チームマネジメント | チーム目標達成のためにチームが円滑に動くようにする |
| ナレッジマネジメント | 個々人の知識や経験を共有し組織全体の知識レベルを上げる |
| プロジェクトマネジメント | プロジェクト全体の運営計画や管理を行い成功させる |
| コンフリクトマネジメント | 組織の中で発生する衝突や対立を改善や成長につなげる |
人材管理に関するマネジメント
| タレントマネジメント | 各人のスキルや特性に合わせた配置と育成を行うマネジメント |
| パフォーマンスマネジメント | 個々人の能力を引き出し仕事のパフォーマンス向上につなげるマネジメント |
| モチベーションマネジメント | 個々人のモチベーションを高め、組織の生産性や成果につなげるためのマネジメント |
| ダイバーシティマネジメント | 個々人の人種や性別年齢などの多様性を活かし成果につながるように、組織の文化や制度を整備し強化していくマネジメント |
メンタルヘルスに関するマネジメント
| メンタルヘルスマネジメント | 心の健康管理を行う | マネージャーがラインケアで行う |
| ストレスマネジメント | ストレスの緩和・コントロールをする | 個人がセルフケアで行う |
| アンガーマネジメント | 怒りの感情のコントロールをする | 個人がセルフケアで行う |
これらのマネジメントを行う上で、必要となるスキルや能力はどのようなものなのでしょうか?
必要となるスキル・能力は、マネジメントを行う”対象”によって、あるいは、”誰がどこに対して行うマネジメントなのか?”によって変わります。
ここでは、カッツモデルが提唱しているスキル・能力をご紹介します。
米国の経営学者ロバート・L・カッツが1950年に提唱した人材育成のモデルのことを言います。
ロバート・L・カッツが提唱しているスキルは下記の3つです
図のように、マネジメントを行う役職によって、この3つのスキルのバランスが変わります。

毎日の業務を確実に遂行するために必要なスキル・能力のことです。担当する業務によって求められるスキルは異なります。
業務遂行を担当する、ロワーマネジメント層(係長・主任・チームリーダーなど)とチームメンバー個々人に求められるスキルです。
周りの人と良好な関係を作るスキル・能力です。ヒューマンスキルは、階層にかかわらず、誰もが持っておきたい基本のスキルです。
具体的には、コミュニケーション力・傾聴力といった基本スキル、さらには、プレゼンテーション力・リーダーシップ力・交渉力など、周りに働きかける能力、そして、人材育成に欠かせないコーチング力などが該当します。
この能力を身につけると、一人ではできなかったことを周囲をうまく巻き込みながら達成していけるようになるので、より大きな目標を達成できるようになります。つまりあなたのチーム内での役職が上がるにつれ、ヒューマンスキルの重要度が高まるということです。
目の前の状況や情報を客観的に分析し、その本質を捉えて最適な選択をする能力のことを言います。簡単に言うと、現象から本質を掴み、概念化する能力のことを言います。ものごとの本質をとらえることができれば、経験したことがない問題に直面しても、最適な選択をすることができるようになります。
コンセプチュアルスキルの主だったものには下記のようなものがあります。いずれも重要なスキルですが、身につけるにはかなりの訓練が必要です。
カッツモデルが推奨する3つのスキルの具体的内容一覧
| テクニカルスキル | 担当業務に必要な業務遂行スキル | |
| ヒューマンスキル | ||
| コンセプチュアルスキル | 論理的思考(ロジカルシンキング)・批判的思考(クリティカルシンキング)・水平思考(ラテラルシンキング)・柔軟性・受容性・探求心・応用力・洞察力・先見性・俯瞰力・知的好奇心 など |
マネジメントの内容と必要なスキルについて解説してきました。
それでは、具体的に、担当業務の成果に責任を持つ「マネージャー(管理職)」は、何をすれば良いのでしょうか?
