「何か自分に合いそうな良い資格はないかな?」 「USCPAってどんな資格?」 キャリアアップなどのために資格取得を考えたり、すでにUSCPAに興味を持ち始めた人もいるかもしれません。 ここでは、USCPAを取得して米国公 […]]]>
「何か自分に合いそうな良い資格はないかな?」
「USCPAってどんな資格?」
キャリアアップなどのために資格取得を考えたり、すでにUSCPAに興味を持ち始めた人もいるかもしれません。
ここでは、USCPAを取得して米国公認会計士として仕事してきた私が「USCPAがどんな資格か」というのを網羅的にざっくりと解説していきます。
USCPAとは、「U.S. Certified Public Accountant」の略称でアメリカの公認会計士資格のことです。
日本語では「米国公認会計士」と呼ばれる事もありますが、日本では「USCPA」という呼称が一番使われます。
ちなみに、アメリカ国内では「US」とはつけずに単に「CPA」と呼ばれます。
USCPAはアメリカの公認会計士資格ですが、正確には「アメリカ○○州の公認会計士」という感じで州ごとの資格として認定されます。
また、アメリカで認定されているものなので資格を持っている州で会計事務所を開いて独立することはできますが、日本国内においては独占業務がないため開業はできません。
日本国内では「スキルや英語力を証明するための難関資格」という位置づけで、近年人気資格となっています。
USCPAになるためには、ライセンスを取得する必要があります。
そしてライセンス登録をするためには、まずUSCPA試験に合格する必要があります。
なので、
という手順となります。
USCPAになるための最大の関門は、試験に合格することです。
そのためには、まずUSCPAの受験資格を得ることが最初にやる事になります。
USCPAの受験資格は州ごとに異なっていて統一されていません。
ですが、ほとんどの州で以下の要件が必要となってきます。
・大学卒もしくは卒業見込み
・一定の単位数(120 or 150単位)を取得
・一定のビジネス・会計単位を取得
USCPAの受験申込をする前に、まず最初に「どの州に出願するか」を決める事になるのでまず自分が出願したい州もしくは要件を満たせそうな州を先に選択する必要があります。
ただ、日本に住んでいる人が受験できる州というのは限られており以下の5つに絞られてきます。
・ワシントン州
・ニューヨーク州
・モンタナ州
・グアム州
・アラスカ州
資格の価値や試験の内容はどの州でも変わらず統一されているため、上記の5つの州から自分の好きな州を選ぶ事になります。
多くの日本人はニューヨーク州、アラスカ州、グアム州を選んで受験しています。
高卒であれば、モンタナ州のほぼ一択です。
そして、自分が選んだ州の要件を満たして受験資格を得た後に受験可能となります。
USCPAの試験制度は他の資格試験と違い、以下のように色々と特徴的です。
試験会場:世界各国のテストセンター(日本は東京と大阪の2箇所)
試験日:ほぼ毎日
試験方式:CBT方式(PCで受験)
出題形式:MC問題(4択)とTBS(シミュレーション)問題
出題言語:英語
合格点:75点以上
科目合格制度:あり(1科目ずつ受験可能)
合格発表:年4回
受験料:約350ドル(日本受験の場合はさらに390ドル追加)
試験科目は以下のようになります。
コア3科目(必須)
・FAR(財務会計)
・REG(税法及び商法)
・AUD(監査及び証明業務)
選択科目3科目(1つを選択)
・BAR(ビジネス分析及び報告)
・ISC(情報システム及び統制)
・TCP(税法遵守及び税務計画)
ざっくり記載すると上記のような感じで、日本のポピュラーな資格試験に比べてかなり新鮮です。
USCPA試験の難易度は「比較的高い」というレベルです。
必要な勉強時間は約1000~1500時間ぐらいとなり、合格までの期間は1年~1年半ぐらいが目安となります。
日本の公認会計士試験よりは合格しやすく、簿記1級よりは少し難しいといったところです。
英語の試験で専門性もある程度高いため難易度が高く感じる人が多いでしょう。
ただ、社会人として働きながら合格できる資格なので仕事を辞めて専念するのはあまりおすすめしません。
独学で合格するのは現実的ではなく、USCPA予備校を利用する事がほぼマストになります。
USCPAの年収はどの業界で働くかによっても異なってきますが、全体的に高収入です。
USCPA1年目の場合、年収は400万~500万スタートくらいが相場となっています。
そこから7~8年ほど順調に仕事を続けていけば年収1000万円が現実的に見えてきます。
また、USCPAは転職を何度か繰り返しながらキャリアアップしていく傾向があるので、最終的にCFOやそれに準ずるポジションにたどりつくことも可能です。
その場合、1500万~2000万円ぐらいになる事も普通にあります。
業界によっても異なりますが、USCPAは高年収ポテンシャルが高い資格と言えます。
USCPAの年収レンジが高いのは、以下のような高年収業界で需要があるためです。
・監査法人(監査)
・監査法人(アドバイザリー)
・監査法人系FAS(MA&アドバイザリー)
・税理士法人
・コンサルティングファーム
・外資企業経理・財務(FP&A)
・大手グローバル企業の管理部門
USCPAに合格すると、上記のような業界や職種で活躍を狙えるようになります。
会計と英語を使って仕事をする場面が多くなるので、USCPAが求められているということです。
USCPAを取得するメリットとデメリットは以下のようになります。
メリット
・英語や会計だけでなくITやファイナンス・経営分析などを幅広く学べる
・難易度の割に年収の高い企業に転職できるので金銭的なコスパが良い
・海外就職が狙える
・洗練されていてかっこいいイメージを持たれる
・専門性とグローバル性の両方を兼ね備えた希少人材になれる
デメリット
・取得費用が他の資格に比べて高い(約100万円)
・試験に合格しても就職や転職が約束されているわけではない
・海外取引のない日本の中小企業ではほとんど知られていない
・日本では独占業務はないので、会計事務所を開業できない
・純粋な会計知識では公認会計士には劣る
メリット・デメリットを挙げましたが、狙う業界や職種を間違えなければデメリットはあまり気にならないレベルです。
USCPAは受験料が1科目10万円ほどするので高いですが、合格して転職して年収がアップすれば1年ほどで回収できます。
個人的には、メリットの方が遥かに大きなものなのでUSCPAをおすすめしています。
USCPAは資格の事にあまり興味がない世間一般においてはほとんど知られていません。
簿記検定・公認会計士やTOEICなどは多くの人に認知された資格ですが、それに比べるとUSCPAは世間の認知度はまだまだ低いのが現状です。
「アメリカの公認会計士?なんかすごそう!」という反応は返ってきますけどね。
ただ、上記で挙げたような業界の人たちはUSCPAをある程度分かっているため高く評価してくれます。
そういった意味では、USCPAは「ビジネスパーソンのための専門資格」と言ってよいでしょう。
また、USCPAは将来性のある資格で今後も伸びていく事が予想されますので世間的にも徐々に認知されていくのではないでしょうか。
]]>「他の資格と比べてみたらどうなんだろう?」
USCPAは公表されている情報が少ないため、難易度がどのくらいか分かりにくい部分があります。
今回は、個人的な経験と周りからの情報を総合してUSCPAの本当の難易度について解説していきます。
まず結論から言うと、USCPAの難易度は・・
・Aクラスの難関資格
という結果となります。
これは他の有名資格と比べてみても妥当なところです。
ちなみに、USCPAに合格するのに必要な勉強時間のレンジは1200~1500時間くらいです。
これは働きながらでも、簡単ではないですがなんとか合格できる水準の学習時間となります。
他の同じような難関資格でもこのくらいの勉強時間が必要になってくるようです。
ちなみに、USCPAの合格率は推定ですが15~20%ほどです(日本人の全科目合格)。
USCPAの難易度の位置づけを分かりやすくするため、他の有名な難関資格と一緒に偏差値ランキング化してみました。
資格名 資格難易度 ランク
司法試験 75 S
公認会計士 75 S
医師国家試験 75 S
弁理士 74 S
司法書士 72 S
不動産鑑定士 69 A
MBA(経営学修士) 69 A
税理士 68 A
アクチュアリー 68 A
1級建築士 67 A
CFA協会認定証券アナリスト 67 A
USCPA(米国公認会計士) 66 A
中小企業診断士 65 A
日商簿記検定1級 65 A
社会保険労務士 65 A
行政書士 65 A
実用英語技能検定1級 64 A