ドラッカーはマネージャーの役割を下記のように定義しています
ドラッカーが定義するマネージャーの役割は、コーチングを使った定期的なミーティングを行うことで実現できます
コーチングは、1対1でも使えますが、1対多でも使えるので、これまでご紹介してきた、組織運営に関するマネジメント、人材管理に関するマネジメント、メンタルヘルスに関するマネジメント、のどのマネジメントにも活用することが可能です。
ドラッカーが定義するマネージャーの役割のうち、ひとつ目の「組織を作りミッションを達成する」はチームコーチング(チームに対して行うコーチングのこと)で実現できます。ふたつ目の「部下を統率・育成する」は、1対1コーチングで実現できます。

コーチングを使ったマネジメント方法のことを、コーチング型マネジメントと言います。
コーチング型マネジメントについては、別の記事で詳しく解説しています。合わせてご覧下さい
<他の人はこんな記事も読んでいます>
]]>ICFの認定資格試験に合格すると、以前は、紙の合格証書がはるばるアメリカから国際郵便で送られてきていたのですが、今は、PDFがメール添付で送られてきます。なんとなく味気ない気もしますが、これも時代の流れですね。
そして、デジタルバッジというシステムが2020年4月からスタートしました。世界の有名どころのトレーニングプログラムも終了するとデジタルバッジを発行しているようです。
認証の信憑性を高め、SNSや自分のWebページやブログ記事の中で、有資格者であることを証明できます。
詳しい情報は下記からご覧になれます
INTRODUCING THE ICF MEMBER DIGITAL BADGE
ICFの認定試験に合格すると、下記タイトルのメールが届きます
International Coaching Federation issued you a new badge
この中にデジタルバッジの取得リンクが貼られています。指示に従ってアカウントを作成し、デジタルバッジを取得してください。
デジタルバッジを登録するのはCredlyというシステムです。
Credlyとは、デジタル認証情報を発行および管理するためのエンドツーエンド ソリューションです。信頼できる組織と協力して、世界中の人々にデジタル資格情報を提供しています。

Credlyに初めてアカウントを作る場合は、ICFのメンバー登録で使っているメールアドレスでアカウントを作って下さい。
ちなみに、下記のようなページができます。
画像をクリックすると該当ページに飛びます。

他のトレーニング機関が発行しているバッジもお持ちの場合は、それも追加できます。わたしの場合は、ICFのメンバーバッジとPCC資格のバッジの2つです。
ICFのコーチング資格を持っているということを証明する大事なバッジですが、このデジタルバッジは、SNSやWebページに掲載して良いことになっています。
その使い方ガイドもしっかりと作られているので、プロコーチとしての倫理規定を守るためにも、1度目を通しておくことをお勧めします
SOCIAL MEDIA GUIDE: ICF MEMBER DIGITAL BADGE
上記ページには、下記のようなことが記載されていて、ビデオのチュートリアルもあります。(英語ですが・・・)
せっかく取ったICFのコーチ資格、世界基準のハイレベルのコーチングができる人としての証明になりますので、有効活用してくださいね。
]]>
コーチングをオンラインで学ぶ方法は3つです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、ひとつずつ詳しく解説しますね。

Udemyとは、世界最大級のオンライン学習プラットフォームです。
日本は、(株)ベネッセコーポレーションが運営しています。
Udemyは、ありとあらゆる学びができるプラットフォームですが、全ての講座は、一方通行のオンライン視聴型のコンテンツです。
受講者は、講師にメッセージで質問できますが、講師と直接会話をしたり相談することはできません。
コーチング講座もいくつか出ていますが、コーチングの学習は、語学学習と似ていて、実際に使ってなんぼのところがあるので、Udemyだけでコーチングを習得するのは正直難しいです。
「コーチングとはなんぞや」を座学で学ぶという意味においては、キャンペーンを利用すると1200円で受講できるので、とてもお手軽です。