土地家屋調査士 64 A
地方公務員上級試験 63 A
気象予報士 63 A
証券アナリスト( CMA) 62 A
S級の超難関資格では絶対ないけれども、働きながらなんとか取得を狙えるA級の難易度群にいるのは間違いないですね。
さらに、USCPAとよく比較される他の会計資格や金融資格の難易度とも直接比べていきましょう。
USCPAと日本の公認会計士試験では、明らかに公認会計士の方が難易度は高いです。
公認会計士
勉強時間:3500時間
合格率:約10%
勉強時間からしてUSCPAの3倍は必要ですし、合格率もUSCPAより低い。
医師や弁護士と並ぶ超難関3大国家資格の一つとしても有名なので、USCPAを遥かに凌駕しています。
では、USCPAと簿記1級を比べてみるとどうでしょうか。
簿記1級
勉強時間:500時間~1000時間
合格率:約10%
勉強時間としてはUSCPAの方が上回りますが、合格率は約10%とUSCPAを下回っています。
簿記1級は深く狭く専門知識を試される試験なのに対して、USCPAは1級に比べると試験範囲や科目が広く基本的な論点を試されます。
USCPAは英語で4科目に合格しなければならないため、簿記1級より難しいと言えるでしょう。
簿記2級とUSCPAではどうでしょうか。
簿記2級
勉強時間:350~500時間(簿記初学者の場合)
合格率:20~30%
簿記2級はUSCPAの学習を始める前に取得する人も多いため、明らかにUSCPAよりは容易に合格できます。
USCPAと税理士では、やはり税理士の方が難しい事がわかります。
勉強時間:約4000時間
合格率:約20%(全科目合格達成)
合格率こそ約20%となっていますが、これは科目合格が生涯有効な事から来ているものと思われます。
全科目合格までに必要な勉強時間が明らかにUSCPAの3倍以上なので公認会計士並みの難易度ですね。
USCPAと中小企業診断士を比べてみると、若干USCPAの方が難しいと言えるでしょう。
勉強時間:約1000時間
合格率:5%(1次試験と2次試験のストレート合格)
中小企業診断士の最終合格率は低いですが、そもそもの必要な勉強時間がUSCPAよりも少ないです。
1次試験に合格すれば翌々年までは2次試験からチャレンジできますので、それも合わせると最終的な中小企業診断士の合格率はもっと上がるでしょう。
USCPAの場合は1500時間~2000時間ほど合格までにかかるケースもあるため難易度はUSCPAの方が高いと言えます。
USCPAと証券アナリスト(CMA)を比較すると、明らかにUSCPAの方が難易度は高いです。
勉強時間:200時間~500時間(1次試験と2次試験合計)
合格率:約50%
証券アナリスト合格に必要な勉強時間はUSCPAの1/3程度ですし、合格率も高いので差は明らかです。
ちなみに私は簿記1級と2級、証券アナリストを受験した事がありますが体感的にも大体上記のような感じです。
簿記1級⇒「問題自体はUSCPAより複雑!けどUSCPAの方がやる事多くて合格するのは難しいな」
簿記2級⇒「USCPAより明らかに勉強量も問題も楽勝!」
証券アナリスト⇒「USCPAよりも学習量が少ないしあまり悩む問題もないな~」
感じたのは、簿記1級よりUSCPAの方が学習ボリュームが多く確実に難しいということです。
USCPAが比較的高い難易度には以下のように様々な理由があります。
・出題や解答がすべて英語
・TBS問題やリサーチ問題など特殊な出題方式
・受験資格を得るための手間がかかる
・市販の情報が少ないため勉強方法に不安を感じる
・採点基準が抽象的なため手応えと結果が異なる事も多い
やはりUSCPAが英語の試験ということが一番大きいですね。
日本語の試験であれば、難易度や必要な勉強時間はもっと減少しているかと思います。
※「難しい」記事に流す
USCPAの科目別の難易度も気になるところですよね。
個人差はありますが、ある程度科目別の難易度は共通しています。
FARは約400時間の学習が目安となるので、全科目の中で一番時間を必要とする人が多いです。
AUDやBARの基礎となる科目でもあるため最初に受験する事が多いですが、日本人にとっては比較的取り組みやすいと言えます。
学習ボリュームは多い方ですが、基本の論点を抑えて地道に学習をしていけばFARでつまづくことはあまりないでしょう。
REGは税法と商法に分かれますが、英語が苦手な人にとって商法は難しく感じるでしょう。
逆に、税法はつまらなくとっつきにくいですが法則や語呂合わせ暗記などで効率よく学習していけば努力に応じて合格しやすい科目です。
勉強時間も200時間ほどで済むケースも多いです。
多くの人はAUDが一番難しいと感じているようです。
学習ボリュームは300時間ぐらいですが、監査の流れなど体系立てて理解しないとTBS問題などに上手く対応できなかったりして「沼」にハマってしまう事が多いです。
2~3度不合格を経験して挫折してしまう人もいたりするので、対策はしっかりした方が良いでしょう。
BARは新試験から始まったばかりなのでなんとも言えないところではありますが、blueprint(ブループリント)で難易度の高い応用問題の割合が多い事が分かっています。
旧FARの難しい部分の問題がBARに移ってきたということもあるため、暗記や簡単な理解だけで解答できる問題は少なそうです。
学習ボリュームは300時間ほどが基準となりますが、人によっては400時間ぐらいかけてもいいぐらいかもしれません。
CPA Evolutionによって2024年より選択科目ができるなど、大きく試験制度が変わりました。
BARやISC、TCPなどの選択科目はその分野の応用的な科目となります。
例えば、BARならBECよりも問題は難しくなっているでしょう。
しかし、その分FARやREGなどのコア科目の複雑な論点などは選択科目の方に一部移っているのでトータルの難易度はこれまでとあまり変わりはないかと思います。
加えて、今まで18か月有効だった科目合格の実績が30ヶ月に延長される見込みとなっています。 新試験になったばかりで戸惑いが多少はあるかもしれませんが、全体の難易度がこれまでより難しくなっているということはないでしょう。
]]>「出身大学はどこが多いんだろう?」
USCPAを受験したり合格する周りの人が、どんな状況でどんなスペックなのか気になりますよね。
今回は、予備校の合格体験記の合格者情報を元に合格者の出身大学や英語力・実務経験などのスペックを調査して集計し分析をしました。
サンプルが80人とあまり多くはないですが、十分参考になるかと思います。
まず、調査・集計でのUSCPA合格者の性別は以下の割合だった。
男性:70%
女性:30%
日本の公認会計士試験の女性合格者の割合は20~25%なので、USCPAの方が女性割合が高い。
私が監査法人時代に知り合ったUSCPAの人たちも女性が比較的多かったので、USCPAの方が女性に人気の資格とも言えます。
恐らく、USCPAの方が洗練されたお洒落なイメージがあるためかと個人的には推測しています。
サンプル80人に対して出身大学が判明したのは40人でしたが、ある程度の傾向はあります。
人数が比較的多かったのは、以下の大学でした。
・慶応大学
・中央大学
・同志社大学
・一橋大学
・京都大学
・立命館大学
全体としては有名国立大学や早稲田慶応、MARCHや関関同立など高学歴の人が多い印象です。
今回の集計ではMARCH・関関同立レベルの大学の人数が一番多かったです。
しかし、80人全体のサンプルとして見た場合、出身大学が不明の人も多く上記以外の大学の出身者もそれなりにいるので「高学歴じゃないと無理」というわけではありません。
実際、東大や京大の人でも2~3回不合格になっている人もいますし、大東文化大学やMARCH関関同立レベルの人で一発合格などスムーズに合格している人も結構見られました。
ちなみに、学部が判明したのはわずか4人でしたが理工学部や社会学部・文化学部など会計学とはほとんど縁のない学部の人がいました。
会計知識の有無に関しては、USCPAの学習を始める前にすでに簿記資格を取得している人が多く見受けられました。
簿記2級:約50%
簿記3級:約15%
簿記1級:約15%
会計知識なし:約15%
半数以上が簿記2級を取得してからUSCPAに挑戦しているケースが多いですが、会計知識がほとんどない人もいるため会計初心者でも目指せるという事がわかります。
ただ、個人的には最低でも簿記3級に合格するぐらいの知識を持っていた方がUSCPAの勉強(特にFAR)が非常に効率的になるのでおすすめです。
英語力に関しては、TOEICの平均が800点前後という結果が出ました。
とはいえ、TOEIC400~500点台の人も10%以上いましたので英語が苦手な人でもなんとかなるという事も分かります。
また、英語力があるに越したことはありませんが「英語力と合格率」にはあまり相関関係はないようです。
TOEIC900点以上の人でも全科目合格までに8回や10回受験している人もいますし、逆にTOEIC500点台の人で全科目スムーズに一発合格している人も結構いるからです。
「英語が苦手」というレベルでも予備校や勉強方法などの戦略を間違わなければ十分に合格できる試験です。
私自身、アメリカに留学経験がありTOEIC920点をとった事がありますが全科目合格するまでに計8回受験しました。
学習期間もトータルでは3年ぐらいかかっています(独学)。
金融機関出身者が12%ほどいましたが、業界に関しては比較的多岐にわたっています。
メーカーやコンサル、商社もまあまあ多かったです。
あとは、不動産、製薬に通信など様々な業界からUSCPAにチャレンジをしているようです。
ただ、経理職の人が比較的多かったのですが業界が不明な人が多かったため業界に関しては参考程度とさせていただきます。
事業会社で経理や財務の仕事をしている人は20%ほどいました。
普段の業務のブラッシュアップのためにUSCPAを受験する人も多いようです。
また、すでに監査法人に勤めている人や公認会計士として業務をしている人もちらほらいました。
それでも、営業やマーケティング・コンサルやコンプライアンス部門など会計実務未経験者の割合もかなり高かったです。
実際、経理職の人でも全科目一発合格している人は半数に満たなかったので実務経験があるから必ずしもすぐに合格できるというわけでもないということになります。
未経験からUSCPAを取得するのは十分に可能という事ですね。
そして、大学生の合格者も10%ほどいました。
昔は大学生でUSCPAに合格する人は皆無でした。
ただ、現在はUSCPAの認知度が上昇して就活に向けてのアピールなどで力を発揮する事が分かった人が増えたということでしょう。
USCPAは将来性があり今後も認知度が上昇し続けると予想されるので、大学生の受験者や合格者の割合ももっと増えていくでしょう。
合格者の受験回数については以下のような結果となっています(4回が一発合格)。
平均受験回数:6回
より実態を表した中央値:5回
一発合格者の割合:約50%
全科目を一発で合格するのは簡単ではない事がわかります。
受験者の半数は合格までに1~2回は不合格を経験することになります。
1度や2度の挫折で諦めない事が、全科目合格に大事なマインドです。
中には10回以上受験している人もいるので(最高は17回)、諦めずに根気強く継続する意識を持つことがUSCPAには必要と言えるでしょう。
合格までに学習期間で一番多かったのは18か月でした。
このことから、USCPA合格までに要するのは1年半という期間が目安と言えるでしょう。
ただ、学習期間については個人の仕事や家庭の事情などライフイベントの変化によるところも大きいです。
学習期間が3年の人や5年以上かかっている人もいますが、途中で中断しながら少しずつじっくりと合格を目指す人もいたりするからです。
また、会計実務経験がある人と未経験の人では学習期間にあまり差はありませんでした。
実務経験があるからと言って必ずしも有利とは限らないということですね。
ちなみに、勉強時間についてのサンプルが少なかったので参考程度になりますが1000時間~2000時間のレンジで大体収まっている感じでした。
もちろん、早い人では半年で合格したり700時間の勉強時間で合格している人もいるので人ぞれぞれと言えるでしょう。
今回はUSCPA合格者のスペックを色々な角度から統計的に調査・分析をしました。
母集団が多くはないため、あくまでも参考ですが傾向は大体つかめたかと思います。
英語力や実務経験などのスペックが高くても何度も不合格になる人もいる一方で、英語力が低くて会計知識があまりない人でもスムーズに一発合格する人もいます。
合格できるかは「このスペックが高いから絶対有利」というケースは少なく、色んな要因に左右されます。
最終的には、「しっかりとした受験戦略を確立して合格まで諦めずにコツコツと地道に学習を継続する事」がUSCPA短期合格に一番必要な事だということです。
]]>「試験全体としてはどのように準備をすればいい?」
今回は、USCPA試験に合格して監査法人への転職を成功させた私が試験対策と各科目の特徴などについて解説していきます。
まずは、USCPA試験全体に共通の対策についてお伝えいたします。
USCPAは特殊な試験なので対策することは超重要です。
まず、USCPA試験は他の資格試験と違って特殊な部分が多いです。
そのため、USCPA用の効率的な学習方法を確立することで早期合格ができるようになります。
何も考えずにやみくもにテキストを読んで問題演習をするよりは、先人の知恵を借りて効率的に学習した方が勉強時間も少なくて済みます。
なので、まずは勉強方法をある程度熟知した上で学習をスタートさせましょう。
USCPAは英語の試験の上、社会人が目指すケースが多いため途中で挫折しがちです。
しかし、受験チャンスが多いのが利点。
1科目ずつじっくりとチャレンジできるので、学習中はグローバルな自分に酔って自分のモチベーションを保つことが大切です。
USCPA合格までの期間が長期化すればするほどモチベーションが落ちてしまうので、自分なりのモチベ維持の要因を見つけましょう。
USCPAはCBT方式での受験なので東京か大阪のテストセンターで受験します。
この試験方式に慣れていない人が多いので、予め情報を集めておいた方が良いです。
事前情報なしにいきなり試験会場にいくと圧倒されて試験本番に集中しづらくなってしまいます。
試験本番の当日の流れは決まったルーティーンがあるので、それを覚えましょう。
USCPAにはMC問題とTBS問題の2つの形式で出題されます。
MC問題はいわば4択です。
対して、TBS問題は実際の業務を想定して文章や資料が与えられた状態で解答をすることになるためちょっと特殊です。
初めてUSCPAを受験する人は、このTBS問題に圧倒されてしまうため予備知識を仕入れながらTBS問題への対策を徹底的にやりましょう。
試験本番で不合格だった時は、次に向けて改善をしましょう。
幸い、USCPA試験では落ちた人にパフォーマンスレポートが発行されてどの項目が弱いのかなどを教えてくれます。
それを参考にして2回目の受験時に必ず受かるように改善をしましょう。
USCPA試験は時間との戦いでもあります。
MC問題は1問約90秒以内に解く必要がありますし、TBS問題もそんなにじっくり考えていられません。
いわば、基本的な論点や問題を早く理解する能力が求められるのです。
そのため、予め自分なりに科目別に時間配分を意識しながら学習することをおすすめします。
USCPAはPCの画面上で行われるため、本番の試験環境に慣れていない人も多いです。
なので、試験本番であたふたしないようにサンプルテストなどを受けて本番環境に慣れるようにしましょう。
画面のレイアウトや操作方法に慣れるだけで、解答するためのスムーズさが随分と違ってくるものです。
ここでは、USCPA試験の科目毎の特徴と対策を伝授していきます。
※必ずしもその通りになるとは限りませんのであくまでも参考程度にしてください
FARの主な特徴と対策は以下になります。
特徴
・簿記を中心とした計算問題が多い
・他の科目より必要な学習時間が多い
・他の科目の基礎となる重要なポジション
対策
・学習時間を他の科目より多めに設定する
・先に簿記3~2級の勉強をしておく
・本番環境に慣れることを重視する
・計算問題は毎日解く
・BARやAUDの前に合格しておく
AUDの主な特徴と対策は以下になります。
特徴
・理解しながら暗記が必要な論点が多い
・暗記するだけで得点源になる論点が多い
・比較的高いスキルレベルを求められる
・沼にハマる人はハマる
対策
・大枠を把握しながら学習する(監査とレビューの違いなど)
・TBS問題はがっつりと対策をする
・監査報告書と内部統制関連の問題は得点源にする
REGの主な特徴と対策は以下になります。
特徴
・商法と税法から出題されるが、税法の割合が高い
・TBS問題のほとんどは税法からの出題
・一旦理解して暗記すれば合格しやすい
・学習していてつまらない
対策
・面倒だが地道に暗記をする
・税務申告書を作成してみる
・個人・法人・パートナーシップなどの違いを理解する
・語呂合わせで控除項目などを効率よく覚える
・一番最後の科目にする
ここからは、選択科目についての解説になります。
ちなみに、おすすめの選択科目について時々聞かれることがあるのですが基本的にはBARをおすすめしています。
ただ、ITが好きだったり将来的にITにも深く関わる予定があるならISCをおすすめしています。
また、好きでなくても早期合格を目指している人であれば短期合格が可能なのでISCを選ぶのもアリです。