Udemy公式サイトは下記です。あなたも検索してみてください。いろんな講座があって楽しいです。

ストアカも、Udemyのような学習プラットフォームですが、こちらは、オンラインの双方向の講座が提供されています。
お値段もお気軽な感じなので、ちょっとお試しでやってみる価値はあるかなと思いますが、コーチングで検索して出てきた講座の講師プロフィールを見ると、国際コーチング連盟の国際資格を持っている人は見つからなかったので、世界基準のコーチングを学べるかはちょっと疑問です。
ストアカの公式ページで「コーチング」を検索した結果リンクは下記です。それぞれのクラスから、担当講師のプロフィールがご覧になれるので、あなたの目でご確認ください。わたしが見た限り、コーチ業界で名が通っているコーチ資格をお持ちの方、コーチ業界で活躍しているコーチはいらっしゃらないようでした。
ビジネススキルで「コーチング」のオンラインレッスン | ストアカ
「コーチ資格の種類とベストな選び方」については別の記事で詳しく書いているのでそちらも合わせてご覧下さい

コーチングスクールはたくさんあります。珠玉混合の状態です。
本当にたくさんあって、初心者の方は迷われるかと思います。ひと昔前のアメリカがそうでした。そして多くの訴訟が発生したそうです。日本はアメリカに10年遅れているので、今がその時期だと思います。日本はアメリカのような訴訟文化ではないので訴訟にはならないと思いますが、コーチングではないものをコーチングといって提供しているケースはたくさんあると思われます。
初めての方にはわかりづらいので、次のチャプターで、お勧めの学び方をご紹介しますね。
上記記事でもお伝えしていますが、プロコーチ歴20年の最上輝未子がお勧めする学び方は、ICF(国際コーチング連盟)の認証プログラムを提供しているスクールの講座を受講し、国際コーチ資格ホルダーのプロコーチたちのメンターコーチングを受けながら学ぶ方法です。

ピカソは、素人目には良くわからない抽象画を描いていますが、実は、写真のように正確な写実が得意だったそうです。
基礎があるから、その上をいく抽象画が描けた、ということなんですね。
何でもそうですよね。音楽だって運動だって、基礎という強固な土台の上に、その人の個性がプラスされて、さらに上をいく素晴らしいものになるのではないでしょうか!
カリスマとして成功した人がオリジナルで作った手法を学ぶよりも、まずは世界基準を満たした、高水準のコーチングを学んだ方が後々大きく飛躍することができます。
実際、アメリカでは、粗悪なコーチングを提供する”えせコーチ”が大量に発生し、訴訟トラブルがたくさん起きたので、業界全体の質を保つために、1995年に国際コーチング連盟ができました。当時プロコーチとして活躍していたトーマス・レナードと他数名のコーチたちが中心でした。
現在では、150カ国以上の国から5万人以上のコーチが参加する世界最大級のコーチング団体となっています。
国際コーチング連盟のミッションは、
”コーチングの専門職の世界的な発展をリードするために存在すること”
そのために、コーチングのゴールドスタンダードを推進して育成しています。
つまり、ICFが定める「コーチとしての能力水準(コアコンピテンシー)」と「倫理規定」をしっかりと守ったコーチングをマスターすることは、世界に通じるコーチングスキルを手に入れることになり、あなたのコーチングの強固な土台となるのです。
優秀なメンターがいるかどうかは、習得のスピードに影響します。
国際コーチング連盟の認証を受けたプログラムでは、ICFが定める条件を満たしたメンターコーチからメンターコーチングを受けることが定められています。
つまり、世界基準をマスタ-したメンターからのコーチングが受けられるということ=優秀なメンターから直接指導が受けられる、ということなのです。
当然ですが、習得のスピードは上がります。
ICF資格を取得するには、実践時間の達成(ACC100時間・PCC500時間・MCC2500時間)と各レベルの実技試験に合格する必要があります。
合格するためのハードルが高い分、実力を証明されているので、社会的信用度も高く、仕事が取りやすくなります。
実際、企業内コーチとして雇われるためには、PCC以上が求められることが多いと聞きます。
独立系コーチとして活動するにしても、企業内コーチとして活動するにしても、ICF資格を持っておいて損はないでしょう。