BARの主な特徴と対策は以下になります。
特徴
・比較的高いスキルレベルが求められる
・FARの応用編と考えた方が良い
・ビジネス分析などはやってて楽しい
対策
・先にFARに合格しておく
・TBS問題が難しめなので対策をしっかり
・公会計を得点源にする
ISCの主な特徴と対策
特徴
・MC問題の配点が6割
・単純な暗記で多くの問題が対応可能
・必要学習量が少ない傾向
対策
・MC問題を得点源にしてゴリ押しでいけるかも
・TBS問題は部分点をかき集めるぐらいでもアリ
・とにかくMC問題をやり込んで実力をつける
ISCの主な特徴と対策
※情報が集まり次第更新予定
##USCPAは対策をすれば怖くない
USCPA試験はすべてが英語で、試験の難易度もそれなりに高いので合格になかなか届かない人もいます。
しかし、正しく対策をして地道に学習を続ければ必ず合格できる試験です。
USCPAほど対策が大事な試験はありませんので、ネットや予備校などで情報を積極的に情報を仕入れましょう。
]]>「1200時間かければ必ずUSCPAに合格できるのかな?」
USCPAに合格するためにどのくらい時間がかかるのか、多くの人が気になるところです。
今回は、USCPAに合格した私が全科目合格に必要な勉強時間と効率化のコツについて解説していきます。
USCPAに合格するために必要な勉強時間は、1200時間が一つの目安と言われています。
私も自分の受験経験から、このくらいの学習時間がUSCPA合格の基準となるかなと感じました。
合格する人のレンジで言うと、1000時間~1500時間ぐらいが一番多いのではないでしょうか。
個人差はありますが、初学者でも1200時間USCPAの勉強をすれば確実に合格圏内に入るでしょう。
ただ、USCPAは比較的難関資格なので元々の会計知識や英語力などによって学習時間に大きな差が出てくる場合もあります。
1200時間が一つの目安ではありますが、700時間で合格する人もいれば2000時間ぐらいを要した人もいます。
どれだけ効率的に集中して学習をするかによっても変わってきますし、一度挫折してから再開したりするとまた同じ科目に時間をかける事になりトータルの学習時間が大きく増加してくる場合もあります。
とはいえ、自分の経験や周りの合格者の体験談をベースにすると700時間~2000時間というレンジで収まることはほぼ間違いないですね。
USCPAの勉強時間の目安が1200時間だとして、平日2時間・休日6時間の勉強をこなせば合格までの期間は1年となります。
実際の学習時間のレンジは700~2000時間ほどなので、学習期間のレンジは半年~2年というところです。
もちろん、中には4か月で合格する強者もいますし3年~5年かかる人もいたりします。
自身の環境が大幅に変わり、USCPAの学習を中断と再開の繰り返しで合格にたどり着く人もいるのです。
ただ多くの人は1年~1年半ぐらいで全科目する人が多いですね。
USCPAは4科目に合格する必要がありますが、科目によって必要な勉強時間はある程度変わってきます。
ここでは、トータルの勉強時間が1200時間だとした場合の各科目の勉強時間の目安を解説していきます。
FARは400時間の勉強が目安です。
FARは多くの人が一番最初に受験する科目であり、他の科目の土台にもなるので4科目の中で一番勉強時間を充てる必要があります。
FARで勉強したことが基礎となり、AUDやBARの受験の際に役に立つことも多いです。
特にUSCPAで最初に受験する科目の場合、勉強のリズム構築やTBS対策に時間がかかる傾向があります。
そのため、英語が苦手な人や会計初心者の人は500時間ぐらいとってもいいぐらいです。
AUDは300時間の勉強が目安です。
学習のボリュームとしてはそこまで多くはないですが、各論点や監査・レビューなどの流れの理解に時間をかけた方が良いです。
やみくもにMC問題を解きまくっているだけだと、なかなか受からない「沼」にハマる可能性があります。
時間をとって全体像をしっかりつかんでから試験に挑むのが良いでしょう。
REGは200時間の勉強が目安です。
商法と税法が出題されるのでつまらなくとっつきにくい科目ではありますが、暗記中心で独特の論点に慣れるとそこまで難しくはないです。
そのため、4科目の中では一番早い時間で合格できる傾向があります。
苦手意識がある人も多いでしょうが、ポイントを抑えていけば勉強時間が短縮できるでしょう。
BARは300時間の勉強が目安です。
2024年からスタートした科目なので勉強時間についてはある程度多めの見積もった方が良いです。
また、BARは応用力を試される科目なので出題される問題の難易度が高い傾向があります。
BECの時とは違い、シンプルな問題ばかりで終わることはないでしょう。
USCPAの勉強時間を他の資格と比較してみると、比較的難易度の高い資格という事が分かります。
ここでは、同じように働きながら合格を目指しやすい有名資格や会計資格と比べてみましょう。
公認会計士:3500時間
USCPA:1200時間~1500時間
簿記1級:500~1000時間
中小企業診断士:1000時間
社会保険労務士:1000時間
宅地建物取引主任者:300時間
行政書士:500~1000時間
FP1級:600時間
公認会計士のような超難関国家資格はUSCPAに比べて必要な勉強時間が多いことから、圧倒的にUSCPAより難易度が高い事が分かります。
ただ、勉強時間だけを見ると簿記1級や中小企業診断士などの有名難関資格よりも難易度が若干高いと言えるでしょう。
そのため、USCPAの資格難易度はランキング的には公認会計士や司法試験に劣るものの「Aクラスの高い難易度」と位置づけできます。
USCPAが比較的難関で1年~1年半ほどの学習が通常は必要な事が分かりました。
ここでは、勉強時間を少なくして効率的に合格できるためにやる事を解説していきます。
英語の得意な人も苦手な人も、USCPAの学習は日本語から始めると学習効率が良いです。
日本人が英語のテキストや問題集でいきなり学習を始めても少なからず「言葉の壁」があるため、内容が完全に頭に入りきらないものです。
特に学習の初期段階は日本語のテキストを読み、日本語で問題集を解ける環境があればトータルの勉強時間を短縮できるでしょう。
USCPA合格までに長期間かかる人に多い傾向として、インプットが多すぎるというのがあります。
特にUSCPAの場合はTBS問題など特殊な形式になっているので、論点を頭に入れる事にこだわるよりも問題を解くことに慣れる方が良いのです。
問題演習で解答すればその過程で解説を見る事にもなるので、テキストは自分の苦手なところや気になるところをゲリラ的にインプットするような使い方にしましょう。
効率を上げて勉強時間を短縮するために簡単な方法として、まずはFARから受験するということです。
USCPAでは簿記や計算問題などが出題されるFARが他の科目の土台となるため、先にFARに合格しておく方が他の科目の学習時間も減ります。
予備校の講義動画は全部視聴する必要はありません。
特に一番良くないのは、予備校の講義を聴いたり視聴するだけで勉強した気になって満足してしまう事です。
一番大事な勉強は「問題演習」なので、テキストと同じように苦手な箇所やテキストより動画の方が分かりやすそうな論点に絞ってゲリラ的に観る事をおすすめします。
###予備校を最大限に活用する/7-2
予備校を最大限に活用する事もUSCPAにかかる時間を減らすためには重要です。
予備校を上手く活用すれば良質な教材が手に入るし、疑問点も教えてくれるので悩んでいる時間が少なくなります。
また、受験資格を得るための作業やAICPA・NASBAからの試験についての変更点や最新情報なども予備校生ならすぐに手に入るのでUSCPAのために使う面倒な時間を減らすことができます。
私もUSCPAになんとか合格しましたが、当時は独学だったためかなり時間と年数がかかりました。
大学時代に受験をしてBEC合格後にAUDに落ちて挫折してしまい、その後社会人になってから全科目に合格したので勉強時間や期間は平均よりも長い方でした。
大学時代はサボりながら2年ほど少しずつ勉強を継続し、主にBECとAUDの学習でトータル500~800時間ほどは勉強していたと思います。
当時は受験資格を得るための作業や、色んな科目の洋書テキストをつまみ食いしながら慣れない感じでUSCPAの学習をしていたので勉強時間は正確ではないですが。
社会人になってからは、約3か月に1科目合格を目標にして1年で達成できたので1000時間ぐらいの勉強時間でした。
そのため、期間としてはトータル3年で勉強時間は1500~1800時間ぐらいでの合格となります。
]]>新卒で入社した会社を1~2年で退職をすることで、USCPAを評価してくれないと思っている人が多いようです。
その逆です!