ICF(国際コーチング連盟)の認証プログラムかどうかは、ACSTH、もしくは、ACTPの認証マークが表示されているかどうかで判別できます。
今現在、ACSTHはレベル1へ、ACTPはレベル2へとトランジッション申請が行われている最中です。なので、ネットでコーチングスクールを検索すると、表記がいろいろになっている可能性があるのでご注意ください。

日本国内の認証団体は、ICFジャパン(国際コーチング連盟の日本チャプター)が一覧にして表示しています。リンクを貼りますので、そこでご確認ください。この一覧表もいずれ、レベル1・レベル2表記に切り替わります。
ICF(国際コーチング連盟)の認証プログラム提供団体一覧は下記でご覧になれます
ACTP / ACSTH / CCEプログラムの提供団体 – ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部
上記リンクリストに掲載されているスクールのうち、オンラインで講座を開催しているところを調べてください。コロナの影響で、以前は集まって会場で実施していた講座が、ZOOMなどのオンラインで開催されるようになっています。最近は、集合形式でやっているところもあるので、各スクールに問い合わせてみてください。
ちなみに、最上輝未子が主催しているNPO法人ヘルスコーチ・ジャパンでは、全ての講座をZOOMを使ったオンラインで実施しています。
さらに、実施した講座の録画をいつでも閲覧できるようにしているので、何度も繰り返し学習することが可能となっています。無料で参加できるお気軽講座も定期的に開催していますので、興味がある方は、下記からご覧下さい
ICFが発行する3つの資格のうち、初級資格であるACC資格取得までのロードマップは下記です。
ACC資格取得に必要な60時間の講座は、最短で半年から1年程度で受講可能ですが、問題は、申請時に必要なセッション実践時間100時間です。

この100時間は、ICF認証プログラムの受講をスタートしたときからカウントできますので、最短で資格を取得したければ、受講と同時にスタートして、その記録をしっかりと残しておいてください。
記録は申請時に必要となるので、必ず残しておいてください。

もちろん、申請時には、セッションを実施したクライアントの許可が必要です。なので、契約書、もしくは、合意書をしっかりと作り、その方の記録をICFの資格申請時に使う許可をもらう必要があります。
どういう契約書/合意書を作るのか、どういうふうにそれを記録として残すのか、副業禁止のサラリーマンの場合どうするのか、などについて、ヘルスコーチ・ジャパンでは、丁寧なサポートをしています。
スクールによっては、そういった細かな部分のサポートをしていないケースもあるので、受講を決める前に、しっかりと確認しておきましょう。
スクールは、国際コーチング連盟(ICF)認証のプログラムを提供しているところを選びましょう。
なぜなら
からです。
ICF(国際コーチング連盟)認証プログラムを提供しているスクールのリストは、ICFジャパンのHPからご覧になれます。
ACTP / ACSTH / CCEプログラムの提供団体 – ICF Japan Chapter | 一般社団法人国際コーチング連盟 日本支部
一般的に上司部下の間で行われている「メンタリング」や「メンター制度」についての解説ではないので、ご注意ください。
ICF(国際コーチング連盟)はメンターコーチングを下記のように定義しています。
ICFコアコンピテンシーにそったコーチング能力を高めるために、観察または記録されたコーチングセッションを振り返りながら行われる「コーチングとフィードバック」で構成されます。
そのプロセスは、協働的、対話的、さらに、コアコンピテンシーにどの程度そっているのかの評価を含みます。
メンターコーチングは、メンターコーチの意見に耳を傾け、フィードバックを得ながら、メンターを受けている個人の側でも内省と実践ができるようなサイクルで、長期間(最低3ヶ月)行われる必要があります。
つまり、ICFの基準を満たす、高い水準のコーチングが提供できるように、自分のコーチングの能力向上に関するコーチングを受けることなのです。
<注意>文中の「コアコンピテンシー」とは、ICFが定めるコーチの能力水準のことです。内容は下記からご覧になれます。ICF資格を取得するときには絶対に必要となる、非常に重要な内容となります