今回は、第二新卒でのUSCPAの転職需要について解説していきます。
第二新卒の状態でUSCPAに合格しても「転職先は見つかるのかな・・」と心配になる人も多いかもしれません。
これは逆で、実際は社会経験が多少なりともある若いUSCPA合格者を色んな企業で欲しがっています。
USCPAに合格している人は、若い人ほど評価される傾向が強いからです。
もちろん、需要があるのはUSCPAという資格を評価してくれる業界に限りますが高年収の企業が多いです。
第二新卒ならまだ20代前半という人が多いかと思うので、若くてUSCPAに合格しているという事に自信をもって欲しいです。
特に強調したいのは、
「若さ×社会人経験×USCPAは最強」
ということです。
普通の第二新卒の場合、スキルや経験でアピールできるものが少ないため大手や高収入業界に行くのは厳しい場合もあります。
ただ、第二新卒というステータスにUSCPAが加われば話は全く別になってきます。
USCPA合格という武器があると、第二新卒という立場が逆に有利になると言ってもよいぐらいです。
なぜならUSCPAを活かせる業界というのは、若くて社会経験があって会計と英語に詳しい人を求めているからです。
では、実際に第二新卒のUSCPA合格者が有利になる業界は以下のように沢山あります。
・監査法人(監査業務)
・監査法人(アドバイザリー業務)
・監査法人系FAS
・税理士法人
・外資系経理・財務
・大手グローバル企業経理・財務
・コンサルティングファーム
・金融機関
上記のように、USCPA合格後に転職候補となる業界は高収入が狙えるところが多いです。
加えてUSCPAは外資系やグローバルで活躍できる企業での採用が多く、そういう会社は早めに転職をするような人を多く受け入れます。
「新卒で入った会社を早めに辞めてしまって不利にならないだろうか」という心配をあまりする必要がないということです。
逆に20代前半~中盤の若い人が沢山活躍している会社も多いので、社会人経験が多少なりともあって若い人を欲しがっています。
特にBIG4などの監査法人は第二新卒でやる気のあるUSCPAを常に欲しがっているので、転職活動の際は積極的に狙っていった方が良いです。
私もUSCPAに合格して監査法人に転職をしましたが、多くの監査法人の職員は公認会計士試験経由で入所している人が多く社会人経験がない人も多いです。
そのため、社会人経験があるUSCPAで若ければ法人側にとっても多様性のある人材を活用できるため需要がものすごくあるのです。
監査法人は未経験で入所する人がとても多いので、第二新卒でスキルや経験に自信がない人でもUSCPAがあって若ければ大歓迎のムードです。
第二新卒でUSCPA合格を狙うためには、主に2つのケースがあります。
1つは、在学中に科目合格をしておいて一旦就職をするケースです。
これには在学中に全科目合格を目指していたけど間に合わなかったケースも含まれます。
就活のアピールのためUSCPA合格を目指していたが、就活までに全科目合格できなかった人もいるでしょう。
また、就活が落ち着いたタイミングで卒業までにUSCPAの勉強をはじめる人もいるかもしれません。
いずれにせよ、卒業後もUSCPAの学習を継続して就職した会社に所属しながら全科目合格したタイミングで早めに条件の良い企業に転職を虎視眈々と狙うのもアリですね。
大学生のうちにUSCPAは目指しておらず、とりあえず就職してからUSCPAを目指すというケースも多いです。
人によっては、新卒で内定した企業があまり自分の志望度が高くなかったというケースもありますよね。
もしくは志望度高くて入社した会社が実は色々と理由でハズレだったとか・・。
もしそこから早めに抜け出したければ、USCPAに合格すれば一気に逆転が可能です。
1~2年ぐらいは現在の職場でなんとか頑張りながら、合格をした瞬間に転職エージェントなどに登録してUSCPAの資格を活かせる職場に行く事は十分可能です。
第二新卒だと色々と不利になる要因も多いと言われたりしますが、USCPAに合格すれば逆に第二新卒が有利な武器に変わります。
第二新卒として社会人を送っている人で「こんなはずじゃなかった・・」と思っているならUSCPAを是非おすすめします。
また、すでにUSCPAにチャレンジをしている人なら合格後の転職に自信を持ってもらいたいです。
第二新卒でのUSCPA取得に少しでも興味があるなら予備校の説明会参加や転職エージェントの登録など少しの行動を起こしてみましょう。
]]>「いつから学習を始めるのがいいのかな?」
今回は、就活でUSCPAを大きな武器とするために大学在学中の合格を狙うための学習スケジュールについて解説していきます。
USCPAを目指すにあたっていつから受験するか、学習を開始するかというのは「どの州に出願をするか」というのに大きく左右されることがまず前提にあります。
日本人がUSCPAの出願先に選べる州というのは現在のところ以下の5つと決まっています。
・ワシントン
・モンタナ
・グアム
・ニューヨーク
・アラスカ
この5つの州のすべてが大学在学中に受験できるわけではなく、就活を開始するまでに全科目合格もしくは科目合格までもっていきたいのであればモンタナ・グアム・ニューヨークの3つの中から選択するのが良いでしょう。
これに関しては、どの州を選ぶかは自分の自由なので大きな問題にはならないです。
大学生がUSCPAの受験を狙う大きな理由の一つとして、「就職活動の大きなアピール」として競争を勝ち抜きたいというのがあります。
実際、私も大学在学中に受験資格を得て就活開始までに1科目だけですが合格しました。
1科目だけでも履歴書に「米国公認会計士試験科目合格」とさらっと書くだけで面接担当者は注目してくれます。
結果的に、自分の就職活動は内定率約50%という満足のいく数字を残すことができたので周りと大きく差をつけることができたと実感しています。
就職活動を始めるまでにある程度の科目に合格しているためには「大学生になってから早めに受験計画を立てる」というのが超重要となります。
もちろん、大学生がUSCPAを狙うのは就活のためだけではない人もいると思います。
ただ就活を意識するのであれば、受験資格を得る事ができる時期をしっかりと見極める必要があります。
実際に多くの人が意識し始めるのは大学3年になってからでしょう。
特に資格をアピール材料にしない人にとっては、普通の人はそのぐらいのペースで問題はありません。
ただ、特にUSCPAを就活の武器にしたいのであれば受験州などの兼ね合いで大学3年になる前から考えた方が確実に有利です。
では、就活前にUSCPA試験に全科目合格しているという理想的な状態に持っていくためにはいつから準備を開始するのが良いでしょうか?
答えは大学2年生からが目安です。
もちろん、大学の勉強やアルバイトの忙しさなど個人の置かれた環境によってUSCPAの準備をスタートした方が良い時期は異なります。
3年になって就活を意識し始めてからUSCPAの準備や学習をし始めて上手く行く人もいます。
ただ、当然ですがUSCPAに合格するための下調べや学習の開始は早ければ早いに越したことはありません。
理想は大学2年生からと言いましたが、大学に入学した瞬間からUSCPAを目指すならもっと最高の未来が待っているのは言うまでもないでしょう。
一部の企業は早いところであれば、3年生の10月あたりからエントリーを開始するところもあります。
狙っている業界や企業にもよりますが、理想的には秋のエントリースタートの直前にはUSCPAに完全合格していることが望ましいです。
そのため、3年の春~秋に受験をして早々に合格を勝ち取ってエントリーシートや履歴書に書ける状態にしておくのがベスト!
出願州によって異なりますが、ニューヨーク・グアム・モンタナ州は3年生の段階で受験をすることも可能です。
もちろんこれは理想なので、4年生になる直前までに合格していれば十分に本選考に間に合うので有利に進めることができます。
「4年生になってからUSCPAを目指し始めたのでは就活に間に合わないから意味ない?」
そんなことはないです。
4年生のどのタイミングに目指し始めるかによってもUSCPAの有用性は変わりますが、まだこれから就活であれば「USCPAを勉強中」というのでもアピールにはなります。
また、就活が終わって卒業までのタイミングで合格したなら内定をもらって入社した会社で活かす機会もあることでしょう。
社会人になってからよりも卒業間際でもいいので大学生のうちにUSCPAに合格しておけば、新卒で入った会社の異動や任される業務などで有利に働きます。
また、仮に新卒で入った会社がブラックだったり思っていたのと違っていた場合は第二新卒でUSCPA合格実績を存分に活かすことができます。
その場合、USCPAががっつり評価されるので新卒で入った企業よりも条件の良い会社で働ける確率も上がったりします。
1年~4年までのどこかのタイミングでUSCPAを目指し始めても、その後のキャリアに有利に働くのは間違いないので就活に間に合わないからといって悲観する必要は一切ありません。
自分も大学在学中(3年次)からUSCPA合格を目指していましたが、在学中のUSCPA学習スケジュールの例を以下のようにまとめてお伝えしておきます(就活へのアピールを前提とした場合)。
大まかなスケジュール
・理想的には1年生のうちからUSCPAについて知り始める
・2年生になった段階でUSCPAの学習を開始するのが望ましい
・3年次の春~秋には受験資格をゲットする(ニューヨーク・モンタナ・グアムのどれか)
・4年生になる直前までの完全合格を目指す
1日の勉強についてのスケジュール
・学校の授業の日は1日2~3時間の学習を確保する