The Gold Standard in Coaching | ICF – Core Competencies
メンターコーチングの目的は、メンターコーチングを受ける人が、ICFの基準を満たす、高い水準のコーチングを提供できるようになることです。
つまり、メンターコーチングで扱うテーマは、コーチングの能力向上に関すること、となります。
ICF(国際コーチング連盟)が定義づけているように、メンターコーチの意見に耳を傾け、フィードバックを得ながら、メンターを受けている個人の側でも内省と実践ができるようなサイクルで、長期間(最低3ヶ月)行われる必要があります。
そして、ICF資格取得・更新のためのメンターコーチングを行うコーチの側にも、ICFは義務とコンピテンシーを明確に定めています。
ICFが定めるメンターコーチングの義務とコンピテンシーは、下記から誰もがダウンロードできます。結構厳格に厳しく記載されているので、成果がでるコーチングを身につけたいのであれば是非お読みになってください。
Mentor Coaching Duties and Competencies
メンターコーチには、誰もがなれるわけではありません。
優れたコーチを育てるサポートをするのですから、高いコーチング能力と、内容に対する義務とコンピテンシーが求められます。
メンターコーチになれるのは、PCC・MCCの有資格者、及び、1回更新をしたACC有資格者です。
ICF(国際コーチング連盟)の資格取得・資格更新の際に、メンターコーチのサインが必要となりますので、メンターコーチングをお願いするコーチが、メンターコーチングをする資格を持っているかどうかの確認を必ず行って下さい。
メンターコーチングは通常1対1で行いますが、10名以下のグループでも行うことができます。
ただし、カウントされるのは、資格取得・資格更新に必要な10時間のうち7時間までです。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、ICFの資格取得に関するサポートを行っています。詳しい情報は下記リンクからどうぞ

この記事では、ICF(国際コーチング連盟)のコーチング資格を取るメリット・費用・取得方法についてわかりやすく解説しています。
ICFとは、International Coaching Federationの略です。日本語では「国際コーチング連盟」と呼びます。
ICFは、1995年に、トーマス・レナードが設立した非営利団体です。設立の目的は「全てのコーチがお互いにサポートし、コーチという職業を成長させること」でした。
現在では150カ国以上にチャプターが拡がり、41,000人の会員を抱える、世界最大級のコーチング団体となっています。
ICFの歴史は下記からご覧になれます(英語サイトです)
ICF(国際コーチング連盟)のコーチ資格とは、その資格を持っているコーチが「ICFの高い基準を満たすコーチの知識やスキルを持っていること」と「プロフェッショナルとして高い専門的水準を維持し、倫理規定を順守していること」を証明するものです。
なので、ICFのコーチ資格を持っているコーチは、継続的にコーチングの訓練を受けることと、卓越したコーチング力で、責任を持って仕事にあたることが要求されています。
世界150カ国以上に広がり41,000人の会員を抱えるICF(国際コーチング連盟)の一員であることは、あなたのクライアント及び社会に対して、プロフェッショナルとしての信頼を証明することに繋がります。
ICF(国際コーチング連盟)のチャプター一覧Mapは下記でご覧になれます
ICF(国際コーチング連盟)が定期的に行っているグローバル・スタディによると下記のようなことがわかっています。
2020年のグローバルスタディは下記からご覧になれます
ICF(国際コーチング連盟)が認定するコーチ資格は3種類あります。
取得条件とレベル(難易度)は下記の図のとおりです。
費用は、ICF会員なのか、ACSTHパスなのか、ACTPパスなのか、ポートフォリオパスなのかによって変わってきます。
ACSTHパス・ACTPパスというのは、ICF(国際コーチング連盟)の認証を受けたプログラムを受講してその履修証明書を使って資格取得申請をするルートのことです。
ポートフォリオパスというのは、認証を受けていないプログラムを受講して資格取得申請をするルートのことです。
| ACC | PCC | |||
| ACTP Path | 会員100$ 非会員300$ | 会員300$ 非会員500$ | ||
| ACTPの終了 8人以上100時間以上 | ACTPの終了 25人以上500時間以上 | |||
| ACSTH Path | 会員300$ 非会員500$ | 会員575$ 非会員775$ | ||
| 60時間以上の受講 10時間のメンターコーチング 8人以上100時間以上 実技審査 | 125時間以上の受講 10時間のメンターコーチング 25人以上500時間以上 実技審査2セッション | |||
| Portfolio Path | 会員400$ 非会員600$ | 会員675$ 非会員875$ | ||
| 60時間以上の受講と証明書類 10時間のメンターコーチング 8人以上100時間以上 実技審査 | 125時間以上の受講 10時間のメンターコーチング 25人以上500時間以上 実技審査2セッション |
| MCC | |
| 費用 | 会員575$・非会員775$ |
| 専門トレーニング | 200時間 |
| メンターコーチング | 10時間 |
| 実践ログ | 35名以上2,500時間以上 |
| 実技試験 | 2セッション |
申請料金については、ICFの日本チャプターである、ICFジャパンのHPに書いてありますので、合わせてご覧下さい
各資格取得に必要なトレーニングを受ける必要があります。
このとき、ICFの認証を受けたプログラム(ACSTH・ACTP→2023年1月以降はレベル1・レベル2に名称変更)を受けておいた方が申請が簡単になります。
理由は、認証を受けたプログラムであれば、プログラム履修完了と同時に、資格申請時に必要な証明書を発行してもらえるからです。
もしACSTH・ACTP以外のプログラムを受けた場合、ICFが決めた基準を満たすプログラムであることを、あなたが自分で証明しなければならない(もちろん全て英語の書面)ので、とても大変になります。
ICF(国際コーチング連盟)の資格取得を目指される場合は、ICFの認証を受けたプログラムで学ぶことを強くオススメします。
ACC取得のためには、8人以上のクライアントと100時間以上のコーチングセッションを行う必要があります。(100時間のうち75時間は有料)
以前は実施記録を提出していましたが、欧州の個人情報保護法が厳しくなってからは、提出は不要になりました。しかし、その代わりに、セッションの録音とその文字起こしログ(英訳する)を提出するようになっています。
ACCの合格基準を満たすコーチングができるようになるには、最低でも100時間はクライアント経験を積みなさい、ということなので、メンターコーチングを受けながら、スキルアップに励んでください。
ちなみに、各資格に求められる最小スキルは公表されています。下記からご覧になれます。
メンターコーチングとは、あなたが取得したい資格レベルのコーチングスキルを身につけることをテーマとしたコーチングのことで、最低3ヶ月以上行われる必要があると定められています。
ICFの認証プログラムの中には、ACC資格取得に必要な10時間のメンターコーチングまで含んでいるものがあります。
資格取得申請の時に受ける筆記試験は、コーチ・ナレッジ・アセスメント(CKA)と言います。
ただしこの試験は、2022年8月以降は、新しい試験に変わりますのでご注意ください。
ICF(国際コーチング連盟)が定める基準に則ったコーチング教育を行っていることが証明されたプログラムのことです。
これまでは、ACSTH・ACTPの2つの認証がありましたが、2022年1/7以降、下記のように名称が変更になり、認定の仕組みも変わります。
少なくとも60時間の学習時間を提供する組織を対象とし、ACC資格へのパスウェイとして指定されています。
少なくとも125時間の学習時間を提供する組織が対象で、PCC資格へのパスウェイとして指定されています。
全く新しいサービスで、少なくとも75時間の双方向の学習時間を提供する組織が対象で、MCCクレデンシャルへのパスウェイとして指定されています。
継続コーチ教育(CCE)は今後も継続され、資格更新のための継続教育および専門能力開発を目的とします。
ICF(国際コーチング連盟)の認証を受けたプログラムを提供しているスクールは、ICFジャパンのHPで調べることができます。
ACTP / ACSTH / CCEプログラムの提供団体-ICFジャパン