・土日など休日は6時間以上勉強することが望ましい
・アルバイトが入っている日は無理をせず30分~1時間の勉強でよし
・上記を実践すると1年ぐらいで1000~1500時間の学習時間を確保でき合格ラインに達する(予備校利用はマスト)
さらに具体的な1日の学習スケジュール例(平日の場合)
・起床してから大学の授業の1コマ目が始まるまでに1時間の学習(通学中・カフェ・図書館などを活用する)
・昼休憩時は30分スマホなどで問題演習ができると良い(1人の場合)
・大学の授業終了後にバイトが入っている場合は直前まで図書館で1時間ほど学習
・授業終了後に予定がなければ、大学図書館か予備校の自習室で2時間ほど学習して帰宅
・もしくは自宅に戻って夕食前と夕食後に合わせて2~3時間の勉強をして終了
結構ざっくりしたスケジュール例にはなりますが、大学生であればバイトを沢山入れてない限りは社会人よりも学習時間の確保がしやすいと思います。
取得している授業の数にもよりますが、空き時間を有効活用すれば平日でも4時間ぐらいの学習も可能でしょう。
一番理想的なのはアルバイトはせず大学の授業以外の時間はUSCPAの学習だけに専念することです。
しかし、予備校代や受験料などUSCPAの取得費用も安くはないのでバイトしながらという人もいるでしょう。
ただ、アルバイトや友達とのある程度の遊びを入れてもスキマ時間や休日の学習の専念次第で十分に1年ほどで合格ラインの勉強時間に持っていくことは可能です。
仮にUSCPAに対する準備が遅くなって就活開始までに完全合格とはならなかった場合でも、十分に就活の武器にはなります。
1~2科目でも合格していれば履歴書にかけますし、英語や会計の素養があることを企業側にそれとなく証明できます。
私も在学中の完全合格を目指していましたが、就活開始時には1科目しか合格できませんでした。
それでもUSCPAの効果は書類選考や面接などで十分に評価してもらえたので、USCPAを知るのが遅くなった大学生の方もまずは情報収集から始めてみてみましょう。
]]>「そんなに価値のある資格なの?」
USCPAが自分にとって役に立つかどうか心配な人も多いと思いますが、私はUSCPAに合格をして転職に成功して人生が変わりました。
今回は、私の人生が変わった体験談とUSCPAの魅力について解説していきます。
ここでは、USCPAで人生が変わった私のエピソードを学生時代~転職成功までお伝えしていきます。
USCPAに興味を持ち始めたのは、当時アメリカ留学していたカレッジで履修した会計の授業がきっかけでした。
それまでは、簿記検定も受けた事がなく会計の勉強はほとんどした事がありませんでした。
でもビジネス専攻だったため多少は興味があったので一番優しい初歩の会計クラスを取ってみる事に。
そしたら・・・ものすごく気分が良かったんです。
気分が良いという表現も変ですが、最初のテストでクラス最高点をとって先生にみんなの前で発表されたんですよね。
それまでそういう経験をした事がなかったため、「気持ちいい~!アカウンティングって面白い!」となり会計の授業が楽しみになりました。
また、当時の先生もBIG4で働いた経験がある人で勉強に対する考え方が合理的で好きだったのも要因の一つでした。
会計学の授業でアカウンティングに目覚めてから、USCPAという資格の存在を知りました。
これも先生が授業中にBIG4で働いていた時の話を時々していたので、それがきっかけで「会計士はBIG4で働くものなんだな!」と会計業界を知ることとなります。
留学していた当時は卒業後の就職も見据えていたので、「在学中にUSCPAに合格すれば周りに差をつけて就活でアピールできるかも!」と思い少しずつUSCPAの事を調べ始めて受験する事を決意。
USCPAを目指す事を決めてからは、まず受験資格を得るのに結構苦労しました。
在学中かつ就職活動を開始する前に合格できるようにしたかったので、今では日本人が受験できないヴァーモント州に出願して4年制大学の3年次に編入をした直後に受験ができました。
最初に受験したのは、今ではなくなったBECでした。
当時はUSCPA受験に対するノウハウがあまりなかったため、「簡単そうな科目から受けていこう~(当時のBECはMC問題のみ)」と考えて受験。
効率的な受験順番のセオリーを無視ですね(笑)
車で近くのテストセンターに行って、ドキドキしながら初受験をしてなんとか合格(81点)!
勢いづいて次にAUDを受験して、これも手応えがあった方だったのですが・・・74点で不合格(これは結構ショックでした・・)。
続くFARやREGも60点台で不合格・・。
この時点で、「USCPA受かる気がしない!」と戦意喪失。
そうこうしている間に就職活動の時期に。
USCPAにちゃんと合格して就活に挑めなかったのは心残りでしたが、就活は終わってみれば成功でした。
ボストンキャリアフォーラムや東京キャリアフォーラムなど、日本の大学生とはルートの異なる就活でしたが10社ほど面接を受けて以下の6社に内定(すべて日本勤務)。
・BIG4監査法人
・銀行2社
・大手メーカー経理職
・コンサルティングファーム
・システム開発会社
他の留学生と差をつけるべく、自分なりにWEBエントリーシートや履歴書・面接対策などをしたおかげもありますが「USCPA科目合格」というのが活きたのを実感しました。
USCPAの事を大きくアピールはしておらず、履歴書にさらっと書いただけですが内定をもらった先が金融や会計に関わる業界が多かったので面接でも結構盛り上がりました。
想定していたよりも内定を貰う事ができたので、色々と迷った結果銀行へ就職する事に決めました。
今思うと、最初からBIG4に行っていれば良かったのではないかと思いますが結果オーライです!
ただ、気が付くとUSCPAの事は完全に諦めていました。
無事にアメリカの大学を卒業して、日本に帰ってきて新卒で銀行に勤務しました。
銀行では融資案件の与信審査や企業分析をしていました。
財務諸表周りなど会計知識が必要となってくる業務だったので、USCPAの勉強をした事が明らかに役に立ちました。
海外案件にも時折携われたりしてそれなりにやりがいのある仕事だったのですが、残念ながら家庭の事情で退職をすることに・・。
そしてしばらくブランクを経てから、派遣社員として社会復帰。
銀行を辞めてからリーマンショックで大不況に陥った事もあり、正社員での転職は厳しくとりあえずコールセンターで派遣として働くことに。
そしてUSCPAに1度挫折して後悔していた事と、「ここから人生逆転するなら再びUSCPAしかない!」と思い再受験を決意。
当然、昔合格したBECは合格実績が失効してしまっているので4科目にまた挑まなければいけませんでした。
今思うと無謀でしたが、一度受験経験もあったのでTACのBecker教材コースに申し込んでほぼ独学で再び勉強。
平日は朝出勤前にPCでMC問題を解いたり、帰ってきてから2~3時間ぐらいは勉強をしていました。
休日は合格までに完全に休んだ日はなく、少なくとも5~6時間は必ず勉強をしていました。
ただ、1度挫折しているので「受かる気がしない」という感覚は頭の中にありました。
それでもMC問題を何週も解いて、できる問題が増えていき少しずつ自信をつけて3~4か月毎に1科目ずつ試験に挑みました。
その結果・・
BEC:81
AUD:83
FAR:76
REG:77
2度目の挑戦は奇跡的に全科目一発合格する事ができました。
自分でも信じられない感覚でした。
USCPAに奇跡的に合格をして少しだけほっと一息ついた後、転職活動を始めました。
今回は全科目合格したので、転職エージェント経由で迷わずBIG4を含めた複数の監査法人に応募。
留学していたので英語力はある方でしたが、ブランクがあるのと派遣社員というスペックだったのでBIG4は残念ながら内定を貰えず。
リーマンショック後の大不況中で監査法人にとっても冬の時代というのも、最大級の要因でした。
しかし、その中でも中堅監査法人の面接を突破してなんとか監査法人に転職をする事ができました。
後にBIG4に転職する事にはなりましたが、この中堅監査法人では国際部に所属していたので今までにない面白くて刺激的な業務経験を積むことができました。
・IPO監査
・リファードワーク(海外案件)
・通訳・翻訳
・アジア各国やアメリカの人たちと一緒の現場で業務
・通常の日本基準での監査
・研修講師
などなど、自分がUSCPAであるという利点を最大限に活かせたキャリアでした。
中堅監査法人では面白い人も多く、残業時間などもメリハリがついていたので良い職場でした。
ただ、「BIG4で働きたい」という意識は常にあったので実務経験を積んだ状態ならいけるんじゃないかと考えるようになりました。
加えて、USCPAのライセンスも取得したのでそれをきっかけに再び転職エージェントを訪ね、BIG4の金融部に応募して内定!
BIG4の金融部では、中堅監査法人とはまた違った監査業務を経験できて年収も上がっていきました。
そして数年勤務した後、独立。
派遣社員の時にUSCPAに再挑戦していなければ、BIG4にたどり着くことは確実になかったでしょう。
間違いなく人生変わりました。
さて、これほど自分の人生を変えてくれたUSCPAの魅力ってなんでしょうか?
私が考えるUSCPAの大きな魅力は3つあります。
USCPAは他の資格に比べて、難易度の割に高年収を稼ぎやすいという特徴があります。
・公認会計士よりも難易度が低い
・でも公認会計士と同じくらいの年収ポテンシャルがある
USCPAはそこそこ難関ぐらいで、「超難関」資格ではないです。
受験料が高くて予備校利用もほぼ必須なので、トータルの取得費用は他資格に比べると高くなる傾向がありますがそれでもコスパが良い!