筆者が運営しているNPO法人ヘルスコーチ・ジャパンは、ACSTH認証を受けていますが、今現在、レベル1認証への変更手続き中です。
ACSTHからレベル1への変更、ACTPからレベル2への変更は、2022年いっぱいかかる予定です。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、ICFの資格取得に関するサポートを行っています。詳しい情報は下記リンクからどうぞ

実際は、クライアント(コーチングを受ける人)のコミュニケーションスタイルや心の状態・思考パターン・その人の今現在の環境などに、徹底的にカスタマイズして行うので、ここで紹介した「基本のやり方」や「流れ」とは変わることがあります。
コーチングとは簡単に言うと「相手の学びと成長を支援するスキル」であり「目標達成を支援するコミュニケーションスキル」です。
ビジネスからプライベート、マネジメント・教育・医療など、幅広く活用できる上に、コーチングの「基本スキル」と「関わりの基本原則」が、”モチベーションアップ” と互いの ”信頼関係構築” に有効に働くので、人間関係のストレスが激減します。
詳しくは下記の記事をご覧下さい
コーチングは「一定の会話の流れ」に沿って行います。
専門用語ではこの「一定の会話の流れ」のことを「コーチングの構造」と言ったり「GROWモデル」「コーチングフロー」と言ったりします。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、会話がチェーンのように繋がっていて、継続的に繰り返し行うことから「コーチングサイクル」と呼んでいます。
その流れは下記の通りです。
1-安心安全な場を作る
2-このセッション(コーチング)のゴール設定をする
3-目標と現状のギャップを明らかにする
4-ギャップ(=問題)を課題に変える
5-課題を解決するために何ができるか探索する
6-具体的行動プランをたてる
7-今日のセッションを振り返る
上記は、1回のコーチングセッションで行う「会話の流れ」です。
実際のコーチングは、継続的に一定期間行うので、その間の流れは下記のようになります。
目的・ゴール・目標・ビジョンを明確に区別して、最初に設定しておくことが、コーチングの時間を価値あるものとするための前提条件となります。
コーチングを活用する場面はいろいろあり、今回ご紹介した、コーチングサイクルを完全に回すこともあれば、業務時間内に短く部分的に使うこともあります。
契約を結んで6ヶ月間のコーチングを行う場合は、下記のように進みます。
目標管理面談や1on1を行っている場合は、コーチングの流れをそのまま使うことができます。
個人目標と会社の目標を、コーチングでクロスさせることができれば、社員のモチベーションは上がるでしょう。
個人目標を仕事につなげやる気を引き出し、チームの売上を上げた体験談は下記です。是非参考にされてください。
個人目標を仕事につなげやる気を引き出す関わり方をマスターするには、体系化されたコーチングプログラムを受講し、仲間と共に繰り返し練習することが大事です。
なぜなら、コーチングの会話は、通常の会話とは違う流れで行うので、語学学習のような練習が必要だからです。
具体的には、
この流れ自体が、コーチングサイクルとなります。
倉谷さんが学んだコースは、コーチングスキル完全マスターコースです。3年間何度でも繰り返し学べるので、忙しいビジネスマンにも好評のコースです。
詳しい情報は下記からどうぞ
まずはどんな講座か体験してみたい方はお試しコースをどうぞ
この記事では、ティーチングとコーチングの違い、使い分け方、効果的な使い方事例について詳しく解説します。あなたもこの2つの手法の違いを理解した上で、上手に使いこなしてみてください。
学校の先生はティーチャー、つまり「教える人」であり、「ティーチング」とは「教えること」です。教育の場面でティーチングは広く使われています。
その人の成長に必要な「知識」や「情報」を、その人が理解できるように教えるのがティーチャーの仕事です。ティーチングの目的は情報伝達であり、知識の獲得です。
一方コーチングは「学びと成長を支援するスキル」であり、継続的な関わりを通して相手の「目標達成を支援」します。支援の目的は、本人が、自分のやりたいことや目の前の課題を、ひとりでできるようになる・解決できるようになることです。