転職先は基本的に高年収業界が多いので、取得費用に対して十分におつりが返ってきます。
公認会計士や簿記などに比べるとまだUSCPAはマイナー資格の部類に入りますが今後さらに知名度は上がってくる予想されます。
・昔より日本人が受験しやすい試験制度になっている
・グローバル化が加速する一方なので英語需要が高い
・以前よりも日本での認知度が高くなってきたので評価されやすい
USCPAを受験する人が増えると、企業の採用担当もUSCPAを知っている人が増えます。
その結果USCPAが評価されやすくなり、さらにUSCPA受験が人気となるという好循環が生まれています。
USCPAに合格もしくは勉強をすることで様々なスキルや知識を得ることができて転職もできます。
・勉強する事で会計や金融・ITなどの知識が身につく
・勉強する事で自然とビジネス英語力が向上する
・合格する事で転職可能性が大きく広がる
USCPAはデメリットを遥かに凌駕するメリットを持つ資格です。
USCPAが魅力的で人生を変える可能性が十分にある資格というのは、自分自身が一番実感しました。
今現在、キャリアアップしたい人やくすぶってる感が強くて逆転を狙っている人などはまずはUSCPAについて知るために行動を起こすことをおすすめします。
・USCPAの予備校を調べてみる
・簿記や英文会計をちょっとだけ勉強してみる
・USCPA合格後のキャリアや試験制度などを理解してみる
自分も大学時代、ちょっとの興味から始まってUSCPAについて調べ始めてたらいつのまにか受験を決意していました。
ゆっくりで良いのでちょっとずつ動け続ければ、人生はいつの間にか変わります。
]]>「逆にUSCPAのデメリットってある?」
今回は、USCPAを目指して取得する事で得られるメリットとデメリットの両方を解説していきます。
※筆者:USCPAとして中堅監査法人とBIG4に勤務経験あり
USCPAを目指して取得する事は様々なメリットがあります。
学習中、合格した時、ライセンスの取得後などで色んな良い事が待っているのがUSCPAです。
USCPAは何といっても、会計知識と英語スキルが「同時」に身につくのが最大級のメリットです。
ここが大きく簿記や公認会計士と異なるところです。
現在のビジネスシーンでは1つのスキルだけを突き詰めていくより、スキルを組み合わせて「スキルセット」としてキャリアアップしていく方が多くの場面に対応できるので重宝されます。
・英語はできるけど専門知識がない
・会計には詳しいけど英語はダメ
日本においては、この両方を満たすことができる唯一の資格がUSCPAと言えます。
USCPAの会計知識自体は、簿記1級や公認会計士に比べると浅いのは否めませんが英語を組み合わせることで「英語×会計」として自分の持つ会計知識の希少性を一段上のレベルへ押し上げてくれます。
試験勉強中は「英語スキルを向上させよう」なんていう余裕はなく、とにかく苦労しながら問題を解いていくことになりますが合格してから自分の英語力が大きく上昇した事に気づくのです。
USCPAの英語スキルについてはリーディングのみが必要とされますが、実際のビジネスの現場でも「まとまった英文を早く理解できてレスポンスできる」ということが一番大切になってきます。
英語と会計力が上昇するだけでもUSCPAの大きなメリットではありますが、その他の知識も否が応でも学習を進めていくうちに身につくことになります。
・ファイナンス
・経済
・IT
・商法
・税務
・経営・財務分析
もちろん、選択科目をどれにするかによって学べる知識の深さに差はありますがコア3科目だけでも上記の基礎知識は身につきます。
ちなみに、社会人が身につけるべきスキルは以下の3つと言われています。
・英語
・会計
・IT
USCPAの学習に取り組むことによって、社会人にマストなスキルが一気に身につくということになりますね。
試験勉強をする事によって様々なビジネスシーンに対応できるスキルや知識が身につくのは大きなメリットとなります。
10年以上前までは「マイナーな資格」というポジションでしたが、日本で受験ができるようになってからは人気になりUSCPAの認知度はかなり高くなってきたのを感じます。
さらにSNSやyoutubeなど、オンライン環境が今後もさらに進化していくことでコミュニケーションの垣根が少なくなりグローバル化がますます進んでいく事は必至です。
「USCPA=グローバルな資格」というのは間違いないので、USCPAがさらにポピュラーな資格になっていき企業の採用側にとっても認知度が上がり資格の評価が上がっていくでしょう。
現在でもすでに特定の業界や職種などで高い評価となっていますが、USCPAを取得しておけば今後さらに評価される時代がやってきます。
これは企業の採用担当に言われる言葉ではなく、USCPAをあまり知らない人に対して説明すると「すごい!」と言われることが多いです。
また、ライセンスを取得して「米国公認会計士」と記載された名刺を取引先の人などに渡すとこういった反応になる事が多く話題のネタにもなります。
世間一般の人はUSCPAという言葉を知らない人がほとんですが、「アメリカの公認会計士資格」というと「アメリカの資格でなんか洗練されててすごそう!」という認識になるようです。
日本の公認会計士の方が難易度が高いというのも世間的にはあまり知られておらず、「英語を操れる難しい会計の専門家」みたいな感じでインパクトがあるのでしょう。
私自身も、友人や知り合った人とふとした瞬間にUSCPAの事を話すと「アメリカの公認会計士!?なんかすごい!」という反応が返ってくることがほとんどです。
「日本の会計士試験の方が全然難しいんですけどね~」と大体返してますが(笑)
USCPAの最大級のメリットの一つとして、「難易度の割に高年収ポテンシャルがとても高い」という事です。
これは自分がUSCPAに合格して転職活動もうまく行ったことで実感しました。
例えばUSCPAの主な転職先の一つである監査法人の場合、入社してからはUSCPAと日本の公認会計士の年収の差はほとんどありません。
公認会計士試験の方が3倍ほど難易度が高いのですが、USCPAで監査法人に入所しても待遇は同じなので少ない労力で監査法人の高年収を得ることができたわけです。
もちろん、監査法人に限らずUSCPAを求めているのは外資系企業や大手グローバル企業にコンサルティングファームなど一般的に高年収な業界となっています。
USCPAと同じくらいの試験難易度でここまで高年収を狙える資格というのは他にないような気がします。
転職市場や社内競争においても、周りのライバルと差別化を図れるというのもUSCPAの魅力です。
日本では英語ができて会計知識も操れる人材が多くはないので、必然的に取得することで周りのビジネスパーソンにない武器をゲットする事になるからです。
例えば、「簿記の知識があって経理ができる人」というと日本には沢山いますが「英語を使って経理ができる人」となると割合はガクンと落ちます。
私が働いていて監査法人内でも同じで、「英語ができる公認会計士」というのはなかなかいませんでした。
USCPAは万人受けする資格ではなく「とがった資格」なので、これが逆にメリットとなり差別化となるのです。
転職市場においても、こういった英語と会計知識を両方持った希少な人材が求められる場面が多いのです。
USCPAには上記で解説したようなメリットがありますが、「尖った資格」なのでもちろんデメリットもあります。
USCPAはFARという科目で簿記の知識が問われるわけですが、簿記1級に比べたらFARの簿記の難易度は低いです。
とはいえ、簿記2級よりは難しいので1級と2級の間ぐらいのレベルとなります。
USCPAも「公認会計士」ではありますがその割には簿記の知識は1級よりも浅いのです。
そのため、簿記を突き付けて経理畑でずっとやっていきたいということであればUSCPAよりも簿記1級を狙った方が良かったりします。
あまり英語を必要としない企業なら、USCPAよりも簿記1級を高く評価するでしょう。
USCPAは今後も認知度がグングン上昇していく将来性のある資格ではありますが、やはり公認会計士試験に比べるとマイナーなのは間違いないです。
企業の採用担当者でもUSCPAに対する理解は増えてきていますが、運が悪いと「USCPA?何の資格?どのくらい難しいの?」という反応になる場合もあるかもしれません。
また、公認会計士試験に突破すればほぼ確実に監査法人に入所できますがUSCPAの場合は景気やタイミングなどによってあまり監査法人に必要とされない場合もあります。
「監査法人は公認会計士試験に突破して入所する」というのが昔から主流なので、USCPAはあくまでも少数派です。
そのため、「試験合格=必ず就職・転職」という事であれば公認会計士試験にチャレンジした方が良いかもしれません。
そして、USCPAは日本においては独占業務が全くないのもデメリットです。
公認会計士であれば、日本で会計事務所を開業する事ができますがUSCPAはアメリカの資格なのでアメリカ(ライセンスを持っている州)でしか独立開業ができません。
そのため、USCPAを活用して独立するのであれば会計事務所以外の道を模索することになります。
USCPAのメリットとデメリットを解説してきましたが、個人的にはデメリットを遥かに凌駕するメリットを自分自身が享受してきたと自負しています。
合格するのには結構苦労しましたが、転職活動に成功して周りと差別化してキャリアップができたので自分の人生が大きく変わりました。
みなさんもUSCPAのメリットとデメリットをご自身で見極め、メリットの方が大きいと思ったなら行動を起こしてみる事を強くおすすめします!
]]>「諦めたくなる場面ってどういう時なんだろ?」
USCPAは合格すれば大きく人生が変わるポテンシャルのある資格ですが、難易度もそれなりに高いので撤退する人も当然います。
今回は、自分自身の挫折経験も交えながら「USCPAからの撤退」について解説していきたいと思います。
USCPAは公認会計士試験ほどの超難関ではないですが、「比較的難関」な部類に入ります。
そのため、最初は意気揚々と目指し始めても途中で挫折する人も多いです。
もちろんこれは、USCPAだけではなく他の資格試験でも合格する人の裏で挫折して撤退する人が沢山います。
USCPAの日本人合格率は公表されてはいませんが、全科目に合格する人の割合は20%前後か、それ以下と言われています。
公認会計士試験よりも簡単ですが、簿記2級よりは確実に難易度が高いのでこの20%ぐらいという数字は妥当なところでしょう。
単純に考えると、受験者の80%以上の人は脱落しているという事になります。
もちろん、試験に落ちても何度も挑戦して長い期間を経て合格を勝ち取る人もいるので正確な挫折率は図れません。
それでも、受験者の大半は4科目合格にたどりつかずにそれぞれの理由で撤退をしているのでしょう。
私の周りでも、USCPAを諦めた人がいるので挫折する事は恥ではありません。
##USCPAを諦めた周りの人の理由/1-7
自分の周りでUSCPAを途中であきらめた知り合いは2人いました。
BIG4監査法人にいた頃の後輩はすでに公認会計士資格を保有していたにも関わらず、以下の理由で撤退してました。
・英語がほとんどできない
・残業が多くて学習継続が難しい
・公認会計士資格を保有しているから取得できなくても支障はない
公認会計士で監査実務もバリバリやっていたため、FARはなんとか頑張って合格しましたがやはり英語が相当苦手とのこと(それでもFAR合格はすごいですが)。
自己啓発的な感じで目指し始めたので、それほどハングリー精神はなく挫折というよりは「USCPAはもう受けなくていっかな~」という感じでした。
次に、アメリカに留学していた頃の軽い知り合いは日本に帰ってきてからUSCPAを目指したが挫折したそうです。
・1科目も合格していない
・会計知識は全くなし
・アパレル系の仕事
そこまで親しい友人ではなかったので、知り合いを通して聞いただけですが結構早めに挫折したみたいです。
USCPAは会計初心者でも十分に合格できる試験ですが、それでも挫折する人が大半ということですね。
USCPAを諦めて撤退する人は多いですが、どういう理由で「無理だ~!」となってしまうのでしょうか?
これは、私の経験上から言えることは複数あります。
他の資格試験だとあまりない理由ですが、USCPAの場合は「受験資格を得るのが一苦労」と感じる人も多いです。
USCPAの受験資格を得るには学歴審査や不足単位の取得をしなければなりません。
私はアメリカの大学卒だったため、学歴審査はありませんでしたがそれでも初めて尽くしの手続きだったので受験資格を得た瞬間はまるで試験に合格したかのように嬉しかったです。
まあ、さすがにこの段階でUSCPAから撤退する人は少ないでしょうがそれでも「きつい!」と思ってしまうのも事実です。
これはUSCPAを挫折して諦めるには十分な理由となります。
自分も1度目のUSCPA挑戦で、自信のあったAUDに74点で落ちた時はかなりショックでした。
自信があった科目で落ちると、次に何をすればいいのか分からなくなってしまいます。
本当は冷静になれば改善点は見つかるはずなのですが、自信の科目に落ちたショックでネガティブな考えばかりが浮かぶようになってしまうんですよね。
こういう事がきっかけで、「自分にはもう無理かも・・」なんていう気持ちになってしまいます。
就職活動や転職活動など、もちろんそれだけにとどまらず自分にとって試験以外で忙しくなってしまい単純に継続する余裕がなくなる事もありますよね。
・科目合格まで行ったが突然残業が増えて学習がストップした
・家庭の事情で勉強を継続していくのが難しくなった
USCPAは一定の勉強スケジュールを確保してリズムを崩さないようにしないと合格は難しいです。
そのため、多忙になり「しばらくUSCPA受験はきつい・・」となり最終的に諦めてしまうケースもあります。
挫折をなるべく感じずにUSCPAの学習を継続するにはどうしたらいいのでしょうか?
「USCPA無理だ~」とならないようにするには、
・学習スケジュールをきつめに作らない
・一発合格前提で計画を立てない
・なるべく朝に学習をする
こういった事で、挫折せずに継続できる可能性は高くなってきます。
何か上手くいかないような事が起こってしまいそうなら、それに対してバッファをもうけてUSCPAにチャレンジするのが良いでしょう。
特に、CPA Evolutionで試験制度が2024年から変わり科目合格の有効期間が延長されたので今後は今までよりも学習期間を長くしてゆるく挑戦できるようになります。
そのため、USCPAの挫折率は全体として今までより減少する事が予想されます。
もし、USCPAから撤退するとしたらいつ頃が適切なのでしょうか?
これに関しては、自分が「本当に無理!」と心底思った時が撤退するタイミングでしょう。
ただ、あえて言うなら個人的には「2度踏ん張ったけどダメだった後」というのがベストではないかと思っています。
USCPAに挑戦して、きつい事が1度もなくスムーズに全科目一発合格する人はそこまで多くはありません。
完全合格までに1~2度は不合格を経験する人も多いでしょう。
もちろん、不合格きっかけだけではなく家庭の事情や仕事などの環境の変化で撤退する人もいるでしょう。
そういう時に「学習継続は難しくなりそう・・でもまだ頑張ってみよう!」と1~2回は考え直す事をおすすめします。
USCPAの場合、合格ギリギリラインにいると運の要素も入ってくるので1度~2度の挫折で諦めてしまうのはもったいないです。
「再び頑張り始めたらトントン拍子にうまく行った」という事もあるので、個人的には3度目の正直までは頑張った方が後悔はないかと思います。
USCPAから撤退しても、時を経て再びチャレンジして最終的に合格を勝ち取る人もいます。
なので「撤退=完全な諦め」とは限りません。
その時の自分は「もう無理だ・・完全に撤退しよう」と思っていても、また再挑戦する事もありえるのです。
自分がまさに一度USCPAから完全撤退した人間ですが、環境の変化や「諦めずにやりきっていなかった後悔」などがきっかけとなり数年後にUSCPAにチャレンジをしました。
1度目は上手く行かず「受かる気がしない」という感じで辞めてしまいましたが、2度目はトントン拍子に全科目一発合格をして人生が変わりました。
なので、1度挫折して撤退してもまたチャンスは来る事もありますので「撤退しても失敗ではない」と個人的には思えます。
もし撤退を決めたのであれば、そこから考える事やできる事はいくつかあります。
USCPAの受験を辞めるのであれば、別の資格にチャレンジをしてみるのも一つの選択肢になるでしょう。
その場合は、以下の資格がおすすめです。
・簿記1級もしくは2級
・TOEIC
・証券アナリスト
会計知識を得たいなら簿記1級を取得すれば評価は高いですし、純粋に英語力を上げたいならTOEICが良いでしょう。
また、USCPAの勉強をしていると金融よりの知識に興味が湧いてくる事もあるので証券アナリストもおすすめです。
これらの資格は難易度や費用という観点などからUSCPAよりはとっつきやすく、なおかつ評価される資格です。
USCPAに今まで使っていた時間を現在の仕事に投入するというのは大いに有効です。
心機一転、新たな気持ちで今の仕事のやり方を考えてみたりブラッシュアップしてみるとまた違った発見があるでしょう。
また、資格の勉強ではなく「現在の仕事のための勉強」をすることで結果的に自分のキャリアアップにつながる事も多いです。
自分の仕事で普段やっている事の勉強なら、頑張った事がそのまま効率的で質の高い仕事に直結します。
「実は自分にとって良いのは資格を取ることではなく、目の前の仕事を頑張る事だった」というケースは結構あります。
とりあえず転職候補の案件を見てみるというのもアリです。
USCPAには合格せずとも転職エージェントに登録や相談をすることはできます。
自分が気になっている業界や職種で、USCPAがなくても意外と応募できたりする案件もあります。
「自分の職歴じゃUSCPAがないと・・」と自分では思っていても、他人から見ると案外価値があったりして分からないものです。
登録しなくても案件をなんとなく眺めてみるだけでも、とりあえずやってみる価値はあるでしょう。
###しばらく余暇を楽しむ
撤退した後は、しばらく会社の仕事以外は頑張らずに空いた時間を徹底的に楽しむというのが単純に一番いいのかもしれません。
USCPAで悩んで煮詰まって撤退した直後は、今までの悪い流れをリセットして気持ちや体力を元に戻す期間も必要です。
試験勉強で頑張っていたんですから、逆にしばらく頑張らなくてもいいのではないでしょうか。
思いっきり休んで余暇を楽しむというのも、次のステップへの良い充電になります。
USCPAに挫折したり撤退して諦めることは一つのイベントとして捉えましょう。
撤退する事は人生の失敗ではありません。
また、一度撤退してもまた挑戦したくなる機会が訪れるかもしれません。
私はUSCPAで人生変わりましたが、人生はUSCPAだけじゃないです。
USCPAに挫折しても合格しても、将来は分からないものです。
]]>