つまりコーチングの目的は「目標達成」であり、そのために必要な知識や情報を、自ら取捨選択し、自分の頭で考えて行動するプロセスを支援することなのです。
ティーチングとコーチングの違いを整理すると下記のようになります。
| ティーチング | コーチング |
|---|---|
| 知識や情報を教えること | 学びと成長のプロセスを支援すること |
| <ティーチャーの役割> 問題解決に必要な 知識と情報を教えること | <コーチの役割> 目標達成に必要な能力を 自ら備えることを支援する |
| <ティーチングの目的> 知識と情報の伝達 | <コーチングの目的> 目標達成と課題解決 |
| 教えることで 問題解決能力を高める | 問いを使って 問題解決能力を高める |
| 過去の経験や知識を使って 今の課題を解決するアプローチ | 望む未来イメージに向かって 実現に必要な手段を 見つけていくアプローチ |
| フォーキャスティング Fore Casting | バックキャスティング Back Casting |
| 誰も答えを知らない VUCAの時代には不向き | 先行き不透明な VUCAの時代に最適 |
| 生徒は先生を超えることが難しい | クライアントは コーチを超えて成長する |
「知っている」「わかっている」けれども「できない」「やれない」のは、知識や情報やスキルを持っていても、それだけでは、目標に向かって動き出すことはできないことを物語っています。
あなたもご存じのとおり、学校の成績が良いことと、社会において成功することは別ものです。つまり、いくら学校の成績が良くていろんなことを幅広く知っていても、それを仕事やプライベートや自分の目標達成のために使えなければ、意味がないということなのです。
ここで補足として付け加えたいのは、学校の先生や教育者の中には、知識や情報・やり方を教えることで、そこから先の「本人の学びと成長を支援している」人もいる、ということです。
自分のあり方や生き様をモデルとして指し示すことで、子ども達や後輩に多大な影響を与える素晴らしい先生や親がいる一方で、自分の考え方を一方的にティーチングして押しつけるだけの先生や親もいて、そういう人達が子ども達の可能性と夢を潰している、ということも、忘れてはなりません。
ティーチングとコーチングは、対象者の知識レベル、心理的状態によって、使い分けたほうがうまくいきます。
使い分けのおおまかな指標は下記です。
知識や情報が少ない場合(図の1と2)はティーチング中心で、補足的にコーチングを使います。
例:1は新入社員、2はやったことがない部署に異動したベテラン社員など
知識や情報は多いが経験が少ない場合(図の3)、いわゆる頭でっかちで行動が起こっていない場合は、
コーチングを使って、知識と行動の溝を埋める支援をします。
例:心理的バリア(恐れや不安)が大きく、なかなか行動しない人
知識や情報も豊富、経験も豊富な場合(図の4)は、コーチングだけでティーチングはしません。コーチングで主に行うのは、考え・気持ちの整理と、第三者からのフィードバックです。
例:経営トップや自ら動ける人材の場合
ティーチングとコーチングは併用すると効果が倍増します。
併用するときのやり方は下記です。
このように、コーチングでティーチングを挟むやり方を、ヘルスコーチ・ジャパンでは「サンドイッチのスキル」と呼んでいます。
相手の知識レベル・心理的状況をしっかりと把握しないまま一方的にティーチングすると、下記のような返事が返ってきます
そしてもしあなたの部下やお子さんが
といったことが続いているのであれば、ティーチングではなくコーチングが有効です。
答えに到達するまでの時間が短いということです。
それはつまり、自分の頭で考えることを辞めてしまうというデメリットにつながります。問題集を解くのに、先に答えを見るのと似ています。
誰も正解を知らない先行き不透明なVUCAの時代には、役に立たないということです。人生をどうデザインしていくか、といった答えがないことの答えを見つけるときにも役にたちません。
実際に、アドバイスやティーチングは、脳活動を停止させること、コーチングは脳を活性化させることが医学的に証明されています。
ヘルスコーチ・ジャパンでは、ティーチングとコーチングを相手の状態に合わせて使い分ける方法を学ぶ講座を提供しています。詳しくは下記からご覧下さい。
ヘルスコーチ・ジャパンの講座を初めて受講する方は50%オフで受講できます。